ホームページ作成費用の相場は?依頼先別・目的別の費用早見表つき
「ホームページを作成したいけど、費用の相場が分からない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ホームページの作成費用は「依頼先」「目的」によって大きく異なります。この記事では、企業の担当者様向けにホームページ作成の費用相場を徹底解説します
- ホームページ作成の依頼先別の費用相場
- ホームページ作成の目的別の費用相場(ホームページの種類別の費用相場)
どのようなホームページが作れるのか、メリットと共に詳しく紹介します。
自社にとって最適なホームページ作成のための費用感がつかめるようになりますので、ぜひ最後までお読みください!
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目次[非表示]
- 1.ホームページ作成の費用相場早見表
- 2.依頼先別ホームページ作成の費用相場①制作会社の場合
- 3.依頼先別ホームページ作成の費用相場②CMSベンダーの場合
- 4.依頼先別ホームページ作成の費用相場③広告代理店の場合
- 5.依頼先別ホームページ作成の費用相場④フリーランスの場合
- 6.目的別ホームページ作成費用相場①LP(ランディングページ)
- 7.目的別ホームページ作成費用相場②サービスサイト
- 8.目的別ホームページ作成費用相場③オウンドメディア
- 9.目的別ホームページ作成費用相場④コーポレートサイト
- 10.ホームページ作成費用の内訳と相場【見積もり項目】
- 11.ホームページ作成後にかかる運営費用の相場
- 12.ホームページ作成費用を安く抑えるコツ
- 13.ホームページ作成を外注する手順
- 14.BtoBのリード獲得に適したホームページ作成なら「ferret One」
- 15.ホームページ作成費用相場を知って、依頼先を考えよう
ホームページ作成の費用相場早見表
依頼先別/目的別のホームページ作成の費用相場早見表を作成しました。
前提として、ホームページ作成費用はかなりの幅があります。その理由は美容院の施術費用に似ています。ヘアスタイルを変えるにしても、ヘアカット・ヘアカラーなどの複数の施術の組み合わせや、美容師のスキルによって費用が変わりますよね。
ホームページ作成も同じで、ページ数や企業のスキル、作成にかかる工数が大きく反映されます。
そのため「どのようなホームページが作って、どのような成果を出したいのか」という観点から費用対効果をしっかり見極めながら最終的な依頼先を選定することが重要です。
ぜひ、現状の予算だけでなく、成果を出すために必要な費用感は?という観点でも確認してみてください!
依頼先別のホームページ作成費用
依頼先の特徴やどのようなホームページの作成に向いているのかを解説します。
目的別のホームページ作成費用
BtoB企業が作成することの多い4タイプのホームページについて、価格帯別に作成できるホームページについて解説します。
費用の目安 |
主な目的 |
|
0円~100万円 |
リード獲得
セミナー集客、資料ダウンロードなど特定のCV
|
|
100万円~ |
リード獲得
商品やサービスの詳細紹介、販売促進
|
|
10万円~ |
認知度拡大、ブランディング、リード獲得・育成 |
|
100万円~ |
企業情報の発信、ブランドイメージの確立、リクルーティング |
依頼先別ホームページ作成の費用相場①制作会社の場合
ホームページ制作会社に依頼する場合、ベンチャー企業の小規模な会社から大手の大規模な会社など、依頼先は幅広く存在します。
制作会社の中でもどこに依頼するかで費用相場が異なるため、目的に合わせた依頼先を選ぶことが重要です。
ホームページ作成費用の相場
制作会社に依頼する場合の費用相場は下記の通りです。
- 小~中規模の制作会社:約10万円~300万円
- 大規模の制作会社:約100万円~
また、制作会社にホームページ作成を依頼した場合、その後の更新作業も依頼する必要があります。更新費用は1ページにつき約2万円~3万円かかることもあるので、更新費用も含めた予算で考えましょう。
ホームページの内容によっても費用相場が異なるので、1社のみでなくいくつかの会社から見積もりをとって比較し、検討することが重要です。
制作会社に依頼した場合の特徴
制作会社に依頼するメリットは、臨機応変に対応してくれることです。ホームページ作成が初めての場合、分からないことが多くあるかと思います。そんな時、特に小~中規模の制作会社だと、自社に来てもらって直接説明を聞いたり、相談したりできるので安心です。また、ホームページ制作ソフトやCMSなど様々なツールでのホームページ制作に対応しているので、自社にあった最適なツールを提案してもらえます。
技術力が高いプロに依頼できる点もメリットです。どんなホームページにしたいのか、細かいこだわりまで高い技術力で表現してくれます。
しかしその一方、作成費用や運営費用が多くかかる点はデメリットです。制作会社で作成したホームページの場合、更新も依頼することになります。制作会社にホームページ作成を依頼する場合は、更新費用なども必ずチェックしておきましょう。
どんなホームページを作成したい場合におすすめ?
