初心者でも簡単にWebサイトを立ち上げる方法とは?CMSで効率的に開設
Webサイトを立ち上げるにあたって、CMSを利用することで、効率よくWebサイトを立ち上げられます。
今回の記事ではWebサイトを立ち上げる方法・注意点、CMSについて説明します。おすすめのCMSもご紹介しますので、ぜひ今回の記事を参考に、素敵なWebサイトを立ち上げてください。
■あわせてよく読まれている資料
→リード獲得を増やす “サービスサイト”立ち上げの4つの手順
目次[非表示]
Webサイトを立ち上げる方法とは?具体的な流れ
Webサイトを立ち上げる方法と流れを説明します。
- Webサイトの種類を明確にする
- レンタルサーバーを契約する
- ドメインを取得する
- Webサイトの内容を作成する
- Webサイト立ち上げ後の更新・改善も重要
①Webサイトの種類を明確にする
Webサイトを立ち上げるにあたって、どの種類のWebサイトを立ち上げるのかを明確にする必要があります。代表的な種類では、以下の例が挙げられます。
- 会社案内サイト
- 商品・サービス紹介サイト
- 採用サイト
ただし、Webサイトの種類を決定する前に、以下3つの項目を明確にすることが必要です。それにより立ち上げるべきWebサイトの種類や方向性が分かるのです。
1.Webサイトの目的は?
まず、Webサイトの目的を考えます。会社の認知度を上げたい、商品を購入してもらいたい、といった「Webサイトで何をしたいのか」を明確にさせましょう。
- 会社を知ってもらいたい→会社案内サイト
- 商品を購入してもらいたい→商品・サービス紹介サイト
- 人材を募集したい→採用サイト
このように、目的が決まれば立ち上げるべきWebサイトの種類が決まります。
2.Webサイトのターゲットは?
次に、Webサイトのターゲットを考えます。ターゲットによって、適切なWebサイトのタイトルやデザインが異なるためです。ターゲットを決める基本は「どのような人にWebサイトを見てもらいたいか」です。
ターゲットを決めるにあたって有効な方法が「ペルソナ設定」です。ペルソナ設定では、架空の人物を想定し、年齢・性別・職業・ストーリーといった細かい設定を行います。ペルソナ設定をすることで、具体的なターゲット像を想像しやすく、チーム内での共有でも認識のずれが生まれにくくなります。
例えば、ターゲットを「20代男性」とした場合、20代男性を10人が想像すれば、どうしてもイメージはそれぞれ異なってしまうでしょう。しかしペルソナ設定をすることによって、10人が想像するイメージを一致させられます。
▼ペルソナ設定については、下記の資料もぜひ参考にしてみてください。 →Webの戦略設計に欠かせない!BtoB事業のためのペルソナ設定ガイド
3.Webサイトのテーマは?
Webサイトのテーマとは「サイトで何を扱うのか・伝えたいのか」といった、Webサイトの核心部分です。Webサイトのテーマを決めなければ、Webサイトのデザインや方向性においてばらつきが出る可能性があるため、テーマを設定することは重要です。
また、Webサイトの目的とテーマによってコンセプトが決まります。例えば、自社商品をテーマとし、購入してもらうことを目的とした場合「自社商品のよさを発信して購入につなげる商品紹介サイト」がコンセプトとなります。
②レンタルサーバーを契約する
Webサイトを世界中の人に見てもらうためには「サーバー」が必要です。
サーバーは簡単にレンタルできます。無料・有料と利用できるサーバーはさまざまですが、無料レンタルサーバーはおすすめできません。無料レンタルサーバーは、勝手に広告が表示されたり、商用利用できなかったりするためです。有料レンタルサーバーでも、月額1,000円前後で借りられます。
▼サーバーの選び方については、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
→ホームページ作成に必須なサーバーとは?選び方まで簡単解説
③ドメインを取得する
ドメインは、Web上の「住所」と呼ばれます。
https://www.google.comだったら「google.com」の部分がドメインです。好きな英数字や記号の羅列を利用できる場合もあるため「より多くの人が覚えやすいもの」「Webサイトに関連するキーワードをいれること」を意識して決めましょう。
ドメインには「独自ドメイン」と「共有ドメイン」があります。BtoB企業がサイトを立ち上げるならば、年間1,000円程度の費用がかかっても、独自ドメインがおすすめです。
SEOにも効果的で、ユーザーからの信頼度も高まります。
