オーガニック検索とは?流入を増やす方法と結果を出すSEO対策


Webマーケティングを行う企業にとって、オーガニック検索で上位表示されることは、企業の認知向上や集客など大きな効果を生み出します。

この記事では、オーガニック検索の注意点やおすすめのツールを紹介していきます。

■合わせて読みたい資料:「集客」に効果的なコンテンツの作り方がわかる
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目次[非表示]

  1. 1.オーガニック検索(自然検索)とは
  2. 2.オーガニック検索とダイレクト検索とDirectの違い
  3. 3.オーガニック検索で上位表示させる3つのメリット
  4. 4.オーガニック検索を増やす3つのSEO対策
  5. 5.オーガニック検索の流入数をGoogleアナリティクスで分析する方法
  6. 6.オーガニック検索のキーワードをGoogleサーチコンソールで分析する方法
  7. 7.オーガニック検索とSEO対策における注意点
  8. 8.オーガニック検索の分析におすすめのツール5選
  9. 9.オーガニック検索で上位表示を目指しWebサイトを強化しよう


オーガニック検索(自然検索)とは

オーガニック検索とは、GoogleとYahoo! などの検索エンジンで表示された検索結果のことです。
このとき、以下の画像のようにオーガニック検索の上部に表示されるリスティング広告の部分は含まれません。


Yahoo! の検索アルゴリズムにはGoogleのアルゴリズムが採用されているため、オーガニック検索の結果はほぼ同じです。ただし、Yahoo! では、リスティング広告と別に、Yahoo! 知恵袋やYahoo!  ニュースなどの独自コンテンツも表示されるようになっています。


オーガニック検索とダイレクト検索とDirectの違い

オーガニック検索とダイレクト検索は全く別物というわけではなく、オーガニック検索を行った際に検索結果が直接表示される機能がダイレクト検索です。

ダイレクト検索は、検索エンジンのYahoo! を利用してオーガニック検索を行った際に、以下の画像ような検索キーワードにマッチする情報を検索結果に直接表示させます。


また、Googleアナリティクスで表示される「Direct」とは意味が異なります。
「Direct」は、主に以下のような経緯で流入した際の指標です。

  • ブックマークやお気に入りから直接流入した場合
  • ExcelやPDFなどのファイルリンクから流入した場合
  • アプリケーションから流入した場合
  • 検索窓に直接URLを入力して流入した場合

オーガニック検索は検索エンジンからの流入を表す指標で、ダイレクト検索はYahoo! で直接表示される機能、DirectはGoogleアナリティクスで使われる直接流入の指標を意味しています。


オーガニック検索で上位表示させる3つのメリット



オーガニック検索で上位表示されるメリットを3つ解説していきます。


サイトへの流入者数が増える

上位表示されることで、検索結果からユーザーが流入しやすくなり、サイトへのアクセス数が増加します。

自社のサイトやサービスに関連するキーワードを検索しているということは、何らかの課題を解決したいという意志の表れです。
そのようなユーザーに向けた詳しい製品紹介や、課題を解決するコンテンツなどを発信していれば、問い合わせや成約などの成果に繋がります

オーガニック検索で狙ったキーワードでの上位表示が安定すれば、安定的にサイトへの集客が期待できます。
ただ、順位が下がることを防ぐためにも、顧客の立場になった継続したサイトの運営が必要になります。


無料で表示される

リスティング広告は、クリックされるごとにコストがかかりますし、広告を止めると上位に表示されなくなり、サイトへの流入も止まってしまいます。

オーガニック検索も、長期的なSEO対策やコンテンツを作成する費用はかかりますが、上位に表示させるまで作り上げることができれば、大きな経費追加は必要ありません

短期間で効果の出るリスティング広告だけに頼らず、顧客に支持されるような充実したサイトを作ることは、会社の財産にもなります。


企業への信頼度が高まる

オーガニック検索の順位は、Googleのアルゴリズムがユーザーにとって価値のあるサイトだと判断したものが上位表示されます。

また、それを見たユーザーも上位のサイトの情報に信頼感を持っていることから、企業のブランディングの強化に繋がるのです。

この製品と言えばこのブランドだ、と認識が広まることで、競合他社との差別化にもなり、新規顧客だけではなくリピーターの獲得もできます。


オーガニック検索を増やす3つのSEO対策


検索サイトは広告収入で資金を得ているため、ユーザーに価値のあるコンテンツを上位表示し、より多くの人に利用してもらえることを重要視しています。

そのため、SEO対策はユーザーに評価をしてもらえるように、オーガニック検索を増やすための以下3つのSEO対策が必要です。

  • コンテンツSEO
  • 外部SEO
  • 内部SEO

各施策がどのようなSEO対策なのかについて以下で解説していきます。

関連記事:SEO対策とは検索者へのおもてなし!初心者でも順位を上げるやり方


コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、ターゲットユーザーにとって有益なコンテンツを作成して、自社のホームページやオウンドメディアなどにアクセスを促すマーケティング施策です。

