リード獲得とは?見込み顧客を増やす方法一覧。始め方~ナーチャリング方法まで解説
リード獲得とは、これから顧客になる可能性が高い見込み客を獲得することをいいます。効率的なリード獲得は、企業の売上向上に直結します。
この記事では、リード獲得の重要性や獲得方法などを解説します。成功事例もご紹介しますので、ぜひリード獲得施策の参考にしてください!
■合わせて読みたい資料:リードを増やしたい方へ
→3つのステップで始める!オンラインからのリード獲得術
目次[非表示]
リード獲得とは?
リード獲得とは、これから顧客となり得る「見込み顧客」を獲得することをいいます。少なくとも氏名、メールアドレス、電話番号、会社名と連絡が取れる個人情報を獲得できればリード獲得となります。
ここでは、リード、つまり見込み顧客とは何かについて詳しく解説します。
リードとは?
リード(lead)には、「先導する」「案内する」「きっかけ」「手がかり」などの意味があります。マーケティングで使われるリードは、きっかけや手がかりの意味合いが強く、今後顧客になる可能性がある「見込み顧客」のことを意味します。
リード(見込み顧客)は、商品・サービスを認知していない潜在顧客、商品・サービスを認知している顕在顧客の両方を含みます。
商品・サービスを認知してもらい、必要な情報提供により顧客育成を行うことで購入するまで検討度が高まり「顧客」となります。
リード獲得の目的
BtoB企業がマーケティングを行う目的は、売上アップさせることです。
そのため、リード獲得の目的は、自社の商品・サービスに興味を持ち、購入する可能性が高いリードをできるだけたくさん集めることです。たくさんのリードを獲得しても、商談化しなければ売上にはつながりません。そのため、数だけでなく、質(購入する可能性の高さ)も加味する必要があります。
リード獲得の方法
ひと昔前まで、企業が訪問して商品・サービスを売り込むオフラインの施策が主流でした。しかし、インターネットが普及したことで企業の担当者がオンラインで情報収集するようになった現在では、Webサイトを土台に、検索エンジンやWeb広告、SNSから集客して、お問い合わせや資料請求を促すオンライン施策が重要視されています。
ただ、業界や年代によって、主要な情報収集のチャネルは異なりますので、どちらか一方ではなく、自社のターゲットの情報収集方法、ターゲットの検討度に合わせて施策を組み合わせることが重要です。詳しくは後の章で説明します。
リード獲得後にすべきこと
BtoB企業の場合は、決裁フローの関係から、リード獲得後すぐ購入とはならず、購入までの検討期間が長くなる傾向にあります。そのため、リード獲得後に課題解決に役立つ情報を提供するなどして、自社商品・サービスへの理解度や購買意欲を高める「リード育成」、購買意欲が高まったリードを見つける「リードの分類」が必要になります。
購買意欲が高まった状態で営業担当に引き渡すことで、商談が進みやすくなるのです。多くのリードを獲得した上で、育成を行うことが最もマーケティングの効率がよく、目指すべき理想の姿になります。
なお、リード獲得は「リードジェネレーション」、リード育成は「リードナーチャリング」、リードの分類は「リードクオリフィケーション」とも表現されます。
リード獲得方法一覧:オンライン施策
オンラインのリード獲得の一連の流れは、Webサイトに集客し、魅力的なコンテンツを得るためにフォームを通じてリード情報を提供してもらう流れです。つまり、リード獲得のためのオンライン施策では、集客の手段と、目的となるコンテンツに分かれて考えます。
オンラインでのリード獲得の具体的な施策は以下の7つです
【集客手段かつコンテンツ】
- オウンドメディア(SEO)
【集客手段】
- Web広告
- SNS
- 外部メディア
【コンテンツ】
- ホワイトペーパー
- ウェビナー
- オンラインカンファレンス
それぞれについて解説していきます。
①オウンドメディア(SEO)
