【簡単】Webサイト制作の流れとは?BtoBで活かせる基礎知識
Webサイトは、自社の商品・サービスの紹介や商材を契約・導入してもらうためのツールとして、重要な役割を担っています。
サイト制作をするためには、数多くの工程を考えるべき事があります。そのため、どのような手順を踏むべきか分からず、悩んでいませんか。
そこで、この記事では、BtoBにおけるWebサイトの役割や種類・構成といった基礎知識、実際に制作する際にどうすればいいのかを紹介します。
■あわせてよく読まれている資料
リード獲得を増やす“サービスサイト”立ち上げの4つの手順
目次[非表示]
BtoBのWebサイトを制作する役割とは?
BtoBのWebサイトには、主に2つの役割があります。
ビジネスの第一段階
商品やサービスの紹介はもちろん、会社の概要や企業理念、採用情報など「自社の魅力」を伝えることが、Webサイトの大きな役割のひとつです。
見込み顧客であるユーザーは契約の検討をする際、企業の社会的信頼の高さや、競合他社と比べて優れている点を判断するために、Webサイトを利用します。
IR情報を掲載すれば、株主や投資家へのアプローチに役立つため、株主が投資をする際の判断材料としての働きを備えています。
営業活動のサポート
BtoBのWebサイトにおける一番の目的は、見込み顧客に「資料請求」「お問い合わせ」「見積依頼」をしてもらうことです。
BtoBでは商品やサービスを、すぐに契約しません。取り扱う商材は高額のものが多く、商品紹介などの商談・稟議・決裁を経て、契約に至ります。
BtoBの営業は、見込み顧客を獲得してから商談・契約につながるまでのリードタイムが長く、契約に対する賛否の判断に携わる人間が多い傾向があります。
そのため、集客から商品契約・サービス導入などのコンバージョンまでの「顧客育成(ナーチャリング)」を果たすことが必要です。商談の機会を得るために、見込み顧客が契約したくなる情報の提供が不可欠です。
まずは、どうしてWebサイトが必要なのか?Webサイトを制作する目的を明確にしてから制作に取りかかりましょう。
▼詳しく知りたい方はこちら
→BtoBビジネスのWebサイトの役割とは?マーケターが解説するBtoCとの違い
制作前に確認したい!BtoBのWebサイトの種類
BtoBのWebサイトにはさまざまな種類があり、大きく4つに分類できます。
新規顧客を増やしたいのか、優秀な人材の採用を増やしたいのかなど、自社の課題・目的に合ったWebサイトを制作しましょう。
新規顧客を増やしたいなら「サービスサイト」
企業が提供する特定の商品・サービスについての情報を発信するWebサイトです。BtoB企業は特に制作すべきサイトになります。
商品・サービスの契約を検討している見込み顧客がメインのターゲットです。サイト内には、商品やサービスのスペック・価格・導入事例・資料請求のフォームを掲載します。
加えて、FAQやニュースリリース、会社概要を掲載すると、サイトの情報充実度が向上します。制作時は、見込み顧客の契約意欲を高められる構成を作る意識が欠かせません。
▼サービスサイトについて、詳しく知りたい方はこちら
サービスサイトとは?コーポレートサイトとの違いとBtoBで使える構成
認知度拡大・ブランディングに「コーポレートサイト」
自社の紹介を目的に制作された、企業の公式Webサイトです。商品・サービスの契約を検討する企業をはじめ、企業への入社を目指す学生・求職者など、多種多様なユーザーが訪れ、閲覧します。
サイト内に掲載するのは、会社概要や商品・サービスの情報をはじめ、企業理念・採用情報・お問い合わせフォームなどです。
プレスリリース・個人情報保護方針、代表メッセージ・社員によるブログ・ユーザーからの声を載せることで、更なるコンテンツ充実を実現できます。
サイトを構成する際は、訪れるユーザーがどのような情報を求めているかを見極めた、コンテンツ選びが大切です。
採用活動の窓口に「採用サイト」
企業の採用活動のために活用されるWebサイトで、コーポレートサイトの中に掲載される傾向があります。
採用サイトを独立して制作する場合は、企業への入社を目指す学生・求職者に役立つ情報を充実させることが必要です。
サイト内には採用情報の他に、社内・社員の雰囲気や企業の代表メッセージ、実際の業務の流れ・様子を掲載しましょう。
採用サイトでは、採用における企業と求職者のミスマッチを減らすことが大切です。入社や実際の業務に従事する姿を、具体的にイメージできるコンテンツの充実が求められます。
株主や投資家への情報発信に「IRサイト」
株主や投資家に向けたWebサイトです。採用サイトと同じく、コーポレートサイトの中に掲載されることも多い傾向があります。投資の判断材料として活用できる企業情報を広く提供することが求められます。