個人や小規模での商売をする方、低予算でホームページ作成を専門家に依頼したい方には、小規模な制作会社がおすすめです。
ある程度の予算が見込めて高いクオリティを求める方や、細かいこだわりやイメージまで再現して欲しい方は、実績が豊富な制作会社がおすすめです。
いずれも、複数の見積もりをとって比較検討しましょう。
依頼先別ホームページ作成の費用相場②CMSベンダーの場合
CMS(ContentsManagementSystem)とは、Webに関する専門的な知識がない方でもWebコンテンツを作成・管理できるシステムのことです。CMSを利用すれば、制作会社などに依頼せずとも、自分でホームページが作成・更新できます。
CMSはツールだけを提供している会社と、導入時にホームページ作成としてしてくれる会社があります。
もしホームページを作成の知識がないが、更新作業は自分たちで行っていきたいという場合は、ノーコードCMSを提供していて、ホームページを作成も請け負っている会社を選ぶとよいでしょう。
ホームページ作成の費用相場
CMSを利用する場合は、下記のようにそれぞれの部分で費用がかかってきます。
- 初期費用(CMS導入費用):数万円~
- CMS利用料:月額5000円~30万円
サイトマップやページデザインなど、ホームページ制作を依頼する場合は下記の費用も発生します。
- 小規模サイトの場合(5ページ程度)30~100万円
- 中規模サイトの場合(15〜30ページ程度)100~200万円
- 大規模サイトの場合(300ページ程度)500万円~
どこまでのクオリティを求めるかで、費用は異なります。
CMSで作成する場合の特徴
CMSを利用するメリットは主に以下の通りです。
・自分で簡単に作成できる
・更新を素早く自分でできる
・費用が抑えられる
始めに制作会社に納品してもらう場合でも、更新作業は自分でできる、というのが、費用も抑えられるため最大のメリットとなるでしょう。
デメリットは、基本操作を覚える必要があり、担当者の時間が奪われることです。基本操作はある程度実践すれば習得できる内容ですが、まったくパソコンを使ったことがない・パソコン操作が苦手な方にとっては、少し戸惑うかもしれません。
その場合はノーコードCMSを活用して学習コストを少なくしましょう。
どんなホームページを作成したい場合におすすめ?