▼ドメインの取得方法については、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
→ドメイン取得の方法は?プロが答えるメリットや費用相場
④Webサイトの内容を作成する
Webサイトで表示させたい文章の作成、写真・画像の選定といった内容を作成します。
サイトの内容は、必要に応じて機能を追加する必要もあります。商品をサイトから購入してもらいたい場合は、カート機能やお気に入り機能が必要です。
このように、Webサイト内でどのような機能があれば便利なのかを考えましょう。Webサイトの種類によって必要な機能は異なるため、どのような機能を追加するのか見極めることが重要です。
⑤Webサイト立ち上げ後の更新・改善も重要
無事にWebサイトを立ち上げたあと、定期的に更新・改善をしましょう。
実際に目的を果たせているのか、ターゲットには届いているのかなどを確認することが重要です。また、定期的に更新することで、SEO対策にもつながります。
Webサイトの立ち上げにはCMSが効率的
CMSとは、ホームページ内に使う文章や写真・画像、テンプレートといったデータを保管するシステムのことです。
CMSを利用せずWebサイトを立ち上げる際、1ページごとに作成が必要です。しかし、CMSを利用すれば、保管されたデータから各ページを自動作成してくれます。
CMSを利用するメリット・デメリットを以下で説明します。
CMSを利用するメリット
専門知識がいらない
CMSは必要なデータを入力するだけで、Webページを自動作成するため、専門知識が必要ありません。そのため、初心者でもWebサイトを立ち上げられます。CMSを利用していない場合、1ページごとにプログラミング言語や技術が必要なため、初心者には困難です。
SEO対策がしやすい
SEO対策の方法はさまざまですが、CMSでSEO対策できる点として以下が挙げられます。
- 更新作業がしやすい
- プラグインがある
- デザインテンプレートを選択できる
更新を怠るとSEOにおける評価が下がってしまいます。しかし、CMSを利用していれば自社で更新作業が簡単に行えるため、SEO対策につながるのです。
また、プラグインやデザインテンプレートが選択できることも、SEO対策になります。プラグインとは、必要に応じて追加できる便利機能です。ユーザーの使いやすさが考えられたWebサイトは評価される傾向にあります。
コスト削減につながる
CMSでWebサイトを立ち上げれば、外注するコストが抑えられます。また、CMSにあるテンプレートやデザインを利用することで、デザイン費といったコストも抑えられるのです。
費用面以外でも、少ない時間でWebサイトの立ち上げが可能です。
▼外注から内製への移行メリットについては、下記の資料もぜひ参考にしてみてください。 →今後のトレンド!?BtoBのサイト制作を外注から内製に移行するメリット
複数のドメインを一元管理できる
複数のドメインを同じサーバー上で一元管理できます。自社で複数の商品を取り扱う場合、商品ごとのWebサイトを作成することがあります。その際、同じサーバー上で複数のドメインを管理すれば、ひとつの管理画面によって更新・管理をおこなえます。このように、それぞれの管理画面から操作する必要がないため、更新漏れの可能性が低く、社内での共有も簡単にできるのです。
CMSを利用するデメリット
セキュリティ面で不安が残る
CMSは、専門知識が必要なく誰でも更新・管理ができる反面、サーバー攻撃の標的にされやすい傾向があります。CMSを利用するうえでセキュリティ面を強化したい場合は、専門知識が必要なため、初心者には困難です。そのため、最初からセキュリティ面が強化されたCMSを選ぶことで不安を解消できます。
こだわったデザインの再現が難しい
CMSのデザインテンプレートを利用したWebサイトの立ち上げは、比較的簡単に行えます。しかし、こだわったデザインを再現したい場合は、専門知識が必要なため困難です。理想のデザインに近いものを探したり、プラグインを利用したりして対応しましょう。
バックアップが必要
作成から更新・管理までをインターネット上で行います。そのため、コンテンツのデータが手元に残りません。そのため、こまめにバックアップすることが重要です。インターネット上に保管しているデータが、なんらかのトラブルで急に消えてしまう可能性も考えておきましょう。
Webサイトの立ち上げにおすすめのCMS5選
CMSも種類はさまざまです。以下ではWebサイトの立ち上げにおすすめする5つをご紹介します。
■BtoB企業の方はこちらの比較表もぜひご活用ください!
