会社のホームページ制作の手順とは? 企業に最適な内容と作り方、費用を解説


窓口として、重要な役割を持つ会社のホームページ。目的意識が曖昧なままに作ってしまうと、ホームページの役割を果たすことが難しくなります。

この記事では、会社のホームページの必要性と、会社にあった適切な内容や作り方を説明します。

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目次[非表示]

  1. 1.会社のホームページの必要性とは?
  2. 2.ホームページのメリット・デメリット
  3. 3.会社のホームページを作成する準備手順
  4. 4.自分で作れる?会社のホームページを作成する手段
  5. 5.会社のホームページ作成で重要な7つのポイント
  6. 6.会社のホームページに最適な作り方を知ろう


会社のホームページの必要性とは?

そもそも、会社のホームページとは、なぜ必要なのでしょうか。

企業がホームページを持たないことに対して、さまざまなデメリットがあります。

最大のデメリットは、ホームページを通じて信頼獲得ができないことです。ホームページがないということは、会社を知るための判断材料がないということです。そのため、信用されにくく、求人や新規取引先を逃してしまいます。

ホームページの代わりに会社の情報を発信する手段として、考えられるのはチラシなど紙媒体での方法ですが、手間と費用がかかるうえ、地理的範囲も限られてしまいます。

インターネットで情報を検索する世の中で、ホームページがなければ、そもそも認知されにくく、会社にとって不利益が生じてしまいます。ホームページがない会社は、ネット上においては存在しないも同然なのです。

そのため、企業にとってホームページの必要性は高いと言えます。


ホームページのメリット・デメリット

ホームページには以下のようなメリット・デメリットがあります。


メリット

まずはホームページのメリットからご紹介します。


売上アップにつながる

ホームページは24時間365日、場所・時間に関係なく働く営業ツールです。検索者は勝手に検索してくれるので、こちらから積極的に営業をかける必要もありません。インターネット上で上位表示されれば、自社のホームページへの集客につながります

ホームページはマーケティングにも活用できます。どんなキーワードで検索されているか、いつ検索されているか、どのくらい滞在しているかなど、ホームページの動向を知ることができます。

ホームページをマーケティング活動に役立て、売上アップへとつなげることが可能です。


信頼につながる

ホームページがあり、情報が公開されているというだけで、企業への信頼につながります

ホームページがないと、どんな会社かわかりません。「業績が悪いのか?」「何か知られたくない情報でもあるのか?」と不信感が芽生えます。

検索者に安心してもらうためにもホームページは大切です。


求人ツールとして利用できる

ホームページに詳細な採用情報を掲載することで、求人ツールとしても利用できます

求職者は求人広告を見て、さらに情報が知りたいと思ったとき、ホームページの情報を検索します。ホームページを見て、「こんな会社で働いてみたい」と思うこともあるかもしれません。

ホームページに求人情報を掲載することで、求人条件などの必要な情報の他にも、職場の雰囲気も知ることができます。

ホームページを最大限に利用することで、優秀な人材と出会う機会を逃すこともなくなります。


デメリット

続いては、ホームページを持つことのデメリットについて見てみましょう。


費用がかかる

ホームページは作成・運用するうえで費用がかかります

ホームページを作成するためのソフト購入、サーバーのレンタルやドメインの取得などに費用がかかってきます。作った後も、サーバー・ドメインの更新料などが運用費用として発生します。

無料で作成する方法もありますが、セキュリティやサポートなど機能には限界があります。それらを解決するには有料のプランに変更するなど、コストをかけて改善するしかありません。


運用していかなければならない

ホームページは作って終わりではなく、そこから運用していかなければなりません。

最新の情報に更新したり、SEO対策をしたり、コンテンツ記事を作ったりと、やるべきことは数多くあります。Web担当の専門業者がなければ、通常業務に加えてホームページを運用していかなければいけないので、手間がかかります。


会社のホームページを作成する準備手順


会社のホームページを作成する際、どのような準備が必要なのかをご紹介します。


①ホームページ公開の環境を整える

ホームページを公開するためには、まず環境を整えなければなりません。


サーバー

ホームページを公開するには、ホームページのデータを保存するサーバーをレンタルする必要があります。

サーバーは、ネットワーク上にデータを保存しておき、閲覧者からデータの要求があった時に、要求されたデータを閲覧者に提供する役割を持っています。

レンタルサーバーは月額数百円からレンタルできるものもあれば、月額5000円程度の機能が充実した高価なレンタルサーバーもあります。レンタルサーバーには以下の4種類があります。


