営業メールで成果を得るポイントとは?場面別の例文テンプレート集
営業メールでなかなか成果を得られないと悩んでいませんか?
今回の記事では、営業メールのメリット・デメリットや成功のポイントをご紹介します。営業メールを作成する際の参考にしてください。
■合わせて読みたい資料:アポ獲得など商談で使えるメールテンプレート満載!
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BtoBにおける営業メールの特徴とは?
営業メールは、訪問や電話など従来の営業スタイルに比べて、営業担当者の負担が少ない点が特徴です。営業先に訪問する回数が減った分、移動時間や交通費を削減できます。
ただし、成果を得るためには工夫が必要です。営業メールのコツを押さえて確実に成果を上げましょう。
営業メールのメリット・デメリット
営業メールのメリット・デメリットを解説します。
営業メールのメリット
次の3つがメリットとして挙げられます。
1.低コストで効率的に配信できる
メールは何通送ってもコストが変わりません。一方、DMを郵送する際には切手代がかかります。
費用も時間もロスがなく情報を届けられ、さらに一斉に大量送信ができるため、メールは非常に効率的です。
2.テキストとして残る
送信した内容がテキストとして残るので、後から見返せるのはメールのメリットです。「いつ」「誰が」「何を」メールで送り、どのような反応があったかを確認できます。
万が一トラブルが発生しても、「言った」「言わない」の論争を回避できます。
3.資料を同時に送付できる
営業メールは、商品やサービス案内のメールに営業資料を添付して送付できるため効率的です。
電話営業では、電話で資料の送付先を確認してから郵送するため、時間と費用がかかります。メールに資料のデータファイルを添付すれば、印刷コストも削減できます。
営業メールのデメリット
次の3つがデメリットとして挙げられます。
1.送っても読んでもらえるとは限らない
営業メールは、送信しても読んでもらえるとは限らない点が最大のデメリットです。
担当者は、日々の業務に追われています。急ぎの要件でない営業メールは後回しにされ、そのまま読まれない場合があります。
メールを開封したくなるよう、件名などに工夫しましょう。
2.送りすぎると信頼を失う
営業メールは、配信回数が多いと「しつこい営業」と思われかねません。相手方にとって不要な内容のメールが毎日のように届くと、迷惑に感じられる可能性があります。
相手の信頼を得るためには、問題解決につながる情報や有益なアイデアなど相手のメリットとなり得る情報を、週に1回〜3回程度の頻度で送るようにしましょう。
3.相手の反応がわかりにくい
メールでの営業には、相手の反応がわかりにくいというデメリットがあります。
送った後のフォロ-のために、回答期限を設定しましょう。回答率が上がるだけでなく、回答がなかった際に、確認や補足説明のための連絡がしやすくなります。
問い合わせ先やサービス申し込みなど、狙っている次のアクションにつなげるよう促す記述を目立つようにしておきましょう。
営業メールで成果を得るための5つのコツ
営業メールで成果を得るための5つのコツを解説します。
1.配信時間に注意する
営業メールの開封率を上げるためには、通勤タイムとランチタイムの時間帯の配信がおすすめです。
通勤タイム
通勤タイムとは平日の午前8時~9時頃、午後5時~8時頃です。
ビジネスパーソンは、通勤などの移動時間を利用してスマホでメールをチェックします。出社直後や退勤前も、メールボックスを確認する傾向があるためおすすめです。
ランチタイム
ランチタイムとは平日の12時頃です。
ビジネスパーソンの中には、ランチタイムにメールチェックをする方もいます。早朝や深夜の配信は、非常識と受け取られる可能性があるため避けましょう。
■関連記事
→BtoBのメルマガの最適な配信時間や曜日は?開封率を上げる4つのコツも解説
2.件名が最も重要
件名によって、メールを開封するか否かを判断する最大の判断材料です。メールの件名は、一目で内容がわかるように簡潔に記載しましょう。
自分に不要だと感じられると、メールは開封されずに削除されてしまいます。相手が読みたくなる件名をつけることが、メール営業の第一歩です。
相手が興味を持つ有益な話題や、新しい話題を件名に盛り込むことで、開封率が上がりやすくなります。
3.何者かを伝えて、感謝と敬意を伝える
自分が何者かを伝えて、相手からの信頼を得る必要があります。誤解を生まないよう丁寧な表現が大切です。
時間を使って問い合わせをしてくれた行動に対し、感謝と敬意が伝わるようなメール文を作成しましょう。
4.相手のニーズに合わせた提案内容にする
営業メールは、相手のニーズに合わせて情報を提供しましょう。
一方的なセールスは、相手の心に届きません。「相手にとってメリットとなる情報」を強調して提案しましょう。
日頃の営業活動で相手の課題がわかっている際は、その解決策を示してください。それ以外の場合は、同業他社の成功事例などを示すと、喜んでもらいやすくなります。
5.次の行動につながるよう誘導する
メールを読んで興味を持った後、狙った行動につながるように誘導しましょう。
問い合わせ先、資料の請求方法、イベントの申込先や期限など、次のアクションに必要な情報は分かりやすく記載しておきます。
アポイントを取りたい場合は、候補日時を複数あげるようにしましょう。
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→【例文あり】アポイントメールの書き方とは?商談につながる件名と本文
営業メールの例文とは?使えるテンプレート集
メールを構成する要素は、「件名」「宛名」「挨拶」「名乗り」「要旨」「詳細」「結びの挨拶」「署名」の8つです。
さまざまな場面に利用できるメールのテンプレートと、やりとりのポイントを解説します。
アポイントメール
アポイントメールでは、候補日程は3つ以上提案します。都合が合わない場合の対応も記載が必要です。
返信期限は必ず明記し、期限を過ぎたら必ずフォローをいれるようにしましょう。
件名:「〇〇〇」に関するご紹介(◇◇株式会社)
