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Pardot(パードット)の特徴と機能とは? Salesforceと連携させて活用しよう

Pardot(パードット)の特徴と機能とは? Salesforceと連携させて活用しよう


Pardotは、Salesforceと連携して使える、BtoB企業向けのMAツールです。  
現在は「Account Engagement(アカウントエンゲージメント)」という名称になっていますが、今も「Pardot」と呼ばれることも多く、Salesforceユーザーにとっては定番のMAツール候補のひとつです。

高機能さとSalesforceとのデータ連携のスムーズさから、何かと使い勝手がよいと選ばれるのですが、導入後「機能が多く、設定が難しい」「従量課金制で料金が高くなりやすい」といった声もあり、使いこなせるかどうかを検証した上で導入する必要があります。

この記事では、Pardotの基本的な特徴から、メリット・デメリット実際の利用者の評判なども解説。あなたの会社に「本当に合ったMAツール選定」のヒントをお届けします。

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目次[非表示]

  1. 1.Pardot(パードット)とは
  2. 2.Pardot(パードット)の機能
  3. 3.Pardot(パードット)のメリット
  4. 4.Pardot(パードット)のデメリット
  5. 5.Pardot(パードット)の評判・口コミ
  6. 6.Pardot(パードット)とその他MAツールとの比較
  7. 7.Pardot(パードット)の利用がおすすめな企業
  8. 8.PardotはSalesforceと連携させるのに最適なMA。ただし「使いこなし」には注意も


Pardot(パードット)とは


「Pardot」とは、セールスフォース・ドットコム社が提供するBtoB向けのMA(マーケティングオートメーション)ツールです。Pardotを活用すれば、リードの獲得・育成・選定までを効率化できます。

ここからは、具体的なPardotの特徴と、同社の代表的なサービスである「Salesforce」との関係性について解説します。

公式サイトhttps://www.salesforce.com/jp/marketing/b2b-automation/


2022年4月、「Pardot」は名称変更して「Account Engagement」へ

なお「Pardot」は2022年4月7日に「Account Engagement 」へと名称変更※しています。

ただ、今でも変更前の名称で呼ぶ人も少なくありません。今この記事を読んでいるあなたも、そうなのではないでしょうか?

そこで、本記事ではあえて「Pardot」という旧名を使って解説します。

https://www.salesforce.com/jp/blog/next-gen-marketingcloud-vision-product-names/


Pardot(パードット)の特徴

Pardotの最大の特徴は、Salesforceとの連携です。

Salesforce」は、「Pardot」と開発元が同じセールスフォース・ドットコム社のCRMソフトウェアです。データ連携することが前提で設計されているため、PardotとSalesforceはお互いの顧客データを同期して活用し合うことができます。
そのため、「あのデータがとってこれれば」「データ変更が一方のツールに反映されない」ということがなく、何かと使い勝手が良いのです。

これにより、マーケティング担当者はPardotにあるさまざまなデータを、営業担当者が使うSalesforceへとスムーズに共有できます。そのため、確度の高いリードへの施策を打ちやすくなるというメリットがあります。

また、Salesforceのキャンペーン状況をPardotで確認でき、必要であればPardotからキャンペーンの追加や更新が可能です。クロスセルや確度の高いリードへの追加アプローチで、より成約を高められるのです。

※参考:https://www.salesforce.com/jp/products/what-is-salesforce/


Marketing Cloudとの違い

Salesforce内のサービスでは、「Pardot」と「Marketing Cloud」という2つのMAツールが利用できます。PardotBtoBMarketing CloudBtoCのサービスで使用されることが多いツールです。

また、Pardotは商談型ビジネスに向いているという特徴がありますが、Marketing Cloudは集客型ビジネスに向いているという点も異なっています。

自社の事業形態や利用目的によって、PardotとMarketing Cloudの利用を分けて考える必要があるでしょう。


Pardot

Marketing Cloud

向ている業務
ビジネス形態

BtoB向け

BtoC向け

商談型ビジネス

集客型ビジネス

Pardot(パードット)の4つの料金プラン

Pardotには以下4つの料金プランがあり、それぞれの料金プランで利用できる機能が異なります。

  • GROWTH
  • PLUS
  • ADVANCED
  • PREMIUM

以下の表では、それぞれの料金プランの料金と主な機能をまとめましたので参考にしてください。(2025年6月25日時点)