■共有サーバー

共有サーバーとは1台のサーバーを複数人で共有して利用するサーバーです。

複数人で費用を負担するのでコストを抑えられます。サーバーの管理・設定・運用はサーバー管理会社が行うので、自由度は低いですが、専門的知識も必要なく、手間もかかりません。

複数人で共有しているので、アクセス数など他の利用者の影響を受けやすいことがデメリットです。小規模のホームページや個人事業者向けのレンタルサーバーです。


■専用サーバー

専用サーバーは1台のサーバーを1人で利用するサーバーです。あくまでレンタルなので、購入した時のように設置場所や電気代は必要ありません。設定・運用は自分で行うので、専門的知識が必要となります。

容量が大きく、他社の影響を受けないことがメリットです。OSを入れてセキュリティを強化したりと、自分の好きなように機能を設定できます。企業など、大規模なホームページにおすすめです。


■VPS

VPSは「Virtual Private Server(バーチャルプライベートサーバー)」の略で、1台のサーバーを複数人で共有するサーバーです。

共有サーバーと違い、共有しているサーバー内でそれぞれに領域が与えられていて、領域内ではサーバーを専有サーバーのように使える点が特徴です。

設定・運用は自分で行うので、専用サーバーには劣りますが、自由度は高めです。

専用サーバーよりも安くレンタルでき、他の利用者の影響を受けにくいため、共有・専用サーバ両方の良いところを併せ持ったサーバーです。コストを抑えながら、自由にサーバーを使いたい場合におすすめです。


■クラウドサーバー

クラウドサーバーは、4種類の中で最も新しい種類のサーバーです。

1台のサーバーを複数人で共有する点は共有サーバーやVPSと同じですが、クラウドサーバーは必要に応じて後から機能を自由に追加していくことができます

容量に重点をおくか、高性能なCPUを求めるかなど、作成するホームページにあわせてサーバーを設定することが可能です。費用は設定した機能や性能によって左右され、VPSよりも高価になります。


おすすめのレンタルサーバー3選

■エックスサーバー

エックスサーバーはエックスサーバー株式会社が運用しており、長年人気のサーバーで、運用サイト200万件の実績があります。「リソース保証機能」により、他社の影響を受けず、安定したサーバー速度が提供されます

Webやメールデータの1日1回バックアップ機能、セコムセキュリティ診断サービスによるネットワーク安全性チェック、SLL証明書の無料無制限利用可など、Webサイトの運用に便利な機能が豊富に揃っているのも特徴です。24時間365日サポート対応しており、電話でのサポート体制も整っています。

▼費用:スタンダードプラン月額990円~、プレミアム月額1980円~、ビジネス月額3960円~

公式サイト:エックスサーバー


■ロリポップ!

ロリポップ! はGMOペパボ株式会社が運用する格安レンタルサーバーです。

「同時アクセス数拡張機能」が特徴です。アクセスが集中した時にはアクセス数の制限値を緩和させ、ホームページ閲覧を可能にしてくれます。

CMSの「WordPress baserCMS」や「EC-CUBE」を最短1分で簡単にインストールでき、すぐにホームページを立ち上げられます。

▼費用…エコノミープラン月額99円~、スタンダードプラン月額440円~、ハイスピードプラン月額550円~
※ビジネスで利用するならばスタンダードプラン以上がおすすめ。

公式サイト:ロリポップ!レンタルサーバー


■お名前.com

お名前.comはドメイン取得で有名な企業ですが、サーバーのレンタルも行っています。
レンタルサーバーと独自ドメインを一緒に契約すれば、独自ドメインは無料で取得可能です。

24時間365日、電話サポートが可能ですが、サーバーの仕様が分かりにくく、初心者には難しく感じてしまいます。

専門的知識がある上級者にとっては自由度の高いレンタルサーバーです。

▼費用…プランは1つのみ。月額1430円(税込)