CMSは、低予算を希望する方や、ホームページを自分で作成し自由に更新を行いたい方におすすめです。
特に更新頻度が重要なマーケティング担当者にとっては、その都度外注先に依頼する必要がなく、欲しいタイミングでページが更新できるので便利です。
普段からパソコンに触れる機会が多い方にとっては比較的簡単に作成できるものも多いので、ぜひ挑戦してみてください。
関連記事: CMSとは?導入すべき?基本から初心者にもわかりやすく解説
関連記事:CMS導入の費用はいくらかかる? 料金相場とおすすめ業者3選
依頼先別ホームページ作成の費用相場③広告代理店の場合
広告代理店の場合、広告出稿などのホームページ集客施策のサポートを受けることが前提になります。ホームページ制作については、広告代理店は制作会社の紹介を行っており、ニーズに合わせて、最適な制作会社を紹介してもらえます。
ホームページ作成費用の相場
広告代理店に依頼する場合の費用相場は、ホームページ制作会社へ依頼した際の制作費の約2割~5割が仲介手数料として発生します。
さらに、その後の集客施策のサポートの費用が発生するため、トータルすると費用相場は最も高くなります。
広告代理店に依頼した場合の特徴
広告代理店に依頼するメリットは、ホームページ作成後の集客までサポートしてくれることです。広告代理店は集客を得意としているため、ホームページ作成から集客までひと通り任せられることが特徴と言えます。
一方で、費用は高くなってしまうため、予算を抑えたい場合に広告代理店は向きません。
どんなホームページを作成したい場合におすすめ?
集客までのサポートを必要とする場合は、広告代理店への依頼がよいでしょう。
ホームページ作成と集客をそれぞれ別の場所に依頼するより、同じ会社に依頼することで、ホームページの内容や集客目的の伝達などでズレが生じません。自社・依頼先どちらにとっても好都合と言えます。
依頼先別ホームページ作成の費用相場④フリーランスの場合
フリーランスには、ライター・広告運用・デザイナーなど、専門的なスキルを売りとしている方々がいます。その中でホームページ作成を得意とするフリーランサーに依頼するとよいでしょう。
Googleなどの検索エンジンで探すことも可能ですが、クラウドワークスやランサーズなど、クラウドソーシングサイトで探すと簡単に見つけられます。
ホームページ作成の費用相場
フリーランスに依頼する場合の費用相場は、約10万円~20万円です。
もちろんホームページの内容やページ数によっては追加費用がかかってきますが、制作会社や広告代理店より比較的安い費用でホームページを作成できます。
フリーランスに依頼した場合の特徴
フリーランスに依頼する場合のメリットは、費用が安いことや着手が早いことです。
制作会社などに依頼するより圧倒的に費用が抑えられます。またクラウドソーシングサイトなどで、条件に合う方がいれば当日中に相談ができ、早期に制作を開始できる可能性もあります。
ただし、クオリティや作成費用、対応の質などにどうしても差が生じてきます。相手は個人での商売となるため、問題が生じた際の対応は少々不安です。
したがって、依頼するフリーランサーとの信頼関係が重要と言えます。
どんなホームページを作成したい場合におすすめ?
フリーランスをおすすめするのは、とにかく費用を抑えたい方です。企業が依頼するのは、リスクがあるかもしれません。
実際に依頼する際は、依頼する方の実績を見せてもらったり、契約前に疑問点などを解消しておくことで、低い費用で理想のホームページを作成できるでしょう。
目的別ホームページ作成費用相場①LP(ランディングページ)
- 目的:リード獲得
- 費用の目安:無料~
LP(ランディングページ)は、流入したユーザーに特定のアクション・購買行動を促すページを指します。基本的に1ページのものになります。主に広告やメールから遷移させ、製品紹介資料のダウンロードやセミナー申し込みなどのCVを促す役割を果たします。
ページ作成の特徴としては、短時間でCVしたいと思ってもらえる工夫が必要です。ページ作成自体は、1ページなので、比較的低コストで制作可能ですが、ページ内の構成やデザイン、コピーライティングに経験や力量の差がでるため、その観点から費用が増減します。
