コアコンピタンス
コアコンピタンスとは
コアコンピタンス(Core competence)とは、経営学者のゲイリー・ハメル氏とC・K・プラハラード氏が1994年に共著として「顧客に特定の利益をもたらす技術、スキル、ノウハウの集合である」と説明された概念の総称です。
具体的には、 3つの条件を満たした自社能力のことを指します。
まず、1つ目の定義が「顧客に何らかの利益をもたらす自社能力」。優れた戦略も知識も利益につながらない企業は淘汰されてしまうという考えです。
2つ目が「競合相手に真似されにくい自社能力」。数多く存在する競合他社に負けない自社だけの魅力を磨き続ける必要があるという考えです。
3つ目には「複数の商品・市場に推進できる自社能力」。どのような商品にも市場にも対応できる汎用性が企業には求められているという考えです。
事業の拡大や意識改善などには、コアコンピタンスを明確にした上で展開していくことが望ましいとされています。
また、コアコンピタンスの評価は、模範可能性(Imitability)、移動可能性(Transferability)、代替可能性(Substitutability)、希少性(Scarcity)、耐久性(Durability）の5つの点から判定することができます。
