セグメンテーション
セグメンテーションとは
セグメンテーションとは、ターゲット顧客層を決定するために特定の切り口に基づき分類することで、日本語では市場細分化といいます。また、分類した区分をセグメントといいます。
顧客（企業）のセグメンテーションの切り口としては、業種、規模、地域、概要、所属部門が挙げられます。これらに加えて、BtoB ECが増えたことで購買行動の測定が容易になったことから、企業の行動も有効な切り口となっています。
セグメンテーションの目的は、セグメントごとにニーズを明確にすることによって、セグメントに応じた製品やサービスの開発、プロモーションを可能とし、マーケティング資源を集中投下することにあります。
感度の良いセグメントの条件
セグメンテーションの実施に当たってはさまざまな切り口で細分化を繰り返し、自社にとって有意義な、感度の良いセグメントを発見することが重要です。感度の良いセグメントの条件としては、「4つのRの原則」を満たしているかどうかが目安となります。
① Rank（優先順位づけ）：顧客層を重要度に応じてランクづけしているか
② Realistic（有効規模）：十分な売上高と利益を確保できる規模があるか
③ Reach（到達可能性）：ターゲット顧客層に製品・サービスを的確に届けられるか
④ Response（測定可能性）：ターゲット顧客層の反応を分析することができるか
