BANT（BANT条件）
BANT（BANT条件）とは
BANTとは、BtoBの営業の際にヒアリングしておくべき4つの情報「Budget（予算）」「Authority（決裁権）」「Needs（必要性）」「Timeframe（導入時期）」の頭文字を取ったもので、これらを基に商談相手の見込度合いを測定し、セグメントを行います。
＜BANT条件＞
- B＝Budget（予算）……自社の商品やサービスを購入するための予算がある
- A＝Authority（決裁権）……決裁権・決定権を持つ人にアプローチしている
- N＝Needs（必要性）……相手方の要望やニーズが組織全体のものである
- T＝Timeframe（導入時期）……具体的な導入時期が決まっている
BANT条件がすべて揃わなければ商談は成立しない
- 予算がなければ、商品やサービスの購入は不可能です。
- 商品やサービスに高い関心を持っていたとしても、決裁権・決定権がなければ購入できません。
- 商品やサービスの必要性がなければ購入には至りません。
- 導入時期が定まっていない、あるいは決裁権・決定権を持つ人が多忙で時間的な余裕がないといった状態であれば契約できません。
このように、BANT条件はどれかひとつでも欠けていれば、商談は成立しないのです。
言い換えれば、営業担当者がBANT条件を聞き出すことができれば効率的な案件管理が可能になるとともに、それぞれの案件に対して最適なアプローチを行うことができるため、一定の成果を上げることが可能になるでしょう。
