デジタル広告とマス広告の違いとは?種類と費用相場

	デジタル広告とマス広告の違いとは?種類と費用相場

デジタル広告とは、インターネットで展開されている広告のことです。インターネット広告やWeb広告とも呼ばれています。対してマス広告はマスメディアで展開されている広告のことで、テレビCMやラジオCM・新聞や雑誌の広告がマス広告に該当します。

この記事ではデジタル広告とマス広告の違いを中心に、デジタル広告の種類やそれぞれの費用相場、デジタル広告の重要性についてお伝えします。

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目次[非表示]

  1. 1.デジタル広告とは?
  2. 2.デジタル広告とマス広告との違い
  3. 3.デジタル広告の種類と費用相場
  4. 4.主なBtoB企業のビジネスモデル事例
  5. 5.BtoBデジタル広告の制作サポートなら「ferret」
  6. 6.デジタル広告を活用してマーケティングを成功させよう


デジタル広告とは?

デジタル広告とは、インターネットを介したデジタル上のあらゆる場所に展開されている広告のことです。

一般的なデジタル広告として以下の5つが挙げられます。

デジタル広告5種類

  1. 検索広告
  2. ディスプレイ広告
  3. オンライン動画広告
  4. 音声広告
  5. ソーシャルメディア広告

一般的に広告と聞くと、新聞や雑誌、電車の吊り広告といった紙媒体が連想されます。デジタル広告は紙ではなく「デジタル」、つまりWeb画像やWeb動画といった紙以外の媒体で発信されている広告です。


デジタル広告とマス広告との違い

デジタル広告とマス広告は同じ「広告」でありながら、まったく異なるベクトルで展開されているものです。デジタル広告とマス広告の違いをわかりやすく表にしてみました。



マス広告
デジタル広告
広告を展開する目的
対象の認知度を高める
購入や問い合わせ、申込といった購買活動の促進
広告の到達力、広がりの度合い(リーチ)
大きい
小~中
細分化された市場を選定して狙うこと(ターゲティング)
難しい
顧客一人ひとりまで設定可能
広告効果の測定
難しい
可能
費用
高い
安い
広告掲載までの期間
長い
短い
広告内容の修正
難しい
可能


デジタル広告とマス広告の目的は異なる

デジタル広告とマス広告はそもそもの目的が異なります。マス広告は対象となる商品やサービスを認知してもらうことがゴールです。対してデジタル広告は認知だけではなく、購買行動(コンバージョン=CV)まで網羅しています。

新聞や雑誌の広告は、継続展開することで購買行動につながるものです。雑誌や新聞に掲載されている広告ページを思い返してみてください。広告を集中して読むことはあまりないでしょう。
繰り返し視界に入ることで認知度が上がり、興味を持ってもらうことで、はじめて購入行動(問い合わせや検索・購入)につながります。


デジタル広告は市場分析ができる

デジタル広告の場合、気になった商品やサービスの広告をクリックするだけで詳細情報が分かり、即購入行動につなげられるメリットがあります。

なぜデジタル広告の場合はすぐに購買行動につながるのでしょうか。それはリーチやターゲティング、効果測定といった市場分析がすぐにできるからです。

マス広告は大衆向けの広告媒体であるため、デジタル広告のような個別のターゲティングは困難です。マス広告は広告の効果測定が難しく、掲載までの費用や時間もかかります。

デジタル広告は見込み顧客一人ひとりの検索行動や閲覧履歴といった情報を収集しています。収集されたデータをもとに顧客のニーズに近い広告を配信できるのです。

マス広告とデジタル広告には大きな違いがあります。それぞれの違いを理解したうえで運用することが重要です。


デジタル広告の種類と費用相場

冒頭で紹介したように、デジタル広告には5つの種類がありますが、それぞれの費用相場は以下の通りです。

デジタル広告の種類と費用相場

  1. 検索広告:約20~50万円
  2. ディスプレイ広告:課金方法によって異なる
  3. オンライン動画広告:課金方法によって異なる
  4. 音声広告:50万円~※提供会社で異なる
  5. ソーシャルメディア広告:月間30万円前後

