
第3章:成果を支えるコンテンツ設計と形式の工夫|BtoB調査レポート2025【ホワイトペーパー編】
はじめに
ホワイトペーパーを制作する際、「とりあえずダウンロードされやすそうな『ノウハウ系』や『入門ガイド』で作ろう」と考えていませんか? あるいは、「数は取れているのに、なかなかアポや商談につながらない……」と悩むことはないでしょうか。
実は、BtoBマーケティングの実態調査を行うと、「ダウンロードされやすい形式」と「商談につながる形式」には明確な違いがあることが判明しました。
本章では、330社の調査データをもとに、ホワイトペーパーの「形式(フォーマット)」と「成果(商談化率)」の意外な相関関係を紐解きます。
良かれと思って選んでいたその形式が、実は「成果が出にくい要因」になっているかもしれません。自社のコンテンツ戦略が「量(DL)」と「質(商談)」のどちらに向かっているか、ぜひデータと照らし合わせて確認してみてください!
- この記事で分かること
- 最も「ダウンロードされやすい」ホワイトペーパーの形式ランキング
- ダウンロード数だけじゃない。「商談」に繋がりやすい勝ちパターンとは?
サマリー
「忙しくて全部は読むのは大変…」という方に向けて、各調査データの重要なポイントをまとめました。関連する章へのリンクもつけておりますので、気になるところだけでもぜひ詳細をお読みいただき、マーケティング活動にご活用ください!
人気形式は「調査レポート」と「事例」。客観的データが好まれる
最もダウンロードされやすい形式は「調査レポート型(30.7%)」と「導入事例型(29.1%)」で、これらだけで全体の約6割を占めます。ノウハウなどの「解説」よりも、判断材料となる「事実(データ・事例)」が求められていることが分かります。
「課題解決型」はDLされるが商談化しない。形式による成果の差
商談化率が低い企業では「課題解決型(お役立ち資料)」が最もダウンロードされていますが、商談化率が高い企業では「調査レポート」や「事例」が主力です。
同じホワイトペーパーでも「集客に優れた形式」と「商談化しやすい形式」には明確な違いがあることが判明しました。

❽ダウンロードされやすいホワイトペーパーとは
様々な種類のホワイトペーパーがありますが、どのような種類が読み手にとっては人気なのでしょうか?実際の調査データを見てみましょう。
Q. | どの種類のホワイトペーパーが最もダウンロードされますか? |
|---|---|
A. | 「調査レポート型」が30.7%でトップ。次いで「導入事例型(29.1%)」 |

注目ポイント | 01 |
1位は「調査レポート」。ノウハウ系よりも客観データが求められる
注目ポイント | 02 |
「事例型」も約3割と人気。他社の成功パターンを知りたいニーズが強い
「調査レポート」と「事例」が人気。ユーザーは判断の根拠を求めている
「ホワイトペーパーといえば、ノウハウ解説や入門ガイド」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、実態調査の結果は意外なものでした。
最もダウンロードされやすい形式として選ばれたのは、「調査レポート型(30.7%)」と「導入事例・成功事例型(29.1%)」でした。
これら2つだけで全体の約6割を占めています。一方で、定番と思われた「ノウハウ解説型」は15.3%にとどまりました。
なぜ「レポート」や「事例」が選ばれるのか?
この結果から、BtoBの読み手が求めている情報の質が変化していることが読み取れます。
単に「分かりやすい解説」が欲しいのではなく、自社の課題解決や意思決定をするための「客観的な判断材料(データ)」や「他社のリアルな実績」を求めているのです 。
制作側の「伝えたいこと」をまとめた資料よりも、読み手が自社と比較・検討できる「事実ベース」の資料のほうが、結果として多くのリード獲得につながっていると言えます
【分析】形式別ダウンロード傾向と商談化率の関係
先ほど「課題解決型」もダウンロードされやすい形式として人気(3位)でしたが、「商談につながっているか」という観点で見ると、全く違った景色が見えてきます。
商談化率の高低別に「どの形式が最もダウンロードされているか」を分析した結果がこちらです。

