名寄せ
名寄せとは
名寄せとは、複数に分散されているデータベースの「同一人物」「同一企業」「同一世帯」にIDを付与するなどしてデータをまとめること、およびその作業のことです。
具体的には、顧客を識別する氏名、メールアドレス、住所、電話番号などの属性が一致する顧客を同一顧客と判別します。
名寄せの流れ
一般的に、下記の流れで名寄せが行われます。
【名寄せの手順】
- データ調査:属性の入力状況を調査して入力方針を決定する。
- データ抽出:対象データベースからデータを抽出し、フォーマットを統一する。
- データクレンジング:「(株)」「(株)」「株式会社」などの法人格、住所や電話番号などの入力形式を統一する。
- マッチング:同一と識別された情報に同一IDを付与する。
もともとは金融機関のペイオフ対策で預金口座の管理を正確に行うために用いられていましたが、現在では、個人情報保護法施行により顧客情報の一元管理の必要性が増しているほか、マーケティング活動の効率化や顧客満足度の向上を目的に、名寄せの重要性が高まっています。