Web集客を改善する方法とは?取り入れるべき施策と改善ポイントの見つけ方
Web集客とはインターネット上で行われる集客のことです。
インターネットを利用する機会が増加傾向になった近年では、Webから集客することがとても重要視されるようになりました。しかし、集客する方法には何があるのか?Web集客をやってみたが効果が出ない、と悩んでいませんか?
ここでは、Web集客に必要な基礎知識と成功させるためのポイントをご紹介していきます。
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Web集客の方法とは?
Web集客と一言で言っても、その方法は多岐に渡ります。その中でも身近な方法として5つを説明していきます。
▼「そもそもWeb集客とは?」という方は、こちらをご覧ください!
→Web集客とは?BtoBマーケティングで活用するコツ
有料検索流入
有料検索とは、自然検索と同じ画面の上部や右側にリストアップされた「広告」「Ad」などのマークがついているものです。有料検索という名前の通り、表示やクリックによって広告費用がかかってきます。しかし、検索ワードに合わせて広告が目立つ位置に表示されたり、アクセス数の高いサイトより上部に掲載されるため、自社のことをまだ知らないユーザーの目も引くことができます。
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自然検索流入
自然検索流入とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンの検索からユーザーがサイトへ訪問することです。日本で利用される検索エンジンは、GoogleとYahoo! JAPAN が中心のため、検索エンジンからの集客を考える場合は、この2つを意識すればいいでしょう。検索エンジンを利用するときはユーザーの目的が明確にあることがほとんどなので、それを解決できるサービスや商品を提供していれば集客しやすくなります。
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SNS流入
SNS流用は、Facebookやツイッター、Instagramなどソーシャルメディアからの集客です。自社で投稿した記事はもちろん、他ユーザーによって拡散された記事からWebサイトへ訪問されることもあります。今では多くの人が日常的に利用するサービスとなり、マーケティングとして利用する企業が増えてきています。特に、インフルエンサーと呼ばれる人から自社の記事やサイトをシェア・リツイートされれば一度に多くのユーザーのアクセスを獲得することができます。また、SNS流入によって訪問したユーザーは友人やフォロワーから広告を知るため、初めからある程度の信頼や興味をもってくれていることが多いのもこの集客方法の特徴です。
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外部サイトからの流入
外部サイトからの流入は、自社と関連のある商品、サービスの情報を発信する他のサイトに広告を出し集客をすることです。SNS流入同様、関連のあるサイトから訪れるユーザーが多いので自社のターゲットとするユーザーに直接アプローチする機会を増やせます。また、外部サイトにリンクを貼ってもらうことを被リンクと呼びます。この被リンクを増やしていけば、前出で説明した自然検索の検索順も向上し、自然検索からの集客アップにも繋がるメリットがあります。
直接流入
直接流入は、検索サイトなどを経由することなく、直接自社Webサイトへ訪れてもらうことです。広く捉えれば、名刺やメールのリンクからの流入や、店舗の壁や入り口に貼ってあるQR コードからの流入も含まれてきます。しかし、直接流入は他の方法で訪れたユーザーがまた見たい、もっと知りたいと思ってもらえるような充実したサイトである必要があります。気に入ったサイトとしてブックマークやお気に入りしてもらえば、定期的にサイトを訪問してくれるリピーターとなりますが、そこまで進めていくのがこの集客方法の難しいところです。
Web集客の改善点を見つけるアクセス解析
Webサイトに集客をできれば、すぐに利益に繋がるわけではありません。サイトに訪れたユーザーのアクセスを解析、サイトの改善をしてこそ、最終的な利益を達成することができます。ここでは、そのアクセス解析について説明していきます。
アクセス解析とは
アクセス解析とは、Webサイトにアクセスしたユーザの情報・動向を取得して分析することです。
解析を行う際にはアクセス解析ツールを使います。解析ツールを利用すれば、Webサイトを訪れたユーザーの数、どのような経由でサイトを訪れたのか、どのページを閲覧しているのかなど、得られる情報が多くあります。また、年齢や性別などの属性も知ることができます。