企業ブログなどのオウンドメディアを使って、自社の商品・サービスを知らない潜在顧客にお役立ち情報を発信することで、課題解決のためにインターネットで情報収集している見込み顧客を集客できます。SEO対策により、自社サイトへの流入を増やしていきます。
リード獲得については、このような購買行動を狙った施策になります。
- 見込み顧客がビジネス課題を解決するために必要な情報を提供することで、メディアのファンになってもらい、いつか会社としてサービス導入検討が進んだ際に候補にあげてもらう
- 記事に関連する調査レポートやワークシートをホワイトペーパーとして提供する
オウンドメディアは顧客の態度変容を緩やかに促す長期施策になります。ただ、近年はBtoBでもインターネットにより情報を集める人が増えているため、欠かせない施策です。
関連記事: 【超入門】オウンドメディアの意味とは?編集部が伝えたい運用メリット
②Web広告
Web広告とは、オンライン上に掲載できる広告で、リスティング広告・動画広告・ディスプレイ広告など幅広い形式で広告を発信できます。
Web広告は、細かいターゲティング設定ができるため、自社が狙っている属性の顧客を集客できる手段です。広告文や画像では、商品・サービスの資料・ホワイトペーパーのダウンロード、セミナー申し込みなどを訴求し、関心のある人を集めます。
広告によるリード獲得には、専用のランディングページの活用が有効です。広告の訴求文で興味を持った見込み顧客へは、その課題感に直接回答するページへ誘導した方が、商品やサービスの購入や申し込みを検討してもらいやすくなります。
【主な広告の種類】
- リスティング広告:検索エンジン上に掲載される広告
- ディスプレイ広告:サイトやアプリ上に表示される広告で、バナーで表示されることが多く、バナー広告とも呼ばれる。
- 動画広告:動画配信サイトに掲載する広告。画像やテキストよりも、多くの情報を伝えられるメリットがある。
関連記事: 【初心者必見】広告の種類とは?特徴を徹底調査
③SNS
SNS(Instagram・Facebook・Twitter・LINEなど)を活用する、集客方法です。
最近は、検索エンジンだけでなく、SNSから情報を得る人が増えています。SNSはリアルタイム性が高く、情報発信のスピードが早いです。さらに、他のユーザーの投稿を自分のフォロワーや友達にシェアできる機能があり、拡散力が強いことが特徴です。
SNSで自社のオウンドメディアの記事、セミナー情報等の情報発信を行うことで、情報収集していない潜在層にもアプローチできる可能性が広がります。自社のターゲットとなる人が多く使っていると予想されるSNSを選び、情報を発信しましょう。
関連記事: BtoB向けSNSマーケティングの効果的な活用手順を徹底解説【事例付】
④外部メディア
外部メディア、つまり他社が運営しているメディア(媒体資料ポータルサイト)にホワイトペーパーやサービス資料を掲載してもらう方法です。多くの場合、メディアでホワイトペーパーやサービス資料がダウンロードされたら、リード件数に応じて費用を支払うシステムになっています。
企業担当者は複数の商品・サービスを比較検討します。そのため、自社サービスに関連するワードで検索上位に表示されているメディアがある場合、自社が狙った顧客層のリード獲得ができる可能性が高いです。
自社サイトだけでは、目標とするリード獲得数の達成が難しい場合に検討してみるとよいでしょう。その際、メディアの閲覧者層と自社のターゲットがマッチしていることが重要なため、選定にあたっては、媒体自体のターゲットや集客方法を確認することをおすすめします。
⑤ホワイトペーパー
ホワイトペーパーとは、企業がビジネス課題を解決するためのお役立ち情報をまとめた資料のことです。自社のサービスサイトや企業ブログなどに掲載し、リード情報を登録してもらう代わりにホワイトペーパーを提供するリード獲得施策です。
