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第3章:CMSツールの活用と今後の展望|BtoB調査レポート2025【CMSツール編】

はじめに

CMSツールを導入し、更新作業は効率化されたものの、「思ったように成果につながらない」「特定の担当者しか使いこなせていない」といった新たな壁に直面することはありませんか。 導入はあくまでスタート地点であり、その後の運用体制や改善プロセスこそが、成否を分ける鍵となります。

本章では、CMS運用において多くの企業が抱えている「課題のリアル」と、成果を出している企業が実践している「解決への糸口」、そして今後強化していくべき「注力領域」を明らかにしました。

自社の運用におけるボトルネックはどこにあるのか。そして、それを解消してさらなる成果を目指すには何が必要なのか。データから導き出された「次の一手」をぜひご確認ください!

  • この記事で分かること
  • 導入企業の4割以上が直面。「更新」はできても「成果」が出ない最大の原因とは?
  • 成功企業ほど重視している?ツール活用を加速させるための「意外な盲点」
  • 今後強化したい領域No.1は?「集客」の先にある、多くの企業が目指すものとは?

サマリー

「忙しくて全部は読むのは大変…」という方に向けて、各調査データの重要なポイントをまとめました。関連する章へのリンクもつけておりますので、気になるところだけでもぜひ詳細をお読みいただき、マーケティング活動にご活用ください!

最大の壁は「成果の不可視化」。属人化の悩みも深刻

運用における課題のトップは「更新しても成果が見えにくい(43.9%)」でした。また、「属人化」や「専任不在」といった体制面の課題も約4割の企業が抱えており、ツールを導入したものの、効果検証や安定運用に苦戦している実態が明らかになりました。

→ ❽CMSツール運用においての課題

成功の鍵は「仕組み化」。成果が出る企業はここが違う

今後の活用推進には「内製フローの整備(62.6%)」が不可欠です。特に成果を出している企業ほど、「フロー整備」や「数値の振り返り」といった運用ルーティンの確立を重視しており、個人のスキルに頼らない「組織的な運用」を目指す動きが加速しています。

→ ❾CMSツール活用のための今後の打ち手

今後は「集客」から「獲得」へ。ABテストなど質の追求へ

今後強化したい領域としては、「SEO・CV導線の最適化」や「リード獲得施策」が上位を占めました。単にページを更新する段階を卒業し、ABテストやパーソナライズ施策を通じて「より良質なリード」を獲得するためのマーケティング活用へとフェーズが移行しています。

→ ❿CMS運用に関して、今後強化したい点

❽CMSツール運用においての課題

CMSツールを導入した後、現場ではどのような課題が発生しているのでしょうか。多くの企業が直面している「運用の壁」と、成果が出ている企業・出ていない企業それぞれの「課題の違い」を分析しました。

Q.

CMSツールの運用において、課題に感じている点はありますか?

A.

「成果が見えにくい」が最多。運用は回っているものの、効果検証に課題あり

注目ポイント

01

「更新しても成果が見えにくい(43.9%)」がトップ。施策のやりっぱなし状態が懸念される

注目ポイント

02

「属人化(39.8%)」や「専任不在(39.8%)」など、体制面の課題も依然として多い

「成果の可視化」と「属人化」が二大課題

運用の課題として最も多く挙げられたのは「ページ更新や改善をしても、成果が見えにくい(43.9%)」でした。これに「戦略やKPIが不明確(37.4%)」が続いており、更新作業自体はできているものの、「その施策がどう成果につながったか分からない」という効果検証フェーズでつまずいている企業が多い実態が浮き彫りになりました

また、「運用が属人化しており引き継ぎが難しい(39.8%)」や「CMSを操作できる専任担当者がいない(39.8%)」といった体制面の課題も上位に並び、特定の担当者に依存した不安定な運用状況もうかがえます。

【分析】成果が出ている企業と出ていない企業、課題の決定的な違いとは

さらに深掘りすると、ROI(投資対効果)の評価によって、抱えている課題の質が全く異なることが明らかになりました。

▼ROI高評価層は「デザインの自由度」に悩み

「費用以上の成果が出ており非常に満足」と回答した層では、「デザインの自由度が低く、思った通りに作れない(59.2%)」が課題のトップでした

基本的な運用や成果創出はクリアしており、より高度な表現やブランドイメージの追求といった「質の向上」のフェーズに進んでいるからこその悩みといえます

▼ROI低評価層は「人がいない」ことに悩み

一方、「費用に見合った効果が出ていない」層では、「CMSを操作できる専任担当者がいない(66.7%)」が圧倒的多数で、次いで「属人化(44.4%)」が続きます

ツール以前の問題として、運用する「人」や「体制」が整っていないことが、成果が出ない根本的な要因となっている可能性が高いでしょう。

❾CMSツール活用のための今後の打ち手

現状の課題を踏まえ、企業は今後どのような取り組みが必要だと感じているのでしょうか。全体傾向と、成果を上げている企業の「次の狙い」を見ていきます。

Q.

