CVRを上げるLPOツールとは?しくみやメリットとおすすめ会社5選

CVRを上げるLPOツールとは?しくみやメリットとおすすめ会社5選


自社サービスや商品を販売したい、登録会員を増やしたいなど、WebサイトからCVRを高めるためにはLPOが非常に重要です。

なかなか結果が出ずに困っているのであれば、LPOツールの導入を検討してはいかがでしょうか。LPOツールを導入するためには、まずはLPOが一体どういうものなのかを知っておく必要があります。

今回は、LPOとはなにか、またLPOツールを導入することでどういった効果があり、どう活用していくべきなのかを解説します。
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目次[非表示]

  1. 1.LPOとは?
  2. 2.LPOツールの必要性
  3. 3.LPOツール導入に向いている条件
  4. 4.LPOツール導入のメリット
  5. 5.LPOツール導入のデメリット
  6. 6.LPOツールを選ぶポイント
  7. 7.BtoBに強いLPOツールおすすめ会社5選
  8. 8.LPOツールを最大限活用するために事前準備を


LPOとは?


LPOとは「Landing Page Optimization」の略で、「ランディングページ最適化」をする施策のことです。

LPとは、ユーザーが情報を得るために検索したり広告を見たりした際にクリックした最初に表示されるページのことを指します。このLPを最適化することで、購入や登録などの成約率「CVR(コンバージョン率)」を上げられるのです。

LPOは2000年頃から普及し始め、GoogleがLPOツール「Website Optimizer」を発表し、さらに導入されるようになりました。


LPOツールの必要性

ユーザーが、LPが分かりづらい・手間がかかるなどのストレスを少しでも感じると、ページ離脱の原因となります。

LPOツールが必要とされる理由は、LPを訪問したユーザーの情報や流入経路が数値化できることです。数値化することで、離脱の原因となるようなLPの問題点が見つかり、改善ができるでしょう。

より効率的にCVRを高め、売上アップを目指すのであれば、LPOツールが重要なのです。


LPOツール導入に向いている条件


LPOツールは、インターネット広告やSEOへのコストを抑え、費用対効果を高める施策であり、すべての企業に向いているわけではないので注意が必要です。

正確に効果測定をしたいなら、次の条件に合うとよいでしょう。

  • コンテンツ数が充実している
  • PV数がある程度獲得できている(月間2,000PV程度)

また、LPOツールを導入するにはLP自体の改善が必要となります。以下のポイントを押さえておきましょう。


求めている情報がすぐに目につくようにする

ユーザーは、Webページを訪問して約3~5秒の間で離脱するのかを判断します。ユーザーにとって重要な情報は、かならずファーストビューで目に入るようにしておきましょう。


強みが伝わるレイアウトにする

自社商品の強みである「訴求点」は、Web上での配置に注意して、適切な場所へレイアウトしましょう。競合が多ければユーザーは比較検討しているはずですので、強みが伝わらないとCVにはつながらないため、より注意が必要です。


文言を統一する

ユーザーがLPまで訪問するのは、検索やインターネット広告で見た「コピー」に魅力を感じているからです。LPへ訪問した際に、そのコピーの文言が違うと離脱の原因となります。必ず統一しておきましょう。


ボタンは強調し、CVにつなげる

たとえば「購入する」「資料請求」など、CVにつながるためのボタンは強調しましょう。強調することでボタンをクリックするという行動を促せるようになります。

関連記事:BtoBランディングページ改善のコツ!BtoCとの違いや基本構成、改善事例を紹介


LPOツール導入のメリット

LPOツールを導入し活用していくことで、経験に頼ることなく、データで判断できるのが一番のメリットです。その他の具体的なメリットは次の通りです。

LPツール導入のメリット

LPの現状課題がわかる

LPツールは、訪問者の情報がわかるアクセス分析や、訪問者の行動履歴がわかるヒートマップ分析の機能が充実しています。

よくクリックされるボタンの位置、よく読まれている箇所、さらに離脱されている箇所など、Google Analyticsでもわからない分析結果に基づき課題を見つけることができます。


効率よく課題を改善できる

各会社によりさまざまですが、Webページのアクセス数や行動履歴などを計測できる機能などを備えたLPOツールがあります。

こういった機能を活用することで、「なぜ、このボタンでは成果が発生しなかったのか?」「ここで離脱した原因はなにか?」など具体的な課題が見つかり、どこを改善すれば良いのかが明確になります

効率よくLPを改善できるため、制作費や工数削減にもつながります。


テスト精度が向上する

LPOツールには「ABテスト」といった2つの施策を比較する機能があります。2つのうち、どちらのLPでCVRが上がったのか、どちらで離脱が多いのかなど、ユーザーが求めているものに沿っているかどうかが把握できます

ABテストの結果をLPに反映することで、続けるほどに精度の高いテストが実施できるようになり、改善していくことができます。


運用を効率化できる

LP運用では現状課題の把握やABテストの結果をもとに、よりパフォーマンスの高いLPへ改良していきます。

LPOツールを活用すると、入力や集計にかかる費用や時間を節約しながら精度の高い検証ができるため、より運用の効率化を図れます。


訪問者のニーズに合わせられる

LPOツールを活用して、ターゲットとなるユーザーが求める魅力のあるコンテンツを提供することができます。LPに興味を持ってもらえるため、成約につながりやすくなります。


