なぜ優秀なマーケターは採用できない?成功させるポイントとおすすめ求人サイト
IT・WEB業界を中心に、人手不足が蔓延してどの企業も優秀な人材を獲得するためには多大な努力が必要になってきました。
その中でも特に難しいのが、「マーケターの採用」だと感じていませんか。
この記事では優秀なマーケターの採用を成功させるポイントをご紹介していきます。
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優秀なマーケターが採用できない理由
現在、自社で効果的なマーケティングを行うために、マーケターの需要が高まっています。
しかし、さまざまな専門的な知識が必要になるマーケターは需要の割に人材が少なく、圧倒的な売り手市場となっています。
また、転職希望者が少ないこともマーケターの採用を難しくしている原因です。そのような厳しい状況下で、どのようにマーケターを採用するとよいのでしょうか。
急増するマーケター需要に対して、圧倒的に人材不足
9割以上のマーケターが自社の人手不足を感じているという調査報告があります。
Web広告の需要は年々高まっているうえ、労働人口が減少している中で優秀なマーケターを探し当てて採用することは困難です。
マーケターには商品やサービスの知識だけでなく、価格やターゲット設定のための市場調査力や、売り上げにつながる宣伝・広告の戦略的思考など多角的な能力を必要とされます。専門的な職務であるため、慢性的な人材不足が続いています。
参考:【マーケティング人材に関する調査】9割以上のマーケターが社内の人材不足を実感
マーケティングの知識に加え、Webの知識が要求される
通信回線や多様なデバイスの普及に伴って、Webマーケティングの重要性が増しています。
マーケターにはWebサイトの運営やコンテンツSEO、SNS運用などさまざまなWebの知識が求められるようにまりました。しかし、従来のマーケティング力に加えて、Webマーケティング力も持ち合わせた優秀なマーケターは、まだまだ多くありません。
また、優秀なマーケターであればあるほど、企業にとっては貴重な人材なので、納得感のある環境で従事している可能性が高く、潜在転職層はわずか2%とも言われています。逆に、わずかな転職潜在層にいかにアプローチをかけられるかが、マーケター採用を成功させるポイントとも言えます。
優秀なマーケターが採用できない時に見直すべきポイント
なかなか優秀なマーケターの採用ができない…と悩んでいませんか。まずは、自社で提示している採用条件を見直していくことから始めましょう。
明確に求めるものを示せているか
マーケティングの職務は幅広く、必要となるスキルや経験も全く異なります。
例えば、コンテンツ制作、広告運用、メールマーケティング、MAやツールの運用、など業務範囲はさまざまです。自社が必要としているのは、市場調査なのか新規事業開発なのかなど、担ってもらいたい業務内容を明確に提示しましょう。
まず自社の事業部と人事が、どのような人材を求めているのかきちんと整理しておくことが重要です。応募者へ求めるものと採用基準にズレが生じてしまうと、うまく採用に結びつかなくなります。
提示年収が適切か
潜在転職層のマーケターに他社との比較検討のフェーズで選ばれるためには、他社よりも高待遇である必要があります。
マーケティング力や多大な知識だけでなく、さまざまな能力を求められるマーケターの平均年収は500万円を超えているのです。
また、豊富な経験やキャリアのある優秀なマーケターともなると、1000万円を超える人材も出てきます。自社の求める実務に対して提示年収が適切か、研修制度など他社に勝る待遇が提示できているのかを見直しましょう。
選考スピードの速さ
優秀なマーケターを確保したい場合、選考スピードも重要です。
自社で採用したいと思える転職希望者は、他社にとっても魅力的な人材である場合がほとんどです。選考スピードを早めることで、競合他社よりも優先して転職希望者と選考スケジュールの調整が可能になります。
また、転職希望者の意欲を下げずに選考を進められるというメリットもあります。
マーケティングツールで補えないか
新しい人材を確保・育成するには、それなりのコストも時間も必要となります。自社の求める業務内容と比較してみて、マーケターを採用するという手段にこだわらず、マーケティングツールで業務を円滑化する方法もおすすめです。
BtoBマーケターに必要な機能がそろった「ferret One」を利用すれば、サイト制作や問い合わせ管理、メール配信、LP作成など、BtoBマーケティングに必要な機能は一通り利用できます。
マーケティングツールの活用で、コスト削減や時間短縮、他の業務との兼任でもサイトの運営が可能となるメリットがあります。
■参考記事:Web集客ノウハウ不足を解消し、新規事業における見込み顧客の獲得につなげる!