自社の商品・サービスに関連するお困りごとについてのホワイトペーパーを作成することで、購入する見込みの高いリード獲得が期待できます。
関連記事:ホワイトペーパーとは?顧客が欲しくなる資料の書き方
⑥ウェビナー
ウェビナーとは、Webとセミナーを合わせて作られた造語で、オンライン上で開催されるセミナーのことをいいます。遠隔地の人も参加しやすく、全国の幅広いリードの獲得が期待できます。
一般的には広告やSNSで集客し、ウェビナー申し込み時にリード情報を登録してもらうことでリード獲得します。また、すでにリード獲得している見込み顧客にメルマガでウェビナーを案内することで、リード育成にも活用できます。
ウェビナーは手軽に参加できるため、一般的にセミナーよりは質が下がるとはいわれていますが、オンラインで情報を探している方には有効です。新型コロナウィルス感染症の流行により、ウェビナー開催する企業が増えてから、全国どこにいても参加できる手軽さも相まって、ニーズが高まっています。
関連記事: セミナー集客のコツとは?弊社担当者が伝える成功させる方法
⑥オンラインカンファレンス
オンラインカンファレンスは、オンラインで行われる大規模なイベントなどのことです。Web上で複数の企業の講演が聴けるほか、出展社と参加者がチャットでやりとりできるなど、一度で沢山の情報を獲得できるため、積極的に情報を取り入れたいと考えている顧客に需要があります。
見込み顧客がオンラインカンファレンスに参加したい場合、リード情報を登録して申し込みします。オンラインカンファレンスの主催者がスポンサー企業や登壇企業へ、当日の参加者や講演視聴者をリードとして提供することで、リード獲得できる仕組みです。
最近はオンラインカンファレンスの開催自体が増えています。イベントの来場者層が自社に合っているか見極めた上で、出展イベントを選定しましょう。
リード獲得方法一覧:オフライン施策
オフライン施策はBtoBの場合、主に認知を促す施策です。リアルで認知を促し、インターネットでの検索行動を促したり、詳しい情報を知りたい場合はWebサイトに誘導したりして、オンライン施策に繋げます。
主なオフラインでのリード獲得施策は、以下の7つです。
- セミナー
- 展示会
- タクシー広告
- DM
- テレアポ
- マスメディア
- 看板広告
それぞれについて解説します。
①セミナー
リアルでセミナーを開催し、名刺交換・アンケートの回収により、リードを獲得します。
ただ最近は、リアルのセミナー集客についてもウェビナー同様、Web広告やメルマガなどオンライン上で行われることが多く、申し込みの時点でリード獲得できている場合も少なくありません。
リアルで行うメリットは、セミナー後の懇親会開催などで親睦を深めることができる点です。ターゲットを絞って親密な関係を構築したい場合はリアルの開催が有効になります。
関連記事:初めてでも失敗しない「BtoBセミナー」開催の極意
②展示会
展示会は東京ビックサイトや幕張メッセなど、展示会会場で沢山の企業がブースを構えて自社製品をアピールするイベントです。名刺交換やアンケートによりリード獲得ができます。
各社の最新情報をまとめて得たいと考える企業や、オンラインでの情報収集を苦手とする顧客へのマーケティングも可能です。展示会には、同業他社などさまざまな企業も参加しているため、他社の訴求や戦略を調査する機会にもなります。
関連記事:BtoBの展示会・セミナーを運営するなら、読んでおきたい記事まとめ
③タクシー広告
タクシー広告は、近年BtoB企業での活用が増えてきたマーケティング施策です。タクシーは富裕層の利用も多く、決裁者へのアプローチに特に有効な手法になります。
BtoBの仕組み上、担当者が良いと思っていても、上司が許可しなければサービスの導入にはなりません。タクシー広告により、決裁者の認知を獲得しておくことで、決裁を通りやすくすることが期待できます。
関連記事:タクシー広告って実際どうなの?ferret Oneにおける取り組みの「効果」と裏側を公開!
