SEOリライトとは?記事の選定方法と修正のやり方
オウンドメディアを立ち上げて記事を投稿してみると、検索順位上位を獲得でき、自然流入を集められるページと、検索順位が伸び悩むページに分かれてきますよね。
検索順位が伸び悩むページには必ず「理由」があります。その理由を見極めて順位上げるためのリライトを施すことが、SEOリライトになります。
しかし、いざ着手するとなると、どこから手をつけたら良いか迷うもの。そこで今回は、リライトすべき記事の選定方法や、具体的な手順、効果検証の方法などをお伝えします。
当メディア「One Tip」でも実践している、SEOリライトのポイントや進め方をもとにした解説ですので、効果実証済みです。SEOリライトにお悩みのマーケティングご担当者様はぜひ参考にして実践してみてください!
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目次[非表示]
SEOリライトとは?重要である理由
SEOリライトとは、すでに公開した記事をよりGoogleに評価されるように書き直すことです。
検索順位を上げる目的で行います。
SEOリライトが必要な理由
検索順位はGoogleのアルゴリズムによって決められています。
しかし、Googleのアルゴリズムは公開されておらず、各キーワードによっても傾向が異なります。それらを完全に把握しているSEOの専門家は存在しません。それぞれが「ヒント」を探して仮説を立てているのです。
メディアに公開した記事の検索順位は、「結果」ではなく「ヒント」と言えます。順位は随時変動するため、なぜその順位だったかを分析して仮説を立て、リライトして検証しましょう。
試行錯誤を繰り返すことで、検索順位を上位にする可能性を高めることができます。「リライトしたら順位が上がった」「リライトしても順位が変わらなかった」という経験を繰り返し、狙うジャンルの適切なSEOを理解してください。編集長がメディアが狙うジャンルのSEOにおけるスペシャリストになることが理想です。この経験は新規記事の作成にも活きます。
関連記事:【基本】Googleアルゴリズムとは?10年経っても変わらない原理原
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リライトの手順①記事の選定
リライトの手順として、まずどの記事をリライトするかを判断します。リライト記事を選定する時は、相対的に検索順位が伸び悩んでいる記事を選ぶようにしてください。
すべての記事をリライトする必要はありません。
とくに1ページ目に表示される10位以内の記事は、リライトすることで逆に検索順位を落としてしまうリスクも考えられます。ジャンルの傾向が判断しにくい間は、上位記事を安易にリライトしないようにしましょう。
リライトする記事の優先順
最初に取り組むべきは、11位〜50位程度に留まっており、伸び悩んでいる記事です。検索エンジンが反応はしているけど、10位以内に入るほどの決め手に欠けているという傾向があります。
検索順位上位に行く決め手はどこなのか、競合サイトを見て、差を探りましょう。
リライトの手順②記事の分析
リライトするときには、どうすれば上位に上がるのか「分析」することが必須です。分析から、仮説をつくり、仮説に基づいてリライトして検証を続けましょう。そうすることで、順位を上げる方法がメディアのノウハウとして溜まっていきます。
分析する時にチェックすべきポイントは主に以下の通りです。
- 検索者の疑問を解決できているか
- 記事内容にオリジナリティがあるか
- 専門性の高い内容になっているか
- 惹きつけるタイトルになっているか
- SEOの基本を忘れていないか
検索者の疑問を解決できているか
SEOの基本であり、第一にチェックしなければならない項目です。
検索意図の網羅
まず重要なのは、その記事が「検索意図」を網羅しているかという視点です。
検索意図とは、検索者が検索している目的です。検索意図を想像した上で、「検索者が持つ疑問はこの記事ですべて解決し、検索行動が終わるか」を記事を読んで再確認してみてください。
検索意図が満たされているかどうかは、検索上位の記事がどんな話題に触れてるのかも参考になります。もしも自社記事に足りない部分があれば追加しましょう。
校正の順序
次いで重要なのは、構成の順序です。エンゲージメントに影響します。
検索者が知りたい順番に構成されていない記事は、読者の離脱を招きます。記事の内容は足りているものの、構成の順序が悪く、離脱を招いている場合もあります。
関連記事:検索意図とは?分類とニーズの調べ方
関連記事:記事構成3ステップでSEOに評価される文章を作る!