優秀なマーケターを採用するために重要な3つのポイント
転職市場においてマーケターは総数が少ないだけでなく、正規社員としての採用が困難な傾向にあります。ここでは、自社が求める優秀なマーケターを採用する際の、重要なポイントを3つご説明していきます。
採用広報の強化
慢性的な人手不足のIT市場において、採用広報を強化している企業が増加しています。
優秀な人材ほど情報感度が高く、採用広報を強化している企業のほうが優秀な人材とのタッチポイントが増え、採用に繋がる傾向があるからです。
日頃から、「Wantedly」や「note」などのプラットフォームを活用しコンテンツの発信、採用広報資料の作成を行い自社の認知拡大をしておけば、マーケターが転職を思い立った時に圧倒的有利に進みます。
また、採用広報で魅力を積極的に伝えることで、転職を全く考えていなかったマーケターへのアプローチもできる可能性もあるでしょう。
弊社、株式会社ベーシックでも、採用広報の強化のために、noteを更新しています。
実際にnoteを見て入社を決めたメンバーも多く、おすすめの施策です。
■参考:株式会社ベーシック note
エージェントとダイレクトリクルーティングを活用
競争倍率の高いマーケター市場に求人を出しても、優秀な人材が求人票へエントリーしてくれるのはごく稀です。
転職エージェントとダイレクトリクルーティングサービスの活用を検討することで、自社に適した人材を採用出来る可能性が高まります。
ダイレクトリクルーティングの大きなメリットは、低コストで転職潜在層に直接アプローチできることです。既に多くのアプローチを受けている場合も、採用部門の責任者や経営者が直接アプローチするのは、他社との差別化となり、効果的です。
また、自社からのアプローチが難しい場合には、採用コストが高くなりますがマーケター採用に強いエージェントを活用する方法もあります。自社ではもっていないネットワークや人材へのアプローチを容易にする方法で、採用期間の短縮にも繋がります。どちらも、採用ミスマッチが起こりにくく、離職のリスクを軽減できるためおすすめです。
リファラル採用を取り入れる
リファラル採用とは、自社の社員の友人や知り合いを紹介してもらい、自社にマッチングした人材を採用する手法です。
採用する立場としては、応募者への信頼度も高く、従業員から志望度や応募者の特性を事前にヒアリングできるため、離職のリスクを軽減させることもできます。
応募者にとっても、実際に働いている知人から生の声を聞ける安心感があり、入社後に理想と現実のギャップが生じることも少ないです。双方に高いメリットがあり、低コストで取り入れられるのでぜひ検討していただきたい採用方法です。
マーケターが採用できない時におすすめの求人サイト
リクルートエージェント
リクルートエージェントは転職支援実績No1の転職支援サービスです。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人が20万件以上あり、Webマーケティング関連職も紹介しています。各担当の営業力が高く、内定率が高いので採用を検討した際には必ず登録しておきましょう。
ビズリーチ
ビズリーチはダイレクトリクルーティングとして利用できるます。競合他社が多いため、スカウトで返信をもらうには工夫が必要になります。しかし、転職意欲の高いマーケターに自社の魅力を直接アプローチできるため、採用にかける時間を大幅に削減できるメリットがあります。
Wantedly
Wantedlyもダイレクトリクルーティング用媒体としても活用可能です。成果報酬ではなく、毎月定額の料金モデルを採用しておりコストを押さえながら採用を行えます。また、ストーリーの機能を利用すれば、求人では伝えきれない自社の魅力を気軽に発信しできるので知名度の低い企業でも優秀な人材へのアプローチができます。
マーケターが採用できない時は外注や支援ツールもおすすめ
キャリーミー
キャリーミーは、マーケターと業務委託契約を結べるマッチングサービスです。登録者は30代が中心で、正規契約ではありませんが顧問やコンサルタントとは異なり、戦略・アドバイスだけにとどまらず、実務まで依頼できるため、マーケティングや営業戦略のPDCAをスピーディーに回すことが可能です。
カイコク
カイコクは、複業したいマーケターと企業とをマッチングする、パラレルワーク(複業・副業)支援サービスです。累計500社以上のWebマーティング実績があるカイコクが独自で診断、マーケターのスキルを可視化してランク付けしているで採用する際の評価として利用できます。
マーケティング支援ツール「ferret One」
ferret Oneは、BtoB事業に特化したマーケティングツールです。画像の差し替え、ページの追加など専門家に依頼せずにマーケティング担当者自社のWebサイトを更新できます。コンテンツマーケティング、メールマーケティングなどのマーケティング機能も充実しています。もちろんすべてを内製できるのが理想ですが、知識がなくてもサポートやツールがあることで、今の社内のメンバーで自社サイトを運用できる場合もあるので活用してみて下さい。
優秀なマーケター採用の選考でチェックすべきポイント
マーケターに求めるスキルや能力は企業によって異なりますが、ここでは一般的にマーケター採用の選考で必要とされる3つの能力から、優秀なマーケターを見極める方法をご紹介します。
論理的思考が得意か
マーケターは、「売り上げ」という最終目的に向かって、多角的に状況を分析する必要があります。
商品開発のための情報収集から販促に至るまで構想力、売れるための仕組みを作る企画力などが必要です。
採用する際には、さまざまな状況を論理的に分析し戦略を打ち立てるスキルがあるか、論理的思考能力が高い人材かどうかが非常に重要なポイントとなります。
コミュニケーション能力の高さ
企業活動のあらゆる領域に関わるマーケティング業務の特性上、マーケターはさまざまな社内の部署と関わます。
さらに、協力会社の人と協力しプロジェクトを進めなくてはならない場合もあり、調整力や指示伝達など高いコミュニケーション能力が求められるのです。
社内外問わず、相手の立場に寄り添って考えられ、他者の意見に耳を傾けられる人材を見分けることはとても大切になってきます。
PDCAサイクルを回せるか
PDCAとは計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)という一連のサイクルのことです。
マーケティングは、常にトライアンドエラーを繰り返し目的に向かって進んでいくため、しっかりとこのPDCAサイクルを回す必要があります。
PDCAサイクルを回すには、失敗を恐れない精神力と、失敗の中から次へつなげる何かを学び取る向上心がなくてはなりません。PDCAサイクルを頻繁に回せるかどうかで、プロジェクトのスピードも結果も変わってくるため、採用の際は必ずチェックしたいポイントです。
優秀なマーケターを採用し、マーケティング力を強化しよう
インターネットが多くの人の生活に欠かせない存在となり、マーケティング市場が年々拡大するなか、優秀なマーケターの採用を課題とする企業は多く存在します。
ここでは転職潜在層にアプローチする、多様な採用手法をご紹介しました。
求める人材像を具体化し、それに合わせた最適な採用手法やサービスを利用して、優秀なマーケターを採用するための施策の参考にしてください。
弊社ferret Oneは、BtoBに特化したマーケティング支援を行います。自社で運用できるようになる運用支援はもちろん、人材が不足している場合は運用代行も承っております。ぜひ資料をご覧ください。