価格帯別にできること
価格帯別にどのようなLPが作成できるかをまとめました。
費用 |
どのようなホームページが作れるか |
10万円以下 |
LP制作ツールを導入し、自社で作成可能
外注の場合はフリーランスや中小規模のWeb制作会社に依頼でき、テンプレートデザインでの作成が可能
|
10~30万円 |
フリーランスや中小規模のWeb制作会社に依頼でき、構成案作成や個別デザインから請け負ってくれる |
30~60万円 |
中小規模のWeb制作会社に依頼でき、LP作成前の競合調査・構成案作成・原稿作成から請け負ってくれる |
60万円以上 |
中小規模や大手の実績豊富なWeb制作会社に依頼可能で、競合調査などの戦略設計から改善サポートまでLP制作に関するすべての工程を任せられる |
関連記事:LP制作の費用相場は?ランディングページ制作の条件別料金
目的別ホームページ作成費用相場②サービスサイト
- 目的:リード獲得。商品やサービスの詳細紹介、販売促進
- 費用の目安:100万円~
サービスサイトは、企業が提供する製品やサービスに関する詳細情報を提供するホームページで、営業担当者のような役割を担います。
ページ数は、製品ページ、料金ページ、活用方法ページ、導入事例ページなど複数にわたります。ページ数はもちろん、デザインの独自性やライティングの有無によって費用が増減します。サービスサイトは公開後にマーケティングしていくことになるため、依頼先については運用しやすく成果の出るホームページを作るためのノウハウを持っているかという観点も費用に影響します。
価格帯別にできること
費用 |
どのようなホームページが作れるか |
100万円~ |
サービスサイトを運営するために必要な最低限のサイトマップで、テンプレート中心のデザインを依頼できます |
150万円~ |
オリジナルのデザインでのページ作成を依頼できます |
200万円~ |
サイトマップの整理・提案から、オリジナルデザインのページなど、自社に合ったカスタマイズを依頼できます |
関連記事:サービスサイトとは?コーポレートサイトとの違いとBtoBで使える構成
目的別ホームページ作成費用相場③オウンドメディア
- 目的:認知度拡大、ブランディング、リード獲得・育成
- 費用の目安:10万円~
オウンドメディアは、企業が自社で運営する情報発信のプラットフォームです。ブログ記事を通じて、見込み顧客に自社製品にまつわるお役立ち情報を提供して、製品が必要になった時に検討に挙げてもらえるように種まきをする役割があります。
サービスサイトやコーポレートサイトの中に作ることも多く、その場合はブログ機能のあるCMSなどを導入することになります。立ち上げ後の記事制作やSEO対策に伴う費用がかかるため、運用時に費用が発生することも念頭に置いておく必要があります。
価格帯別にできること
費用 |
どのようなホームページが作れるか |
10万円~ |
簡易的なブログ機能のついたCMSを導入し、ページのデザインやコンテンツは自社で作成していくことができます |
100万円~ |
デザインに凝ったオウンドメディアの立ち上げができ、オウンドメディア運営に便利な機能が搭載されたCMSの導入も可能になります |
200万円~ |
オウンドメディアの戦略設計から立ち上げまで依頼できるようになります |
関連記事:オウンドメディアとは?基礎知識から立ち上げ・運用方法まで編集部がリアルに解説
関連記事:オウンドメディアを運用する目的とは?目標・戦略設計のやり方
目的別ホームページ作成費用相場④コーポレートサイト
- 目的:企業情報の発信、ブランドイメージの確立、リクルーティング
- 費用の目安:100万円~
コーポレートサイトとは、企業の基本情報を掲載し、「何をしている企業なのか」を知ってもらうためのホームページです。会社概要、事業内容、ニュース、採用情報など、多岐にわたる情報を網羅します。
企業イメージを伝えるためのデザイン性の高さはもちろん、多言語対応、高度なセキュリティ対策など求める機能により費用が増減します。
価格帯別にできること
費用 |
どのようなホームページが作れるか |
100万円~ |
名刺代わりのような最低限必要なページを、テンプレート中心のデザインを依頼できます |
