Facebook広告のターゲティング設定のコツとは?効果を最大化する方法


Facebook広告で、ターゲティング設定を一体どうすれば効果的なのか、迷ったことはありませんか。Facebook広告はターゲティング設定で効果が大きく変化するので、最適な設定を施すことが重要です。

この記事ではFacebook広告のターゲティングについて、種類や設定のコツを解説しています。適切なターゲティング設定の方法を学び、Facebook広告の効果の最大化に役立てましょう。

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目次[非表示]

  1. 1.Facebook広告におけるターゲティングの種類
  2. 2.Facebook広告のコアオーディエンスで可能なターゲティング
  3. 3.Facebook広告のコアオーディエンスは掛け合わせられる
  4. 4.Facebook広告のカスタムオーディエンスで可能なターゲティング
  5. 5.Facebook広告の類似オーディエンスで可能なターゲティング
  6. 6.Facebook広告の目的別おすすめオーディエンス
  7. 7.Facebook広告でのターゲティングのコツ
  8. 8.Facebook広告で効果が出ないとき
  9. 9.Facebook広告のターゲティングを使いこなそう


Facebook広告におけるターゲティングの種類

Facebook広告のターゲティングには下記の3種類があります。

  • コアオーディエンス
  • カスタムオーディエンス
  • 類似オーディエンス


最適なターゲティングを行うためには、それぞれがどういったものか理解することが必要です。以下で解説します。


コアオーディエンス

コアオーディエンスとは、ユーザーがプロフィールで公開している基本情報や、趣味・関心、行動などに基づいたターゲティングを行うものです。
具体的には「地域」「年齢」「性別」「言語」「利用者層」「趣味・関心」「行動」から設定できます。


カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスとは、自社のWebサイトへアクセスしたり、商品やサービスの利用経験があるユーザーをターゲティングするものです。
既存の顧客や見込み顧客に対して広告を配信し、アプローチできます。


類似オーディエンス

類似オーディエンスとは、カスタムオーディエンスをもとに作成したユーザーをターゲティングするものです。既存の顧客や見込み顧客と共通点のあるユーザーにアプローチできます。

人口から、共通点の多さに応じて1~10%の10段階で設定可能です。数値を低く設定するほど、顧客と類似度の高いユーザーが検出されます。


Facebook広告のコアオーディエンスで可能なターゲティング

コアオーディエンスにはシンプルな「基本設定」と、ユーザーの興味に合わせられる「詳細ターゲット設定」があります。


基本設定

基本設定は、「地域」「年齢」「性別」「言語」の4つから設定できます。それぞれどういった設定ができるのか解説します。


地域

都道府県や市町村、または地図上で半径1~80kmを指定できます。
さらに選択した地域のユーザーの中から、「この地域に住んでいる人」「この地域のすべての人」「最近この地域にいた人」「この地域を旅行中の人」を設定可能です。

「この地域に住んでいる人」を指定すると、住民の方をターゲットにできます。


年齢

13~65歳の範囲で、1歳ごとに設定できます。13歳未満は設定できず、65歳以上はひとくくりになります。

若年層向けのサービスでなければ、成人で支払い能力のある18歳以上とするとよいでしょう。


性別

男性、女性、すべての3つから設定できます。特定の性別の方しか使わないものでなければ「すべて」を選びましょう。


言語

日本語や英語など、言語を指定できます。この項目を設定するとプロフィールで言語を設定していないユーザーには広告配信されなくなるため、意図がない限り設定は必要ありません。


詳細ターゲット設定

詳細ターゲット設定は非常に細かく設定できます。おおまかに分けると「利用者層」「趣味・関心」「行動」の3つとなります。


利用者層

利用者層は、学歴・収入・ライフイベント・仕事などユーザーの生活や属性からターゲティングできます。

学歴は出身校や在籍期間などを設定でき、ライフイベントは就職や転勤・結婚などを設定できます。仕事では業界や役職などが指定可能です。
学生向けには出身校や在籍期間を、BtoB向けでは業界を設定するとよいでしょう。


