ディスプレイ広告とは? 初心者でもわかる成果を出すためのポイント


ディスプレイ広告の導入を検討しているが、効果を出すのは難しそうだと考えていませんか?

初心者には難易度の高いPR手法と思われがちですが、重要なポイントを把握することで、上手に運用できるようになります。

この記事では、ディスプレイ広告についての知識と、成果を生むポイントを説明します。

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目次[非表示]

  1. 1.ディスプレイ広告とは?
  2. 2.ディスプレイ広告はどこに表示される?
  3. 3.ディスプレイ広告のメリットとデメリットとは?
  4. 4.ディスプレイ広告を出稿する2大ネットワーク
  5. 5.ディスプレイ広告とリスティング広告の違い
  6. 6.ディスプレイ広告はクリック課金制
  7. 7.ディスプレイ広告で成果を出すには?
  8. 8.ディスプレイ広告運用のためのおすすめツール3選
  9. 9.まとめ:的確なディスプレイ広告で営業の効率化に繋げよう


ディスプレイ広告とは?

ディスプレイ広告とは、Webサイト内の広告枠に掲載されている宣伝広告のことです。バナー広告と呼ばれることもあります。

画像、動画、テキストなどを活用する表現方法で、ユーザーの興味を引きつけます。

自社サービスに適したWebサイトに、自動で広告表示を行う「コンテンツ連動型広告」もありますが、こちらはディスプレイ広告ではなく、「リスティング広告」の一種です。

ディスプレイ広告はどこに表示される?

ディスプレイ広告が表示される代表的な場所は、「Webサイト」「アプリケーション」「動画サイト」の3つです。


Webサイト

Webサイトの各所に表示されます。

個人のブログ、ポータルサイトなどにも反映されており、ディスプレイ広告の掲載場所として、最もポピュラーです。
ポップアップなどで大きく広告が表示されることもあり、ユーザーの印象に残りやすい特徴があります。

そのため、自社サービスの存在を知ってもらうために、有効な場所です。


アプリケーション

スマートフォンのアプリを利用しているときの画面に掲載されます。

ユーザーはアプリ起動をさせるとき、何かしらの目的を持っています。
その目的を終えるまでアプリは閉じないので、視認性が高くなるのです。

ユーザーに受け入れてもらいやすい手段のひとつです。


動画サイト

YouTubeなど、動画視聴サイトに掲載されます。
動画の再生時や、見たい動画を探すとき、広告が目に入るようにデザインされているのです。

動画サイトは、スマートフォンなどのデバイス端末で手軽にどこでも楽しめ、多くの利用者が日常的に活用しています。

大勢のユーザーに自社サービスを認識してもらうことができ、その結果、顧客として取り込める可能性が生まれます。


ディスプレイ広告のメリットとデメリットとは?

自社サービスの認知を図るために有効なディスプレイ広告ですが、メリットやデメリットも存在します。
双方を知ることで、より効果的な広告運用に取り組めるはずです。


ディスプレイ広告のメリット

まずは、ディスプレイ広告を使用することで、得られる代表的なメリット3つを紹介します。

①潜在顧客へアプローチできる

潜在顧客に自社サービスのアプローチを図れることは、ディスプレイ広告最大のメリットです。

潜在顧客の目に広告が映れば、サービスへ興味を持ち、導入するための行動をとってくれる可能性が高まります。

問題解決に対して受け身の段階で、問題に気がついていないようなユーザーの集客も狙えるようになるのです。


②リターゲティングができる

自社サービスに、興味を持っているであろうユーザーへのアピール(リターゲティング)ができるのもメリットです。

サイトを閲覧していたり、サービスを導入した経験があるユーザーは、自分で一度調べ認知している企業に対して、ある程度安心感をもっています。

そのため、潜在顧客全体に向けてのディスプレイ広告よりも、コンバージョンが高い傾向が見られるのです。

その結果、コストを抑えながら集客効果を見込める手段となります。


③視覚的アプローチができる

視覚効果でサービスを紹介できるため、ユーザーに魅力をわかりやすく伝えられます。

テキストのみだと難しく思われがちな内容を、画像、イラスト、動画などで端的に示すことで、顧客の目が引きつけられるのです。

広告に対してのとっつきやすさは、サービスを前向きに捉えてもらうための第一歩でもあります。
そのため、ビジュアル面で効果を伝えられるのは、ディスプレイ広告の大きなメリットでしょう。