④DM
FAXや郵便によるDMの送付は、インターネットで情報収集をしない層にアプローチしたい場合に有効です。
メールの場合、開封してもらえずスルーされたり、目を通さず捨てられてしまうことも少なくありません。DMの場合は直接手元に届けることで、問い合わせのきっかけ作りに役立ちます。
関連記事:DMがBtoBでも効果的な理由とは|開封率と反応率を上げる方法を解説
⑤テレアポ
BtoBでは、テレアポもリード獲得の手段の1つです。ただし、テレワークが普及してきた背景や電話に抵抗のある人が増えてきている現在では、全く接点のない企業へのテレアポによるリード獲得はあまり推奨できません。
効果的なのは、Webサイトからお問い合わせや資料ダウンロードなどのCVしてもらった後の電話です。CV直後は購買意欲が高まっており、話に応じてもらえ、アポイントを獲得できる可能性も高いのです。
テレマーケティングを取り入れる際は、ただ電話するのではなく、「どのような顧客に、どのようなタイミングで電話すれば、アポイントを獲得できるのか?」仮説を立てた上で実行しましょう。
関連記事:テレアポは本当に時代遅れ?Webを併用した今どきの戦術
関連記事:インサイドセールスのやり方解説!成果最大化のコツとは【入門編】
⑥マスメディア
テレビCMなどのマスメディアは、多くの人に、一気に認知を広げるのに役立つ施策です。BtoBの場合は。サービス導入までに長い検討期間が必要になるため、CMを見たことが直接的な購入要因にはなりませんが、リード獲得のきっかけ作りに有効です。
特に事業を急成長させるフェーズの潜在層にリーチを広げるタイミングで、テレビCMを打つのが効果的です。興味を持ってもらい、指名検索を増加させて、お問い合わせや資料ダウンロードのきっかけを作ることができます。
関連記事: BtoBにおけるマスマーケティングの効果的な活用方法とは?
⑦看板広告
看板広告は意識していなくても目に入るため、商品・サービスについての認知を広げることができる施策です。効果的な看板広告の場所は、公共交通手段の看板や、街頭の看板、サイネージなどです。目立つ場所や、人の目線を集めやすい場所、面積が大きくなると広告費用は高くなります。
看板を見てすぐに問い合わせるというケースは多くはないですが、必要になった場合に想起してもらいやすくなるため、機会を増やすという意味で効果的な施策です。
自社が打つべきリード獲得施策を見つける方法
紹介したリード獲得施策を全て取り組むのは、リソースとコストの観点からなかなか難しいでしょう。自社に合ったリード獲得施策に優先的に取り組むことで、より効率的にリード獲得してくことができます。
ここでは、自社に合ったリード獲得施策を見つける方法を紹介します
- リードの解像度を高める
- カスタマージャーニーマップの作成
- 活用できるコンテンツの棚卸
- 競合のマーケティング施策を調査
- 費用対効果を計算する
①ターゲットを定める
獲得すべきリードがどのような人物になるのか、ターゲットを明確にしましょう。
その際、ターゲットはできるだけ詳細に設定しておくと施策を行うチャネル選定やコンテンツの内容の精度を上げることができます。
BtoBの場合、担当者が独断で商品やサービスを導入するわけではありません。背後に導入を決定する企業が存在しています。そのため、課題感やニーズを見誤らないように、「個人」と「組織」2つのペルソナを設定することが重要です。
- 商品・サービスを探している現場担当者や上司など「個人ペルソナ」
- 実際に商品・サービスの導入を決定する「組織のペルソナ」
▼詳しいペルソナの設定方法はこちらの記事を参考にしてみてください
→【初心者向け】ペルソナシートの作り方|BtoBで使える無料テンプレ
②カスタマージャーニーマップを作成する
各プロセスごとに課題感やタッチポイント、コンテンツなどを図示した「カスタマージャーニーマップ」を作成します。ターゲットが設定出来たら、ターゲットがどのような道筋で商品・サービスを検討し、導入に至るのか、ターゲットになったつもりで考えてみましょう。
