
第1章:CMSツールの導入状況・目的・選定基準|BtoB調査レポート2025【CMSツール編】
はじめに
Webサイト活用が企業の生命線となるなかで、効率的な情報発信や運用体制の構築は避けて通れない課題です。しかし、実際に他社がどの程度CMSツールを導入しているのか、また「どのような目的・基準でツールを選んでいるのか」といった実情を知る機会は意外と少ないのが実情です。
本章では、BtoBマーケティング担当者330名の調査データをもとに、現在のCMS導入率や、多くの企業が重視している「選定の決め手」の実態を可視化しました 。
CMS導入はもはや当たり前なのか?選ぶ際に重視すべきポイントはどこにあるのか?最新のデータをもとに現状を把握し、貴社のツール活用方針を見直すヒントとしてご活用ください!
- この記事で分かること
- CMSの導入は常識?他のマーケティングツールと比較したリアルな立ち位置とは?
- 導入の目的は効率化だけ?多くの企業がCMSに期待しているもうひとつの役割
- 決め手は「多機能さ」?約半数がスペックより重視した「運用のカギ」とは
サマリー
「忙しくて全部は読むのは大変…」という方に向けて、各調査データの重要なポイントをまとめました。関連する章へのリンクもつけておりますので、気になるところだけでもぜひ詳細をお読みいただき、マーケティング活動にご活用ください!
CMS導入率は約4割で最多。マーケツールの「基本装備」へ
CMSツールの導入率は37.3%で、マーケティング関連ツールの中で最も高い結果となりました。CRMやMAも僅差で続いており、多くの企業がまずは情報発信の基盤を整え、その後にリード管理や営業連携へとステップを進めている様子がうかがえます。
目的は「効率化」と「攻め」。6割以上がリソース不足解消を期待
導入目的のトップは「サイト更新の効率化(66.7%)」でしたが、「コンテンツ施策強化(62.6%)」も上位に入りました。単に業務を楽にするだけでなく、リソース不足や属人化を解消し、成果を出すための「攻めの情報発信」を行う基盤として導入されています。
決め手は「操作性」と「安全性」。現場が使いこなせるかが最重要
選定基準では「更新・編集のしやすさ」と「セキュリティ・安定性」が同率(49.6%)でトップとなりました。多機能さよりも、現場の担当者が迷わず操作できるか、そして企業の顔となるサイトを安全に運用できるかが、ツール選びの最大の分かれ目となっています。

❶現在のCMSツール導入状況について
まずは、多くの企業がマーケティング活動において、どのようなツールを優先的に導入しているのか、その実態から見ていきましょう。
Q. | 現在、貴社で導入しているマーケティング関連ツールを教えてください |
|---|---|
A. | 「CMSツール」が37.3%で最多。「CRM」「MA」がそれに続く結果に |

注目ポイント | 01 |
CMSツール導入率が最多。まずは「情報発信」の基盤づくりが優先されている
注目ポイント | 02 |
CRM・MAも僅差で追従。リード獲得から営業連携への意識も高い
マーケティングツールの「基本装備」としてCMSが定着
調査の結果、導入しているマーケティング関連ツールの中で「CMSツール」が37.3%と最も高い結果となりました。
「分析ツール(32.1%)」や「BIツール(29.4%)」などの分析系ツールよりも導入率が高いことから、多くの企業が、まずはWebサイトでのコンテンツ発信や情報更新の環境を整えることに注力している様子がうかがえます 。CMSはデジタルマーケティングの第一歩として、欠かせない基盤となっているといえるでしょう。
「作った後」を見据えた営業連携ツールのニーズも拡大
また、CMSに次いで「CRMツール(36.7%)」や「MAツール(33.9%)」が3割以上の企業で導入されており、CMSとの差はわずかです。
この背景には、Webサイトで獲得したリード(見込み顧客)を、放置せずに商談や受注につなげたいという課題意識があると考えられます。単にサイトを作るだけでなく、その後の顧客管理や営業部門との連携強化を見据えて、ツール選定を行っている企業が多いことが分かります。
❷CMSツールの導入目的について
多くの企業が導入を進めるCMSですが、具体的にどのような課題解決や成果を期待して導入を決めたのでしょうか。その目的の内訳を見ていきます。
Q. | CMSを導入している主な目的は何ですか? |
|---|---|
A. | 「サイト更新の効率化」が約7割で最多。「リソース不足解消」なども拮抗 |