ディスプレイ広告のデメリット

ディスプレイ広告のデメリットとして、2つの項目を紹介します。


①コンバージョンの即効性が低い

ユーザーの検索結果に応じて表示される「リスティング広告」と比較すると、即効性は劣ります。

悩みを解決するために検索行動をとっている顧客へのアプローチ方法が、リスティング広告。
一方、ディスプレイ広告は、潜在顧客へのアプローチも目指した広告です。

そのため、幅広い層の獲得を望めますが、すぐに契約獲得に結びつくというものではありません


②広告予算の消費が早い

ディスプレイ広告は、ワンクリックされるごとに予算が消化されていきます。
広告がクリックされることで、ユーザーの集客が可能となりますが、そのぶん広告予算の消費が早くなるのです。

もちろん、ターゲット層でないユーザーからのクリックにも広告費はかかります。
そのため、無駄なコストが発生してしまうデメリットもあるのです。

広告のデザインに惹かれてクリックしたが、必要ないサービスだった、なんとなくサイトに飛んだだけだった、といったユーザーもでてくることを念頭に置きましょう。


ディスプレイ広告を出稿する2大ネットワーク

ディスプレイ広告を出稿を決めて、次考えるべきは「どこに出稿すべきか」です。
ここでは日本国内で強い影響を誇る、2大ネットワークを紹介します。


GDN(Googleディスプレイネットワーク)

日本国内はもちろん、世界中で圧倒的なシェア率の検索サイト「GDN」
「Google」が運営しているネットワークです。

検索内容に合致した広告内容を選別、掲載するため、サービスを求めるユーザーと、サービスを届けたい企業の橋渡しを的確に行ってくれる可能性が高まります。

また、ディスプレイ広告の導入初心者でも取り組みやすいメリットも存在します。
「自動入札機能」と呼ばれる機能が、広告の入札価格設定をサポートしてくれるのです。

Webサイトのクリック数を増やしたい、検索ページ上部への表示を増やしたいなど、自社が希望する広告掲載の形態に応じた予算を自動で組んでくれます。

GoogleのAI学習の性能は、日々進化を続けており、人間よりも的確な設定を提示してくれるケースも多いのです。

もちろん自社で決めた内容を、設定することも可能です。
セグメント、地域、時間帯など、狙っているターゲットに合わせた細かな調整ができます。


YDN(Yahoo! ディスプレイアドネットワーク)

「Yahoo! JAPAN」が運営する、広告配信サービスが「YDN」です。Yahoo! 広告とも呼ばれています。

国内大手のポータルサイトのため、多くのユーザーが活用しており、人目に触れる機会が多いです。
そのためディスプレイ広告のなかでも、リターゲッティング広告向きです。

加えて、ユーザーの検索履歴を活用した「サーチターゲッティング」が行えるのも大きな特徴です。
また、Yahoo! アプリ、Yahoo! 天気のような信頼のおける派生サービスにも広告掲載ができるので、広告に安心感を持ってもらえます。


ディスプレイ広告とリスティング広告の違い


「ディスプレイ広告」と似ている広告手法として、「リスティング広告」がよく挙げられます。
この2つの広告には、大きく分けて3つの違いがあります。

  • 広告が掲載される場所
  • ターゲット層
  • 広告の見た目(表示方法)