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アクセス解析のためにWebサイトの目的を見直す
アクセス解析をする際には、Webサイトの目的を改めて確認しておくことが重要になってきます。アクセス解析をすることで様々な情報が得られる半面、どこを見たらいいのか、これからどうすればいいのか迷いが出てくる場合があるからです。このページはよく見られている、今月はアクセス数が多かったな、ではアクセス解析の意味がなくなってしまいますので、最終的な目的を軸にして、どうしてこの結果になったのかに着目するようにしましょう。
解析結果を目的と照らし合わせる
Webサイトの目的を中心に施策や戦術を明確にし、成果が出ているのかアクセス解析のこの数字に注視していこう、と目的と解析結果を照らし合わせて考える必要があります。アクセス解析になじみのない方には難しく感じてしまうかもしれませんが、把握と改善をセットに考えれば、的を絞って見れるようになります。逆に、今まで気づかなかった自社の強みなど新たな発見があるかもしれません。
Web集客を改善するための5つの施策
ここでは、Web集客を行う際には抑えておきたい5つの施策を具体的に説明していきます。
Web集客改善施策①リスティング広告
リスティング広告は、有料検索流入でお伝えした通り、検索サイトの上部に掲載される広告のことです。
広告を出すキーワードを選べるので、興味のあるユーザーに向けてアプローチができ、新しい事業を始めたばかりで認知度が低い場合にも利用されることが多いです。クリック数に応じて料金が発生するため、コストを抑えられるメリットがあります。
しかし、クリック単価はキーワードによって変動するため、コストと利益のバランスをみながら進めていくといいでしょう。
Web集客改善施策②ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webサイトの記事の間に差し込まれる広告のことです。検索キーワードや、時間、地域などある程度絞り込んで広告を出せるので自社を知らないユーザーにも届けることができます。
しかし、興味のないユーザーにも配信されるため、利益が出るまでに時間がかかります。
それでも画像や動画を活用するディスプレイ広告は、比較的安いコストで多くのユーザーの興味を引けるため魅力的な施策と言えるでしょう。
Web集客改善施策③SEO対策
SEOとは検索エンジン最適化を意味します。自然検索で検索した際に自社サイトを上位に表示されるようにする施策のことです。
SEO施策にはXMLサイトマップを送信したり、URLを正規化したりする内部SEO対策と、被リンクなどの外部から反応やアクセスを増やす外部SEO対策があります。
どちらも必要な対策になるので同時に行うようにしましょう。また、ユーザーが検索しそうなキーワードを先回りし、それに対する答えとなるコンテンツを作っておくこともアクセス数増加に繋がり、SEO対策には欠かせないポイントです。
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Web集客改善施策④MEO対策
MEOとはマップエンジン最適化のことで、地域と関連性の高いキーワードで検索した場合にグーグルマップで上位表示されるよう施策することです。
現在、MEOは実店舗や事業所を中心にビジネス展開をしている企業から高い関心を集めています。来店型ビジネスでは、実店舗へ集客することがビジネスの最重要課題ですが、検索エンジンから店舗やサービスを検索しても、上位には大手ポータルサイトや他店舗チェーン店などの大手企業に占められています。
しかし、地域+検索ワードで検索した際には特定のエリアの実店舗がマップ上に表示されるため、競合の大手企業に対しても圧倒的に優位となります。また、SEO順位よりも上部に表示され、視認性や認知度が非常に高くなるので、集客の期待ができます。
Web集客改善施策⑤SMO対策
SMOとはソーシャルメディア最適化のことで、SNSを活用してWebサイトまで促す施策のことです。近年、多くのユーザーが何かしらのSNSを利用しており、人気アカウントになれば無料で多数のユーザーへ商品やサービスをアプローチできます。
しかし、人気アカウントになるための難易度は高く、ソーシャルメディアによって利用するユーザーの年齢や利用目的も異なるため見極めが必要です。SMO対策を行うとフォロワー数に注目してしまいがちですが、集客を成功させるためにはフォロワーの質のほうが大切です。
SNSはシェアやリツイート、口コミが寄せられることで信頼感や興味をもって拡散されます。あまり宣伝や勧誘ばかりにならないように有益な情報を発信していくよう心がけましょう。
Web集客の改善に重要なポイントとは?