公式サイト:お名前.comレンタルサーバー


ドメイン

ドメインとは「http://www.〇〇〇.com」の「〇〇〇.com」の部分を指します。ドメインによってWebサイトがサーバーのどこにあるかを探せます。

企業のホームページでは独自ドメインを取得するようにしましょう。独自ドメインの場合、〇〇〇の部分に好きな文字列を入れることができます。会社名やサイト名、商品名などを入れることによって、覚えてもらいやすくなり、SEO対策にもなります。

ドメインを取得するときにはトップレベルドメインを選びますが、「co.jp」を選ぶことをおすすめします。「co.jp」は日本国内に登記された企業にしか認められないトップレベルドメインです。
日本の法人だという証明になり、検索者の信頼につながります。


おすすめのドメイン取得サービス

ムームードメイン

ムームードメインは、GMOペパポ株式会社が運営する、国内最大級のドメイン取得サービスです。
10年以上の実績があります。

ロリポップのサーバーを利用していると連携が簡単にできます。管理画面の操作もわかりやすく、困ったときには専門スタッフのサポート体制も整っています。

取得できるドメインの種類は400種類以上と豊富ですが、費用は少し高めです。co.jpの利用には年間4378円かかります。

公式サイト:ムームードメイン


■お名前.com

お名前.comは、GMOインターネット株式会社が運営する、知名度の高いドメイン取得サービスです。国内シェアNo.1を誇ります。

安くドメインを取得できることが魅力で、1円から取得可能です。

アジア圏初ICANN公認レジストラで、珍しい新ドメインを提供しており、580種類以上のドメインを取り扱っています。レジストラとはドメインを管理する業者のことで、ICANN公認レジストラは日本には数社しかありません。

公式サイト:お名前.com


■エックスドメイン

エックスドメインは、大手レンタルサーバーであるエックスサーバーの系列会社が運営しているドメインサービスです。そのため、エックスサーバーとの連携が簡単です。

エックスドメインは、ドメインの更新費用が安いことも魅力です。取り扱いドメインは70種類と少ないのですが、お名前.com同様、1円から取得可能です。

エックスサーバーの利用を考えている人におすすめのドメインサービスです。

公式サイト:エックスドメイン


会社ロゴ

会社ロゴは記憶に残りやすく、ホームページ閲覧者に自社を覚えてもらうために必要です。

ロゴには他社との差別化をはかるブランティングの役割があります。デザイン会社などに依頼して、目的に沿ったデザイン性の高いロゴを作ることがおすすめです。


➁会社ホームページに必要な情報収集

会社ホームページに掲載すべき情報には以下のようなものがあります。


トップページ

トップページはホームページを開いて、最初に見るページです。企業のイメージが伝わるような分かりやすいページを心がけましょう。

アピールしたい情報を画像やキャッチコピーを使って掲載すると分かりやすくなります。


会社情報

会社情報は会社の基本的な情報を掲載します。具体的には会社名・代表者名・設立年月日・資本金・問い合わせ先・本社所在地・従業員数・取引先企業などがあります。

すべての情報を公開する必要はありません。自社にとってメリットになる情報かどうかを考えて掲載する項目を決めましょう。


事業紹介

事業紹介は、何をしている会社なのか、どんなサービスや商品を提供しているのかなど、事業内容を記載します。たとえば制作会社ならば、何を制作しているのか、料金システムはどうなっているか、といった情報が必要です。

競合他社とサービスを比較する際に見るページです。なるべく詳しく記載し、閲覧者に依頼したいと思わせることが重要です。


事例・実績

事例・実績では、写真やお客様の声という形式で、実際の事例・実績を相手に伝わるように紹介します。閲覧者に自社のサービスをイメージしてもらいやすくなり、安心感にもつながります


お問い合わせフォーム

お問い合わせフォームは、閲覧者が営業時間に関係なく企業へ問い合わせができるようにするために必要なページです。

お問い合わせフォームなら気軽に問い合わせができ、文書として記録が残せるというメリットがあります。

興味をもってくれたお客様を逃さないためにも、お問い合わせフォームは重要です。


よくある質問

「よくある質問」では、何度も問い合わせがくる内容を事前に掲載しておきます。企業が何度も質問に対応する手間が省かれ、業務負担の軽減になり、閲覧者も問い合わせる手間をかけることなく、疑問を解消できます。