それぞれの違いを解説します。


ディスプレイ広告が掲載される場所

ユーザーが閲覧しているWebサイトなどの広告枠に掲載されているものが「ディスプレイ広告」です。

自分が興味のあるサイトを見ているときに偶然目にした広告が、自分の求めていたサービスだった、少し気になっていたものだった、などの理由から流入を狙えます。

広告の内容と、閲覧しているWebサイトの内容がかけ離れていても、集客に繋がる可能性があるのです。


リスティング広告が掲載される場所

GoogleやYahoo!などでの検索エンジンにキーワードを打ち込み、表示された検索結果ページに掲載されるのが「リスティング広告」です。

検索結果の上部か下部どちらかに掲載され、ページタイトル付近に「広告」という文字が表示されます。

ユーザーが問題解決を望んで検索をしたページに載っている広告のため、サービスを享受することに前向きな顧客がクリックしてくれる可能性が高いのです。


ディスプレイ広告のターゲット層

ディスプレイ広告のターゲット層は潜在顧客です。

ユーザーが閲覧しているWebページ、アプリ、動画視聴サイトなどに広告掲載されているため、サービスに対して関心の低い顧客の興味を引けるでしょう。


リスティング広告のターゲット層

リスティング広告のターゲット層は顕在顧客〜準顕在顧客です。

ユーザーが自らのニーズを認識して、検索行動をとった先に表示されるため、サービスに対して関心の高い顧客を集客できます。


ディスプレイ広告の表示

画像、動画、テキストなど、さまざまな手法でサービス内容を伝えられるのが「ディスプレイ広告」です。

どのようなサービスなのか視覚的に訴求ができるため、わかりやすくキャッチーな集客を目指すとき効果を発揮します。


リスティング広告の表示

リスティング広告は「テキストのみ」でサービス案内をします。

タイトル横などに「広告」と表示されますが、SEOにより順位付けされたコンテンツページと同じ見た目です。
そのため、広告として認識されにくいこともあります。

しかし、リスティング広告を目にするのは、検索行動をとるほど興味のある内容を閲覧するユーザーです。キーワードとサービスの関連性が高いので、サービス検討の可能性も高まります。


▼リスティング広告については、下記の資料もぜひ参考にしてみてください。
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ディスプレイ広告はクリック課金制

ディスプレイ広告は、クリック課金制です。
仮にたくさん広告掲載をしても、実際にクリックをされなければ費用が発生しない仕組みのことを指しています。

広告をクリックするユーザーは、広告に興味がある人と言い換えられます。

サービスに関心があり、導入を前向きに検討してくれるであろう見込み顧客に広告費を割けるため、無駄なコスト削減を目指せるのです。

ワンクリックにかかる費用の相場は「50〜100円」ほどですが、他社が出稿している広告条件などで、費用は変化します。

そのため、実際に出稿してみなければ正確な費用はわからないケースがほとんどです。

競合他社が多い、競合他社がクリック単価を高めに設定している、などの条件が重なれば、自社が支払うべき単価も値上がりします。

自社サービスが最も集客を望めるジャンルはどれか、自社にとって適切な単価内で狙えるところはどこか、などを正確に洗い出しましょう。


ディスプレイ広告で成果を出すには?


ディスプレイ広告は、視覚を通して効果的にサービスを伝えられるものですが、ただ配信を行うだけでは成果を得られません。
広告掲載の効果を最大限活かすため、踏まえておくべき代表的なポイントを3つ紹介します。


ディスプレイ広告で成果を出すポイント①目的を明確にする

「目的を明確にする」ことは、ディスプレイ広告で成果を出すために欠かせません。

ディスプレイ広告の基本的な目的は、「レスポンス」と「ブランディング」の2種類です。

レスポンスとは、ユーザーの資料請求やお問合わせなどの行動を指します。

広告からレスポンスへの道筋を作るには、閲覧ページや滞在時間、関心度合いなどの分析が必要です。
見える化されたデータは、広告デザインや広告の掲載場所の問題点を明らかにします。

ブランディングは、サービスへの関心や導入につながる意欲を高めることを指します。
Webサイトをはじめとした多様な場所に掲載ができることに加え、視覚効果に訴えられるため、幅広いユーザーにサービスを認識してもらえるのです。

自社はどのような目的でディスプレイ広告を導入したいのかを明確にすることで、広告の扱い方やデザインも変化するでしょう。


ディスプレイ広告で成果を出すポイント②ペルソナを見極める

自社サービスを提供する対象である「ペルソナを見極める」ことも、成果を出すために重要なポイントです。

ディスプレイ広告の強みとして、幅広いユーザーの目に広告が触れることが挙げられます。

たくさんの人にサービスを認識してもらえるきっかけとなりますが、ターゲット層を広げすぎると、広い範囲に浅く知られるだけになります。
サービス導入につながるまでの熱をユーザー内に生み出せず、結果としてコンバージョンが下がってしまうのです。

効率的な費用対効果を目指す場合は、ペルソナをしっかりと作りあげて広告掲載を行うことをおすすめします。


ディスプレイ広告で成果を出すポイント③広告にはCTAボタンをつけよう

広告に「CTAボタンをつける」工夫も、成果につながります。

CTAボタンとは、広告を訪れたユーザーに望む行動に導くためのものです。
具体例を挙げると、「お問合せ」「資料請求」「詳細はこちら」などかあるでしょう。

広告を読んだ後の行動を促すことで、クリック数の向上につながるのです。

アメリカのコンテンツマーケティング提供を行う企業「copyblogger」の調査によると、「CTA ボタンの有無でクリック数に45%の差が生じる」ことが明らかになっています。