■Pardot(パードット)の4つの料金プラン


GROWTH
PLUS
ADVANCED
PREMIUM
料金(税抜)
150,000円/月
330,000円/月
528,000円/月
1,800,000円/月
プロスペクト数
最大10,000件/年
最大10,000件/年
最大10,000件/年
最大75,000件/年
競合企業のモニタリング
10社
25社
100社
100社
ランディングページ
50
無制限
無制限
無制限
SEOキーワードのモニタリング
100個
250個
1,000個
1,000個
自動化のルール数
50
100
150
150
独自ドメイン数
(サブドメインも含む)
3
10
20
20

高度なメール分析、メールのレンダリング、プレビュー分析

$400/月

有り

有り

有り

カスタムオブジェクトの連携

無し

$400/月

有り

有り
Einstein
無し
無し
有り
有り
B2B Marketing Analytics Plus
無し
5ライセンス
5ライセンス
5ライセンス

Pardotを最大限活用するのであれば、「ADVANCED」以上の料金プランがおすすめです。「ADVANCED」から使える機能が増え、制限も少なくなります。

Pardotは初期費用が無料で30日間の無料トライアルもあるため、気になるサービスを積極的に試すのもよいでしょう。

https://www.salesforce.com/jp/marketing/b2b-automation/pricing/より抜粋

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Pardot(パードット)の機能

Pardotには、代表的な機能を9つご紹介します。

■ AIによるサポート

  • Einstein(アインシュタイン)

■ リード獲得(リードジェネレーション)

  • フォーム作成
  • LP作成
  • Google広告との連携

■ リード育成(リードナーチャリング)

  • 見込み顧客の行動管理
  • メール作成・送信
  • スコアリング
  • マーケティング施策の効果検証
  • 営業との連携


それぞれどのような機能で、何ができるのかを具体的に解説します。

■ AIによるサポート

Einstein(アインシュタイン)

Pardotには「Einstein(アインシュタイン)」という人工知能が搭載されており、確度の高いリードを割り出して購買につながるタイミングを予測することもできます。

Pardotはマーケティングの分析や投資対効果も行えるMAツールとして、マーケティング活動の効率化を実現できるでしょう。


■ リード獲得(リードジェネレーション)

Pardotでは、見込み顧客の情報を取得するための機能が搭載されています。

  • フォーム作成
  • LP作成
  • Google広告との連携


フォーム作成

見込み顧客の情報を取得するために欠かせないフォーム。これもPardotで作成できます。

フォームの項目は自由に設定できるので、マーケティング・営業活動にあたりヒアリングしておきたい事項を自由にカスタマイズできます。

また、フォーム自体のデザインをカスタマイズすることも可能ですし、iframeで既存のサイトに埋め込むことも可能です。


LP作成

Pardotでは、フォームと合わせてLP(ランディングページ)も作成可能です。

例えば、セミナーなどの案内ページも作成できます。テンプレートが用意されているため、日時や概要・コンテンツ内の画像を変更するだけで簡単にLPを作成できます。

LP作成後はA/Bテストや多変量テストを行えるので、より効果的な施策にするためのPDCAをまわすことができます。


Google広告との連携

Google広告と連携して、検索連動型広告のキャンペーンを打つことも可能です。

例えば出稿しているキーワードで取得したリードについて、どれくらい商談創出や受注などの最終成果に貢献しているのかを把握できるようになります。


■ リード育成(リードナーチャリング)

PardotはMAツールですから、獲得した見込み顧客を育成するための機能こそ、メインの機能となります。

  • 見込み顧客の行動管理
  • メール作成・送信
  • スコアリング
  • マーケティング施策の効果検証
  • 営業との連携


見込み顧客の行動管理

Pardotでは、リード獲得後の見込み顧客がどのように行動するのかを一元管理できます。
各Webページに、いつ・どのくらいのアクセスやセッションが起きたのかを詳細に表示可能です。