リードの検討度によって課題感も異なり、欲しい情報も異なります。検討段階に応じたコンテンツをタッチポイントで届けることで、次の検討フェーズに移ってもらえ、リードを効率的に獲得できるのです。カスタマージャーニーにより、その流れを可視化します。
▼カスタマージャーニーマップの具体的な作り方はこちらの記事を参考にしてみてください
→カスタマージャーニーマップの作り方とは?弊社の作成手順を解説
③活用できるコンテンツの棚卸し、カスタマージャーニーに当てはめる
カスタマージャーニーマップで確認した「コンテンツ」について、自社にすでにあるコンテンツを活用できないか検討しましょう。
ブログ記事や営業資料、ホワイトペーパーなど社内の情報を棚卸して、活用できそうなものを選別していきます。
足りないコンテンツも出てくるでしょう。その際は、検討度の高い明確層に響くコンテンツから作成すると、売上にすぐにつながるためおすすめです。
④競合のマーケティング施策を調査
競合他社がどのようなマーケティング施策を実施しているのか調査して、自社に活かせそうな集客方法や施策がないか探してみましょう。すでに実績を出しているリード獲得手法があれば、参考にすることで同じように成果を上げることができるかもしれません 。参考にしながらカスタマージャーニーに記載した施策をブラッシュアップしていきます。
また、他社の訴求内容も確認することで、比較されたときに選んでもらえるように、自社の訴求をブラッシュアップするのにも役立ちますので合わせて確認します。
▼競合調査について、こちらもぜひ参考にしてみてください
→【基本】競合調査の方法とは?すぐ実践できるフレームワーク集
⑤施策の優先度を付ける
カスタマージャーニーマップの中、検討度の高い層を獲得する施策を優先度高く実施していきましょう。
その中でも、どの施策が効果的かを見極めたい場合は費用対効果を計算します。
CAC=費用÷顧客企業数
どのチャネルがコストをかけずに新規顧客を獲得できているか、費用対効果の高いチャネルを選定する方法の1つが、CAC(顧客獲得コスト)をみることです。CACは顧客企業1社を獲得するために必要な総額コストで、人件費や広告費など全て含んだコストを指します。
似た言葉にCPAがあります。CACは広告やプロモーション単位でかかった費用の費用対効果を示す一方、CACは事業全体としての費用対効果をみることができます。
▼CACの詳しい計算方法や改善方法はこちらで詳しく解説しています。
→顧客獲得コスト(CAC)とは? BtoBビジネスでの活用ポイントと運用・計算方法
リード獲得後は検討度を高めていく「リードナーチャリング」
BtoBの場合、お問い合わせ後すぐに購入には至りません。
そのため、リード獲得施策だけ進めていては商談が生まれず、売り上げに繋がりません。長い検討期間で顧客の検討度を高める「リードナーチャリング」を合わせて行う必要があります。
リードナーチャリングとは
リードナーチャリングとは、リードを育成するという意味で、リード獲得後に見込み顧客を育成し、検討度合いを引き上げていくプロセスです。メールなどでアプローチし、顧客にとって有益な情報を提供します。自社の商品・サービスへの理解を深め、購入意欲が高まるまで育成した段階で、営業担当に引き渡し、商談へと発展させます。
リードナーチャリングの進め方
リードナーチャリングは下記の手順で進めます。
- 獲得したリードのCV・検討度ごとにアプローチ方法を設定する
- アプローチするリードの優先順位を決める
- リードナーチャリング施策実行・改善
アプローチ方法は、例えば以下のように考えていきます。
- Webサイトからサービス紹介資料資料がダウンロードされた場合具体的な導入サービスを選定し、検討度が高いと判断されるため、当日荷電する対応をとる。
- ホワイトペーパーダウンロードの場合は、個人的な勉強や情報収集段階で検討度が低い可能性が高いため、ターゲットに合致した場合のみ当日荷電する。
