SEOに効果的な内部リンクとは?目的に応じた設置のコツ
内部リンクは、設置の仕方次第で、SEOの効果とユーザーの利便性を高められます。ただし、正しい設置方法や管理がなされていないと、SEOには逆効果となってしまいます。
この記事では、内部リンクの概要やSEO上の効果、設置場所・コツ・注意点について解説します。
■合わせて読みたい資料:「集客」に効果的なコンテンツの作り方がわかる
→BtoB向け!コンテンツSEO 集客ガイド
目次[非表示]
内部リンクとは
内部リンクとは、同じWebサイト内のページをつなげるリンクです。記事の中だけでなく、Webサイトのあらゆる場所に設置されています。
内部リンクを設置することで、ユーザーの利便性を高められます。
外部リンクは、同じWebサイト以外のページリンクです。そのため、外部リンクは異なる2つのWebサイトをつなげています。
内部リンクとSEOの関係性
Webサイトは、Googleのクローラーによって評価されています。クローラーとは、インターネット上の情報を収集しているロボットです。クローラーが自動で各Webサイトを巡回し、評価しています。
しかし、内部リンクがうまく設置されていないと、クローラーがWebサイト内をスムーズに巡回できません。Webサイト内の情報が収集できなければ、検索結果に表示されないといったトラブルが起きてしまうのです。
内部リンクが適切に設置されていない状態は、Webサイト全体・各ページの評価を落とすことにつながります。内部リンクを適切に設置し、SEOの効果を最大化させましょう。
内部リンクの具体的な設置場所
内部リンクには、設置しておいたほうがよい場所があります。画像とともに、それぞれ解説します。
アンカーテキスト(コンテンツ内)
アンカーテキストは、コンテンツ(記事)の中に設置する内部リンクです。内容に関連する記事リンクを設置することがおすすめです。
たとえば、ホームページの作成方法を解説する記事で、費用相場に関する内容があるとします。しかし、費用相場に関する内容をそこまで詳細に記述できない場合に、費用相場をメインとした記事のリンクを設置するのです。
アンカーテキストの内容はリンク先の内容を表すよう意識しましょう。英数字の羅列より、どのような内容のページかを把握できれば、ユーザーも安心してリンク先に移動できます。
グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーションは、Webサイトをカテゴリ別に分けて設置する内部リンクです。「グローバルナビ」とも呼ばれています。
グローバルナビゲーションがあることで、ユーザーは目的のWebページに移動しやすくなります。テキストリンクが主流ですが、画像を用いた設置も可能です。画像を用いるのであれば、alt属性を必ず設置しましょう。
パンくずリスト
パンくずリストは、ユーザーがWebサイト内のどこにいるのかを把握できる内部リンクです。ユーザーだけでなくクローラーもWebサイト内を巡回しやすくなります。また、トップページがどこなのかを明確化できるため、SEOの効果を期待できます。
サイド・フッターリンク
サイド・フッターリンクは、Webページのサイドやフッター部分に設置する内部リンクです。そのページに関連性の高いリンクを設置することがおすすめです。
サイトマップ
サイトマップは、Webサイト全体の構成を一覧で見られる内部リンクです。ユーザーやクローラーが、Webサイトの構造を簡単に把握するために設置することをおすすめします。
また、サイトマップは専用のページを作る場合とフッター部分に記載する場合があります。自サイトに最適なサイトマップを選びましょう。
内部リンクのデザインは目的によって使い分ける
内部リンクでもアンカーテキストを設置する場合は、目的に応じてデザインを使い分けることが重要です。
目的①記事から離脱されたくない場合
記事からの離脱は避けたくても、ユーザーやクローラーにとっての利便性を考えると設置しておきたい際は「テキストリンク」のみの設置がおすすめです。
テキストリンクは、青字に下線が表示されます。記事の一部として自然に溶け込むため、リンクと気づかれない場合もあります。
目的②記事から離脱されてもよい場合
記事から離脱されても問題なく、内部リンク先にもユーザーを移動させたい際は「ブログカード」の設置がおすすめです。
ブログカードとは、画像や文章を組み合わせて装飾されたリンクです。テキストリンクに比べ、ユーザーの目にとまりやすいため、リンク先に移動する可能性が高まります。
ただ、ブログカードは広告や外部リンクと間違われることも少なくないため、むやみに多用することはおすすめできません。とくに読んで欲しいページのみ、ブログカードを使用しましょう。
目的③記事から離脱させたい場合
現在読まれている記事よりも、設置する内部リンク先に必ず移動させたい際は「テキストリンク」「ブログカード」の両方を設置することがおすすめです。