注目ポイント | 01 |
「更新効率化」と「リソース不足解消」がトップ2。運用体制の改善ニーズが顕著
注目ポイント | 02 |
「コンテンツ施策強化」も6割超え。効率化だけでなく攻めの目的も健在
「運用体制の課題解決」が導入の主たる動機
導入目的として最も多くの回答を集めたのは、「サイト更新の効率化(66.7%)」でした。次いで「リソース不足の解消(63.4%)」や「属人化体制の解消(54.5%)」といった選択肢も上位に挙がっています。
この結果から、多くの企業がCMS導入において、日々の業務負荷の軽減や、特定の担当者に依存した更新業務の見直しといった「サイト運用体制の健全化」を強く求めていることが読み取れます。
「勝てる情報発信」のための基盤としても重視
業務効率化だけでなく、これまでCMS活用の主目的とされてきた「コンテンツ施策強化(62.6%)」や「SEO強化(41.5%)」も、引き続き高い割合を占めています 。
昨今はコンテンツによる情報発信が一般的になり、差別化が一層難しくなっています。他社よりも有益な情報をいち早く、かつ継続的に発信して成果を上げるためには、スピーディに施策を実行できる環境が不可欠です。CMSは、こうした「攻めのマーケティング」を支える基盤としても選ばれているといえるでしょう。
❸CMSツールの選定基準について
最後に、企業が数あるCMSツールの中から自社に合うものを選ぶ際、どのようなポイントを「決め手」としているのかを確認します。
Q. | CMSツール導入時に重視した(または今後重視したい)選定基準は? |
|---|---|
A. | 「セキュリティ」も約半数が重視。Webサイトの信頼性を確保したい意向 |

注目ポイント | 01 |
「操作性」「内製しやすさ」など、運用定着を見据えた項目が上位を独占
注目ポイント | 02 |
「セキュリティ」も約半数が重視。企業の顔となるWebサイトの信頼性を確保したい意向
「現場での使いやすさ」が最大の選定基準
選定基準として最も多くの票を集めたのは、「更新・編集のしやすさ(UIや操作性)(49.6%)」でした 。さらに「社内での内製・運用に向いているか(46.0%)」や「サポート体制(43.8%)」も上位に入っています 。
この結果から、機能の豊富さやカスタマイズ性よりも、導入後にスムーズに社内へ定着するか、現場の担当者がストレスなく使いこなせるかといった活用のしやすさに関連する項目が重視されていることが分かります
属人化リスクを回避する「安心・安定」への意識
また、「セキュリティ・安定性」も49.6%と、操作性と並んで最も重視される項目の一つとなりました 。Webサイトのトラブルは企業の信頼に直結するため、安心して運用できる基盤であることが必須条件となっています。
これらを踏まえると、属人的な運用を防ぐためには「誰にとっても活用しやすいツール」を選ぶ視点が欠かせません 。突発的な人員変動や引き継ぎが発生した際にも困らないよう、学習コストが低いツールを選ぶか、運用マニュアルなどのサポート体制が整っているかを考慮して選定することが、長期的な成功の鍵といえるでしょう
まとめ
本章の調査データから明らかになった、企業のCMSツール導入における「現状と選定基準」に関する重要なポイントをまとめます。
1. CMSはマーケティング活動の「起点」として定着している
導入率が全ツール中最多(37.3%)であることからも、多くの企業にとってWebサイトの管理基盤を整えることが、デジタルマーケティングの第一歩となっていることが分かります。分析や営業連携を行う前段階として、まずは自社で自由に情報を発信できる環境づくりが優先されています。
2. 導入の主目的は「運用体制の健全化」と「施策の実行力強化」
「更新の効率化」や「リソース不足の解消」といった課題解決ニーズが非常に高く、CMSは組織の生産性を高めるためのツールとして期待されています 。同時に、「コンテンツ施策強化」も重視されており、効率化によって生まれた時間を質の高い情報発信に充てたいという意図も読み取れます。
3. 選定の鍵はスペックよりも「現場での運用定着」
選定基準において「操作性」や「内製への適性」が上位を占めたことは、導入後に「使いこなせない」「属人化する」といった事態を避けたい企業の思いを反映しています。長期的に成果を出し続けるためには、機能の豊富さだけでなく、現場レベルでの「使いやすさ」と「安心感(セキュリティ)」が不可欠です。
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