150万円~ |
オリジナルのデザインでのページ作成を依頼できます |
300万円~ |
IR情報の発信に必要な機能やセキュリティにこだわりたいなど、高度な機能を求める場合の価格帯になってきます |
関連記事:コーポレートサイトとは?目的やメリットを踏まえた基本構成を紹介
ホームページ作成費用の内訳と相場【見積もり項目】
ホームページ作成のどのようなことに費用が発生するのか?ホームページ作成の見積書でよく見られる項目について解説します。
- CMS導入費用・利用料
- ホームページ設計費用
- デザイン費用
- 記事・コンテンツ制作費
- コーディング費用
- 戦略設計費用
- ディレクション費用
CMS導入費用・利用料
初期費用:30万円程度〜 月額利用料:数万円~ |
ホームページ作成と合わせてCMSを導入する場合、導入に伴う作業として初期費用が発生し、導入後は月額で利用料がかかる料金体系の場合が多いです。
月額利用料に関しては、CMSで使える機能やPV数によって複数の料金プランが用意されており、契約時に選ぶことになります。
ホームページ設計費用
数十万円〜 |
設計については、どのようなページを、どのように配置していくのかというサイトマップを作る費用になります。
サイトマップは制作会社のノウハウが活きていく領域のため、費用が制作会社によって大きく変わります。サイトマップでは、流入を増加させるためにはSEOの観点を取り入れる必要があり、さらにCVしてもらうための導線についての知見も必要になります。
費用対効果を考えながら、自社に合った設計を行ってくれる制作会社を選びましょう。
デザイン費用
例えばトップページなら 8〜16万円 |
ホームページに掲載する画像選定・作成、レイアウトの決定など、デザイン全般にかかる費用です。ページ数や写真・画像の素材、デザインの作り込み具合などを基に算出されます。
記事・コンテンツ制作費
1記事数万円〜10万円 記事以外は10円/字以内、撮影は数万円 |
ホームページのページについて、TOPページや料金ページではなく、記事やホワイトペーパーなどを作成したい場合は、サイト設計やデザイン費用とは別に料金が発生します。
コーディング費用
例えばトップページなら3〜4.5万円 |
デザインしたページを実装する際のコーディングや想定した動作をするかのテストにも費用が発生します。
ただし、CMSの場合は、ノーコードツールも多くコーディングなく実装できる場合があるため、安価に済む場合が多いです。
戦略設計費用
数万円〜 |
マーケティング組織立ち上げ段階でホームページを作成する場合、公開後の運用のやり方が分からないということも少なくありません。
そのような場合に、ホームページ作成と合わせて、マーケティング戦略や施策のやり方を一緒に考えてくれるコンサルティングのようなサービスを提供している会社があります。その場合に発生する費用です。
ディレクション費用
見積り総額の10%〜30%上乗せまたは、 Webディレクター1日あたりの単価 × 作業日数で算出(単価の相場は4〜6万円) |
プロジェクトの進捗管理や全体指揮を行うWebディレクターの人件費が発生する場合があります。「進行管理費」と記載されることもあります。
関連記事:Webサイトリニューアル費用相場とは?見積書項目の解説と事前に必要な準備
ホームページ作成後にかかる運営費用の相場
ホームページを作成した後の運営にも費用がかかります。「ホームページを公開したものの、運営する予算を確保していなかった」ということにならないように運営費用も確保して作成を進めましょう。ここでは、一般的にホームページ運営費用として必要になる下記費用について解説します。
- レンタルサーバー費用
- ドメイン費用
- サイトの更新費用
- SEO対策費用
レンタルサーバー費用
月額数百円~数千円 |
自社サーバーを用意しないでホームページ作成する場合や、クラウド型CMSを利用してホームページを作成する場合は、レンタルサーバーを借りることとなり、その費用が発生します。
レンタルサーバーの費用は、サーバーの性能、容量、サポート内容によって変動します。例えば、高トラフィックを処理するための専用サーバーやクラウドサーバーは、共有サーバーよりも高価になります。
