Webマーケティングの費用とは?外注や各マーケティングの料金相場
Webマーケティングは、自社だけで行えば料金はかかりませんが、社員のリソースを大きく割いてしまいます。
効率的にWebマーケティングを行う場合、業務の外注やコンサルティングをうまく活用しなければなりません。その場合、どれだけの費用がかかるのでしょうか。
そこで本記事では、Webマーケティングにかかる費用を自社と外注で比較して解説します。コンサルティングを依頼する際のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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Webマーケティングの費用は媒体によって大きく異なる
Webマーケティングの活動は、自社で行う場合と外注する場合、そして扱う媒体によって費用が異なります。
外注はどの程度の料金相場なのか、また自社で行う場合はどの程度の予算があれば良いのかを、媒体別に解説します。
解説を簡単にまとめました。検討中の施策につい詳しくは各章へ読み進めてみてください。
媒体 |
自社 |
外注 |
リスティング広告 |
広告出稿費 |
広告出稿費+LP制作費+運用手数料 |
コンテンツマーケティング(SEO) |
¥0(社員執筆) |
・1記事あたり4〜8万円程度
・オウンドメディア立ち上げ30〜50万円程度
|
SNSマーケティング |
¥0 |
・運用費は月額20〜30万円程度 |
コンサルティング |
*** |
・単発:90〜120分ほどで5〜10万円程度
・月額:10〜30万円程度が
|
広告によるWebマーケティングの費用相場と外注費
Web広告にはGoogle・Yahooで利用できるリスティング広告・ディスプレイ広告やSNS広告、YouTube広告などがあります。特にリスティング広告は顕在顧客向けに配信できるため売上に直結しやすいのが特徴です。
以下では、リスティング広告を自社で行う際の費用と外注する場合の費用を紹介します。
■自社費用相場
リスティング広告は、各キーワードごとにクリックされるたびに課金される単価が決められており、クリック単価とクリック数で広告費が計算されます。
例えばクリック単価が200円、クリック回数が100回の場合、クリック単価200円×クリック回数100回=広告費20,000円と算出できます。
クリック単価は競合性の高さによって金額が変動するので、Google広告やYahoo広告の管理画面から事前に調べておくと良いでしょう。
▼リスティング広告の費用相場について、こちらで詳しく解説しています
→リスティング広告の費用相場とは? 適正予算の決め方とコストを抑える運用方法
■外注費
リスティング広告を外注する場合はクリック単価による広告費以外にも、LP制作費と広告を運用するための費用が必要です。
LP制作の費用相場も幅が広いため、予算と相談しながらどの程度のLPを制作したいのかを定めておくと良いでしょう。
安い価格でとりあえずLPを作りたい場合は、5〜10万円でも作成できます。構成やライティングがしっかりしたLPを作成したい場合は、30万円〜50万円程度が相場です。全てを妥協せずフルスペックで作りたい場合は100万円以上する場合もあります。
広告運用費は、広告費の20%を報酬金額とする広告運用代行が一般的です。ただし、最低金額として5万円からの報酬にしている代行会社は多く、別途初期費用が必要になる場合もあります。
▼リスティング広告の運用代行の費用について、こちらで詳しく解説しています
→リスティング広告は運用代行が必要? Web広告の費用相場
コンテンツマーケティングの費用相場と外注費
コンテンツマーケティングとは、ユーザーが有益と感じる情報や、課題や悩みを解決できるコンテンツを発信してリードの獲得や企業ブランディングの向上に役立てるマーケティング手法です。特にSEOはコンテンツマーケティングの代表的な施策であり、現在でも多くの企業が実践しています。
コンテンツマーケティングは、基本的に中長期的な施策なためリソースやコストはかかりますが、企業の資産にもなるメリットもあります。
以下では、SEOによるコンテンツマーケティング費用相場について解説します。
■自社費用相場
SEOの施策を進めるためには、記事コンテンツの作成が一般的です。既存のコーポレートサイトに「コラム」や「ブログ」といった機能を追加すれば記事コンテンツは入稿できます。
また、別途オウンドメディアという形でサイトを立ち上げる方法もあります。オウンドメディアの場合、自社で立ち上げができるのであればサーバー代とドメイン代合わせて年間費用は1〜2万円程度です。
記事の制作も自社の社員で行うのであれば費用はかかりません。
しかし、一般的に記事制作にはリサーチや執筆、編集など1記事あたり8〜10時間ほどの制作時間が必要なため、社員のリソースを大きく削られてしまう可能性もあります。
■外注費
SEOで結果を出すための記事作成を外注する場合、1記事あたり10000円程度から発注は可能ですが、単価が低いとやはりクオリティは落ちます。SEOをしっかり計画できる、経験豊富なライターに発注するには、1記事あたり4〜8万円程度が相場です。
メディアとして結果が出始める本数として60〜100本程度が目安と言われているため、1記事4万円の場合、100記事だと400万円の費用となります。
また、オウンドメディアも別途制作する場合は30〜50万円程度が相場です。SEOで結果を出す場合は、年間費用として400〜500万円程度を見積もっておく必要があるでしょう。
▼オウンドメディアについて、こちらで詳しく解説しています
→【超入門】オウンドメディアの意味とは?編集部が伝えたい運用メリット
SNSマーケティングの費用相場と外注費
SNSマーケティングもコンテンツマーケティングの一つです。SNSを活用して自社ブランディングの向上やリード獲得などを目指します。主に潜在層向けに短期的な施策として用いられます。
■自社費用相場