記事内容にオリジナリティがあるか
記事の中に、一次情報があるかどうかを確認してください。一次情報は他の情報源を介さずに得たオリジナルの情報を指します。
一次情報にはさまざまな種類があります。以下はほんの一例です。
- 自社サービスの導入事例
- インタビュー
- 自社で実施したアンケート
- 他にはないわかりやすい図解
- 実体験に基づく施策結果
ユーザーは新しい情報を求めていますし、検索エンジンもユーザーの満足度を重視しているため、こうした競合サイトにはないようなオリジナリティのある内容があると記事の評価が高くなります。どのような書き方をすれば、ユーザーの満足度が上がるのかを検討して、コンテンツ内容を練ってください。
専門性の高い内容になっているか
競合サイトとの優位性を考えると、専門性の高さが重要です。
例えば、業務に携わった担当者だからこそ書ける内容を積極的に入れることで、競合サイトには真似できない内容をコンテンツに加えられます。
読者がすぐに行動に移せるような、細やかな具体的な訴求をすることが重要です。Googleは検索者の回遊も見て、検索順位に影響させていると言われています。
自社サイトの記事を最後に検索行動を終わらせられることで、コンテンツが評価されて検索順位が上昇しやすくなります。
惹きつけるタイトルになっているか
記事のタイトルは検索結果に表示され、検索者に選ばれたタイトルがクリックされます。もちろん、クリックされる確率(CTR)が高ければ高いほど、検索順位は上昇するので、タイトルは重要です。
検索結果の中で選ばれるタイトルになるには、読者に「この記事に望んだ内容が載っている」と思ってもらうことが大切になります。競合サイトと比較して「もっとも期待できる」と感じてもらうことが必要です。
記事のポイントを具体的に訴求することで、検索者を惹きつけましょう。
また、タイトルや見出しにはなるべく狙っている検索キーワードを入れてください。目に留まりやすいように前半にキーワードを入れるのが基本です。
関連記事:【編集部が解説】読まれる記事タイトルの付け方とは?重要な3つのポイント
関連記事:SEOに効果的なタイトルタグとは?編集部で共有している設定方法
SEOの基本を忘れていないか
SEOを行う上で基本的な事柄が抜けていないかも注目です。意外と抜け落ちていることがあるので注意しましょう。
- タイトルにキーワードが入っていない
- 見出しにキーワードが入っていない
- 同じドメインの中に重複したコンテンツがある
- 記事に使用している画像ファイルが重すぎる
以上のような内容が当てはまる場合、改善を施すだけで、記事の内容を加筆しなくとも検索順位が上がる可能性があります。ぜひ試してみてください。
また、E-E-A-T対策も基本です。Googleのガイドラインには「E-E-A-T」と呼ばれる評価基準が掲載されています。「経験(Experience)」「高い専門性(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(Trustworthiness)」という用語の頭文字を合わせた用語です。Googleが優れているコンテンツだと特定する要素としてこれらをあげており、対策は欠かせません。
自信がないという場合は、検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドを読み直してみましょう。
関連記事:自分でできるSEO対策8ステップ!無料でできるやり方を徹底解説【初心者向け】
関連記事:検索順位が上がる仕組みとは?上位表示でアクセスを増やす方法
リライトの手順③リライト記事の作成
記事の分析が終われば、いよいよリライトスタートです。リライトを行う時に重要となる要素をご紹介します。
- リライトの基本は加筆修正
- ライターに依頼するときは意図を共有
- 競合にない深い取材
リライトの基本は加筆修正
記事の修正を行うときは、基本的に元内容の削除をせず、加筆する形で修正を行うようにしてください。
安易に過去記事の内容を削除してしまうと、記事の評価されていた部分を削除してしまい、かえって評価を落としてしまう可能性があります。
誤りがある場合をのぞき、基本的には記事の内容はそのまま残し、新たな内容を加えるという方法で修正しましょう。ちなみに構成の順序を検索者のニーズに合わせて変更するのは問題ありません。
ライターに依頼するときは意図を共有
加筆部分の執筆を外部のライターに依頼する場合は、元記事を見せて、リライトの意図を共有するようにしてください。
元記事にどのような切り口が足りないのか、そして、なぜ加筆をするのかを伝えましょう。加筆を担当するライターにも同じ意図を持って執筆してもらうことで、記事の一貫性を守ります。
競合にない深い取材
競合に情報の質で勝たなければ、検索順位で上位には上がれません。
競合でもできていないような、質の高い取材を行うようにしましょう。ネットの記事だけでなく、書籍やYouTube動画、経験者へのインタビュー。もっとも差がつくのは、自社に存在する専門家への取材です。
オリジナリティのある取材を行うことができれば、自ずと記事の質は高くなります。
リライトの手順④順位チェック
記事を公開したら、公開直後の順位変動には細心の注意を払ってください。
もし公開後に検索順位が10位以上落ちたら要注意です。何らかの原因で評価を下げた可能性があるので、すぐにリライト前の状態に戻し、順位変動を見守るようにしてください。
記事の順位が大きく変動しない場合や、順位が上昇した場合はそのまま順位変動を見守り続けて大丈夫です。
順位変動がなかなか起きない場合も、1〜2ヶ月以上経過してから順位が上昇し始めるケースもありますので、焦らず待ちましょう。
リライトして順位が変動したら、なぜ順位が変動したのか、仮説をしっかり考えておいてください。その仮説は次回以降のリライトや、新規記事の作成時に役立ちます。
関連記事:検索順位チェックツールおすすめ8選!無料版・有料版の違い
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記事公開後に順位維持・上昇したいならばSEOリライトは必須
ユーザーの悩みや優先事項、そして解決策は、時代の変化とともに常に移り変わります。Googleはユーザーの満足度を重視しているため、その評価基準も変動していくのです。
そのため、記事を公開した後も順位を維持・向上させるためには、SEOリライトは避けて通れません。
ただし、Googleのアルゴリズムは完全に解明されていないため、常に仮説を立てて検証していく必要があります。新規記事やリライトした記事の検索順位をこまめにチェックし、なぜその順位に位置しているのかを分析することで、「こうすれば検索上位に入れる」という仮説を立てることができるのです。地道な作業ではありますが、試行錯誤の積み重ねが重要です。
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