サイトリニューアル時に行うSEO対策とは?アクセス数を下げない方法


サイトリニューアルとは、サイトのデザインや内容を大幅に変更することです。

デザインが古くなった、新しい機能を加えたいなど理由はさまざまですが、根底にはアクセス数を増やしたいという思いがあるのではないでしょうか。ところが、サイトリニューアルを行うことで、かえってアクセス数が減ることも少なくありません。

そこでこの記事では、サイトリニューアル時に行うべきSEO対策やチェックポイント、サイトリニューアルを行うべきタイミングについて解説しています。


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目次[非表示]

  1. 1.サイトリニューアル時に行うべきSEO対策
  2. 2.SEO視点でのサイトリニューアルのチェックポイント
  3. 3.SEO対策を行ったサイトリニューアルをすべきタイミングとは
  4. 4.SEOの伴うサイトリニューアルを依頼する際の注意点
  5. 5.CMS移行でSEOの効果は変化するのか
  6. 6.SEO対策を踏まえたサイトリニューアルならferret One
  7. 7.SEOを踏まえたサイトリニューアルにトライしよう

サイトリニューアル時に行うべきSEO対策

SEO対策は、ユーザーとクローラー(情報を収集するための定期的な巡回プログラム)のどちらにも、同時に行うことが大切です。

ユーザーばかりを意識しがちですが、クローラーに向けて行うことで、サイトが適切な評価を受けられるようになります。

  • 記事はテキストを中心に構成する
  • 1ページには1キーワード
  • パンくずリストを設定する
  • ディレクトリ構造を3階層にする


記事はテキストを中心に構成する

クローラーは、テキストに比べて画像や動画を読み解くことが苦手です。そのため、記事はテキストを中心にすることで、上位に表示されやすくなります。

ただし、文字のみだとユーザーが疲れて離脱しやすくなってしまう側面もあります。テキストと関連する画像を表示速度が遅くならない程度に使うというバランスが大切です。

画像や動画は、テキストの補助として使うようにしましょう。


1ページには1キーワード

ターゲットとなる検索キーワードを決めることは非常に重要です。

しかしアクセス数を増やしたいからといって、1つのコンテンツに検索キーワードを詰め込むべきではありません。ペナルティの原因になり、かえってSEOにおいて不利となってしまいます。

1つのページには1検索キーワードを目安に入れるようにしましょう。


パンくずリストを設定する

パンくずリストとは、サイトを訪れたユーザーやクローラーが、今どこにいるかを分かりやすく表示するものす。設定することで、サイトの内部を効率良く見て回ることが可能になります。

パンくずリストがあることで、自分がどのページにいるのかがすぐに分かり、ユーザビリティだけでなくクローラビリティの向上も見込めます


ディレクトリ構造を3階層にする

ディレクトリ構造とは、Webサイトのトップページからコンテンツに辿り着くまでの階層構造のことです。トップページを1階層目として、コンテンツの階層を3階層目にすると、クローラビリティ(クローラーの巡回しやすさ)が高まるとされています。

具体的にはトップページ>カテゴリページ>コンテンツページという構成になります。
2回のクリックですべてのコンテンツに辿り着ける設計にすることで、ユーザーの利便性も向上します。


SEO視点でのサイトリニューアルのチェックポイント


リニューアルを検討する際、何より大切なのは目的をはっきりさせることです。なぜリニューアルしたいのか、リニューアルすることで何を達成したいのかを決めておきましょう。

その他のポイントを、以下に記します。

  • リダイレクト漏れがないか
  • テキストを大幅に減らしていないか
  • 重要な内部リンクが失われていないか


リダイレクト漏れがないか

リダイレクトとは、サイトを新しいURLに変更した際、自動的に転送する仕組みのことです。

リダイレクトを怠ると、以前のサイトの評価を新たなサイトへと適切に引き継げず、評価を大幅に下げてしまうことになります。サイトリニューアル後のリダイレクト漏れは、アクセスが下がる最大の原因です。