自社でSNSマーケティングをする際、費用は基本的に必要ありません。広告を出す場合は別途広告費が必要ですが、日常的に投稿を継続しユーザーとコミュニケーションを取りながらリード獲得行う場合は無料でできる施策です。ただし、結果を出すためには高い投稿頻度と質の良い内容が必要になるため、社員のリソースは割かれてしまうでしょう。
■外注費
SNSの投稿を代筆してもらう場合やSNSアカウントの運用ごと外注する場合は外注費が発生します。
投稿の執筆代行では、1本あたり8,000〜1万円程度が相場です。また1本あたりではなく、月額10万円程度で代筆と投稿作業をまとめて依頼する方法もあります。
加えてコメントへの返信や「いいね」、レポーティングと業務範囲が広がると月額の運用費は20〜30万円程度が相場です。
▼SNSマーケティングについて、こちらで詳しく解説しています
→BtoB向けSNSマーケティングの効果的な活用手順を徹底解説【事例付】
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→BtoBマーケティング実践ガイド
Webマーケティングのコンサルティング費用相場
Webマーケティングのコンサル費用は幅広く、コンサルタントの業務範囲によって金額も大きく変動します。そのため、何を対象に、どこまでの範囲を、どれくらいの深さまでコンサルティングしてもらうかを明確にしておくと良いでしょう。
以下ではコンサルティングサービスの内容からおおよその費用相場をご紹介します。
Webマーケティングのコンサル費用
Webマーケティングのコンサルティングでは単発のアドバイスの場合、1回に90〜120分ほどの時間で5〜10万円程度が費用相場です。
ただし、WebサイトをGoogleアナリティクスなどのツールを活用してコンサルティングする場合は、単発でも30〜50万円程度かかるケースも。解析や分析によるコンサルを月額で依頼すると10〜30万円程度が相場になりますが、レポートだけなのか改善案も提示されるのかでも変わってきます。
企業の経営戦略として毎月のコンサルティングをする場合は、月額30万円が最低額の相場です。ただし、プロジェクト内だけの介入など業務範囲が狭い場合の相場です。
もし企業全体の売上や利益を向上させるために事業シナリオの設計から行う場合などは、業務範囲も広がるため100〜200万円の規模感になるでしょう。
コンサルティングを依頼する場合、コンサルタントの業務範囲を無駄に増やさないよう、どこからどこまでの業務でアドバイスしてもらいたいかを明確にしておくと良いでしょう。
コンサルティングを選ぶコツ
コンサルティングを選ぶコツは、定量的な視点から改善案を実践し成果に結びつくまでの導線設計ができるかどうかです。
コンサルティングは自分のスキルと業務の工数の掛け算で金額が変動します。そのため、時間労働だけを考えて動くコンサルタントは成果が出にくい可能性があります。
一方で、成果を出すために必要な課題や問題、改善するための要素を定量的に判断して提案できるコンサルタントは、成果までの道筋が見えているため成果に結びつきやすいと判断できます。
SNSやSEOなどの施策や手段ばかりを改善するのではなく、戦略から成約までのマーケティング全体を把握した上で顧客ファーストで施策を考えられるコンサルタントを選びましょう。
▼コンサルティングについて、こちらで詳しく解説しています
→Webマーケティングをコンサルに依頼するには?費用相場とメリット・デメリット
Webマーケティングの目的や目標の設定がもっとも重要
「Webマーケティングの予算をどのように割り振りすべきなのか?」
まずは施策の優先順位をつけることが重要です。Webマーケティングで重要なのは明確な目的を設定し、そのための目標と道筋を設計しましょう。では、目標設定を考えたあとのWebマーケティングの戦略を考えるうえでは、まず何から考えるべきなのでしょうか。
以下では、Webマーケティングの戦略を考えるうえで必要な要素を解説します。
自社の目的や目標に合わせたマーケティング施策を行う
まず初めに考えるべきは、自社の目的や目標に合ったマーケティング施策を考える必要があります。具体的には以下のような内容は洗い出しておきましょう
- 中長期的な施策なのか短期的な施策なのか
- 狙う顧客層は潜在層なのか顕在層なのか
- 現在どれだけの見込み顧客もしくはリードを持っているのか
- 扱えるチャネルは何があるのか
- 予算はどれほどあるのか
そのうえで、自社には何ができそうなのか、どのようなプロセスで成果につなげていくのかを判断していきます。
自社で行う部分と外注する部分を明確にする
マーケティング戦略を考える際に、自社のリソースでどこまでできるのかや外注できそうな業務は何かを明確にしておくと良いでしょう。
例えばSEOによる施策であれば、オウンドメディアの制作は自社リソースで行い、記事制作を外注するなどです。
自社で行えることを明確にしておけば、必然的に外注した方が効率的な業務も見えてきます。予算との兼ね合いもありますが、自社リソースと外注コストをマーケティング戦略を考える際に抑えておくと、効率的かつ効果的な施策を考えやすくなるでしょう。
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Webマーケティングの費用を把握して自社に最適な施策を決定しよう
Webマーケティングは自社で行えば限りなく費用は抑えられますが、その分社員のリソースを割いてしまいます。
コストを抑えるために自社だけでWebマーケティングを行うのではなく、限られた予算の中でどのプロセスを自社で行い、どの業務を外注化させるかを最適化すれば、効率的で効果的なWebマーケティング戦略を実践できるでしょう。
Webマーケティングは事業を成功させるために重要な活動です。自社に合った費用の掛け方を本記事を参考にしてじっくりと考えてみてください。
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