それぞれ広告の内容と費用について、具体的に解説します。


検索広告の費用相場

検索広告とは、ユーザーが検索したキーワードに合わせて配信する広告です。ユーザーが検索したキーワードと一致、もしくは近い内容の広告であれば、自動で配信されます。

費用相場は1か月あたり20万円~50万円です。広告を出稿する商品やサービスによって費用が変動します。

関連記事:リスティング広告の費用相場とは? 適正予算の決め方とコストを抑える運用方法


ディスプレイ広告の費用相場

ディスプレイ広告とは、Webサイトの広告枠に表示されている広告のことです。バナー広告とも呼ばれています。

費用相場はクリックされた回数によって変わります。1クリックにつき50円~100円ほどです。インプレッション課金など、課金方法によって費用が異なります。

関連記事:ディスプレイ広告の費用とは?課金方式やGoogleとYahoo! の相場を解説


オンライン動画広告の費用相場

動画サービスの合間に流れるCM動画がオンライン動画広告です。広告をクリックするとWebサイトにジャンプして、売り上げや問い合わせといった反響につながります。

費用は1再生あたり100円~150円程度です。動画の再生時間が10秒未満の場合は、最後まで視聴された段階で費用が発生します。


音声広告の費用相場

音声広告とは、ポッドキャストや音楽配信サービス・インターネットラジオで流れる広告のことです。

費用はサービスによって異なります。インターネットラジオの最低出稿金額は50万円~となっており、ひとつの目安となります。


ソーシャルメディア広告の費用相場

ソーシャルメディア広告とは、FacebookやTwitterといったSNSのプラットフォームで展開されている広告のことです。

広告費用相場は月間30万円前後で、SNSサービスによって異なります。

関連記事:SNS広告の費用相場とは?効果的な運用のコツ


デジタル広告を外注する場合の費用相場

広告デザインや広告運用そのものを外注するケースがあります。費用はデジタル広告の種類によって異なります。費用相場は広告費の20%と言われているものの、依頼する内容によって大きく変動するため、事前に予算を決めてから外注先を選ぶとよいでしょう。

関連記事:リスティング広告は運用代行が必要? Web広告の費用相場


主なBtoB企業のビジネスモデル事例

デジタル広告が重要視されている主な理由として、次の3つが挙げられます。

  • 市場の増大と一般広告市場の縮小
  • 広告業界は大衆から個人へ
  • コロナ禍で変わった広告業界

それぞれ詳しく解説します。


市場の増大と一般広告市場の縮小

デジタル広告と一般広告の市場規模が大きく変化しています。デジタル広告が増大しているのに対し、一般広告は縮小傾向にあります。市場比率だけではありません。広告市場規模そのものも増加しました。

今まで一般広告、マス広告を展開してきた業界がデジタル広告に参入したのです。一般広告のみで集客を行ってきた業界がデジタル広告の有用性に気づき、自社のホームページを作成・運用しながら集客を行っています。小売業やサービス業だけではなく、建設業などもデジタル広告を運用して集客をしていることがあります。


広告業界は大衆から個人へ

広告そのものが「対大衆」から「対個人」へ移り変わっています。

スマートフォンの普及により、誰でもどこでもインターネットに接続できるようになりました。買い物やサービスの予約といった購買行動がスマートフォン1台で完結するようになったのです。

今までマス広告で大勢の大衆に発信していたものが、見込み顧客へダイレクトに届く広告へと変わりました。広告費用を抑えながら最大の効果を発揮するデジタル広告が重要視されるようになったのです。


コロナ禍で変わった広告業界

コロナ禍で広告業界がデジタル広告重視に変わったことも理由のひとつです。コロナ禍で社会システムや消費者行動は大きく変化しました。以前よりマス広告からデジタル広告への移り変わりの兆しはありましたが、コロナ禍による自宅待機などの生活様式の変化によって、広告業界のトレンド変化が加速されたのです。


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