ユーザーにどのような行動を望んでいるか明確にして、自社サービスに合った「CTAボタン」をつけましょう。

参考:https://copyblogger.com/call-to-action-buttons/


▼CTAについては、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
CTAを改善してコンバージョンを増やす 7つの簡単な方法

  CTAを改善してコンバージョンを増やす 7つの簡単な方法 CTAとはCall To Action(コール トゥ アクション)の略で、Webサイト訪問者を具体的な行動に誘導することを指します。CTAの設計で、サイトのコンバージョン率、マーケティング活動全体の成果が大きく変わります。CTA設計のポイントや改善例をご紹介します。 Webマーケティングツール『ferret One』


ディスプレイ広告運用のためのおすすめツール3選

ディスプレイ広告は、自分たちだけで運用できますが、ツールを用いることでより集客効果を発揮してくれるものとなります。

最大限成果を出すためにおすすめのツール3つを紹介するので、参考にしてください。


国内No.1で利用実績8000件以上「Shirofune」

利用実績8000件以上を誇る「Shirofune」。ユーザーが広告にもたらした影響を分析、アルゴリズム化してくれます。

個人で取り組むと手間になる分析作業を省略できるツールです。

アルゴリズムは、コンサルのプロが行う運用をもとに組まれているので、広告掲載初心者も比較的簡単な運用が可能。

予算を入力することで、どのキーワード、ページに予算を割くべきか、自動計算をしてくれます。

【費用】

ツール利用料 月額広告費×5%(税抜)


※月額広告費0円の場合は、利用料0円
※最低利用料は、2.5万円(税抜)
※月額広告費500万円以上の場合は、問い合わせが必要です。
※レポート機能など一部機能のみを利用したい場合も、利用料を問い合わせる必要があります。

サイトURL:https://lp.adfune.com/


Webマーケティング初心者でも効果測定ができる「ferret One」

「ferret One」は、Webマーケティングをこれから始める方でも、施策実行や効果測定ができるツールです。

15年間のBtoBマーケティング経験で培ったノウハウを元にした、サポート体制も整っています。

広告運用に関わる分析、レポーティングはもちろん、LPやコンテンツの制作も可能。
マーケティングに必要な工程を効率的に運用できるオールインワンツールです。

【費用】
初期費用 10万円
月額利用料 10万円~


※プランによって変動があります。
※初期戦略設計、コンテンツ作成代行などのサービスも追加可能です。

サイトURL:https://ferret-one.com/


運用効果を可視化できる「Databeat Explore」

広告運用のデータを、BIツールやGoogleデータポータル、Excelに出力できる「Databeat Explore」
データを自動で一括管理するため、必要に応じて見たいデータの引き出しができます。
ディスプレイ広告運用で必要な、正確なデータ収集と、データの迅速に洗い出しが行えるツールです。

【費用】

月額 3万円から

【プランは2通り】
Aプラン アカウント数 課金プラン
Bプラン 広告費 課金プラン


※AまたはBの従量課金が3万円に満たない場合の月料金は3万円です。
※「Google Cloud Platform」を用意してもらった場合、実費分も料金として加算されます。

サイトURL:https://www.data-be.at/explore/


まとめ:的確なディスプレイ広告で営業の効率化に繋げよう

さまざまな場所に掲載ができ、幅広いターゲットに自社サービスを認識してもらえる「ディスプレイ広告」。

正しい運用ができていないと「広告を出しているだけ」になってしまいます。

自社サービスを求めている顧客層に、的確に魅力を届けるためにも、工夫を交えてディスプレイ広告を運用しましょう。



ferret Oneは、Web制作からリード獲得、顧客管理までBtoBマーケティングに必要な機能をそろえているマーケティングツールです。長年の実績に基づいたBtoBマーケティングのノウハウをセットで提供することで、Webマーケティングを成功に導きます。
リード獲得のノウハウも提供していますので、ご興味のある方はぜひ資料をご覧ください。

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One Tip編集部
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One Tipは、BtoBマーケティングに特化した支援サービス「ferret」から生まれた、「リード獲得の打ち手が見つかるメディア」です。 BtoBマーケティングにかかわる人にとって、価値あるコンテンツをお届けしていきます。 Twitter:@ferret_One_

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