【2024年】CMSを徹底比較!プロが選ぶ企業におすすめ10選

	【2023年】CMSを徹底比較!プロが選ぶ企業におすすめ10選

「自社に合ったCMSが分からない」「比較時の着眼点が分からない」とお悩みではありませんか?

CMS導入で重要なのは、様々な種類の中から自社の運用体制や目的にあったものを選択することです。

本記事では、自社に合ったCMSを選ぶための基礎知識から比較方法までを解説します。
さらに実際に上場企業が導入しているCMSを比較して、企業のWebサイトにおすすめのCMSを10種類ご紹介します。

公式サイトはもちろん、口コミサイトの内容を加味して、「編集部のおすすめポイント」も掲載しておりますので、自社に合ったCMSを選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事はなるべく最新情報を掲載すべく、定期的に調査しなおしております。現在掲載している内容の調査日は、2024年10月8日なります。

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目次[非表示]

  1. 1.CMSとは
  2. 2.CMSの3つの種類
  3. 3.CMSの料金体系
  4. 4.CMSを利用するメリット
  5. 5.CMSを利用するデメリットと対処法
  6. 6.国内企業のCMSシェアランキング
  7. 7.CMS比較のポイント
  8. 8.手軽にWebサイトを開設・運用したい企業におすすめのCMS
  9. 9.豊富な機能を求める企業におすすめのCMS
  10. 10.Webサイト制作のスキルに自信のある企業におすすめのCMS
  11. 11.自社の目的にあったCMSを選択しよう


CMSとは

CMS


CMSとは、Webサイトのコンテンツを作成するための文字、画像、デザイン、レイアウトなどを保存し管理するツールです。運用目的や規模に合わせた多様な種類が販売されているため、自社に最適なCMS選びが必要です。

関連記事:CMSとは?導入すべき?基本から初心者にもわかりやすく解説


CMSにできること(機能)

CMSができることはWebサイト制作です。

ただ、現在ではWebサイト制作機能は、最低限の機能であり、Webサイト運営の現場をより便利にするためのマーケティング機能を追加で搭載しているCMSが多く開発されています。

例えば、以下のような機能があります。

  • 複数人でウェブサイト運営を行うための「ユーザー管理機能」
  • ページを公開後の効果測定を行うための「アクセス解析」
  • Webサイトにフォームを設置できる「フォーム機能」
  • フォーム追加後のユーザーを管理する「顧客管理機能」

Webサイトを公開して終わりではなく、Webサイトを運営して成果を出していくためのマーケティングに必要な機能が搭載されるようになっています

関連記事:CMSの機能一覧 | 3つの基本機能と理想のCMSを選ぶためのポイント


CMSの3つの種類


CMSは、大きく分けて3つの種類があります。

  • クラウド型
  • パッケージ型
  • オープンソース型

自社のサーバー状況や運用体制によって、なにが最適かが異なります。特徴を押さえておきましょう。どのCMSがあっているかについては、後述の「CMS比較のポイント」の章で解説していますので合わせてご覧ください。


クラウド型CMS

クラウド型CMSはサーバー一体型で、Webサイト作成や運用をインターネット上で完結できる形態のCMSです。ベンダーが独自開発し提供しています。

サーバー環境の準備が必要なく、最初からWebサイトの土台ができているため、社内に専門知識を有する人材がいない場合でも完成度の高いWebサイトが作れます。

Webサイト制作については、ベンダーがあらかじめセットした機能やテンプレートで進めていくため、機能やデザインのカスタマイズに制限がありますが、提供されているツールの数が多く、作りたいWebサイトの規模や目的に合わせたツール選びが可能です。


パッケージ型CMS(オンプレミス型CMS)

パッケージ型CMSは、自社内にサーバーやソフトウェアを設置して運用する形態のCMSです。オンプレミス型、買い切り型とも呼ばれます。クラウド型同様、ベンダーが独自開発し提供しています。

自社サーバーを使えるため、セキュリティー体制の強化やトラブルが起きた際の対応を自分たちで行えます。
クラウド型よりコストはかかりますが、個別で機能やデザインのカスタマイズができるため、自社が作りたいWebサイトを具現化することが可能です。ただ、開発コストや時間がかかるため、予算やスケジュールの管理に注意が必要です。