また、Einsteinにより、自動的に行動管理を行えます。オプションサービスである「Salesforce Engage」を導入すれば、見込み顧客がキャンペーンや広告に反応したタイミングで通知が来ます。マーケティング担当者は、リードの行動管理がしやすくなるでしょう。


メール作成・送信

Pardotに保存された顧客にメールを送付できます。セグメントメールはもちろん、細かくトリガーを指定したステップメールも設定可能です。

メールデザインについては、HTMLメールも作成できるため、視覚的にも見込み顧客の興味を引くメールが作成できます。


スコアリング

Pardotは見込み顧客のアクションに基づいて、興味関心を数値化して評価してくれます。

各アクションとその点数はデフォルトで決められたルールもありますが、自社が自由にカスタマイズ可能です。例えば、Webサイトのページ閲覧数が1ページであれば1点、ホワイトペーパーなどをダウンロードすれば20点など、細かく設定できます。

そして、この数値の高い・低いに合わせて、検討度を推し量り、施策の実施に活かしていきます。

例)

  • 点数が高い=成約確度の高い見込み顧客を優先順位付けして、適切なタイミングでメールを送付する。
  • 確度の高くない見込み顧客に対しては、スコアが一定以上になると営業部門へ通知を送り、すぐにアプローチできる体制を整える。


マーケティング施策の効果検証

各種施策の効果測定も可能です。例えば、次のような数値を見ることができます。

  • 流入したキーワード(自然検索/有料検索)
  • CV数(Pardotで作成したフォーム経由)
  • メールの効果測定(開封率やメール内リンクのクリック率など)

ただ、Pardotの効果測定機能をフル活用するにはSalesforceとの連携が必須です。

データ同期することで付与したキャンペーンをもとに、どの施策が商談・成約につながったのかまで可視化できるようになります。


営業との連携

PardotはSalesforceとの連携により、マーケティング部門と営業部門との連携をスムーズに行えるようになります。

MAツールであるPardotで獲得した見込み顧客のデータを、Salesforceと連携して施策の効果検証と顧客管理・商談管理まで一貫して行えば、成約率の向上に役立てられます。

例えば、問い合わせフォームから獲得した見込み顧客に対して、Pardotから営業担当者を割り当ててTodoリストの作成まで行えます。

営業担当者は、Pardotと連携されたSalesforceでデータを確認するだけで、スムーズに見込み顧客へ商談などのアプローチに移行できるのです。


Pardot(パードット)のメリット

数あるMAツールの中からPardotを選ぶにたるメリットを3つご紹介します。

  • Salesforceサービスとの連携により情報共有がスムーズ
  • ROI(投資対効果)の測定でマーケティング施策の考案がスムーズ
  • AIがナーチャリング業務を助けてくれる


Salesforceサービスとの連携により情報共有がスムーズ

Salesforceとの連携による部門間の情報共有のスムーズさは、Pardotの大きな魅力です。
PardotとSalesforceは同じ企業のサービスであるため、連携が他のサービスよりもしやすいのです。

別のツールを連携する際、複雑な設定をしなければならなかったり、顧客のデータがうまく更新されない、データの一部が欠損しているなどの不具合がおきることもしばしば。

システムの調整のために時間をとられて、マーケティング施策や営業活動のための時間が少なくなってしまうということになっては元も子もありません。
そもそもPardotはSalesforceを連携が前提となっているので、そうしたストレスなく、スムーズにデータを同期できます。


ROI(投資対効果)の測定でマーケティング施策の考案がスムーズ

PardotとSalesforceを連携させることで、リード獲得~成約までを一気通貫で効果測定できるため、ROI(投資対効果)まで可視化できます。

ROIは経営視点で施策の良し悪しを判断する重要な材料です。
現場視点では、どのようなマーケティング施策を打てばよいかの判断もしやすくなりますし、決裁者視点では予算確保のための判断材料にもなります。