企業からの返答を待たずに疑問がその場で解決されるので、ストレスになりません。


個人情報の取扱い

個人情報の取り扱いでは、取得した個人情報の利用目的・開示などの請求先を掲載します。

個人情報の取り扱いに関して不安を持つ人はたくさんいます。閲覧者に個人情報が適切に扱われていると安心してもらうために必要です。


採用情報

採用情報では、募集要項や応募手順を掲載します。社員の声も掲載すると会社の雰囲気が伝わり、入社してからのギャップに戸惑うこともなくなります。

求人サイトに掲載するのが一般的ですが、ホームページではより詳細な情報を掲載できます。


③ホームページにあったらいい情報

ほかにもホームページにあるとよい情報がいくつかありますので、ご紹介します。


代表者メッセージ

代表者メッセージでは、企業のトップの声や信念を掲載します。企業の信念に共感してもらえれば、信頼につながります。代表者の写真も一緒に載せると、より安心感が高まるでしょう。


記事コンテンツ

記事コンテンツでは、自社の商品やサービスに関連する情報を記事にします。

SEO対策を施した記事コンテンツによって、ホームページへの集客が期待できます。また、記事を読むことで必要な知識が手に入れば、閲覧者のサイトに対する信頼度が向上します。


メディア実積

メディア実績では、過去にとりあげられたメディアの実績の情報を記載します。

過去のメディア実績は企業のイメージを高める効果があります。ホームページに掲載する情報は、他社と差別化することを目的に、必要な情報を選択することが大切です。


たくさんの情報を載せすぎると、わかりづらくなってしまい、閲覧者が読むことに疲れてしまいます。自社のアピールポイントはどこかを考えながら、情報を取捨選択しましょう。

また、集客目的のサイトを作成する場合はサービスサイトを作った方が良く、必要な情報が異なります。

購入につなげるためにサービス・商品の情報や資料ダウンロードページ、プラン価格といった情報が重要になってきます。目的に合った情報を掲載し、サイトを制作しましょう。

関連記事:サービスサイトとは?コーポレートサイトとの違いとBtoBで使える構成


自分で作れる?会社のホームページを作成する手段

ホームページを作る方法は「自分で作る」か「制作会社に依頼する」かの2つです。

自分で作るのに適しているホームページは、会社情報のみで十分な簡単なホームページです。具体的には、法人口座を作るためにホームページがいる、既存の取引先に対する信頼のために必要といったような「とりあえずホームページがあればいい」といった場合です。

ホームページからの集客や、新規取引先の開拓を目的としていないホームページも、自分で作るのに適しています。

一方、制作会社に依頼するのが適しているホームページは、集客や売上アップを目的としているホームページです。集客や売上アップを目的とするホームページは、競合他社との差別化が重要です。

そのため、制作会社に依頼し、オリジナルのデザインや機能の充実したホームページ作ってもらうほうがよいでしょう。


自分で作る

ホームページを自分で作る方法は以下の3つです。

  • HTMLとCSSを使う(完全自作)
  • 作成ソフトを利用する
  • CMSを使う

作成ソフトやCMSを利用すれば、専門的知識がなくても、簡単な操作でホームページを作ることができます。自分で作る方法は費用を抑えて作ることができるので、ホームページ作成の予算があまりない企業にはおすすめです。

いつでも情報の更新ができ、常に最新の情報を公開できるのもメリットです。

手間と時間をかけて作っても、もし他社が同じテンプレートを使用していたら、似たようなデザインになってしまいオリジナリティに欠けてしまいます。

独自のブランドイメージを確立できるような、質の良いホームページを自分で作るならば、専門的知識が必要になります。


①完全自作

完全自作する方法とは、HTMLとCSSを使って作る方法です。HTMLはテキストや画像などのWebページの構造を決める言語で、CSSは画像の大きさやフォントの色など、Webページの見た目を指示する言語です。

HTMLとCSSの知識があれば自由自在にホームページを作ることができ、オリジナルのホームページが完成します。専門的知識の習得には時間がかかり、社内でもホームページを扱える人が限定されてしうことがデメリットです。