オープンソース型CMS

オープンソース型は、インターネット上に公開されているソースコードを利用して、自分でWebサイトを構築して運用する形態のCMSです。無償で使用できるものが多く、コストを抑えられるのが特徴です。

プログラミングで、CMSの機能を拡張したり、凝ったデザインのページを作成することができます。ただし、専門知識を要するため、社内に専門知識を有する人材がいなければ使いこなすことが難しいツールでもあります。

注意すべき点は、セキュリティー面の対策です。ユーザー数が多く無料のオープンソースのサービスは、裏を返すと、ハッカーから狙われやすいCMSの可能性が高まります。情報管理や安全対策をしつつ、トラブル発生時の対応をする必要があります。

関連記事:CMSの種類とは?メリット・デメリットから選び方も紹介


CMSの料金体系

CMSの料金体系は、大きく分けて3つです。

  • 月額利用料金が発生するタイプ
  • 買い切りタイプ
  • 無料タイプ


月額利用料金が発生するタイプ

月額利用料金が発生するタイプのCMSは導入と月額費用は安価ですが、ランニングコストがかかります。その分、安定したサポートが期待できるのが魅力です。技術的な知識がないユーザーでも安心して利用できます。


買い切りタイプ

買い切りタイプは初期費用が高めですが、長期的な利用コストを抑えられるのが魅力です。ただし、アップデートやセキュリティ面については自己管理が必要となることが多いので、技術的な対応力が求められます


無料タイプ

無料で使えるタイプは費用はかかりませんが、制限が多くなってしまいます。自由なデザインができなかったり、独自ドメインが使えない場合があるため、どれくらいの規模で、どの程度の自由度が必要かを考慮して選ぶ必要があります

関連記事:CMS導入の費用はいくらかかる? 料金相場とおすすめ業者3選


CMSを利用するメリット

CMSを利用することでどのような恩恵が受けられるのか解説します。

  • 専門知識がなくてもサイト制作ができる
  • スマートフォンに対応したデザインが簡単にできる
  • マーケティング施策が実施しやすい


専門知識がなくてもサイト制作ができる

Webサイトは、HTMLなどの言語でできているので、制作・実装にコーディング知識が必要になります。

しかし、CMSを使えば、文字やボタンなどのパーツを組み合わせるだけでWebサイトが制作・実装可能です。コーディングは裏側でCMSが勝手に行ってくれているような形になります。

そのため、エンジニアやデザイナーに依頼しなくても、専門知識がないメンバーがサイト制作できます


デバイスに合わせたデザインが簡単にできる

PC、スマートフォン、タブレットなどデバイスに合わせたページの表示はユーザビリティやSEOの観点から必須のものとなっています。

CMSには、デバイスに合わせて、自動で適したサイズやテンプレートに変換する機能がついているので、デバイス別に複雑なコーディングやデザインを行わなくても表示変換も簡単にできるようになります


マーケティング施策が実施しやすい

CMSの利点として、マーケティング施策が迅速に実施できることが挙げられます。

CMSは複雑なコーディングが不要な分、コンテンツの制作や修正が短時間でできるので、新サービスやキャンペーンの情報発信もすぐに行えます

また、サイト制作をマーケターが行うことも増えていることから、フォーム作成やLP作成、メール配信、アクセス解析などのマーケティングに必要な機能もついていることが多く、CMSはサイト制作だけにとどまらず、マーケティングに活用できるツールといえます

関連記事:プロが教えるCMSを活用する12のメリット!導入に向いているサイト


CMSを利用するデメリットと対処法

CMSのデメリットもご紹介します。自社に致命的なデメリットではないか、きちんと確認しておきましょう。

  • 基本的な操作は覚える必要がある
  • 凝ったデザインのWebサイトは苦手としている
  • パッケージ型CMSとオープンソース型CMSはセキュリティ対策が必要


基本的な操作は覚える必要がある

CMSは簡単にWebサイトが作れるとはいえ、CMSの操作方法は覚えなければなりません。

CMSの操作の難易度は、CMSのUIや機能によって異なるため、製品差が大きいと言わざるを得ません。一般的に、CMSに搭載されたテンプレート以上のデザイン性を求める場合は、覚えるべき操作方法や知識が多くなる傾向にあります

【対処方法】

無料デモを提供している企業も多くあります。気になった企業に問い合わせて、実際に触ってみて扱えるかどうかを試してみましょう。

また、学習コストをできるだけ下げたい場合は、コーディングを必要としないCMSを選ぶのがおすすめです。こういったCMSは、「ノーコードCMS」といわれますので確認してみましょう。