AIがナーチャリング業務を助けてくれる

搭載されているAI「Einstein」がナーチャリング業務を自動化してくれます。

例えば、スコアリングについては、過去の取引データをもとに、点数を決定してアプローチすべきかどうかの判断をしてくれます。

また、メール送信についても、過去の実績をもとに開封されやすい時間帯を見つけてきてくれるのです。

このように、Pardotの中にある今までのマーケティング実績をもとに、最適なアプローチ方法を考えてくれるのです。AIの回答が全て正解というわけではありませんが、最良の打ち手を考えるきっかけとして活用できるはずです。


Pardot(パードット)のデメリット

Pardotは多機能で高性能なMAツールですが、トレードオフとなる事項が存在します。本章ではそれをデメリットとしてご紹介しますので、検討時には考慮してください。

  • Salesforceとの連携ありき
  • 他ツールと比較して料金が高め
  • 上級者向けで、使いこなすにはスキルとトレーニングが必要


Salesforceとの連携ありき

Pardotは単体だけであれば、大きな効果は発揮できません。あくまでもCRMのSalesforceとの連携で機能を最大限に活かせます。

そのため、Salesforceを利用しない場合であれば連携のスムーズさなどは期待通りにはいかない可能性もあるでしょう。


他ツールと比較して料金が高め

Salesforceとの連携ありきで考えると、コストはSalesforceの料金も加味しなければいけません。

また、人気MAツールのHubSpot「Marketing Hub」だと単体で5,400円/月から利用できるのに対して、Pardotは150,000円/月からとなります。料金差が大きいため、コストがかさんでしまうデメリットがあります。


上級者向けで、使いこなすにはスキルとトレーニングが必要

MAツール全般に共通する課題ですが、初期設定や運用については、マーケティングの専門知識が求められます。
そのうえ、Pardotを使いこなすのにはトレーニングが必要なのです。高機能で柔軟な設定が可能な一方で、「どう設計するか」「どう活用するか」を明確に定義し、それをシステム上で正確に再現しなければなりません。

そのため、実務で使いこなすには、ツールそのものに対するトレーニングやノウハウの蓄積が不可欠です。機能が豊富であるがゆえに、学習すべきポイントも多岐にわたります。Web上の情報収集や外部の専門家によるサポートが必要になるケースも少なくありません。

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Pardot(パードット)の評判・口コミ

では、Pardotを実際に利用した企業からの評判や口コミはどのようになっているのでしょうか。以下では、「ITreview」で記載のあるPardotの、よい評判と改善要望それぞれ紹介します。


Pardot(パードット)の良い評判・口コミ

Pardotのよい評判・口コミは以下の通りです。

Pardotの評価
良いポイント
どのようなメリットがあったか
☆5
・顧客データを溜めれるだけでなく、各顧客への課題が可視化されるところ
・接触頻度を定量的に見れるので、次の施策を打ちやすくなる
肌感覚による定性的な営業課題を可視化できたので、分析と改善につなげられた
☆4.5
・Salesforceとの併用でマーケティング部門と営業部門の連携がスムーズに
・導入前は500だった見込み顧客が、現在では10,000以上に伸びた
・より戦略的にマーケティング施策を打てるようになった
☆4
・Salesforceとの連携でメールの開封状況などが把握できるところ
・見込み顧客のセグメントやアプローチする優先順位付けは非常に助かっている
今まではメールを送っても反応が分からなかったので、一斉メールでアプローチするしかなかった。しかし、スコアリングや自動セグメントなどで、効率的にアプローチできるようになった。

Pardotのスコアリング機能や、Salesforceとの連携による営業部門とマーケティング部門の情報共有のスムーズさが評価されている結果となっています。

これまでは肌感覚だった事象も、Pardotで定量的に見える化されることで、より戦略的なマーケティング施策を打てるようになるようです。


Pardot(パードット)の改善要望・口コミ

Pardotの改善要望・口コミは以下の通りです。

Pardotの評価
改善してほしいポイント
☆2
・リスト作りでのフィルター項目が他のMAよりも少ない
・HubSpotやWixのように気軽にデザインを変更できるようにしてほしい
☆1.5
・HTMLメールにハイパーリンクを入れられない
・UIをもっと感覚的に使用できるようにしてほしい
☆1
・費用が高い
・マニュアルが整備されていないため、MAに強い人がいないとメールを送るだけになってしまう