➁作成ソフト

作成ソフトを利用する方法とは、ソフトを購入し、パソコンにインストールして作成する方法です。ホームページビルダーや、BiNDupが有名です。インストールするので常にネットにつながっている必要はなく、パソコンがあればどこでも作業ができます

プロも使用することを前提に作られているので、高度なこともできますが、初心者には難しく、インストールや設定をしなければいけないのでWeb知識も必要です。

最初のソフト購入費用とサーバーとドメインに関する費用が必要となります。


➂CMS

CMS(Contents Management System)を使って、ネットワーク上でホームページを作成する方法です。ネットワークにつながってさえいれば、スマホからでも作成・更新ができます

専門的な知識を必要とせず、オフィスソフトを使うような簡単操作で作成できることがメリットです。

CMSには無料のものと有料のものがあります。集客や売上アップを目指す場合は、有料のCMSがおすすめです。


代表的なCMS

代表的なCMSを4つご紹介します。

■WordPress(無料)
WordPressは世界で1番利用者の多いCMSです。「プラグイン」と呼ばれる拡張機能が特徴で、さまざまな機能を自分の好きなように追加することが可能です。

公式サイト:Wordpress


■JIMDO(無料)

JIMDOは日本企業が提供するCMSです。「ジンドゥーAIビルダー」を使えば、質問に答えるだけでホームページを作ることができます。

公式サイト:JIMDO


ferret One(有料)

ferret Oneは、BtoBマーケティングに必要な機能をまるっとそろえたツールです。

CMS機能も搭載しており、ホームページをPowerPointのように「見たまま編集」できるので、日々のちょっとした更新や施策実行を自分ですぐに行えます。

提供元の「ferret」はBtoBマーケティング支援も行ているので、マーケティングに取り組む企業には、特におすすめです。

公式サイト:ferret One


■Movable Type(有料)

Movable Typeは、アクセスの多いホームページやコンテンツの更新頻度が高いホームページを作成するのにおすすめのCMSです。無料のものでは、サポートが受けられなかったり、独自ドメインが利用できなかったりするので、会社のホームページ作成には不向きです。

公式サイト:​​​​​​Movable Type

関連記事:ホームページ作成ツールおすすめ11選|BtoB向けの選び方とは


制作会社に依頼する

ホームページは制作会社に依頼することで、費用はかかりますが、目的に沿ったホームページを作成しやすくなります。

制作会社では、計画・デザインなどそれぞれ専任のスタッフが、今までの経験値を活かしながらチームとなって制作に携わります。そのため、自分たちの理想に近いホームページを作成できるようになるのです。公開後も適切なサポートを受けられる点も安心です。

制作会社へ依頼する場合は、制作に30万~100万円の費用がかかり、修正や更新はさらに追加で費用がかかる場合もあります。修正や更新に時間がかかってしまい、情報をリアルタイムで発信できないことも難点です。

制作会社に依頼する際には、制作会社を選ぶポイントがあります。


制作会社そのものの特徴を知る

ホームページを作成するのは自社の人間ではなく、制作会社のWebデザイナーだということを理解しなければなりません。

制作会社のスタッフは、自社に関する知識はありません。自社のサービスを効果的にアピールする方法は、制作会社よりも自分たちの方がよく知っています。

制作会社に丸投げせずに、自社の商品やサービスに関する知識を必要とする部分は自社で作るなど、分担する方が効果的な集客につながります。


集客できるホームページ作成の知識・技術を持っているか

集客を目的とする場合、ホームページへの訪問者数が増加しなければ意味がありません。

単におしゃれなデザインのホームページを作るのではなく、集客できるホームぺ―ジ作成のノウハウを持っているかは重要です。過去の実績や、マーケティング専任のスタッフがいるかどうかに注目して、業者を選ぶとよいでしょう。


コミュニケ―ションがしっかりとれるか

ホームページ制作の際はもちろん、運用面でもアドバイスをもらったりと、制作会社との付き合いは長くなります。そのため、コミュニケ―ションがしっかりとれるかは重要です。

スピーディにコミュニケーションが取れ、柔軟な対応が取れる会社がよいでしょう。


費用明細を提示してくれるか

ホームページ制作で何にいくらかかるのか、見積もりの時点で費用明細をきちんと出してくれる企業を選びましょう。

ホームページができあがってから費用明細をもらったら高額になっていた、といったトラブルもあります。そのようなことが起きないように、必要のないオプションがないかなどを確認する必要があります。