サーバーの選択は、単に価格だけでなく、提供されるサービスの質やセキュリティ体制も考慮しましょう。不具合が発生した際のサポート体制や、セキュリティ更新の頻度といった点も、安心して運営を続けるために欠かせません。特にビジネスに直結するサイトでは、信頼性の高さを優先したいところです。
関連記事:ホームページ作成に必須なサーバーとは?選び方まで簡単解説
ドメイン費用
取得登録料:1~2000円
更新料:1000~数千円
移管料:1000~3000円
|
ドメイン費用はホームページのアドレスを取得・維持するための費用です。3つの費用が、それぞれ異なるタイミングで必要となります。
- 取得登録料:新たにドメインを登録する際に一度だけ発生する費用
- 更新料:登録したドメインを維持するために必要な費用(一般的年単位で発生します)
- 移管料:ドメインを他の管理会社へ移す際に発生する費用
これらの費用は、ドメインの種類、ドメイン管理サービスによって異なります。企業個人問わず使える「.com」よりも、企業しか取得できない信頼性の高い「.jp」「.co.jp」の方が高価です。
なお、レンタルサーバーを契約する場合は、その会社が提供するドメイン管理サービスを利用するとサーバーとドメインをセットでお得に提供するプランや、初年度のドメイン料金が割引になる特典が用意されていることが多いためおすすめです。
関連記事:【5分でわかる】ドメイン取得の方法とは?弊社担当が伝えるメリットや料金相場
ページの更新費用
外注する場合:ぺージの更新ごとに数千円~数万円 自社で更新する場合:CMSの利用料のみ(0円~数万円) |
ホームページを公開した後、テキストや画像を変えたい、ページを追加したいという場合に発生する費用です。
外注していると、更新のたびに費用がかかるため、予算の関係で更新頻度が下がり、ホームページの運営が思うように進まなかったという失敗がよくあります。更新頻度が高い場合に限らず、CMSを導入して自社で更新できる環境を整えると、費用を抑えつつ、リアルタイムで反映が可能となり、運営がスムーズに進みますので、検討してみましょう。
関連記事:【初心者向け】自社ホームページの更新作業を自分で行うには?
関連記事:ホームページを自分で修正する方法とは?簡単に使えるおすすめツール3選
SEO施策
月数万円から十数万円
|
自社にSEOのノウハウがなく、SEOコンサルやSEOライティングができるライターなど外部の専門家に依頼する場合に発生する費用です。
費用は月数万円から十数万円とかなりの投資となりますが、自然流入は長期的に持続しやすく、売り上げにつながりやすいので、投資対効果が期待できる施策です。
また、外注しながらも自社で試行錯誤して地道に改善することで、費用を抑えつつ、SEOスキルも自然と向上します。特に初期段階では外注が有効ですが、社内で基本的なSEOスキルを習得することで、長期的なコスト削減が可能です。
関連記事:【基本】SEOはキーワード選定が9割!すぐ実行できる手順とツール
ホームページ作成費用を安く抑えるコツ
ここからは、ホームページ作成費用を安く抑えるコツを解説します。
- 最低限必要なページだけでスタートし、後々増やす
- CMSで実装して、自社で更新できるようにする
- テンプレートを利用する
- 素材を自社で用意する
- 作業内容を把握する
- 相見積もりをとって比較する
CMSで実装して、自社で更新できるようにする
高度なプログラミングスキルがなくても簡単にホームページを管理できることが、CMS(コンテンツ管理システム)の大きな魅力です。
CMSを導入することで、プログラミング知識のない自社スタッフでもページのテキストを編集したり、画像を差し替えたりすることが可能になります。これにより、ページ更新のたびに外部の業者に依頼する必要がなくなり、手間とコストの大幅な削減につながります。
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最低限必要なページだけでスタートし、後々増やす
ホームページを作成する際、最初から完璧な状態を追及して、費用と時間を費やすことは無駄が多いと言わざるを得ません。ホームページを公開してユーザーの反応を見るまで、ホームページでの訴求やデザインが本当に効果的なものか分からないからです。