UIに使いにくさを感じてしまう利用者もいるようです。また、費用が高くコストを回収できないという口コミもあるため、企業や事業規模が大きい場合に利用する方が向いていると考えられるでしょう。

参考:ITreview Salesforce Pardotのレビュー(口コミ・評判)


Pardot(パードット)とその他MAツールとの比較

Pardotとそれ以外のMAツールとを比較すると、どのような違いがあるのでしょうか。
以下では、「Marketo」「HubSpot Marketing Hub」、「ferret One」を比較して解説します。

関連記事:最新のMAツール10選!ツールでできることや比較ポイント

■ 各ツールの比較|「自社に合うか」の判断ポイントで整理しました。


CMS
MA
強み
弱み
向いている企業

Pardot

×
Sales force連携がスムーズ、BtoB特化
Sales force前提、学習コストが高い
Salesforceと統合して、既存リードの成約率を上げたい
ferret One

CMS+MA一体型、BtoB特化、操作が簡単
カスタマイズ性は限定的
BtoBに必要な機能だけをシンプルに使いたい
HubSpot Marketing Hub
拡張性が高い、無料から始められる
費用が段階的に高額に
CMS・SFA・CRMに拡張できる拡張性を求める
Marketo
×
高機能、パーソナライズ
MA機能しかない
詳細な顧客の行動分析を活かしたマーケを行いたい

ferret One(フェレットワン)

「ferret One」は、BtoBマーケティングの実績が豊富な「ferret」が開発した、BtoBマーケティングに必要な機能をまるっとそろえたマーケティングツールです。

CMSとMAの機能を1つのツールに搭載しているため、Web制作からリード獲得、顧客管理まで一気通貫で行えます。

高機能にもかかわらず、操作はシンプルで簡単で、誰でも使いこなせる直感的な操作性が特徴です。 


■ Pardotとの比較|どんな人に向いている?

ferret Oneが向いている人

  • BtoBに必要な機能だけをシンプルに使いたい
  • 操作性や設定について、専門知識なく簡単にできる方がいい

Pardotは高機能ですが、その分スキルやトレーニングが必要です。一方、ferret Oneは「BtoBマーケティングに本当に必要な機能だけ」をシンプルに使いたい方に向いています。

UIがわかりやすく、操作や設定が直感的にできるので、専門知識がなくてもすぐに使い始められます。Pardotと比べて導入・運用のハードルが低い点が強みです。

というのも、開発元はBtoBマーケティングのコンサルティング支援の実績が豊富な「ferret」。その知見が活かされた機能設計になっており、実務に不足を感じさせない構成となっています。

公式サイト:https://cloud.ferret-one.com/


Marketing Hub(マーケティングハブ)

Marketing Hubは、HubSpotが提供するMAツールです。CMS・MA・SFA/CRMそれぞれのツールを機能として1つのプラットフォームにまとめることができるのが特徴です。

■ Pardotとの比較|どんな人に向いている?

Marketing Hubが向いている人

  • 大規模なマーケティングを実施する予定はない
  • 費用を抑えたい

Marketing Hubは無料プランがあります。そのため、Marketing HubはPardotと比較して導入費用が抑えられます。

プランアップしていくと、ランニングコストが高くなってしまいますが、小規模組織であれば無料プランの次の月額18,000円のプランでも十分なマーケティングができるでしょう。

ただ、ビッグデータなどを取り扱う大規模な組織であればPardotとSalesforceでの連携による管理の方が向いています。

公式サイト:https://www.hubspot.jp/products/marketing

関連記事:HubSpot(ハブスポット)とは? 評判と機能を解説


Marketo(マルケト)

Adobe Marketo Engage(マルケト)とは

Marketoとは、世界で6,000社以上が導入しているMAツールです。顧客一人一人に合ったコンテンツを送るといったパーソナライズに強みがあります。

■ Pardotとの比較|どんな人に向いている?