リダイレクト漏れを防ぐためには、URLを変更する場合は古いものから新しいものへと、301リダイレクト(ページが完全に移行したことを表す)で誘導する必要があります。

以前の内容に適応するページが無い場合は、ステータスコード404(Not Found)を設定しなければなりません。


テキストを大幅に減らしていないか

テキストが多いからと、リニューアルの際に減らしたり画像化したりしがちです。またはデザインを優先することで、コンテンツやテキストが減少してしまうこともあります。

しかしSEOにおいて、テキストは重要です。リニューアル前に好評だったコンテンツが、リニューアル後にテキストとして存在していない場合、Googleの評価に悪影響を与え、検索順位が下がり、アクセスの減少に繋がってしまいます。               


重要な内部リンクが失われていないか

コンテンツページからトップページへといった重要な内部リンクが失われると、SEOはもとより、ユーザーの利便性が低下することになってしまいます。

見栄えや機能だけでなく、それら重要な内部リンクが維持されているかを確認しなければなりません。


SEO対策を行ったサイトリニューアルをすべきタイミングとは


SEO対策を行ったサイトリニューアルを行うには、多くの費用と時間が必要です。設計を失敗すると、アクセスが下がることに繋がってしまいます。だからこそ、時間と費用がかかってもよいと思える、明確な目的がある場合に行うべきです。

具体的には、以下の項目に当てはまる場合にサイトリニューアルすることをおすすめします。

  • デザインが古いままで、更新も滞っている
  • スマートフォンに対応していない
  • 掲載している情報が多くなった
  • 新しい機能を追加したい
  • サイトがSSL化されていない


デザインが古いままで、更新も滞っている

サイトのジャンルによって異なりますが、一般的にサイトデザインのトレンドは2~3年の周期で移り変わります。そしてサイトを訪れる人が古いと感じたり、ほとんど更新していないとわかると、離脱に繋がってしまいます。

信用度を上げるためにも、リニューアルを検討しましょう。また、リニューアルとあわせて、日頃からサイト更新がしやすい環境を作っておくことも大切です。


スマートフォンに対応していない

誰でもスマートフォンを持つ時代となり、各サイトへのアクセスはスマートフォンでの閲覧が圧倒的に多数派となりました。

対応していない場合、非常に見づらく、離脱を招いてしまい、さらにGoogleの評価も落としてしまう可能性が高くなります。


掲載している情報が多くなった

サイトの運営期間が長く、掲載している情報が多くなりすぎると、ユーザーの操作性の低下に繋がってしまいます。

操作性を向上させ情報の整理をするために、リニューアルを検討したいところです。


新しい機能を追加したい

例えば商品をサイトで販売できるようにしたり、予約機能を付けたりなど、新しい機能をサイトに追加したい場合もタイミングとしておすすめです。

他のサイトに比べて劣っている部分を改善したい場合も、リニューアルを検討すべき時期に当てはまります。


サイトがSSL化されていない

SSL化とは「Secure Sockets Layer」の略で、インターネット上の通信を暗号化するためのシステムです。SSL化されていないサイトは2018年からユーザーに警告が表示されるようになっており、Googleからもマイナス評価を受けてしまいます。

URLで見分けることができ、「http://」であればSSL化されていないということになります。


SEOの伴うサイトリニューアルを依頼する際の注意点


サイトリニューアルとSEO対策についての知識やノウハウのある人が作らないと、リダイレクト漏れや重要な内部リンクが失われるといったミスが起こりがちです。結果、アクセスの下がる危険性が高まってしまいます。