ユーザーにとって有益なコンテンツだとGoogleに判断してもらえれば、検索結果の上位に表示されやすくなります。作成したコンテンツに対策キーワードで検索してきたユーザーが流入すれば、オーガニックからのアクセス数を増やすことが可能です。

ただし、ただコンテンツを作成するだけでは検索上位に表示させることもオーガニック検索からの流入数を伸ばすことも難しいのが実情です。そのため、以下の要件をおさえつつ、継続したコンテンツ作成が必要になります。

  • ユーザーにとって有益なコンテンツである
  • コンテンツ内のタグが最適化されている
  • 内部SEOを実施してサイト構造や設計が最適化されている
  • 外部SEOを実施して他サイトからの信頼性を獲得できている

まずはユーザーに有益であるかどうかを指標として、コンテンツ作成を始めてみましょう。


関連記事: コンテンツSEOとは?コンテンツマーケティングの違いとメリットと成功事例を解説


外部SEO

外部施策は、他サイトからの被リンクを獲得するための施策です。

検索サイトでは、他のページで推薦されているのは、ユーザーにとって価値のあるいいサイトだからだと、上位表示される一つの判断材料としています。
被リンクが増えることで、自社の認知も上がり、新たな流入経路を確保することも可能です。

被リンクを獲得するためには、WebサイトやSNS上で評価してもらえるような質のいいコンテンツを発信することが大切です。
また、自社で運営している他サイトやブログで、本サイトを被リンクとして紹介する方法があります。

しかし、外部施策は第三者からの評価であることから、自社でコントロールすることはできません。
ユーザーに価値のあるサイトだと思ってもらえるように、地道にサイトやサービスの改善を続けていくことがとても重要になります。

関連記事:被リンクとは?チェックする方法とSEOに有効な獲得方法


内部SEO

内部施策は、サイト内の最適化を図る施策です。
サイト内の整備を行うため、自社の取り組み次第では大きく評価を上げることが可能です。

内部施策には、コンテンツの質を高める、キーワードの最適化、リンク導線を整えるなどさまざまな施策があります。
また、マルチデバイス対応や、表示速度のアップなど、ユーザーの利用しやすさに対する施策も表示順位を上げる要素です。

SEO対策というと難しく考えてしまいがちですが、検索エンジンにもユーザーにも巡回しやすいサイトを構築していくことが最も大切です。


関連記事: 低品質コンテンツの見分け方とは?SEOへの影響と改善方法

関連記事 SEOに効果的な内部リンクとは?目的に応じた設置のコツ


オーガニック検索の流入数をGoogleアナリティクスで分析する方法

オーガニック検索から流入した数値を確認するにはGoogleアナリティクスを使うのがおすすめです。

オーガニック検索から流入したユーザーの状況を確認する際は、以下の画像のようにGoogleアナリティクスにログインして「集客」から「参照元/メディア」を確認しましょう。


上記の画像のように、Googleアナリティクスを使えばユーザーが一定期間でどの程度アクセスしてくれたのか、どのくらい滞在してくれたのかなどの詳細な情報を確認できます。収集した情報から自社のオーガニック検索の状況を把握して分析すれば、流入数増加の施策も考えやすくなります。


オーガニック検索のキーワードをGoogleサーチコンソールで分析する方法

オーガニック検索について、どのようなキーワードで検索されて流入しているかを確認・分析したい場合は、Googleサーチコンソールを使用するのがおすすめです。

Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」から「クエリ」の項目で、どのようなキーワードで検索されたのかを確認できます。クエリとは検索されたキーワードのことです。


狙ったキーワードで検索されているかどうかや現在の検索順位も分析できるので、SEO施策の現状や今後の対策なども考えやすくなります。


オーガニック検索とSEO対策における注意点

検索上位に表示されるために、必要なのがSEO対策です。
ここではSEO対策を途中で挫折してしまわないように、事前に知っておくべき注意点を2つ解説します。


結果が出るまでに時間がかかる

SEO対策は継続することで成果を得られます

業種によっては、キーワードを上位表示させる難易度が高くなります。
また、SEO対策のためにサイトのリニューアルをする、コンテンツを追加するなど対策を行うと、効果が出るまでの期間が短くなることもあるのです。
そのほかにも、現時点での検索順位など、さまざまな理由で成果が出るまでの時間は変わります。

そのためSEO対策は、リスティング広告など短期で効果の出る施策と組み合わせて利用されることが多い施策です。
時間がかかるからと敬遠せずに、じっくりとSEO対策に向き合って、継続的な顧客獲得に繋げましょう。


キーワードを盛り込むだけでは意味がない

上位表示されたいからと、たくさんのキーワードを盛り込んでも、ユーザーに価値のあるサイトだと判断されなければ効果はありません。

検索キーワードは、市場の検索ボリュームが一定数あり、競合のサイトが少ないものを狙うことが大切です。

2語以上の掛け合わせのキーワードも選定することで、ユーザーの検索目的が明確になり、より自社に興味を持ちやすいユーザーをサイトへ促せます。

また、課題発見や改善策に繋がるキーワードなど、自社が獲得したいユーザーの段階に合わせて考えることも必要でしょう。
キーワードに悩んだときには、関連キーワードを探せるツールを利用するのも一手です。