→BtoB企業向け!CMS比較ガイド
BtoBマーケティングで結果を出す「ferret One」
弊社の「ferret One」は、BtoBマーケティングの実績が豊富な「ferret」が開発した、BtoBマーケティングに必要な機能をまるっとそろえたマーケティングツールです。
CMS機能では、テキスト入力や、パーツをドラッグ&ドロップで追加して組み合わせるだけで簡単にページが作成できます。Webサイトを「見たまま編集」できるので、エンジニアやデザイナーに依頼せずに誰でも簡単にWebサイトを作成・更新可能です。
無料デモ体験もできるため、自社でWebサイトを運用していけそうか、使いごこちを試すのに気軽に活用してみてください。
費用 |
初期費用 10万円 月額費用 10万円〜 ※プランによって異なる |
>ferret Oneサービス紹介資料のダウンロード【無料】はこちら
更新作業が簡単「a-blog cms」
更新作業が手軽に行えるCMSです。難しい操作が少なく、ブログを書く感覚でどんどん更新できます。また、メールや通話、対面でも運用やカスタマイズについての相談ができるため、利用するにあたってわからないことがあっても安心です。
費用:無料利用可
月額費用 スタートアップ 1,650円〜
※プランによって異なる
公式サイト:a-blog cms
海外でも有名な「Movable Type」
日本でできたCMSですが、海外でも名の知れたCMSのひとつです。サーバーへの負荷が少なく、表示速度も速いため、ユーザーのストレスが軽減されます。セキュリティ面でも不安が少ないことが魅力です。
費用 |
Movable Type クラウド版:月額5,500円〜※プランによって異なる |
公式サイト:Movable Type
シェア率トップ「WordPress」
WordPressは、世界で最も多くの人に利用されているオープンソース型のCMSです。
無料で利用でき、約4割のWebサイトがWordPressで作られています。
WordPress最大の特徴は、豊富なプラグインです。自社に必要な機能を選択し、規模・種類において、幅広いサイトを立ち上げられます。
利用者が多い分、Web上には多くの役立つ情報が存在します。利用していて直面する問題は、検索すれば容易に解決可能です。
費用 |
無料 |
公式サイト:WordPress
セキュリティも安心「baserCMS」
baserCMSは、クラウド型Web脆弱性診断ツール「VAddy」による脆弱性診断の基準をクリアした、安全性の高いツールです。無料利用できる国産CMSで、日本人が使いやすい作りになっています。
Webサイトに必要な機能が標準で装備されています。プルダウンメニューからの選択やドラッグ&ドロップなど操作も簡単です。
サイト内のコンテンツが重複しないような対策もあり、SEOに強い点が特徴です。ツリー形式でサイト構造を把握するため、大規模サイトにも向いています。
費用 |
無料 |
公式サイト:baserCMS
Webサイトを立ち上げるその他の手段
WebサイトはCMSを使って立ち上げる他に、すべて自作したり、プロに依頼する方法でも可能です。
以下よりそれぞれの特徴を解説します。
HTMLやCSSで完全自作
Webページの構造や装飾を決定するHTMLやCSSといったコードを利用して、サイトを立ち上げられます。
立ち上げ手段の中で、自由度が一番高く、費用を抑えられる点がメリットです。更新は自分たちで行うため、リアルタイムな情報を発信できます。
コードを使って作成する方法のデメリットは、HTMLやCSSといった専門的知識の習得に時間がかかることです。さらにサイトは知識を持った人しか扱えないため、企業内でサイトの不具合や更新作業に対応できる人が限定されてしまいます。
知識を持った人が社内に何人か所属しており、予算をかけたくない場合におすすめの立ち上げ方です。
Webサイト制作会社やフリーランスに外注する
Webサイトは、制作会社やフリーランスなどのプロに依頼して立ち上げてもらえます。社内のコストをかけずに済む上に、経験から培ったノウハウや技術を駆使してサイトを作成してくれるため、オリジナリティあるサイトが立ち上がります。
ただし、プロへの依頼は費用が高額になりがちです。大規模なサイトとなると、数百万円の費用が必要です。フリーランスは制作会社より比較的安く請け負ってもらえますが、大規模なサイトへの対応は難しい場合があります。
制作会社もフリーランスも、得意分野が異なります。依頼する際には、複数の業者を比較検討し、自社のイメージするサイトの立ち上げが実現できる依頼先を選定しましょう。
サイト立ち上げにはどのくらいの費用がかかるの?