そのため、まずは最低限必要なページから始めることをおすすめします。たとえば、トップページ、会社概要、サービス紹介、お問い合わせページなど、最初に必要なものだけを実装し、その後のユーザーの反応や運営状況を見ながらページを増やしていくと、無駄なく進めることができます。
関連記事:BtoBのWebサイト構成の考え方とは?制作時に必要なページ一覧
テンプレートを利用する
依頼先によってはテンプレートが用意してあります。細かいこだわりやイメージがなければ、そのテンプレート通りにホームページを作成してもらうことで、費用が抑えられます。
ただし、こだわったホームページを作成したい方には、テンプレートを使う方法は向いていません。
素材を自社で用意する
ホームページ内にはオリジナリティを出すため、テキストだけでなく写真・画像・動画・ロゴなどの素材を使います。
この素材を依頼先に用意してもらえばもらうほど、多額の費用がかかります。素材をできるだけ自社で用意することで、費用が安く抑えられるのです。
作業内容を把握する
作業内容を把握することは、費用を安く抑えるための重要な鍵を握っています。ホームページが完成し確認してみたら、思っていたものとまったく違うこともあるのです。
依頼先と作業内容を明確に共有しておくことで、不要な作業を省いてもらったり、反対に足りていない部分を加えてもらったりできます。
こちらのイメージなども具体的かつ的確に伝えるようにしましょう。そうすることで追加費用だけでなく、納期遅れも避けられます。
相見積もりをとって比較する
ホームページ作成の場合、必ず相見積もりを取るようにしましょう。
費用は高いけどホームページ作成内容や作成後のサポートが充実しているなど、費用だけでなく対応範囲も依頼先によって異なるため、1社のみで依頼先を決めてしまうのはもったいないです。
最低でも3社ほどから見積もりをとって、比較検討しましょう。
ホームページ作成を外注する手順
実際にホームページ作成を外注することとなった方に向けて、外注する際の具体的な手順について解説します。失敗しないためのポイントも解説しますので、ぜひご一読ください!
- 外注の事前準備をする
- 業者選定
- 制作開始
- リリース後の運用
1.外注の事前準備をする
ホームページ作成を外注する前に必ずしておきたいのは下記3つです。
- ホームページの目的を明確化する
- 予算とスケジュール感を決める
- 社内説得を行う
ホームページの目的を明確化する
ブランディングや新規顧客の獲得など、自社がホームページを通じて何を達成したいのかを明確にしましょう。また、それを達成するためにどのような運営ができるようにならなければならないかを逆算すると、より具体的なホームページの要件定義ができます。
さらに目標達成のための指標(KPIやKGIなど)を設定すると、プロジェクト全体の進捗管理が行いやすくなります。
例)
- ホームページの最終目標:問い合わせ数の増加
- 運営上の目標:マーケティングのPDCAを回せるようにしたい。自社でホームページ更新できるようにしたい。
予算とスケジュール感を決める
ホームページ作成・運用の予算とスケジュール感をある程度決めておくと、社内説得・外注先との交渉が進めやすくなります。時間と資金の浪費を防げるのもメリットです。
また、スケジュール設定の際にはチェックリストを用意し、外注先とのタスク確認や納期調整に活用すると良いでしょう。
社内説得を行う
ホームページの作成という大きなプロジェクトを進める上で欠かせないのが、上層部の承認を得ることです。
現状と理想のギャップを伝え、ホームページを作成することで、どのくらいの予算・期間で理想に到達するのかといった費用対効果の観点から、プロジェクトの意義を伝えましょう。具体的な数値やベンチマークデータがあると説得力が増します。
社内説得が難しい場合、外注先に相談するのも1つの方法です。説得資料を提供してくれる企業もあり、連携して上層部の理解を得るためのサポートが受けられます。
▼関連記事:社内説得のやり方について、当社がご支援している企業様にヒアリングしました
【マーケ成功事例】受注から逆算するコンテンツマーケティング(アル―株式会社様)