凝ったデザインのWebサイトは苦手としている

CMSはコンテンツを組み合わせることで、サイト制作を簡単にしています。そのため、テンプレートデザインや標準機能を超えた、デザイン性の高いWebサイトは作れない場合があります

【対処方法】

もしデザイン性の高いWebサイトを作りたいが、CMSを導入したいという場合は、パッケージ型CMSを実装時に機能拡張を専門業者に依頼をすると、理想に近いサイトを制作できる可能性があります。

また、クラウド型CMSでもCSSやJava Scriptの編集ができるものもあり、ある程度カスタマイズができますので、確認してみてください。


パッケージ型CMSとオープンソース型CMSはセキュリティ対策が必要

パッケージ型CMSとオープンソース型CMSは自社サーバーにCMSをインストールするため、自社でセキュリティ対策を行う必要があります。特に、オープンソース型のCMSは、ソースコードがインターネット上に公開されており、利用ユーザー数が多いため、セキュリティ攻撃を受けやすくなっているため注意が必要です。

【対処方法】

パッケージ型CMS、もしくはオープンソース型CMSを導入する際は、社内のセキュリティ部門や、セキュリティ対策専門の企業に依頼をして、安全性を確保するようにしましょう

セキュリティ対策が難しい場合は、クラウド型CMSの導入がおすすめです。ベンダーがセキュリティ対策をおこなってくれるので、自社でセキュリティ対策をする必要がありません。


国内企業のCMSシェアランキング

企業のWebサイトはセキュリティやマーケティングなど、個人が趣味で運営するWebサイトよりも求められる機能が多くなります。
日本の上場企業が導入しているCMSを参考にみてみましょう。こちらの表は、CMS検出数を多い順から20サービス並べたものです。

上場企業CMS調査レポート 2023年8月度

出典:https://oshiete-url.jp/report/cms/2023_8/

クラウド型、パッケージ型、オープンソース型すべてのCMSが使われており、用途特化型のCMSもあります。

ferret One編集部ではこれら上場企業が導入しているCMSを比較して、運用体制や予算、用途から、企業におすすめのCMSを10サービス厳選して紹介します。


CMS比較のポイント

CMSを比較する上で重要なポイントを、表にまとめました。

導入目的
CMSを導入する目的によって、適したCMSは異なる
機能の拡張性
Webコンテンツの作成以外の用途が必要か、導入前に検討する
セキュリティ
自社で対策できないなら、CMS側で担保されているものを選択する
サポート
サポートの有無、電話サポートの必要性を導入前に検討する
費用
初期費用、ランニング費用をどの程度掛けられるか


この中でも、「なぜWebサイトを運用したいのか」「どのような効果を得たいか」など、作るための目的を明確化することが重要です。

目的を踏まえつつ、必要な機能は搭載されているか・重視したいポイントは何か・運用したいサイトの規模感とツールが合っているか、などを考えることで、納得いくツール選択が可能となるでしょう。

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おすすめCMS早見表

ただ、目的にあったCMSでも、社員のスキルやコストから導入できるツールは限られてきます。そこで、おすすめのCMSの種類がわかる早見表を作成しました。自社の状況に当てはまる項目が多いCMSがおすすめです。
続く章では、CMSの種類別に導入目的や制作したいサイトに応じた、おすすめのCMSサービスをまとめました。ツール選択の参考にしてみてください!


機能の拡張性

費用

Web制作スキル

サポート

既定の機能でもよい

予算はあまりない

できない
必要

カスタマイズしたい

高くても構わない

できない

必要

カスタマイズしたい

とにかく低コストがいい

自信あり

なくてもよい

関連記事:CMSの選び方とは?種類一覧と選ぶときのポイント


手軽にWebサイトを開設・運用したい企業におすすめのCMS

Webサイト制作のスキルはないが、Webサイトを運営していきたい企業にはクラウド型CMSがおすすめです。セキュリティ面のアップデートや最新機能の追加は、自動更新されるため、サーバーの構築や保守の必要が無いのは大きなメリットです。