今後、CMSツール活用をさらに進めるために、必要だと感じていることは?

A.

「内製フローの整備」が最多。運用体制の強化と振り返りの定着が急務

注目ポイント

01

「内製フローの整備(62.6%)」がトップ。外部依存を減らし、自走できる組織を目指す動き

注目ポイント

02

「定例での数値振り返り(52.0%)」も過半数。やりっぱなしを防ぐ「運用ルーティン」への関心が高い

「ツール」から「体制」へ関心がシフト

今後の活用推進に必要なこととして、最も多く挙がったのは、「内製フローの整備(62.6%)」でした。さらに「社内体制・人材強化(59.4%)」や「定例での数値振り返り(52.0%)」も過半数を超えています

Q8で浮き彫りになった「属人化」や「成果が見えない」という課題を解消するために、ツールそのものの見直しよりも、まずはチームでの運用フローやレポート共有の仕組みづくりといった「足元の体制整備」を優先しようとする企業の意思が読み取れます。

【分析】成果を出している企業ほど「仕組み化」を重視する

では、すでに「CV改善」や「PDCA」といった成果を実感している企業は、次に何を目指しているのでしょうか。成果実感別の回答傾向を分析しました。

分析の結果、「CV改善・リード獲得につながった」あるいは「PDCAを回せるようになった」と回答した企業では、以下の3項目に対する回答率が非常に高い傾向にありました

  1. 内製フローの整備

  2. 定例での数値振り返り

  3. 社内体制・人材強化

成果を出している企業ほど、その成果を一過性のもので終わらせず、チーム全体で再現できるようにするための「仕組み化」や「型づくり」に次の関心を向けています。単に記事を書くだけでなく、組織として運用レベルを引き上げることが、さらなる成果創出への近道であると認識しているようです。

❿CMS運用に関して、今後強化したい点

最後に、CMS運用において今後どのような取り組みを強化していきたいか、企業の展望を見ていきましょう。多くの企業が「集客」のその先にある、より高度なマーケティング施策を見据えていることが分かります。

Q.

今後CMS運用に関して強化したい点はありますか?

A.

「SEO・CV導線の最適化」が最多。他は質の高いリード獲得へ向かう傾向

注目ポイント

01

「SEO・CV導線の最適化(50.4%)」など、マーケティング成果に直結する施策が上位を独占

注目ポイント

02

「ABテスト(43.9%)」への関心も高い。リードの「数」だけでなく「質」を重視するフェーズへ移行

「集客」から「獲得」へ。成果直結型の施策が上位

今後強化したい点として最も多く挙がったのは「SEOやCV導線の最適化(50.4%)」でした。次いで「CMSを活用したリード獲得施策の強化(46.3%)」が続き、単に情報を発信するだけでなく、サイト訪問者を確実にリード(見込み顧客)へと転換させるための施策に注力したい意向が強く表れています

「量」より「質」。個別最適化(パーソナライズ)への進化

注目すべきは、「ABテストやパーソナライズ施策の実施(43.9%)」が上位に入っている点です。多くのBtoB企業が「リードは獲得できたが商談につながらない」という課題を抱える中で、単に集客数を追うのではなく、ユーザーに合わせた訴求内容の出し分け(パーソナライズ)や仮説検証を行い、「良質なリード」を獲得しようとする動きが活発化しています 。 CMS活用は、コンテンツを管理するフェーズから、データを活用して顧客体験を最適化するフェーズへと進化しているといえるでしょう。

まとめ

本章の調査データから明らかになった、CMS運用の課題解決と、今後の活用強化に向けた重要なポイントをまとめます。

1. 「更新しやすさ」の先にある「戦略」が不可欠

多くの企業が導入目的とした「更新の効率化」は達成されつつありますが、それだけではマーケティング成果には直結しません。ターゲットに向けたコンテンツ設計や、CVへの導線設計といった「戦略」があって初めて、CMSの更新性が成果を生み出します

2. 「やりっぱなし」を防ぐ可視化・改善サイクル

CMS活用の課題である「成果が見えない」状態を脱却するには、目標(KPI)の設定から成果の可視化、そして振り返りまでをセットにした運用フローの構築が急務です。この「改善サイクル」を回せる体制を作ることが、ツールの価値を最大化する鍵となります。

3. 自社に最適な「内製」と「外部支援」のバランス

運用リソースやノウハウが不足している場合、すべてを内製しようとすると「属人化」や「成果の停滞」を招きます。日々の更新は内製しつつ、戦略設計や評価制度の構築といった上流工程は外部の専門家を頼るなど、自社の状況に合わせた役割分担を検討することも有効な手段です。

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ferret(One Tip編集部)
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登録番号 IA180169
適用規格 ISO/IEC 27001:2022 / JIS Q 27001:2023