お世話になっております。 先日ご案内しておりました「〇〇〇」の詳細についてご連絡いたしました。 下記の日程でご都合の良い日時はございますか。 ご都合が合わない場合は、他の日程で調整いたしますので、ご気軽にお申し付けください。 なお、お忙しいところ恐縮ですが、◎月◎日(◎)までにご返信いただけますようよろしくお願いいたします。 ------------------------------------------------ |
新規営業メール
新規営業メールは、開封率をあげるために件名が重要です。ひと目でわかる内容で、相手にメリットを簡潔に伝えましょう。
件名:1月限定!「〇〇〇」システム初期費用無料キャンペーンのお知らせ(◇◇株式会社)
突然のご連絡にて失礼いたします。 この度、××の業務を効率化できるシステムについて弊社の商品がお役に立てるのではないかと思い、ご連絡いたしました。 弊社のシステムには、△△という特徴があります。 なお、1月限定で初期費用無料キャンペーンを実施しております。 つきましては、直接ご説明の機会をいただければと思います。 ご都合が合わない場合は、他の日程で調整いたしますので、ご気軽にお申し付けください。 ------------------------------------------------ |
既存顧客への営業メール(アップセル)
既存顧客は新規顧客と違いすでに信頼関係があるため、メリットが伝われば成果につながりやすいのが特徴です。相手のニーズに合ったメリットを明確に伝えましょう。
件名:「〇〇〇」の新プランのご案内
お世話になっております。 この度、貴社にご利用いただいている「〇〇〇」の新プランを開始いたしました。 月額5,000円増となりますが、他社での導入事例では△△のコストを▲%削減する効果がありました。 サービスの詳細は下記のURLにてご確認いただけます。 ご不明な点がございましたら、ご気軽にお問い合わせください。 ------------------------------------------------ |
商品提案メール
既存顧客への商品の提案は、相手へのメリットを提示し、実際に試してもらうことが目的です。迷わずに次の行動に移せるように、わかりやすく誘導することがポイントです。
件名:新サービス「〇〇〇」のご案内 お世話になっております。 この度、弊社にて新サービス「〇〇〇」を開始いたしました。 前回の打ち合わせでお伺いした貴社の××という課題について、お役に立てる機能が追加されています。 サービスの詳細は下記のURLにてご確認いただけます。 〇日間の無料期間もございますので、ぜひご利用いただければと思っております。 ご不明な点がございましたら、ご気軽にお問い合わせください。 ------------------------------------------------ |
リマインドメール
リマインドメールは、約束の前日に送ります。日時と場所を記載しましょう。
件名:明日の打ち合わせのご確認 お世話になっております。 打ち合わせの前日となりましたので、確認のために連絡をさせていただきました。 【日時】 それでは明日、お会いできることを楽しみにしております。 ------------------------------------------------ |
フォローメール
商談後に送るフォローメールは、商談日の当日中に送るのが理想です。不明点の確認を行い、次の行動につながるよう誘導します。
件名:本日の御礼(◇◇株式会社) お世話になっております。 本日はご多忙の中、弊社の商品に関するお打ち合わせの機会をいただき、心より感謝申し上げます。 打ち合わせ時にご依頼いただいた資料を添付いたしますので、ご確認ください。 ご不明点等ございましたら、お気軽にご連絡ください。 よろしくお願いいたします。 ------------------------------------------------ |
成約時のお礼メール
契約をいただいた場合は、商談日の当日中に御礼のメールを送ります。契約した後のアフターフォロー等を十分に行い、顧客との信頼関係を構築することが大切です。
件名:ご契約の御礼(◇◇株式会社) お世話になっております。 本日はご多忙の中、弊社の商品に関するお打ち合わせの機会をいただき、心より感謝申し上げます。 また、アフターケアにつきましても万全の体制を整えておりますので、ご安心くださいませ。ご不明点等ございましたら、お気軽にご連絡ください。 今後ともよろしくお願いいたします。 ------------------------------------------------ |
▼新規開拓における営業メールについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
→【例文あり】営業メールで新規開拓!おすすめ配信ツールと成功に重要な6つのポイント
営業メールを効率的に作成するには
営業メールを効率的に作成するには、次の3つのポイントがあります。
- 定型的な対応を自動化する
- テンプレートを用いる
- 複数人で対応する
定型的な対応を自動化する
メールの内容には、個別対応が不要な場合があります。個別対応がいらない定型作業は自動化しましょう。
納期などのお知らせメールや、アポイント前日のリマインドメールは、スケジューラーなどとの連携で自動化が可能です。
メールマガジンなどは、ツールを利用すれば自動配信ができます。
テンプレートを用いる
営業メールは、テンプレートを活用することで作成時間の短縮が可能です。一から作成するよりも、誤字脱字のリスクを減らせます。
統一したテンプレートの利用で、チーム内のメール営業の品質を保ちます。
複数人で対応する
営業メールを複数人で対応すれば、営業担当者の負担を軽減できます。
成約への近道は即返信することです。営業担当者が一人しかいないと、不在時に商談チャンスを逃しかねません。
営業メールを売上アップに活かそう
営業メールは、低コストで効率的にアプローチできる営業手法です。
送信した営業メールは読んでもらえるとは限りません。メールを読んでもらい、行動につなげてもらうためには、一方的なセールスだけではなく、相手にメリットを感じてもらうことが大切です。
今回紹介した営業メールのコツを参考にして、売り上げアップを目指しましょう。
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