BtoBの営業支援サービスはどう選ぶ？成果につながるツールおすすめ7選

営業部門の効率的かつ効果的な運用をサポートするための営業支援。各社から提供される営業支援サービス・ツールの内容は多岐にわたります。いざ導入するとなると、自社にどのような営業支援をするべきか、判断が難しいところです。

本記事では、BtoB向け営業支援サービスの選び方を解説します。あわせて、成果につながるおすすめの営業支援ツールを7つご紹介します。営業支援導入時の参考にしてください。

■あわせて読みたい資料：アナログな手法から脱却したい方へ！
→BtoBの営業活動をデジタルを使って効率化する方法

BtoB向け営業支援サービス・ツールの種類

営業支援は、どのような営業課題を解決したいかにより、選ぶべきサービス・ツールの種類が異なります。それぞれの営業支援サービス・ツールが解決してくれる課題、得られる効果に着目し、どのような営業支援があるのか解説します。

営業代行｜人員不足で営業に手が回らないときに

営業代行は、文字通り“自社の営業活動を代行してもらう”サービスです。人員不足で営業活動にリソースが割けない、という課題を解決してくれます。

知識・経験豊富なプロが、新たな顧客へのアプローチや既存顧客との取引拡大、商談・応対をしてくれます。スタートアップ企業をはじめ、人員が十分に確保できていない会社にとっては大きなメリットとなります。ただし、完全に営業代行に依存すると、自社内での把握が難しくなったり、営業ノウハウがたまりにくくなったりします。自社内での営業体制を整えつつ、バランスよく代行サービスを利用するのが理想的です。

費用形態は会社により異なります。下記の2つが一般的です。

• 営業メンバーひとりにつき月額ないし日額で費用が発生する固定報酬タイプ
• 1回のアポイントメント・受注・成約ごとに費用が発生する成果報酬タイプ

▼費用の相場やおすすめの代行会社を下記の記事にまとめていますので、参考にしてください。
→営業代行会社おすすめ12選｜各社の特徴と費用相場

営業コンサル｜営業活動をどう進めればいいか、わからないときに

営業活動の一部を外注・代行してもらう営業代行と違い、営業コンサルは“自社内の営業課題を一緒に検討し、解決策・改善案を提案する”サービスです。

営業の業績をあげたいけれど、何が原因で業績不振なのかが分からないとき、課題にかかわらず支援してくれるメリットがあります。数々の企業をサポートしてきた実績をベースに、自社内では抽出しえない核心的なアイデアをもらえます。ただし、依頼する側に知見がない分、コンサル担当の言うがままになってしまうケースが多く、いかにコンサルとの信頼関係を構築し連携できるかが成功のカギを握ります。

アドバイザリー契約（顧問契約）として半年～1年間ごとの更新を設け、毎月一定額支払う形態が一般的で、月額30万～50万円が相場と言われています。時間単位で請求されるケースもあるので、コンサルティングを依頼する前に確認しておきましょう。

支援ツール｜効率的・効果的な運用ができないときに

自社の営業部門で効率的・効果的な運用ができず、業績に結びつかない場合は、支援ツールの導入がおすすめです。顧客ごとに営業活動の進捗を確認したり、アプローチするためのタスクを管理したりと、営業活動の推進に役立つ機能があるシステムツールを導入する営業支援です。

営業活動で忙しいメンバーにかわり、情報共有やタスク管理を着実にこなす支援ツールは、営業部門にとって強い味方。業務がスムーズになり、その分顧客とのコミュニケーションやアプローチに時間を割けるので、業績アップにつながります。また、外注ではないので、営業ノウハウが外部に流出せずに済みます。

営業支援ツールは各社からかなりの数が提供されており、自社の目的に合ったツールを見つけのにも一苦労です。主に下記のようなツールが存在します。

• SFA（セールス フォース オートメーション｜営業情報の集約、営業業務の支援）
• CRM（カスタマー リレーションシップ マネジメント｜顧客との関係性の構築・管理）
• MA（マーケティング オートメーション｜マーケティング活動の自動化）

▼営業支援ツールの特性や種類については、下記の記事を参考にしてください。
→営業を自動化して手間を削減！ツールの機能と種類を紹介

→営業効率化に有効な方法とは？活用すべき5つのツールもご紹介

BtoB向け営業支援ツールの選び方

営業代行や営業コンサルは、プロとしての知見から自社の営業部門をパワーアップできる営業支援である一方、営業を外注したりアドバイスをもらうのにコストがかかります。その点、毎月のコストをおさえ、気軽に導入できるのが営業支援ツールです。