サイトやコンテンツ公開後には、効果測定を行って改善を繰り返すことで、SEO対策の質を高められます

▼キーワード選定については、下記の資料もぜひ参考にしてみてください。
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オーガニック検索の分析におすすめのツール5選

SEO対策を行う際、課題の発見から運用・効果測定までを、すべて人の手で行っていては、時間も労力もかかります。そんな時に検討していただきたいのが、SEOツールの導入です。

ここでは、おすすめのSEOツール5選をご紹介しますので、自社のニーズに合わせたツール導入の参考にしてください。


1.Google公式 検索順位チェックツール「 Google Search Console」


Google Search ConsoleはGoogleが提供している、検索順位のチェックが行えるツールです。Googleのアカウントさえあれば、無料で使えるので、ツールに費用を割けない企業におすすめできます。

検索されたキーワードやクリック率、検索順位などが分析でき、重複しているコンテンツやサイトにエラーが起きた場合はメールで通知してくれるので、主に内部施策に適しています。

しかし、Googleのみのデータ収集で、リアルタイムの反映ではないので、注意しましょう。

サイトURL:https://search.google.com/search-console/welcome

▼Google Search Consoleの使い方については、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
【初心者必見】Googleサーチコンソールの使い方|サイト改善と登録・設定の方法


2.ユーザーのニーズ把握に便利なSEOツール「ミエルカ」


ミエルカは、株式会社Faber Companyが開発したSEOツールです。

検索数のボリュームや競合サイトのキーワード調査、コンテンツのコピーチェックなど、コンテンツを作成する際に役立ちます。

マルチデバイスに最適化されたヒートマップを利用して、アクセス解析ではわからない、ユーザーの熟読、スクロール箇所を見える化することで、ユーザーの隠れたニーズの把握にも効果的です。

利用料は、月額15万円プラン、20万円プラン、個別お見積りプランがあります。
無料お試しも用意されているので、利用してみて検討することができます。

サイトURL:https://mieru-ca.com/


3.BtoBマーケに強みがある!簡単にWebサイトを作成・分析「ferret One」


ferret Oneは、株式会社ベーシックが提供するBtoBマーケティングに必要な機能をまるっとそろえた BtoBマーケティングツールです。

 Web制作からリード獲得、顧客管理までできる高機能をもちながら、操作はシンプルで簡単。初心者の方にもおすすめです。

オーガニック検索に関連する機能としては、記事投稿などのWebサイト制作機能に加え、サイト訪問者数、SEOの順位もグラフ化して分析できるアクセス解析機能も搭載されています。

利用料は初期費用10万、月額10万~となっており、無料デモ体験も用意されています。

ferret Oneは、マーケティング機能も充実していることから、長期的に利用できる点も大きなメリットでしょう。

サイトURL:https://cloud.ferret-one.com/


4.サイトの内部チェックに!Google Chromeの拡張機能「Lighthouse」

Lighthouseは、Googleが公式に提供している無料のGoogle Chromeの拡張機能です。

サイトの表示速度や、タイトル・アンカーテキスト等のチェック、アクセシビリティなどをスコア化してくれる内部施策に適したツールです。

フォントのサイズや、リンクまでのわかりやすさなど細かいところまで、問題点をリストで提示してくれるので、サイトの修正が簡単に行えます。
しかし、英語や専門用語での説明なので、ある程度のSEOの知識が必要になるでしょう。

https://chrome.google.com/webstore/detail/lighthouse/blipmdconlkpinefehnmjammfjpmpbjk?hl=ja


5.世界最大規模の被リンクインデックスを搭載 「Ahrefs」

Ahrefs Site Explorer

Ahrefsは、競合サイトの被リンク数など、外部サイトの調査を行えるツールです。

キーワード調査機能が充実しており、競合サイトがどんなキーワードで上位に表示されていて、どのぐらい被リンク数があるかなど詳しく調べられます。世界最大級の被リンクインデックスを誇り、膨大なデータを分析して、最適化に活用できます。

価格は月額制と年額制が選べ、4つのプラン。海外のツールですが日本語に対応しており、英語が苦手な方でも簡単に利用できます。

サイトURL:https://ahrefs.com/ja



オーガニック検索で上位表示を目指しWebサイトを強化しよう

オーガニック検索で上位表示されることは、ユーザーの流入経路の確保や企業の認知度向上など、大きな資産となります。

ここでは、さまざまな視点でオーガニック検索を解説してきましたが、最も重要なことはユーザーに価値のある情報を発信し、検索エンジンに評価してもらう為の施策です。

長期的に改善を繰り返し、企業の利益となるサイトを作る参考にしてください。

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BtoB向け!コンテンツSEO 集客ガイド

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ferret(One Tip編集部)
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