趣味・関心

趣味・関心は、スポーツ・アウトドア・テクノロジー・ビジネス・レジャー・ファッションなど、ユーザーが趣味や関心のあるものからターゲティングできます。

特定の業界にアプローチしたいのであればビジネス・業界を、特定のスポーツにアプローチしたいのであればスポーツ・アウトドアを設定しましょう。


行動

行動は、旅行の頻度や、ユーザーが使用するデバイス・サッカーへの関心・海外駐在経験などからターゲティングできます。

特定のメーカーのモバイルデバイスを使用している人であれば「モバイルデバイスユーザー」を、旅行に関するサービスであれば「旅行」を設定しましょう。


Facebook広告のコアオーディエンスは掛け合わせられる

コアオーディエンスは、項目から複数を選択可能です。選択した項目の両方が一致しているユーザーや、片方が一致しているユーザーにターゲティングできます。


OR設定

選択した項目のいずれかに当てはまるユーザーを抽出できます。ひとつでも一致すれば抽出されるため、大勢のユーザーをターゲットにしたい場合に有効です。


AND設定

選択した項目の両方が当てはまるユーザーを抽出できます。趣味・関心が大きく一致しているユーザーをターゲットにしたい場合に有効です。


除外設定

選択した項目に当てはまるユーザーを除外できます。ターゲットが求めていない項目を除外できるため、ターゲットにしたいユーザー像が明確な場合に有効です。


Facebook広告のカスタムオーディエンスで可能なターゲティング

カスタムオーディエンスでは、顧客情報を持っている必要はありますが、自社の顧客や見込み顧客に対して広告配信を行えます。顧客の電話番号やメールアドレス、FacebookのIDからひとつをFacebookにアップロードすることにより、広告を通してその顧客にアプローチできます。

自社の製品やサービスを利用していたり興味を持っていたりする人にアプローチできるため、購買につなげたい企業はぜひ活用したいところです。

なお、Facebookピクセルという専用タグを埋め込むことで、特定のWebサイトを訪れた人と訪れていない人など、より詳しい行動でターゲティングできます。


Facebook広告の類似オーディエンスで可能なターゲティング

類似オーディエンスでは、カスタムオーディエンスと同様に、自社の顧客情報リストをアップロードしたり、Facebookピクセルを埋め込んだりします。

それによって顧客共通の特徴を見つけ、顧客と同じ特徴を持つ他のユーザーにターゲティングが可能です。

購買の可能性の高い見込み顧客を新たに開拓するのに向いています。


Facebook広告の目的別おすすめオーディエンス

広告を行う目的によって、どのオーディエンスを選択するか決めるとよいでしょう。目的別に、おすすめのオーディエンスを紹介します。


知名度を上げたい

自社の知名度を上げたい場合は、細かな指定ができ、「AND設定」によってターゲット層を絞れるコアオーディエンスがおすすめです。ターゲットを広めに設定することで、多くの方に知ってもらうことが可能になります。


リピーターを増やしたい・見込み顧客にアプローチしたい

リピーターを増やしたい場合や、見込み顧客にアプローチしたい場合には、カスタムオーディエンスがおすすめです。以前商品を購買した顧客やWebサイトの商品ページを訪れた顧客にアプローチでき、その商品の詳細はもちろん、他のおすすめ商品にまつわる広告などを配信できます。

すでに興味を持っている方に広告を配信するため、早期の効果が期待できます。


来店する人を増やしたい

来店する人を増やしたい場合には、過去に店舗を訪れたり、Webサイトの商品ページを訪れたりした人にアプローチできるカスタムオーディエンスと店舗の周辺の地域に絞って広告を配信できるコアオーディエンスの併用がおすすめです。


Facebook広告でのターゲティングのコツ

Facebook広告でのターゲティングは非常に多くの項目から設定できます。そのため、どうすればいいか迷ってしまう方もいるでしょう。
どのように選択すればいいのか、考え方のコツを解説します。


絞り込みすぎない

はじめから数多くの項目を選択しターゲットの絞り込みをすると、ターゲット像が予想と異なっていた場合に優良な顧客を逃すことになります。また、登録していない項目があるユーザーも逃してしまいます。
はじめは絞り込みすぎず、広告配信したあとのデータを確認しながら少しずつ絞っていくようにしましょう。


複数のターゲティングを同時に行う

複数の異なるターゲティングを行うことで、どれがコンバージョン(最終的な成果)につながっているかを比較でき、自社に最も適したものを見つけられます。
場合によっては、適したターゲティングを複数見つけることも可能となります。


Facebook広告で効果が出ないとき

ターゲティングをして広告を配信しても、効果が現れないこともあるでしょう。その場合はどこを改善すればよいのでしょうか。


①ターゲティングを見直す

まずはターゲティングを見直しましょう。自社の製品やサービスとズレがないかもう一度検討をします。
ターゲットがあまりに広すぎる、あまりに絞りすぎている時も調整しましょう。


②広告の内容を見直す

ターゲティングが問題なければ、次は広告の内容を見直します。

Facebook広告はモバイルデバイスで見ることが多いため、情報が多すぎると見にくくなってしまいます。見にくい場合は、見やすくなるように変更しましょう。

内容は、できるだけ具体的な数値を示したり、強く興味を持ってもらえるような見た目や文章にすることが大切です。


Facebook広告のターゲティングを使いこなそう

Facebookは基本的に実名で登録しなければならないため、他のSNSよりも正確なターゲティングが可能です。

Facebook広告のターゲティングを使いこなすことで、最適なユーザーに広告を配信できるでしょう。知名度の向上やリピーターの獲得など、目的の達成に役立ててください。


▼Facebook広告については、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
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One Tip編集部
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