自社に知識やノウハウがないのであれば、制作会社への依頼を検討しましょう。ただし何も決めずに依頼すると、費用と時間だけを失うことになりかねません。

制作会社と話す前に、まず予算と目的を明確にすることが大切です。


依頼先がSEO対策の実績を持っているか確認する

制作会社との初回の打ち合わせ時に、実績やノウハウを持っているか確認しましょう。

過去に制作したサイトの事例、リニューアル前のサイトの課題、今回のリニューアルのポイントなど、気になった事柄を質問します。

わかりやすく納得できる回答をくれる会社であれば、十分な実績とノウハウがあると見ていいでしょう。


費用や期間の相場

SEO対策を行ったサイトリニューアルの相場は100万円〜300万円程です。事前の調査や分析に時間をかけるために費用が大きくなります。

さらに企画や設計から含めると、期間は半年~1年半ほどかかります。だからこそ、会社選びはとても重要です。


CMS移行でSEOの効果は変化するのか

「CMSに移行するとSEO対策がうまくできない」と思われる方もいるかもしれませんが、むしろCMSを活用することで、より簡単にSEO対策ができるようになります。

以下、簡単に行えるようになるSEO対策の例を紹介します。


・スマートフォン対応ページが簡単に作れる

HTMLで作ったサイトをスマートフォン対応する(レスポンシブ対応)のは、コーディングの知識が必要で高度なスキルと時間が必要です。

CMSならば、ページを作成すると自動的にスマートフォン表示に適したデザインも作成されるようなテンプレートが採用されているものもあり、簡単にスマートフォン対応ページが簡単に作れます。


・コードを書かなくても各種タグが設定可能

タイトルタグやメタディスクリプションなどの各種タグについて、コードを書かなくても設定できる場合が多く、Web制作の知識がなくても簡単に行えるようになります。

▼例えば、「ferret One」では下記のように所定の場所に入力すれば設定完了です。


・サイトマップが自動送信される

サイトマップをの送信について、CMSを使っていない場合、サイトマップをxmlで作成して、Googleサーチコンソールに送信する等の手間がかかります。

しかし、CMSの場合は、自動更新されるため、そういった手間がかかりません。


・パンくずリストの設定が簡単

パンくずリストについても、HTMLの知識なく簡単につくれる機能が搭載されているものも多く、クローラビリティの改善に役立ちます。

▼例えば「ferret One」ではクリック一つで設定できます。


・内部SEO対策が自動で行われる

CMSは提供する事業会社が随時機能をアップデートしています。そのため、Googleのコアリズムアップデートに合わせて、内部システムが最適化する会社を選べば、自社でコーディングしたり、システムを触ることなく、自動でSEO対策を行ってもらえます。


SEO対策を踏まえたサイトリニューアルならferret One

ferret OneはBtoBマーケのプロがサイト運用者の視点で開発した圧倒的に使いやすいノーコードCMSが魅力です。

SEO対策はもちろん、お問い合わせを増やすWebサイトの構築

SEO対策によるアクセス数増加の見込めるのはもちろん、お問い合わせを増やしていけるサイトリニューアルを実現します。

長年の実績から蓄積した、独自のノウハウ「ferret One式マーケティングメソッド」を詰め込んだWebサイト設計で、BtoBに特化したWebサイトを制作します。


リニューアル後のSEO対策がしやすくなる

ノーコードで簡単にページの修正や追加が行えるため、狙ったキーワード獲得のための記事投稿や更新作業が自社ですぐに行えるようになります。不安な場合はコンサルティングプランで、専任スタッフからSEOのアドバイスも受けられます。

また、Googleのアルゴリズムの変更のたびに、迅速にアップデート。ページパフォーマンスの改善など、システム面のSEO対策が自動で行われるため安心です。

Webサイトリニューアル後の成果にこだわりたいBtoB事業者様は、ぜひferret Oneをご検討ください。

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SEOを踏まえたサイトリニューアルにトライしよう

SEO対策を意識したサイトリニューアルには費用や期間が必要ですが、適切に行うことでその費用や期間を上回る効果を生み出せます。

自社で行う場合も制作会社に依頼する場合であっても、上記の事柄を意識し、効果の大きなリニューアルを行いましょう。

サイトリニューアルの全体像、段取りを把握はこちらの資料にまとめていますので、ぜひ活用して、成果の出るサイトリニューアルの第一歩を踏み出しましょう。

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One Tip編集部
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