営業部署がある企業であれば、どんな企業でもツールを使って営業効率を改善したいと考えます。では成果につなげるために、どのような営業支援ツールを選べばよいのでしょうか？BtoB向けの営業支援ツールを選ぶ上でのポイントをご紹介します。

自社の営業部門に必要な機能が揃っているか

営業支援ツールは、自社の営業活動を効率的に進行する上で役立つ機能が満載です。まずは、自社の営業部門が抱えている課題に対し、解決に必要な機能が備わっているかを確認しましょう。

• 案件管理機能、進捗管理機能
• 顧客情報管理機能、名刺管理機能
• Webサイト制作、管理機能
• ランディングページ制作、管理機能
• メールマーケティング機能
• 営業数値実績の集計、管理機能　　　　　ほか

営業支援ツールは、上記のような機能を実装しています。導入前に自社の営業プロセスを可視化し、必要な機能を確認しておきましょう。

操作性が高く、使いやすいか

デザイン性が高く、機能が充実しているツールは、一見素晴らしく理想的に見えます。しかし、現場で使用する営業部門のメンバーが使いにくく、ツール利用が浸透しなかったら本末転倒です。

営業部門はもちろん、情報共有として自社内のさまざまなメンバーが使うことを想定し、事前に操作性や使いやすさを確認してください。導入前のテストとして、自社内で挙動確認の時間を設けておくのがおすすめ。操作のしやすさに加え、画面の見やすさや画面推移に違和感がないかも注視しておきましょう。

セキュリティ・保守体制が万全か

営業支援ツールの大半は顧客情報を扱います。そのため、顧客情報の保護機能やデータのバックアップ体制など、セキュリティや保守の面が安全か確認しておきましょう。

• 個人情報保護機能
• アカウント認証機能
• 不正アクセスに対する制御機能
• 急なトラブル時の監査体制
• データのバックアップ機能　　　　　ほか

主に上記が営業支援ツールに備わっているセキュリティ機能です。社内にSEがいる場合は、システム的な観点でセキュリティに問題ないか確認を依頼してください。　

既存システムとの連携が可能か

営業支援ツールの中には、既存で導入・運用しているGmailやSlackなどのコミュニケーションツールと連携できるものが存在します。

使い慣れたツールは残しつつ、効率化したい箇所だけ営業支援ツールでカバーするように運用すると、社内導入がしやすくおすすめです。連携が可能かどうか、導入前に確認しましょう。

PC・モバイルの両方で使い勝手がよいか

営業の出先では、スマートフォンやiPadといったモバイル端末を利用する場合がほとんどです。営業支援ツールが社内のPCだけでなく、営業先に持ち歩くモバイル端末にも対応しているか、PCと変わらず使用しやすいか、確認しておく必要があります。

iPhone・Androidといった端末の違いにより使用感や画面が異なったり、古い機種によっては導入自体できなかったりする場合があります。ツールを提供する会社に事前に自社の状況を伝え、スマートフォンやiPadといったモバイル端末での利用の可否について問い合わせておきましょう。

カスタマーサクセスのフォロー体制が万全か

カスタマーサクセスとは、顧客の理想を達成したり、悩みを解消したりといった“成功体験づくり”を支援する概念です。顧客が成功体験を感じ「この製品に出会ってよかった」「ずっと使い続けたい」と思えることは、そのまま業績に良いかたちで反映されます。

営業活動において、顧客と接する時間をいかに増やし充実させ、より良いカスタマーサクセスを提供できるかが、業績を大きく左右します。そこで有効なのが営業支援ツールです。

ツールの中には、顧客との関係性を強固にするカスタマーサクセスのフォローにより、さらなる業績アップに貢献するものがあります。検討しているツールがカスタマーサクセスにどう貢献するか、導入事例などを事前に確認しましょう。

BtoB向け営業支援ツール おすすめ7選

数あるBtoB向けの営業支援ツールの中でも、営業部門の成果を最大化するおすすめのツールを7つ厳選しました。営業支援ツールをはじめて導入しようとお考えでしたら、ぜひ参考にしてください。

自動化＆AIの学習機能搭載！現場ファーストの支援を実現｜Senses（センシーズ）

業界問わず、“営業の現場で使えるツール”を追求しているのが『Senses（センシーズ）』。入力の自動化とAIによる学習機能により、営業組織での仕事を効率的に進める、営業支援ツールです。

AIによる案件のリスク分析や、リモートワーク時に有効な案件ボードなど、新しい営業活動を支える機能が満載。外部のグループウェアやチャット機能との連携が容易なのも嬉しいポイントです。