サイトを自分たちで作成し、立ち上げる際には、基本的にサーバー代、ドメイン代、CMS導入費用が必要です。
無料のCMSを利用すれば、数千円でサイトの立ち上げができます。外注した場合の費用相場は以下の通りです。
サイト種類 |
費用相場 |
---|---|
コーポレートサイト |
10~300万円 |
ランディングページ |
10~60万円 |
ECサイト |
50~300万円 |
ポータルサイト |
50〜500万円 |
オウンドメディア |
50〜300万円 |
外注した場合の金額は、立ち上げるサイトの規模やデザイン、コンテンツの内容によって変わります。追加する機能が多かったり、デザインを1から作成するなど、制作工程に時間がかかるものはその分費用もかさみます。
費用相場を把握しておくことは重要です。あくまで目安として参考にしてください。
▼依頼先別の費用相場については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ホームページ作成費用の相場は?依頼先別の費用早見表つき
Webサイトを立ち上げる際のポイント
Webサイトを立ち上げるにあたって、確認しておきたいポイントをご紹介します。
自社の商品・サービスにおける「強み」を特定する
Webサイトの目的やターゲットを明確にすることの他に、自社の「強み」を特定することも重要です。
自社の強みを把握しなければ、競合との違いもわかりづらく、ユーザーに商品・サービスのよさが伝わりにくくなってしまいます。そのため、強みを特定しユーザーへの伝え方を考える必要があるのです。
競合のサイトを分析する
競合サイトを参考にすることも重要です。Webサイトを立ち上げるにあたって、参考にしたい競合サイトをいくつか準備しておくとよいでしょう。
よい点だけでなく、悪い点も調査し、自社のWebサイトに反映させることが必要です。また、コンテンツの内容だけでなく、デザインやレイアウトもすでに結果が出ている競合サイトを参考にすれば、ゼロから考えるより時間を削減できます。
読者の期待に応えられる内容
自社商品のよさを伝えることは重要です。しかし、読者が抱く不安や疑問を想定し、先に答えておくことも必要です。
内容を作成する際、読者がどんな悩みを持ってWebサイトを訪れるのか、Webサイトを見た読者はどのような行動を起こすのかというように、読者目線のWebサイトを制作しましょう。
自社に合った適切なサイトを立ち上げよう
Webサイトの立ち上げには、CMSの利用が効率的です。
しかし、CMSの利用にはデメリットもあるため、CMS導入が必要であるか見極めましょう。また、Webサイト立ち上げで失敗しないためには、適切な方法や注意点を知っておくことが重要です。
Webサイトを立ち上げる際は、ぜひ今回の記事の内容を参考にしてみてください。
■あわせてよく読まれている資料
→リード獲得を増やす “サービスサイト”立ち上げの4つの手順
BtoBサイトの作成・リニューアルをご検討中ならferret Oneがおすすめです。
WebサイトをPowerPointのように見たまま編集できるので、日々のちょっとした更新や施策実行を自分ですぐに行えます。ご興味のある方はぜひ資料をご覧ください。