ポイント①集客の「目的」を明確化する
インターネットでの集客が、今後新しい顧客を増やしていくために大切になっていきます。しかし、Web集客をする目的は、その業種によって様々です。まずは、「何のために集客をするのか」というWeb集客のゴールを明確にしていきましょう。
利益を上げることをゴールとするなら、ただアクセス数を増やせばいいわけではなく、サイトに訪れたユーザーがゴールに向けた行動をとってもらう必要があります。
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ポイント②ターゲットを明確化する
目的が決まったら、ターゲットを明確化しましょう。サイトに訪れるユーザーの中でも、自社の商品やサービスに向けられる関心の度合いは大きく差があります。
ターゲット設定に迷ったら、まずは顧客化しそうなユーザーをターゲットとすることをおすすめします。
また、性別、年齢、職業、関心のあること、悩み事など、ターゲットを深く掘り下げてペルソナ設定ができれば、Web集客の施策や、ターゲットに合わせたキャッチコピー、コンテンツの作成など後の工程もスムーズに進みます。
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ポイント③ターゲットにあわせた集客手法を選ぶ
Web集客の施策によって、狙いやすいターゲットや成果は変わってきます。例えば、10代~20代をターゲットにした商品を新しく売り出すために、SEOやMEO対策に力を入れてもあまり効果はないかもしれません。
それよりも、ターゲット層により馴染みのあるSMO対策に費用と時間をかけたほうが成果が出やすい可能性があります。このように、設定したペルソナと自社の商品やサービス特徴をふまえて、施策を決定していきます。
もちろん、施策にはそれぞれのメリットやデメリットがあるので一つに絞る必要はなく、目標やターゲットから逆算して選んでいきましょう。
ポイント④集客したあとの流れを設計する
実際にWebサイトに集客できても、ユーザーに行動を起こしてもらえなければ目的を達成できず、Web集客の成功とはいえません。どんなにオシャレなWebサイトを作って集客ができても、ユーザーの欲求を満たす情報がなければ、そのままサイトから離脱されてしまうように、集客のあとの流れが重要になります。
訪れたユーザーを「顧客化」するためには、まず他社に負けない自社ならではの強みと、ユーザーにとって有益な情報の発信が必要です。ユーザーの興味や購入意欲を搔き立てるコンテンツ、スムーズに詳細ページに飛べるリンクボタン、マルチデバイスに対応しているかなど、Web集客ではサイトの改善も同時に行っていきます。
ポイント⑤継続して情報を発信する
Web集客したターゲットにとって有益な情報は、継続して発信することが大切です。まずは、サイトの更新が行いやすい状況が作れているのかを確認しましょう。Web専門の部署がある場合はいいですが、複数人が他業務と兼任してWebサイトの更新をしていくこともあるでしょう。
その際には、Web知識にあまり強くない人でも情報発信ができるように、サイトの構築をしておくことをおすすめします。
弊社の提供している「ferret One」では、エンジニアやデザイナーの手を借りずに誰でもサイト更新が可能です。継続して情報を発信・改善することで、サイトの成果を伸ばすことができます。
■参考事例
CV数が前年比176%に!秘訣は「マーケチームだけ」でWeb施策が完結する環境
継続して情報発信をしていくと、何を発信すればいいのかわからない、と悩むことがあります。
その時は、既存顧客にヒアリングしたりターゲットとなるユーザーが利用しそうな質問コミュニティを参考にしてみて下さい。今ユーザーが悩んでいること、知りたい情報が何かを理解することができます。
ポイント⑥CVR改善も目指す
CVRとはConversion Rate(コンバージョン率)の略称で、サイトに訪れたユーザーのうち、お問い合わせや成約などの目的まで至った率を示すものです。Web集客によってサイトに訪れるユーザーが増えても、このCVRが低いと成果として何も得ることができません。ポイント①で決定した目的までユーザーを誘導できているのか、一度自社のWebサイトを確認して見てください。
- コンテンツが少なく、ユーザーが途中で離脱している
- 広告のキャッチコピーに惹かれ流入したが、ページ内容に差がありサイトを回遊せずに離脱している
- 問い合わせや資料請求をしたいが、クリックボタンが分かりにくい、クリック箇所と違うところをクリックしている
- お問い合わせの情報入力ページの入力エラーや表示が分かりづらい
サイトによってCVR改善をする施策はさまざまあるため、仮説を立てて施策を実行し、分析、改善を繰り返していくことが大切です。
■CVR改善の具体的な施策については、こちらの資料をご覧ください
Webサイトの“もったいない”を無くす! BtoBサイトのCVRを改善する 15のチェックリスト
Web集客を改善し、効果的に運用をしよう
インターネットでの集客が重要になってきた昨今、多くの企業がWeb集客に注目をしています。目的やターゲットによって最適な手法は異なるため、自社サイトの現状やサービスに合わせて選ぶことが重要になってきます。
また、ここでも紹介してきたように集客する手法は複数あり、集客率を安定させるためにも一つに絞らず複数の集客経路を確保しておきましょう。自社に最適な施策を選んで、長期的な視野でWeb集客を成功させましょう。
弊社では、Web集客のためのツール『ferret One』を提供しています。マーケティングに必要な機能とノウハウが揃っているため、Web集客の改善をお考えの方は、ぜひ無料の資料をダウンロードしてみてください。