機能の拡張性は高くありませんが、特定の利用用途に特化したCMSが多く、自社の目的にあったCMSを導入することで十分な成果をあげていくことができます。

  • BtoB企業のWebサイトなら「ferret One」
  • コーポレートサイトなら「Sharewith」
  • オウンドメディアなら「はてなブログMedia」
  • Adobeツールを連携してサイト運営したいなら「Adobe Experience manager」


BtoB企業のWebサイトなら|ferret One

導入目的
・BtoB企業のWebサイトの構築・運用
・お問い合わせを増やしたい
機能の拡張性

・ベンダーが開発した機能が自動アップデートされる
・MA機能の追加プランあり

セキュリティ
ベンダーがサーバーを管理。内部監査、パッチマネジメント、脆弱性診断により、アップデートされるシステムのセキュリティリスクを定期的にチェック

サポート

・テクニカルサポート
・BtoBマーケティングの戦略設計支援と日々の施策アドバイスが受けられる「伴走サポート」

費用
初期費用:10万円、月額費用:10万円〜
運営会社
株式会社ベーシック
URL


弊社の提供するferret Oneは、BtoB企業のWebサイト運営に特化したクラウド型CMSです。

長年のBoBマーケティング支援実績に基づいてCMSを開発しており、BtoBのWebサイトに必要な機能を、運用者が使いやすい形で実装されているのが特徴です。Webページの作成、ランディングページの作成、CTA、フォームの設置などが、PowerPointのように見たまま編集で誰でも簡単に行えます。

また、Webサイトの更新だけでなく、メール配信、フォーム作成、顧客管理などのMA機能が同じ管理画面で使えるため、リード獲得から育成までをスムーズに進められる設計となっています。


編集部のおすすめポイント

一番の特徴は、CMSと合わせて、BtoBマーケティング支援が受けられる点です。

CMSツールの提供だけでなく、Webサイト制作、マーケティング戦略・施策設計、作業代行などのマーケティングに関するサービスを幅広く取り扱っているため、マーケティングを強化したい企業に向いているサービスになっています。

また、お問い合わせを増やすサイト設計にこだわっており、CMS導入時には会社ごとにマーケティングの戦略設計を練ったうえで、Webサイトを制作するため、マーケティングの土台作りができる点も好評です。

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コーポレートサイトなら|Sharewith

導入目的

コーポレートサイトの構築・運用

機能の拡張性
ベンダーが開発した機能が自動アップデートされる
セキュリティ
ベンダーがサーバーを管理。金融機関からも選ばれる水準。

サポート

操作研修や問題解決型のサポートサイトあり
費用
初期費用75万円~、月額費用12万円~
運営会社
野村インベスター・リレーションズ株式会社
URL


Sharewithはコーポレートサイト運営に特化したクラウド型CMSで、多くの国内上場企業が導入しています。

IRサイトの⾃動更新や公開ワークフロー機能など、広報やIRなど部門横断で情報更新する必要のあるコーポレートサイト運営に最適化された機能が標準搭載されています。
また、金融機関からも選ばれるハイレベルなセキュリティ対策を行っているため、サイバーリスクに特に備えていきたい企業にもおすすめです。


編集部のおすすめポイント

他のCMSと異なる特徴としては、TDnet・EDINETとの自動連係機能が標準搭載されている点です。ルールに則った運用が特に求められるIRでは、IRの公開時間や内容について、人的ミスをできるだけ防ぐことが重要になります。

Sharewithには、このように、コーポレートサイトを運用する上で「ここが自動化されたらいいな」「ここがシームレスにできればいいな」といった点が細かくカバーされているため、コーポレート担当者・IR担当者が使いやすい設計になっているといえるでしょう。


オウンドメディア構築に特化|はてなブログ Media

導入目的
オウンドメディアの構築・運用
機能の拡張性
ベンダーが開発した機能が自動アップデートされる
セキュリティ
ベンダーが開発した機能が自動アップデートされる。
管理画面のアクセス制限機能を備えた万全なセキュリティ体制。
サポート
担当営業による一貫したサポート。
マニュアル提供やオウンドメディア運用時のアドバイス提供あり。
費用

初期導入費用と月額がかかる。HPに費用の詳細は記載なし

運営会社
株式会社はてな
URL


はてなブログMediaは、オウンドメディアの構築、運営に特化したクラウド型CMSです。

はてなブログで培ったノウハウを元とした、記事作成に集中できる操作性を備えています。さらに、はてなの編集者によるコンテンツ作りへのサポートもあり、オウンドメディアを初めて立ち上げる企業におすすめのCMSとなっています。