【マーケ成功事例】複数事業がある会社のマーケのあるべき姿とは?(株式会社ネクスウェイ様)
【マーケ成功事例】組織横断マーケティングの段階的な立ち上げ戦略(株式会社ルネサンス様)
2.業者選定
外注先選びで意識すべきは、サービス内容、そして実績と評判です。両方を満たす企業をリストアップして複数社から見積もりをもらいましょう。
まず、依頼したい内容をこなしてくれる企業を探しましょう。特定の業界に特化している、デザインだけでなくSEO対策やセキュリティサービスも提供可能など、得意分野とサービス範囲を確認します。
次に、今までどのようなホームページを作成してきたのかを確認しましょう。自社と同じような業界があるか、またどのようなデザインかなどをみて、自社のホームページをイメージ通りに作成してもらえそうかを見極めます。合わせて、評価サイトやレビューを活用してその業者の信頼性を確認することも欠かせません。
最後に、サービス内容が申し分なく、実績もある企業をリストアップし、複数社から見積もりをもらいましょう。商談時の提案内容や契約条件など、複合的に比較検討を行い、ニーズに最も合った形で協力できる業者を選ぶことが最終的な成功に繋がります。
関連記事:ホームページ作成会社の失敗しない選び方とは? 費用相場と選ぶポイント
3.制作開始
契約が締結されると、いよいよ具体的な制作過程に移ります。ここは依頼内容や企業によって進め方がことなりますので、一例として進め方をご紹介します。
初回の打合せでは、プロジェクトの開始に際して重要なポイントをすべて確認する場とし、業務範囲、デザインコンセプト、スケジュールについて詳細に話し合います。ここでの合意が長期的なプロジェクトのスムーズな進行を支える基盤となります。
プロジェクト進行中は、定期的なミーティングを通じて進捗状況を確認し、デザインや仕様について随時フィードバックを行うことが求められます。フィードバックは迅速かつ具体的に行うのがコツです。コミュニケーションの行き違いを防ぎ、時間を有効に活用しながら質の高いものを作成してもらえます。
関連記事:Webサイト制作の流れは4ステップ!成果につなげるタスク一覧つき
関連記事:BtoBで本当に成果の出るWebサイト制作方法-ferret One制作チームの取り組み
4.リリース後の運用
ホームページが公開されたら、いよいよ運用が始まります。記事制作やコンテンツの追加を行い、ホームページを継続的に改善するために、継続的なマーケティング施策を進めましょう。
また、リリース後のサポート体制は会社によって異なるため、公開後の運用に不安がある場合は、「外注の準備をする」段階でサポートが受けられる会社を選ぶことが重要です。
関連記事:Webサイト運営とは? 具体的な業務や効果の出る改善方法
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CMS機能では、Webサイトを「見たまま編集」できるので、エンジニアやデザイナーに依頼せずに誰でも簡単にWebサイトを作成・更新できます。
テキスト修正はもちろん、色や大きさも簡単に変えられます。さらに、ロゴ一覧、フローチャート、Q&Aなど、BtoBサイトでよく使われる便利なパーツを多数ご用意。ドラッグ&ドロップで追加して組み合わせるだけで簡単にページが作成できます。
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ホームページ作成費用相場を知って、依頼先を考えよう
初めてホームページを作成する際に気になる作成費用の相場。依頼先によって大きく異なるため、必ずしもいくらと言い切ることはできません。
作りたいホームページの内容や目的によって依頼先を検討することで、費用面においてもクオリティ面においても納得いくものになります。
また、依頼先を選ぶ際には、自社の要件や条件をまとめたRFPを用意しておくと依頼先からの提案がスムーズで、比較検討もしやすくなります。RFPのテンプレートをご用意しましたので、ぜひ、記事と合わせてご活用して、依頼先を検討してみてください!
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