サイト内には会社情報や経営方針のほか、決算情報や株価・株主総会・配当金などの株式情報、IR資料の掲載をしましょう。その結果、投資をする価値がある企業として認識してもらえる可能性が高まります。
情報をスピーディに提供することや適宜アップデートしていくことが、サイト運営で重要なポイントです。
BtoBのWebサイトの構成とは?制作時に必要なページ
Webサイトは、どのようなページを設けてサイトを制作するかが重要です。BtoBで特に重要となる「サービスサイト」について、制作で必要なページを解説します。
▼こちらの記事も参考にしてみてください
→BtoBのWebサイト構成の考え方とは?基本となる必要ページ一覧
トップページ
トップページとは、Webサイトの先頭で、ユーザーが最初に訪れるページのことです。そのWebサイトが「どういったサイトであるかを明確に示す」ことが役割となります。
企業や商品・サービスを覚えてもらい、次のアクションを引き出せる、名刺のようなページであることが求められます。トップページに訪れるユーザーは、企業や商品・サービスの情報を得ることが目的です。
そのため特に重要視すべきなのは、スクロールなしで最初に目に入る箇所である「ファーストビュー」です。パッと見たときにユーザーの求めるものが表示することでユーザーの関心を引き、Webサイトをより深く閲覧したいと思ってもらう工夫が欠かせません。
トップページでは知りたい情報を適切に得られるよう、他のページやフォームへの導線を分かりやすくしておくことが必要です。
▼詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください
→BtoBサイト制作の成功の型・トップページ編
商品・サービス紹介ページ
商品・サービス紹介ページとは、商品・サービスのコンセプトや特徴について広い情報を紹介して、「ユーザーの悩みやニーズに応える」ページです。
「誰のどのような問題を解決してくれるのか」「自社に合っているのはどのサービスか」の情報を提供できているかで、ページの良し悪しが決まります。
些細に感じる項目であっても、詳細を丁寧に記述することで、商品・サービスの、契約・導入を検討する際、機能や内容の有無によって候補から除外されることを防げます。
取り扱う商品の型違いや、サービスに複数のプランがあったりする場合は、ページ内で比較ができるようにしておきましょう。
▼詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください
→BtoBサイト制作の型・サービスページ編
特徴ページ
特徴ページとは、企業や商品・サービスの強み、ブランドイメージなどをまとめたページです。
他社と比べてどのようなメリットがあるか、成果や実証を比較情報として明らかにして、ユーザーの判断材料を増やし「お問い合わせの後押しをする」役割を担っています。
商品やサービスの契約を検討する場合、ユーザーは必ず競合他社の商品・サービスとの比較を実施します。そのため、特徴ページではユーザーの持つ悩みやニーズに焦点を当てて、競合他社にはない自社の強みを詳しく発信します。
数字や写真・動画といったビジュアルなど、具体的な根拠や結果を用いて自社の商品・サービスの魅力を伝えることが重要です。
▼詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください
→BtoBサイト制作の型・強みアピール編
導入事例ページ
導入事例ページとは、顧客が商品・サービスを導入した後の効果を紹介するページです。BtoBのWebサイトで、最も閲覧されるページのひとつです。
どのような商品・サービスにも、実際に利用者がどのように活用しているかを知りたいというニーズがあります。客観的な声はもっとも信頼性が高く、導入後のイメージを鮮明化できます。
商品・サービスの契約・導入に向けた情報収集をしている社員が、上司に対して報告する際に役立つからです。そのため、顧客が抱える問題が商品・サービスの導入でどのように解決したか、具体的な数字を用いて示す必要があります。
事例を多く載せるほど説得力が増し、ページの充実度につながります。
▼詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください
→効果的な導入事例の書き方とは?弊社の構成テンプレートで解説
FAQページ
FAQページとは、ユーザーからよく聞かれる質問について、Q&A形式で紹介するページです。
不安・疑問に思われる点をあらかじめ解決し、なくしておくことで、商品・サービスへの理解を深め、契約や導入の確率を向上できます。