Marketoが向いている人

  • BtoCにもアプローチしたい
  • パーソナライズを強化したい

MarketoはBtoCとBtoBの双方のマーケティングに対応しているため、より幅広い見込み顧客を対象とできるでしょう。また、toC向けに効果的なSNSを活用したマーケティング施策も可能です。

BtoBに特化したマーケティング施策を行うのであればPardotがおすすめですが、toC向けにもアプローチしたい場合はMarketoも検討してみるとよいでしょう。

公式サイト:https://jp.marketo.com/


Pardot(パードット)の利用がおすすめな企業


ここまで紹介してきた内容を踏まえると、Pardotの利用に向いている企業は以下のような企業といえるでしょう。

  • Salesforceを使用している
  • リード数が多く規模の大きい
  • マーケティングのスキルが十分あり、使い方のトレーニングをする余裕がある

詳しく解説します。


Salesforceを使用している企業

PardotはSalesforceとの連携により、機能性を最大限に活かせるMAツールです。そのため、すでにSalesforceを利用しているBtoB向け企業がMAツールを検討している場合はPardotがおすすめできるでしょう。

Salesforceとの連携により、多くの企業が課題としているマーケティング部門と営業部門との連携を改善できるのは大きなメリットです。


リード数が多く規模の大きい企業

Pardotは、リード数が多く規模の大きい企業にとって、特に効果を実感できるMAツールといえるでしょう。

PardotとSalesforceを連携して利用するとなると、費用規模も大きくなり、費用対効果を見込めるだけの大量のリード数が必要です。

また、多くのリード数を抱えている企業であれば、リード数に応じて費用の決まるようなMAツールはかえって割高になってしまう可能性もあるでしょう。

Pardotはもっとも低い料金プランでも10,000件のプロスペクト数が保証されているため、リード数追加によるコストの増加を考えずに利用できます。


マーケティングのスキルが十分あり、使い方のトレーニングをする余裕がある

これが、継続的に活用できるかを左右する一番重要なポイントです。

Pardotは高度な設定ができる分、使い方のトレーニングを要するツールです。
海外製のツールのため、プロスペクト、オートメーションルール、ダイナミックリスト、テーブルアクションなど、横文字の専門用語も多く、そこから理解する必要があります。

何でもできるツールだからこそ、マーケティングの知識ありきで、一から設定していく必要があり、誰でも使えるわけではないのです。運用が属人化しやすく、担当者が退職したことを機に使えなくなったというケースもしばしば。

社内の人材で活用していけるのかという目線で、現場の声を取り入れて検討しましょう。

参考:用語集


PardotはSalesforceと連携させるのに最適なMA。ただし「使いこなし」には注意も

Pardotは、Salesforceとスムーズに連携できるBtoB向けMAツールです。同じセールスフォース・ドットコム社が提供しているため、データ連携が前提で設計されています。

一方で、機能が豊富なぶん、使いこなすにはスキルやトレーニングが求められる点も押さえておきたいところです。すぐに使いこなすのは少しハードルが高く、導入初期には学習コストがかかることも。実際に「思ったより運用に手がかかる」と解約する声も少なくありません。

「学習コストなく、すぐに使いこなせるMAを探している」「成果を出すために必要な機能だけで十分」という方は、もう少しシンプルなツールを選ぶのも一つの手です。

たとえば、私たちの「ferret One」は、必要な機能をひと通り揃えつつ、誰でも使いやすい設計のMAツールです。直感的な操作で、メール作成や行動検知まで簡単設定。

「まずは手軽に始めたい、でもしっかり成果も出したい」そんなニーズをお持ちの方には、ちょうど良い選択肢になるかもしれません。

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ferret(One Tip編集部)
ferret(One Tip編集部)
One Tipは、BtoBマーケティングに特化した支援サービス「ferret」から生まれた、「リード獲得の打ち手が見つかるメディア」です。 BtoBマーケティングにかかわる人にとって、価値あるコンテンツをお届けしていきます。 Twitter:@ferret_One_

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登録番号 IA180169
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