LPOツール導入のデメリット

LPOツールを活用することで起こるデメリットは次の通りです。

LPOツール導入のデメリット

特定のサイトでは効果が出にくい場合がある

LPOツールはユーザーが求める検索ニーズに合わせて表示します。そのためニッチなキーワードでしか検索されないようなコンテンツのwebサイトは、ニーズ自体が絞られてしまい、LPOツールの効果が得られにくい傾向があります。

ニッチな需要のコンテンツなどではLPを改善しにくいため、LPOよりもSEOを狙って訪問者を増加させる施策をとることをおすすめします。


スキルが必要

LPOツールを存分に活用するためには、ある程度のスキルも必要となります。例えばマーケティング能力や、システム機器に強いなどです。
ツールによっても異なりますが、スキルのある人員がいることで、よりLPOツールの効果を実感できます

とはいえ、LPOツールには専門用語ではなく、誰でも理解できるような言葉で誘導してくれるものもあります。スキルに応じて選ぶとよいでしょう。


コストがかかる

LPOツールは月額制でコストがかかります。
会社によって金額もさまざまですので、自社に合ったLPOツールを選びましょう。

LPOツールを選ぶポイント

LPOツールにはさまざまなタイプがあります。以下のポイントを参考に、自社の運用に合ったLPOツールを選んでください。


必要な分析の対応ができるか

LPOツールは、それぞれ分析の手法や細かさなどが異なります。定期的な効果測定を行うことで最適化を図ります。
計測や分析のしやすさも重要です。なかでも効果測定にこだわっているツールでは、離脱した箇所やクリック率の良い位置などを特定してくれるものもあります。

まずは自社サイトでどこまで分析が必要なのか、またその分析結果をどう改善していくかなど、目的・目標を事前に取り決めておきましょう。


テスト設計は柔軟であるか

LPの分析は、ABテストで検証していく必要があります。
たとえば、レイアウトなど特定の箇所を変えてABテストを行い、定期的に見直しすることで、LPOを効率的に進められます。

ABテストを繰り返し行うためにも、簡単にテストができるかなどのポイントを押さえておきましょう。


レポート機能は充実しているか

LPOツールで分析した結果をもとに、繰り返し検証していかなければなりません。運用効率を上げるためにも、分析結果のレポートは取得しやすく、使い勝手のよいツールがおすすめです。


目的にあった機能を備えているか

事前に目的や目標を決めて、必要なLPOツールを選びましょう。たとえば、LPOツールには訪問するユーザーの特徴を分析する機能があり、流入経路を特定したり、クリック数の集計をしたりできます。自社に必要な項目があるのかチェックしておきましょう。


サポートが充実しているか

特にLPOの知識が浅い場合や、LPOツールの導入がはじめての場合には、サポート体制についてもチェックしておきましょう。会社によってはLPOのコンサルティングを担当してもらえたり、導入支援や研修などを開催したりすることもあります。


BtoBに強いLPOツールおすすめ会社5選

各会社の強み別におすすめのLPOツール会社を5つ紹介します。


ABテスト機能が充実「Visual Website Optimizer」

同一のURLで2つのLPのテストを行えるのが魅力です。それにより、どちらのページで目標を達成できたのか、CVR率を検証できます。
また、Google Analyticsと連携し、改善すべきポイントを分析したり、ユーザーの行動が色別で表示されたりするヒートマップがあります。

希望に応じて、専任コンサルタントが徹底的にサポートしてくれます。

▼公式サイト:https://www.assion.co.jp/lp/05/


細かいニーズを設定できる「DLPO」

ユーザーの求めるコンテンツを細かく設定し、CVRを高めるためのパーソナライゼーション機能を搭載しています。

そのほかにも、DMP(企業情報データベース)やweb解析ツールなどの外部のプラットフォームとの連携が可能で、ニーズを細かく設定できます。

ABテストや管理画面設定などの各種代行サービスもあります。

▼公式サイト:https://dlpo.jp


地域性に特化したいなら「どこどこJP」

ユーザーの位置情報に基づくエリアターゲティングが得意で、訪問ユーザーのアクセス元を、地域別でコンテンツを出し分けることができる地域密着型のLPOツールです。

また、不正アクセス対策にも力を入れており、特定の国や地域からのアクセスを制限し、不正アクセス防止ができます。

▼公式サイト:http://www.docodoco.jp


施策管理がしやすい「WebAntenna」

バナーやリスティング広告の効果、自然検索効果の管理が可能です。メルマガやSEOなどの広告運用の施策も一括で計測でき、どの施策からユーザーが訪問したのか一目で把握できます。

表示する情報や機能など管理画面の使いやすさも魅力です。

▼公式サイト:http://www.bebit.co.jp/webantenna/


LPOツールを最大限活用するために事前準備を

LPOツールで目標達成するためには、まずは自社の悩みを洗い出し、いつまでにどれだけの成果を期待しているのか目標を設定しましょう。
次に「ペルソナ設定」を行うことで、より具体的にお客様の考え方や行動をイメージすることができます。

目標・ペルソナ設定によりお客様像を明確にしたら、どんなキーワードで検索し、どんなバナーなどのクリエイティブに反応するかを想像しましょう。

目標や設定を明確にし、かつ自社に合ったLPOツールを導入することで、これまでの悩みが解決されるはずです。

今まで以上のCVRを獲得できるよう、ぜひLPOツールの導入を検討してみてください。


当社はリード獲得のノウハウを反映した LP作成ツール「ferret One for LP」を提供しています。

PowerPointのような操作感で、さらに成果に裏打ちされたBtoB向けのテンプレートも豊富だから誰でも簡単にLPを制作できます。 ご興味のある方はぜひ資料をご覧ください。

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One Tip編集部
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