双方で予算を認識しておくことも、トラブルを回避する対策になります。

関連記事:ホームページの作成方法とは?業者依頼より自分でやる方が得なのか


会社のホームページ作成で重要な7つのポイント

ホームページの作成には7つの重要なポイントがあります。


デザインに凝りすぎない

企業のホームページに向いているのは、かっこよさと分かりやすさを兼ね備えたデザインです。

ホームページには目を引くような高いデザイン性を求めがちです。しかし、おしゃれにしすぎて読み込み速度が遅くなってしまっては、ストレスを感じ、ホームページから離れてしまいます。

ホームページは、わかりやすいものであることを前提として、自社に合ったデザインを考えましょう。


SSLの導入

企業のホームページでは、SSLの導入がセキュリティ対策として必要です。

SSLとは、サーバーとサ-バーへアクセスしたユーザー間の送受信を暗号化して行う仕組みのことです。URLが「https」になっていればSSLが導入されている証拠です。

氏名・住所などの個人情報は狙われやすいく、暗号化されていないものは第三者から盗聴・改ざんされる恐れがあります。お問い合わせフォームの個人情報や商品購入の際のクレジット情報などを入力するようなホームページは、安心して入力するためにも必須です。

GoogleではSSLが導入されていないサイトには「保護されていません」というメッセージとともに危険なサイトとして警告がでます。サイトの印象が悪くなってしまうので、個人情報の入力の有無にかかわらず導入することをおすすめします。


スマホへの対応

BtoB・BtoC業界どちらも、ホームページがスマホに対応しているかどうかは閲覧者にとって重要です。

スマホ対応されていないホームページをスマホで見るには、文字が小さいため、いちいち拡大しながら見なければいけません。読むのに時間がかかり、疲れてしまってページから離脱してしまいます。

また、スマホからのホームページアクセスが増えれば増えるほど、スマホ未対応の企業はスマホ対応済みの競合他社に負けることになります。閲覧者を逃したり、自社ホームページの検索順位が落ちてしまわないようにするためにも、ホームページはスマホ対応のページも作成しておきましょう。


お問い合わせへの対応

お問い合わせにはできるだけ素早く対応しなければなりません。

ホームページ運用担当者が対応可能のものもあれば、関連部署に確認が必要なお問い合わせもあります。ある程度問い合わせ業務をマニュアル化しておくことが、効率よく進めるためにもおすすめです。

うまく連携をとりながら迅速に対応することで、訪問者が安心し、企業の信頼につながります。


ホームページの更新

ホームページは更新して運用していかなければなりません。

ホームページが頻繁に更新されていることで、ユーザーから信用を得られるだけでなく、検索エンジンからの評価が高まり、上位表示されやすくなります

キャンペーンや新商品の発売など新しい情報の発信はもちろん、基本的な会社情報に関しても、変更があった際には忘れずに更新しましょう。


ドメイン、サーバーの更新

ドメインとサーバーの契約は忘れずに更新してください。契約更新を忘れると、せっかく手間・時間・費用を使って作ったホームページがなくなってしまいます。

契約更新の時期はしっかり把握し、誰が対応するのかを社内で確認しておきましょう。


Google Analyticsへの登録

Google Analyticsに登録し、ホームページを解析しましょう。Google Analyticsは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。

一日にどのくらい訪問者がいるか・どのくらい滞在したか・アクセスしたデバイスはスマホかパソコンか・何をきっかけに訪問したかなど、ユーザーの行動を知ることができます

アクセス増加や売上増加につながるよう、ホームページをよりよく改善するために大切です。


会社のホームページに最適な作り方を知ろう

会社のホームページは信頼を得るために必要で、自社の紹介のほかにも、営業ツールや求人ツールなどさまざまな役割を果たします。

どんなホームページを作るかによって、作成方法に向き不向きがあり、掲載内容も変わります。会社情報だけのホームページなら自分たちでも十分制作可能ですが、集客を目的としたホームページを作るならば、制作会社に依頼する方がよいでしょう。

ホームページの目的を明確にしたうえで最適な作り方を選び、ホームページを作りましょう。



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