注目ポイント | 01 |
商談化率が低い企業(5%未満):約半数が「課題解決型」に依存している
注目ポイント | 02 |
商談化率が高い企業(11%以上):「調査レポート」や「導入事例」が主力コンテンツ
「課題解決型」はダウンロードされるが、商談になりにくい?
分析をすると興味深いデータが出ています。商談化率が「5%未満」と低い水準に留まっている企業の回答を見ると、最もダウンロードされている形式は「課題解決型(47.6%)」が圧倒的多数でした 。
「課題解決型(お役立ち資料)」は、潜在層の興味を惹きやすくダウンロード数を稼ぎやすい反面、ユーザーの検討度はまだ浅い段階にあることが多いと言えます。そのため、数は集まっても「今はまだ情報収集中です」となり、なかなか商談には結びつかない傾向があるようです。
「調査レポート」と「事例」は、検討客を連れてくる
一方で、商談化率が「11~20%」と高い成果を出している企業群を見てみましょう。 彼らが主力としているのは「調査レポート型(39.8%)」や「導入事例型(29.6%)」です 。
これらの形式は、ユーザーが自社の課題を認識した上で、「他社はどうしているか」「実際に導入してどうなったか」という具体的な解決策や比較検討の材料を探している時に読まれる傾向があります。
つまり、この形式をダウンロードするユーザーは、すでに課題や目的が健在化している可能性が高く、結果として商談につながりやすいのです。
フェーズに合わせた形式の「使い分け」がカギ
この結果は、「課題解決型」がダメだという意味ではありません。
認知拡大・リード母数確保 → 「課題解決型」
商談創出・具体的検討 → 「調査レポート型」「事例型」
といったように、「誰に・どういうアクションをしてほしいか」という目的から逆算して形式を選ぶことが重要です。
「とりあえず作りやすいノウハウ資料」ばかり量産してしまうと、商談につながらないリードばかりが増えてしまうリスクがあることを、このデータは示唆しています。
まとめ
調査から明らかになった、ホワイトペーパーの「コンテンツ形式」と「成果(商談化率)」の関係性について重要なポイントをまとめます。
1. ユーザーは「解説」よりも「根拠」を求めている
「調査レポート型」と「導入事例型」がダウンロード数の人気トップ2を占めました。ユーザーは制作側の主観的なノウハウよりも、自社の意思決定や社内説得に使える「客観的な市場データ」や「他社の成功実績」を求めていると言えます。
2. 「課題解決型」はリード獲得に向いている
「課題解決型(ノウハウ資料)」は、潜在層の興味を惹きやすくダウンロード数を稼ぎやすい形式です。しかし、商談化率が低い企業の多くがこの形式に依存しているデータからも分かる通り、検討度が浅い層が集まりやすいため、直近の商談には結びつきにくい傾向があります。
3. 商談を狙うなら「レポート」と「事例」
商談化率が高い企業(11%以上)は、「調査レポート」や「導入事例」で成果を上げています。これらは具体的な検討フェーズにいるユーザーに刺さりやすいため、「商談・受注」をゴールにするなら、この形式を戦略的に増やすことが近道です。
もっと詳細を知りたいという方へ!
ホワイトペーパーに関する最新データを、全50ページで完全網羅。 本記事では紹介しきれなかった詳細データや、成果を出すための運用ノウハウをまとめた調査レポート完全版はこちらから!
ホワイトペーパー制作ならferretにご相談ください!
顧客の「生の声」から作るから、商談への繋がり方が違います。
多くのホワイトペーパーが失敗するのは、作り手目線で作ってしまい、顧客が求めている情報を届けられないからです。
ferretなら、独自の「ペルソナヒアリング」でターゲットの本音を深掘りし、競合調査と掛け合わせることで、「今、顧客が本当に求めている情報」を形にします。
2,000社以上の支援実績に裏打ちされた、「作って終わり」にしない成果直結型の制作支援です!
ホワイトペーパー制作にお悩みの方は、ぜひご相談ください!