ただ、リード数が多い場合には荷電等のアプローチするためのリソースが不足する可能性があります。その場合は、より確度の高いリードに絞り込んでアプローチを行う必要があります。
対応方法が決まったら、施策を実施しながら改善点を見つけ、より良いアプローチ方法を見つけましょう。
▼リードナーチャリングについて、詳しくはこちらで解説しています
→リードナーチャリングとは?施策一覧と成功事例
検討度の高いリードを見つける「リードクオリフィケーション」
リードナーチャリングを行って検討度を高めることができたら、検討度の高い顧客を見つけていく「リードクオリフィケーション」を行って商談に繋げていきます。
リードクオリフィケーションとは
リードクオリフィケーションとは、リードの中から購入期待度の高い顧客を選別し、最適な部門・担当者へ引き渡すプロセスです。
どのような行動をとったら検討度が高くなっているといえるかという基準を見つけ出し、できるだけ自動化していくことがポイントになります。
リードクオリフィケーションの進め方
リードクオリフィケーションは下記の手順で進めます。
- 購入期待度の高いリードを定義する
- リードナーチャリングで検討度の高まったリードを抽出する
- アプローチ実施・営業への引き継ぎ
- 効果検証・改善
カスタマージャーニーマップを元に、改めて商談に繋がる購入期待度の高いリードを定義しましょう。購入期待度の高いリードを見つけ出すのは、MAツールを使ってホットリードを抽出するなど、ある程度自動化することができます。
実際に購入期待度の高いリードが見つかれば、アポ打診し、アポが獲得出来たら営業担当に引き継ぎます。
どのような行動をしていたら、どのような課題感なら購入期待度の高いのか?商談した営業に商談時の様子をヒアリングしながらすり合わせしていくと、より正確に購入期待度の高いリードが見つけられるようになりますので、必ず効果検証はおこないましょう。
▼リードクオリフィケーションについて、詳しくはこちらで解説しています
→リードクオリフィケーションとは?進め方と失敗しないコツ
リード獲得のBtoB企業の成功事例
リード獲得の成功事例について、ご紹介します。
▼もっといろいろな成功事例を知りたいという方は、ぜひこちらをダウンロードください!
→BtoBリード獲得事例集
新規事業のリード獲得施策
課題 |
新規事業でリード獲得するためのリソースやノウハウが不足していた |
結果 |
事業KPI達成。マーケティング人員強化。 |
キリンビバレッジ株式会社のスムージーと健康セミナーをオフィスにお届けする法人向け福利厚生サービス「KIRIN naturals」のマーケティング事例です。
新規事業立ち上げに伴い、オンラインからのリード施策を目指す
既存事業は営業が足を運んで開拓するオフラインのリード獲得が中心でしたが、訪問できていない企業から高いニーズが見込まれる新規事業「KIRIN naturals」の立ち上げにあたり、オンラインからのリード獲得を目指すこととなりました。
しかし、少人数体制かつ、オンラインからリード獲得するためのノウハウが不足しているという課題がありました。
Webサイト制作後、ノウハウ提供をうけてマーケティング実施
そこで、新規事業に適したWebサイトの制作からリード獲得施策の運用体制の定着までを一貫してサポートを受けられる「ferret One」を導入。
BtoBマーケティングを進めるためのノウハウ提供を受けて、マーケティング施策を展開した結果、リード獲得とそこからの受注を生み出す仕組みの構築に成功。事業のKPIを達成することができ、事業のマーケティング人員の増強も実現されています。
オウンドメディアからのリード獲得
課題 |
コーポレートサイトの更新に時間がかかり、最新の情報がすぐ発信できない |
結果 |
CV数・セッション数が前年比200% |
Shopifyを利用した自社ECサイト構築など、ECサイト全般に関わるサービスを提供されているトランスコスモス株式会社の事例です。
Webサイトから狙ってリード獲得できるWebサイトの運用環境を整える