また、企業側がユーザーに伝えたいメッセージを、質問に答える形式で載せられる点がメリットです。
会社概要ページ
会社概要ページとは、商品・サービスの提供元がどのような企業かを紹介するページです。
商材の提供元が分からないと、契約に対する躊躇が生まれる可能性があります。信頼できる企業であることを示し、契約後もよい関係を築くために不可欠なページです。
どのような内容を掲載するかは、企業によって異なります。企業認知度や会社の規模感などで、簡易的・最低限の記載でよいか、詳細な内容を載せるべきかを判断しましょう。
資料請求・ダウンロードページ
Webサイトを閲覧しただけで、すぐにお問い合わせに至るユーザはほぼいません。
資料請求・ダウンロードページは、もう少し商品やサービスに関する情報を詳しく知ってからお問い合わせを考えたいユーザーと、直接的な接点を得るために活用します。
BtoBでは、商品・サービスの購入までの検討期間が長いため、検討フェーズに応じたアプローチが有効です。
商品・サービスの紹介資料だけでなく、ターゲットの課題解決方法を提示するノウハウ系のホワイトペーパーなど定期的に増やすことで、リードが獲得できます。
ユーザーが入力する情報を最低限のものにするなど、抵抗なく情報を入力してもらえる仕組みが重要です。
お問い合わせページ
お問い合わせページは、ユーザーの問い合わせに対応するページです。Webサイトの閲覧から次のアクションに移る段階であり、商談・受注に最もつながりやすいユーザーが集まります。
そのためWebサイトの中でも重要度が高く、資料請求・ダウンロードページと同様、抵抗なく情報入力をできる仕組みが求められます。
状況に応じたフォーム改善をする、記載内容の最適化を図るなど、常にユーザーに負担をかけない状態を作っておくことが必要です。
Webサイトを制作する方法とは?
実際にWebサイトを制作する場合、大きく2つの方法に分けられます。
制作会社に依頼する
制作会社の中から、自社の作りたいWebサイトに最適な依頼先を選択する方法です。
制作会社を選ぶ際は、以下は必ず確認しましょう。
・BtoBのノウハウの有無
・Webサイトの制作費用
・納品されたWebサイトの更新方法とコスト
BtoBのノウハウの有無
BtoBのWebサイトに必要な構成はBtoCと異なります。制作会社の導入実績を確認し、自社の事業内容や抱える課題が解消できそうな実績を持つ相手に依頼することで、的確なサポートを受けられます。
Webサイトの制作費用
制作したいWebサイトの規模はもちろん、制作会社によって費用は数十万円~数千万円まで大きく異なります。必ず複数社に見積もりをもらって検討しましょう。
▼依頼する費用相場についてはこちらの記事を参考にしてみてください
→ホームページ作成費用の相場は?制作会社に依頼するメリット・デメリット
納品されたWebサイトの更新方法とコスト
制作会社によって、Webサイト制作ツールは異なります。どのようなツールを使っているのか、納品後の更新方法とコストを確認することをおすすめします。
BtoBビジネスはWebサイトを活用したナーチャリングが重要です。Webサイトを活用して継続的な情報発信が欠かせません。
そのため、ツールを確認して、納品後は自分たちですぐ更新できるのか?また外注が必要な場合、どのくらいの時間と費用のコストがかかるのか?は非常に重要です。
もしも社内に専門知識をもっているメンバーはいない場合は、簡単にWebサイトを更新できるノーコードCMSで納品してもらえる制作会社をおすすめします。
▼CMSについて、詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください
→【初心者でもわかる】CMSとは?導入するメリットとおすすめツール比較12選
以下に紹介するのは、BtoBのWebサイト制作に特化した会社の一例です。
株式会社ベイジ
「株式会社ベイジ」は、BtoB専門のWeb制作会社です。BtoBマーケティングや採用について、培ったノウハウをもとにWebサイト制作・リニューアルを提供が可能です。
ビジネスの成果につながるようWebサイトの戦略を具体化し、綿密な調査や分析から幅広いサポートを実施します。
公式サイト:https://baigie.me/
株式会社モノサス
Web制作をはじめ、マーケティング支援などさまざまな事業を展開する「株式会社モノサス」。BtoB専門のWebサイト制作が事業の一つにあります。
600社以上の取材から得た知見で、さまざまな業界のWebサイト制作実績を備えている点が特徴です。