編集部のおすすめポイント

「はてな MediaSuite」という記事の編集支援サービスの提供が特徴的です。

ブログで有名な「はてなブログ」の運営会社から直接オウンドメディアの戦略設計や記事作成まで依頼できます。これからオウンドメディアに本格的に取り組んでいきたいという企業には魅力的なサービスだと思われます。

ブログだけなら無料で使えるWordpressも魅力があるという口コミもみられましたが、支援を受けながら記事作成をすすめたい方にはおすすめです。


Adobeツールを連携してサイト運営したいなら|Adobe Experience manager

Adobe Experience manager

導入目的

Adobeツールを連携してサイト運営したい

機能の拡張性

Adobeの他のツールとの連携が可能

セキュリティ
ベンダーがサーバーを管理

サポート

電話サポート
費用
非公開
運営会社
Adobe
URL

Adobe Experience managerは、Adobe CreativeのソフトやCreative Cloudとの連携が可能なクラウド型CMSです。

画像や動画といったWebサイトで使用している素材をAdobeで制作していれば、効率よくWebコンテンツを作成できます。Adobe AnalyticsやAdobe targetといったマーケティングツールと連携しているため、Adobeのツールで統一したい場合におすすめなCMSです。


編集部のおすすめポイント

前述のとおり、Adobeのツールで統一したい場合に最適なCMSになります。そのほかにおすすめな点としては、AIがWebサイトに訪問したユーザーのニーズに合ったコンテンツやテキストを表示してくれるという点です。

複数の商品・サービスを持っている企業やユーザーごとにコンテンツを出し分けていきたい企業にはおすすめの機能です。


豊富な機能を求める企業におすすめのCMS

機能が充実したCMSが必要な場合はパッケージ型CMSがおすすめです。

他のCMSよりも導入コストはかかりますが、ベンダーがニーズにあった機能を拡張してくれるなど、融通の利くCMSです。

  • 機能の拡張性を求めるなら「Movable Type ソフトウェア版」
  • 複数の商品管理を行っているなら「HeartCore」
  • 専門知識のなくてもWebサイト運用したいなら「NOREN」

  • 自社でCMSを拡張していきたいなら「a-blog cms」


機能の拡張性を求めるなら|Movable Type ソフトウェア版

Movable Type ソフトウェア版

導入目的

・自社システムと連携する等、機能をカスタマイズしたい
・静的なコンテンツを制作したい

機能の拡張性

プラグインの豊富で高度なカスタマイズが可能
セキュリティ
自社でサーバー管理可能。
HTMLとMTのテンプレートタグだけで、ウェブサイトを安全に構築
サポート
ライセンスを購入時から1年間、
開発元であるシックス・アパートのサポートを受けられる(メールのみ)
費用

ライセンス費用99,000円~

運営会社
six apart
URL


Movable Typeは2015年度から8年連続して商用パッケージ型CMSの国内導入シェア1位を獲得している導入実績があるパッケージ型CMSです。2023年11月には、最新バージョンMovable Type 8がリリースされ、アップデートを続けています。

プラグインの豊富さや機能の拡張性が高いのが特徴です。社内の独自システムとの連携が必要な場合に機能を実装してもらえるなど、一般的なCMSにはない機能を求める企業におすすめです。

サポート面では、購入から1年間のメンテナンス(最新バージョンのダウンロードとメールによるテクニカルサポートの提供)が付属しています。2年目以降は任意で延長可能です。


編集部のおすすめポイント

現在は有償CMSですが、もともとはオープンソースのソフトウェア「Movable Type Open Source」として提供していたCMS。そのため、Wordpressと比較されることが多いツールです。口コミサイトでは、両者を比較して、セキュリティ面と静的なページが作成できる点に魅力を感じている声が多く見られました。