経営コンサルの知見が凝縮した、営業目線でのアシストツール｜Sales Force Assistant（セールスフォースアシスタント）

90年代から数々の企業で経営コンサルティングの実績があり、長年営業支援について取り組み続けてきた株式会社NIコンサルティング。同社が提供する支援ツールが『Sales Force Assistant（セールスフォースアシスタント）』です。営業を管理するのではなく“支援”する姿勢を大切にし、営業目線での機能づくりを追求しています。

AI機能にコンサル知見を融合し、商談内容や取り組みの可視化が得意！訪問先の予定やクレーム情報、タスクの抜け・漏れを防ぐためのボード機能に優れ、忙しい営業担当をアシストします。

営業支援のグローバルスタンダード｜Salesforce sales cloud（セールスフォース セールスクラウド）

世界各地の企業に導入されているグローバルツール『Salesforce sales cloud（セールスフォース セールスクラウド）』。営業支援のベースとなる機能が一通り揃っています。

収益・成果を最大化させるための案件管理・売上予測・CRM機能をひとつのツール内で実現します。営業担当一人ひとりのポテンシャルを引き出し、チームとして売上に貢献できる体制を構築できるのが魅力。コミュニケーションツール『Slack』との連携に優れ、リアルタイムでの営業活動を支援します。

自社に合う営業支援の形をオリジナルで構築｜JUST.SFA（ジャスト エスエフエー）

自社オリジナルの営業支援を、専門知識なしで構築できるのが『JUST.SFA（ジャスト エスエフエー）』。マウスでドラッグするだけで好きな機能をカスタイマイズ！ノーコードで自社に合う支援内容を選択できるので、誰でも簡単に使いやすい支援ツールを作成できます。

外部サービスと連携できるASPを搭載しており、自社で使用していたツールの導入が可能。ツールの検討から導入、定着するまでをサポートする別サービスが提供されており、はじめて営業支援を実施する場合に安心して進められます。

使いやすさで驚きの定着率！低価格で多機能｜GENIEE SFA/CRM（ジーニー エスエフエー/シーアールエム）

元は『ちきゅう』という名前であった『GENIEE SFA/CRM（ジーニー エスエフエー/シーアールエム）』。“定着率99％／だれでも使える国産SFA/CRMツール”として打ち出し、テレビやタクシーCMで頻繁に見かけるようになりました。

低価格で多機能、親しみやすくシンプルな画面設計で、営業支援を導入するハードルをできるだけ下げ、誰もが使いやすいツールを徹底追及。平均1～2ヶ月ほどの短期間で運用開始できる点が魅力的です。

シンプルな動作で機能を網羅し、営業タスクを効率的に｜eセールスマネージャーRemix Cloud（イーセールスマネージャー リミックスクラウド）

リモートワーク化でも使いやすいよう簡単入力＆反映にこだわり、最小限の営業工数を実現するのが『eセールスマネージャーRemix Cloud（イーセールスマネージャー リミックスクラウド）』。継続率95％、サービス満足度No.1を誇るサポート体制を完備した営業支援システムです。

案件・商談・スケジュール管理から日報・予実管理といった機能をシングルインプットにて操作が可能。マルチ自動アウトプットにより、営業工数を極限まで削減します。基幹システムとの連携やマーケティング機能が実装されており、効率的な顧客のターゲティング・アプローチに効果を発揮します。

営業支援＋BtoBマーケティング全般を幅広くカバー｜ferret One（フェレットワン）

営業活動を効率的に行うための営業支援機能に加えて、メール機能やWeb上での展示会機能など、デジタルマーケティング機能を網羅しているのが『ferret One（フェレットワン）』。BtoBマーケティングを成功に導くためのツール＆ノウハウをセットでご提供するサービスです。

使いやすさに特化し、見たままの直感で編集できるノーコードCMSを採用。誰でも手軽に使える各種マーケティング機能で、事業の成果を最大化します。また、BtoBに特化したマーケティングメソッドのご提供により、はじめての方を全面的にバックアップ！施策の実行を伴走サポートします。

より効率的・効果的な営業活動で、BtoB事業の成功に貢献！

営業支援サービス・ツールは、自社の課題感に対し適切に選択することで、自社の営業活動を効率的・効果的に運用できます。特にWebツールは数が多い分、どのような機能・特徴が自社に合うかを見極め、選ぶことが必要です。

さらに効率的・効果的な営業部門の運用を実現したい場合は、下記の資料がおすすめ。宜しければ参考にしてみてください。

【BtoB向け】製造業の営業活動をデジタルを使って効率化する方法

弊社では、BtoB向け営業支援ツールとして紹介させていただいた『ferret One』を提供しています。使いやすさに特化しつつ、マーケティングに必要な機能を搭載したツールと、マーケティングを行っていくノウハウが揃っているため、初めてWebマーケティングに取り組む方には特におすすめです。
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