自社サイトでは、Webサイトのリニューアルに関するノウハウやケーススタディを発信しています。
公式サイト:https://www.monosus.co.jp/
株式会社イノーバ
BtoBマーケティングのサービスの提供・支援をメインに提供している「株式会社イノーバ」は、500社以上の支援実績があります。
自社で開発したCMSの提供をしており、BtoBマーケティングに特化したWebサイトをスピーディに制作可能です。
Webサイト制作後のサポート、マーケティング支援のサービスも充実しています。
公式サイト:https://innova-jp.com/
制作会社に任せなくてもWebサイトの制作は可能
専門的な知識がある場合、制作ツールで一からWebサイトの制作が可能です。
多数のテンプレートを使用して制作が可能な無料ツールや、機能やサポートが充実した有料ツールなど、多様な種類が提供されています。
以下は、代表的なWebサイト制作ツールの紹介です。
WordPress
「WordPress」は、世界のWebサイトの43%を構築する際に利用されている、無料のWebサイト制作ツールです。
テーマ(構造)テンプレートが豊富で、機能を拡張するプラグインが豊富です。専門的な知識がなくても簡単にWebサイトの制作ができますが、CSS・HTMLなどの知識があれば、サイトの完成度を高められます。
利用者が多いため、不明な点は世界中の利用者からの情報や、利用者同士で解決できるメリットがあります。
公式サイト:https://wordpress.com/ja/
Wix
世界で2億人以上のユーザーが使用している無料ツール「Wix」。
ドラッグ&ドロップだけでデザイン・機能を調整できる点が、大きなメリットです。テンプレートが豊富で、アニメーションや動画背景など、サイトに動作を加えることが簡単にできます。
質問に答えた内容に沿って、AIが最適なサイトを自動生成するツールが備わっている点が特徴です。
公式サイト:https://ja.wix.com/
Webサイト制作は依頼、その後は自分たちで運用したいなら
「Webサイトを制作してもらって、その後のWebサイトの更新は自分たちで好きな時に、簡単に行いたい。」
そんなBtoB企業にお勧めなのが弊社のノーコードCMS「ferret One」です。ブラウザ上でサクサクと簡単にホームページを作ることができます。
導入時にはマーケティングの戦略設計をしっかりと練ることで、お問い合わせを増やせる設計のホームページが制作してもらえるのも魅力です。
■BtoBに特化したWebサイトを作りたい
ferret Oneは長年の事業運営と1000社以上の導入実績から、リード獲得・育成の成果実証済みの成功の型でWebサイトを制作します。
■ノーコードで、とにかく簡単に、ページ作成・更新したい
「Wordpressや他社のCMSより断然使いやすい」との声を多くいただいています。
サービスサイトやLP、セミナー集客、資料ダウンロードなど、BtoBのノウハウを反映したテンプレートも多数用意されていますので、新規作成も簡単です。
Webサイト制作後の成果にこだわりたいBtoB事業者様は、ぜひferret OneでWebサイト制作・運用をご検討ください。
▼ferret OneがなぜBtoBに強いのか?制作フローはこちらをご覧ください!
→BtoBで本当に成果の出るWebサイト制作方法-ferret One制作チームの取り組み
Webサイトの目的を明確にして、充実したサイト制作を
BtoBのWebサイト制作の際には、以下の点を意識することが大切です。
- Webサイトは「ビジネスの第一段階」であり「営業活動をサポート」するもの
- Webサイト制作で大切なのは、制作する目的や目標を明確にすること
- Webサイトの制作方法は、外部会社に依頼するか、自社で制作するかの2パターン
Webサイトの種類は複数にわたります。そのため「なぜWebサイトが必要なのか」「どのようなユーザーに閲覧してほしいか」「Webサイトでどういった成果を出したいか」を考えて制作に取り組むことが重要です。
明確にしたサイト制作の目的や目標を達成するためには、PDCAサイクルを回して、適宜Webサイトの最適化をしなければなりません。継続的なサイト運営を前提に、自社の強みを出せるWebサイト制作をしましょう。
BtoBサイトの作成・リニューアルをご検討中ならferret Oneがおすすめです。
BtoBマーケのプロがサイト運用者の視点で開発した圧倒的に使いやすいCMSで、日々のちょっとした更新や施策実行がすぐに行えます。CMS機能をベースに、メール配信やマーケティング機能は必要なだけオプションで追加していく安心の料金体系です。
ご興味のある方はぜひ資料をご覧ください。