Webサイトからのリード獲得は、コーポレートサイトの問い合わせ窓口からの問い合わせに対応するのみで、能動的にWebサイトからのお問い合わせを増やしていく施策ができていませんでした。そこでferret Oneでサービスサイトを構築し、その中にオウンドメディアを開設して、リード獲得を狙いました。
オウンドメディアを通じた素早い情報発信でリード獲得に成功
ノーコードCMSを入れたことで、マーケティング部門だけでなく、他部署にも記事投稿してもらうなど、スピード感をもって情報発信が行える環境作りに成功。
また、Webサイトのデータからユーザーの興味・関心の移ろいを察知してLPの訴求やブログ記事の内容をチューニングするなど、コンテンツの内容についてもPDCAも早く回せるようになりました。
その結果月間セッション数が20,000件超、CV数50件程度、セッション数もCV数も前年比200%超と大きく成長されています。
Web広告からのリード獲得
課題 |
ノウハウ不足により、Web広告の成果が出ず、獲得リードは月に数件。 |
結果 |
リード数100件/月に増加、CPA約70%削減 |
リアルタイムで情報更新できるデジタルサイネージ「LOOOK(ルーク)」を提供する株式会社ランドスキップの事例です。
Web広告運用に課題
リード獲得施策として、Web広告を実施していました。
ただ、月にリード獲得数件と思うように成果が出ず、さらにBtoBノウハウ不足から問題点の洗い出しができないという課題を抱えていました。
アドバイスをもらいながら施策を進める
BtoBマーケティングの課題解決サービス「ferret One」を導入。BtoBマーケティングのアドバイスをもらいながら、施策を進めていきました。
CMSでLPを量産し、LPのターゲット別の出し分けを行うなど、Webサイトを使った施策によりリード数が月100件に増加。リードが増えたことで、CPAも約70%削減に成功しています。
リード獲得施策にお悩みなら「ferret One」
弊社の提供する「ferret One」は、BtoB企業のリード獲得の課題をまるっと解決できるサービスです。
リード獲得に必要な要素をワンストップで提供
まずはリード獲得に必要な戦略と施策をご提案。施策を実行するためのWebサイトも貴社の商品・サービスに合わせて、リード獲得しやすい設計で制作・リニューアルいたします。
マーケ人材がいなくてもOK 施策実行サポートが充実
進めたい施策がたくさんあるのに、少人数体制でリソースが足りない。そんな組織の方にはferret Oneが記事やホワイトペーパーの作成代行もいたします。
貴社の手足となり作業リソースを削減することで、施策の実行スピードを加速します。
▼リード獲得に必要なノウハウとツールを貴社の課題に応じて提供します。ご興味のある方はぜひ資料をご覧ください。
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リード獲得は売上に繋がる顧客へのアプローチが重要
リード獲得は、これから顧客になる可能性が高い見込み客を獲得することです。リードを獲得後は、顧客の検討度を上げていくリード育成を行うことで、商談の成功率を向上させられます。
しかし、正しく施策を行わないと、自社のターゲットでない顧客ばかり獲得して、育成もできないという自体になりかねません。
そのため、リード獲得を成功させるためには、自社のターゲットに合ったアプローチ方法を見つけることが重要です。売上に繋がる顧客像を明確にして、そうしたリードにアプローチできる施策を見極めましょう。
オンラインからのリード獲得の方法を詳細に解説した資料もありますので、記事と合わせてご活用ください!
→3つのステップで始める!オンラインからのリード獲得術
もしも自社にあったリード獲得が分からない、施策がうまくいかないという場合は、「ferret One」をご検討ください!
ferret Oneは、リード獲得に必要なノウハウとツールを貴社の課題に応じて提供します。ご興味のある方はぜひ資料をご覧ください。