静的なページは表示スピードが速いため、ユーザーにストレスを感じさせたくない場合やアクセスの多いサイトを運用する場合におすすめです。


複数の商品管理を行っているなら|HeartCore

HeartCore

導入目的

・Webサイトだけでなく、SNSやアプリで配信するコンテンツを一元管理したい
・顧客属性に合わせたコンテンツ配信を行いたい

機能の拡張性
独自の連携モジュール開発も可能
セキュリティ

自社でサーバー管理可能

サポート

ライセンス保守に加え、サイトを構築するために必要な要素のトレーニングサービスあり

費用
非公開
運営会社

ハートコア株式会社

URL


HeartCoreは国内導入実績680社以上のパッケージ型CMSです。

特徴的なのが、データ管理の効率化です。テキスト、画像、動画、写真といったデジタルデータや商品情報をHeartCoreで一元管理できるようになります。Webサイト、EC、カタログ、SNSなど、複数メディアで複数人がコンテンツ制作にかかわる場合に一元管理できる便利な機能です。

また、ユーザー情報や行動履歴により、最適化されたページを表示させる機能もあり、リアルタイム性のある動的なCMSを求めている企業に向いています。


編集部のおすすめポイント

更新のしやすさやノーコードに特化していくCMSが多い中、HeartCoreはコンテンツの一元管理に特化しているのが特徴的です。

資産の管理・活用はもちろん、ユーザーの行動履歴から興味・関心を図って商品開発やコンテンツ内容のブラッシュアップに活かしていくこともできるでしょう。


専門知識のなくてもWebサイト運用したいなら|NOREN

NOREN

導入目的

・ローコードで使いやすいパッケージ型CMSを導入したい

・顧客属性に合わせたコンテンツ配信を行いたい

機能の拡張性

個別のカスタマイズは不可

セキュリティ

自社でサーバー管理可能

サポート

導入作業やトレーニングなどローンチまでの支援に加え、

サポートセンター・トレーニングといった使いこなすためのサポート制度もあり

費用

1,500万円~※公式サイトでシミュレーション可能

運営会社

株式会社アシスト

URL


NORENは、導入企業の87%が自社でサイト運営している実績があり、シンプルかつ使いやすいパッケージ型CMSです。

プログラミングスキルが必要になりがちなデザインテンプレートも、NORENではHTMLベースでの記述が可能となっています。

また、静的なコンテンツ配信を基本としており、NORENサーバと、公開Webサーバを切り離して管理しているため、万が一NORENサーバがダウンしても、公開サイトは問題なく稼働し続けるので安心です。


編集部のおすすめポイント

自社で運用している企業が多いのは、HTML+JavaScript程度の知識で、Webサイトを制作していくことができるNORENの特徴ゆえでしょう。

他のパッケージCMSよりも高額ですが、専門性の高くないスタッフでも自社でどんどんWebサイトを更新していきたいという企業にはおすすめのCMSです。


自社でCMSを拡張していきたいなら|a-blog cms

導入目的
最低限のコーディング知識でCMSを拡張して、CMS開発のコストを抑えたい
機能の拡張性

最低限のコーディングスキルのみで自由にCMSの機能を拡張可能

セキュリティ

自社でサーバー管理可能

サポート

メール、対面サポート、オンラインビデオサポート、お得な年間契約サポートなど

費用

買い切りプランの場合 初期費用66,000円

運営会社
有限会社 アップルップル
URL

a-blog cmsは、販売実績5,000件以上の国産のパッケージ型CMSです。

HTMLとCSSで構築可能な点が大きな特徴です。最低限のコーディングスキルのみで自由にCMSの機能を拡張できるため、オープンソース型CMSよりも、エンジニアの負担なく自由に機能拡張していくことができます。


編集部のおすすめポイント

オープンソース型CMSを拡張するほどのスキルはないが、自社でCMSの機能を拡張していきたいという企業におすすめのCMSです。

オープンソース型のCMSで複雑なカスタマイズを行う際には、PHPなどのプログラミングの知識が必要ですが、a-blog cmsはHTMLとCSSで構築可能なになっています。


Webサイト制作のスキルに自信のある企業におすすめのCMS

プログラミングやサーバーの保守管理など、Webサイト制作・運用の高度な専門知識のある企業なら、オープンソース型CMSを導入すると、低コストでWebサイトを運用できるでしょう。

  • 世界シェアNo.1!豊富なテンプレートとプラグイン「WordPress」
  • 規模の大きなWebサイト構築・多言語対応に「Drupal」


無料で利用できるCMS|WordPress

導入目的
テンプレートやプラグインが豊富なオープンソース型CMSを使いたい

機能の拡張性

カスタマイズ可能。テンプレートとプラグインが豊富。

セキュリティ

自己責任

サポート
なし
費用
無料
運営会社
オープンソース
URL

WordPressは世界シェア1位のオープンソース型CMSです。公式サイトから無料でインストールできます。

Web上の43%が利用している圧倒的シェア率を誇る利用者の多さから、テンプレートとプラグインが豊富にあるのが特徴です。制作したいサイトの種類に合わせて機能を拡張することでコーポレートサイトやECサイトなど、自社に合ったオリジナリティのあるWebサイトを構築できます。