テキストリンクとブログカードを併用することで、ユーザーのほとんどが内部リンクを見つけられます。
SEOに効果的な内部リンクを設置するコツ
SEOの効果を最大化させるために、内部リンクを設置するコツについて解説します。
アンカーテキストに対策キーワードを含める
アンカーテキストには、キーワードを含めましょう。リンク先の内容を表すよう意識すれば、自然とキーワードが含まれます。
ただし、キーワードを詰め込み過ぎたり、キーワードのみだったりするアンカーテキストは避けてください。クローラーがアンカーテキストを不自然に感じると、ページやWebサイトの評価が落ちることにつながりかねません。
関連性があるWebサイトを設置する
内部リンクを設置することは、SEOにおける効果を発揮させるひとつの方法です。
しかし、記事とまったく関係のないリンクを設置すると、記事同士の関連性がないと見なされ評価が下がります。
内部リンクを設置する際は、関連性の高いページを見極めることが重要です。
1ページにつき4つ以上の内部リンクが必要
内部リンクは、設置しなければならない数が決まっているわけではありません。しかし、ユーザーやクローラーにとっての利便性を考慮すると、1ページに4つ以上の内部リンクを設置することが適切と考えられています。
記事同士の関連性や、ユーザー・クローラーの利便性を考えて適度に設置することが重要です。
▼参考:https://webmarks.co.jp/how-many-internal-links/
内部リンクを1つも設置しないとどうなる?
内部リンクが1つも設置されていないページでも、SEOに大きく影響することはありません。
しかし、内部リンクを設置することで、Webサイトや各ページが評価されやすくなります。SEOの効果を最大化させたい場合には、内部リンクを設置しましょう。
読者にとって必要であれば内部リンクが多くても問題ない
1ページに内部リンクが4つ以上含まれていても、ユーザーにとって必要だと判断すれば、設置しても問題ありません。Googleでは内部リンクを最大で数千個設置できます。
しかし、実際1ページに1000個以上もの内部リンクが必要であるケースは多くありません。そのため、ユーザーにとっての利便性を第一に考え、内部リンクを設置しましょう。
設置した内部リンクを「サーチコンソール」で確認する
設置した内部リンクが、実際にクローラーから認識されているのかを、Googleの「サーチコンソール」で確認しましょう。
確認する手順は以下の通りです。
- Googleサーチコンソールにログイン
- 「リンク」を選択
- 「内部リンク」の「詳細」を選択
- 内部リンクの合計や各ページの内部リンク数が表示される
各ページの内部リンク数から、設置した内部リンクが認識されているのかを把握しましょう。内部リンクが認識されていなければ、設置する場所やデザインを改善することがおすすめです。
▼Googleサーチコンソールについては、下記の記事もぜひ参考にしてください。
→【初心者必見】Googleサーチコンソールの使い方|サイト改善と登録・設定の方法
【さらに実践できそうな方へ】 BtoB事業向け Googleサーチコンソールで見極めるSEO施策次の一手
内部リンク切れを防ぐツール「リンクチェッカー」
内部リンクがリンク切れを起こすと、リンク先が開けなかったりWebサイトの評価が落ちたりします。そのため、定期的にリンク切れしていないかを確認する必要があります。
ひとつずつ手動で確認するには時間がかかるため、「リンクチェッカー」といったリンク切れをチェックするツールの利用がおすすめです。
リンクチェッカーは、リンク切れを調べたいWebサイトのURLを入力するだけで、サイト内の内部リンクをすべてチェックします。
インストールせずにインターネット上で利用可能なため、一度リンク切れを確認してみましょう。
SEOに効果的な内部リンクを設置しよう
内部リンクは、適切に設置することでSEOにおける効果を発揮します。
ただし、設置するだけではなく、「クローラーに認識されているのか」「リンク切れしていないのか」などを定期的に確認・管理することが重要です。
内部リンクをうまく利用して、SEOの効果を最大化させましょう。
さらに、集客に必要なコンテンツの作成ノウハウを見直すことで、SEO効果が高まり、貴社のコンテンツマーケティングを成功に導きます。 ぜひ合わせてご覧ください。
弊社は、BtoBマーケティングに必要な機能をそろえたツール「ferret One」を提供しています。
ferret Oneは、Web制作からリード獲得、顧客管理までBtoBマーケティングに必要な機能をそろえているマーケティングツールです。長年の実績に基づいたBtoBマーケティングのノウハウをセットで提供することで、Webマーケティングを成功に導きます。