また、オープンソース型CMSは開発元のサポートは受けられませんが、ユーザーが多いため、利用時のトラブルや疑問点を検索すれば、答えやヒントを見つけられることが特徴です。

▼弊社のサービスとWordpressを比べてみました!ぜひご覧ください。
【BtoBマーケの分水嶺】WordPressとferret One 結局なにがどう違うのか


編集部のおすすめポイント

前述の通り、世界シェア1位であることから、多くのメリットがあります。ただ、シェアが高い反面、脆弱性を狙った攻撃も受けやすくなってしまう点には注意しておかなければなりません。

自社や外部委託でしっかりとセキュリティ管理が行えれば、費用対効果に抜きんでたCMSでしょう。


規模の大きなWebサイト構築・多言語対応に|Drupal

	Drupal

導入目的
規模の大きなWebサイト構築、多言語機能に長けたオープンソース型CMSを使いたい
機能の拡張性

カスタマイズ可能

セキュリティ
自己責任

サポート

なし
費用
無料
運営会社
オープンソース
URL

Drupalは比較的規模の大きなWebサイトの構築に活用されているCMSです。企業だけでなく、政府や教育機関のWebサイトにも導入されています。

拡張性の高さが特徴ですが、中でも多言語対応に長けており、標準でおよそ100言語に対応しています。世界中の人をターゲットとした商品・サービスを展開しているならば、検討したいCMSです。


編集部のおすすめポイント

拡張モジュールが多く、拡張性に高さはWordpressやconcrete5よりも高いといえるでしょう。ただ日本語の解説が少なく、専門的に扱えるユーザーが多くないため、口コミを見てもスキル不足でつまづく場合が多い印象です。

導入検討時には、社内で扱えうスキルのある人材がいるかどうかをきちんと確認しておくことをおすすめします。


自社の目的にあったCMSを選択しよう

自社の目的にあったCMSを選択することで、事業目的に最適で、成果を得やすいツールを導入できます。CMS比較のポイントは以下の通りです。

  • 導入目的:CMSを導入する目的によって、適したCMSは異なる
  • 拡張性:Webコンテンツの作成以外の用途が必要か、導入前に検討する
  • セキュリティ:自社で対策できないなら、CMS側で担保されているものを選択する
  • サポート:サポートの有無、電話サポートの必要性を導入前に検討する
  • 費用 :初期費用、ランニング費用をどの程度掛けられるか

CMSを比較する際は、費用だけでなく、導入目的、拡張性、セキュリティ、サポートなどに注意して比較することが重要です。今回紹介したCMSを比較し、自社に合ったCMSを見つけてください。

■合わせて読みたい資料
「CMS選びが大変…!」という方に好評!担当者様の代わりに徹底比較してまとめました。
BtoB企業向け!CMS比較ガイド

  BtoB企業向け!CMS比較ガイド CMSにはたくさんの種類があり、Webサイトの目的・目標によって最適なCMSを見極める必要があります。本書では、サービスサイト・メディアサイトを中心に、サイトタイプごとにおすすめのCMSを整理。それぞれで必要な機能をまとめ、比較表にまとめました! Webマーケティングツール『ferret One』


BtoBサイトの作成・リニューアルをご検討中ならferret Oneがおすすめです。

​​​​​​BtoBマーケのプロがサイト運用者の視点で開発した圧倒的に使いやすいCMSで、日々のちょっとした更新や施策実行がすぐに行えます。CMS機能をベースに、メール配信やマーケティング機能は必要なだけオプションで追加していく安心の料金体系です。

ご興味のある方はぜひ資料をご覧ください。
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ferret(One Tip編集部)
ferret(One Tip編集部)
One Tipは、BtoBマーケティングに特化した支援サービス「ferret」から生まれた、「リード獲得の打ち手が見つかるメディア」です。 BtoBマーケティングにかかわる人にとって、価値あるコンテンツをお届けしていきます。 Twitter:@ferret_One_

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