SAML認証とは?SaaS導入時に知っておきたい仕組みやメリット、SSOとの違いをわかりやすく解説

「新しいツールを導入したいけれど、情シスから『SAML(サムル)認証に対応しているか確認して』と言われて困ってしまった……」そんな経験はありませんか?

BtoBマーケティングの現場では、効率化のためにSaaSツールの導入が欠かせません。しかし、企業の規模が大きくなるほどセキュリティ要件は厳しくなり、その中心にあるのが「SAML認証」です。

本記事は、セキュリティの専門知識がないマーケティング担当者や導入担当者の方を対象に、SAML認証の基礎をわかりやすく解説した記事です。 専門用語を噛み砕いて説明しますので、これを読めば、情シス部門やツールベンダーとのやり取りがスムーズになり、自信を持ってツール導入を進められるようになるはずです。

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目次[非表示]

  1. 1.SAML認証とは?
  2. 2.SAML認証で解決できる課題
  3. 3.ferret OneはSAML認証(SSO)に対応しています
  4. 4.まとめ

この記事の要点

  • SAML認証は、1つのID・パスワードで複数のサービスに安全にログインできる仕組みのこと
  • 導入により、ユーザーの利便性向上だけでなく、アカウント管理の漏れを防ぐ強力なセキュリティ対策になる
  • BtoB SaaS選定において、SAML認証への対応は大規模企業への導入可否を左右する重要な指標
  • ferret OneはSAML認証に対応しており、厳しいセキュリティ要件を持つ企業でも安心して利用できる

SAML認証とは?

SAML認証(Security Assertion Markup Language)は、一言で言うと「会社で使っているIDで、複数の外部サービスに安全にログインできる仕組み」です。

従来はサービスごとにIDとパスワードを作成していましたが、SAML認証を利用すると、会社が管理している「IDプロバイダー(OktaやMicrosoft Entra IDなど)」が「この人は間違いなく弊社の社員です」という証明書を各サービスに送ることで、ログインを許可します。

SAML認証を一言で言うと「共通の身分証で入館できる仕組み」

SAML認証は、個別のサービスの鍵を持つのではなく、会社が発行した「共通のICカード(身分証)」で、許可されたすべての部屋(サービス)に入れるようにする仕組みに似ています。

ユーザーは何度もパスワードを入力する必要がなくなり、管理者は「誰がどのツールを使えるか」をひとつの場所でコントロールできるようになります。技術的には「認証情報」をやり取りするための標準規格ですが、マーケティング担当者としては「セキュリティを担保しつつ、ログインの手間を省くための魔法のパス」と覚えておけば十分です。

SAML認証に対応することでできるようになること

SAML認証に対応すると、まずシングルサインオン(SSO)が実現します。PCにログインした状態であれば、ブラウザからferret Oneなどのツールを開くだけで、ID・パスワードの入力なしに業務を開始できます。

また、多要素認証(スマホへの通知や指紋認証など)を会社側で一括設定できるため、万が一パスワードが漏洩しても、第三者の不正アクセスを強固に防ぐことが可能になります。

SAML認証が求められている背景/BtoB SaaS導入時に増えているセキュリティ要件

昨今、多くの企業でSaaS利用が急増し、一人ひとりが管理すべきパスワードの数は限界に達しています。これが原因で、簡単なパスワードの使い回しや、付箋にメモを貼るといったセキュリティリスクが顕在化しています。

そのため、現在の中堅・大手企業では「SAML認証に対応していないツールは、セキュリティ審査を通さない(導入不可)」というルールを設けるケースが一般的になっています。SAML対応は、もはや「あれば便利な機能」ではなく、「ビジネスに導入するための必須条件」となりつつあります。

SAML認証とSSO(シングルサインオン)の違い

よく混同されますが、SSOは「一度のログインですべて使える状態」という「目的(機能)」を指し、SAMLはそれを実現するための「手段(規格)」を指します。

項目

内容

SSO

1回のログインで複数サービスを使える「考え方」

SAML

SSOを実現するための「具体的な技術方式」

SSOを実現する方法には他にもいくつか種類がありますが、現在のクラウドサービス(SaaS)間の連携において、最も安全で主流となっているのがSAML認証です。「SSOを利用したい」と情シスに伝えると、多くの場合「じゃあSAMLで連携しよう」という話になるのはこのためです。

SAML認証で解決できる課題

SAML認証を導入していない状態では、ユーザーにも管理者にも目に見えない「コスト」と「リスク」が発生しています。

これらを解消することで、現場のマーケターは施策に集中でき、情シス部門は安心して権限を委譲できるようになります。具体的にどのような変化があるのか見ていきましょう。

Before ID・パスワード管理がバラバラで「漏洩と手間」が隣り合わせ

SAML認証がない環境では、ツールが増えるたびに新しいパスワードを設定しなければなりません。

  • ユーザーの負担:パスワードを忘れて再発行を繰り返したり、覚えやすい単純な文字列にしたりしてしまいます。
  • 管理の煩雑化:利用ツールの一覧表をExcelで管理するなど、アナログな運用になりがちです。
  • 退職者リスク:社員が退職した際、各ツールの管理画面に入って一つずつアカウントを消し込む必要があり、消し忘れが「元社員による情報持ち出し」という重大な事故につながる恐れがあります。

データ活用 After 一元管理による「安全性とスピード」の両立

SAML認証を導入すると、すべてのコントロール権が会社のID管理システム(IdP)に集約されます。

  • 一元管理の実現:退職者のIDを会社の大元で無効にすれば、ferret Oneを含むすべての連携ツールに即座にログインできなくなります。これが最大のセキュリティ対策です。
  • 利便性の劇的向上:パスワード入力の手間がなくなるため、ツールの活用頻度が上がり、業務効率が改善します。
  • セキュリティチェックの突破:厳しいセキュリティ要件を持つ大手企業との取引や、自社の情報セキュリティ部門の審査がスムーズに進むようになり、導入の足止めを防げます。

ferret OneはSAML認証(SSO)に対応しています

BtoBマーケティングツール「ferret One」は、多くのお客様からのご要望にお応えし、SAML認証によるシングルサインオン(SSO)に対応しています。これにより、マーケティング組織の拡大や、全社的なセキュリティレベルの向上を目指す企業様でも安心して導入いただけます。

主要なIDプロバイダーとの連携が可能

ferret Oneは、多くの企業で導入されている主要なID管理サービス(IdP)と連携可能です。

  • 対応サービス例:Okta、Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)、HENNGE One など

情シス部門の運用負荷を大幅に軽減

ferret OneをSAML認証で運用することで、情報システム部門は個別のツールごとにIDを発行・管理する手間から解放されます。

また、万が一の退職・異動時も、会社側の大元アカウントを停止するだけでferret Oneへのアクセスを遮断できるため、アカウントの消し忘れによる情報漏洩リスクを物理的に排除できます。この「運用のしやすさ」は、情シス部門へ導入の相談をする際に非常に強力な後押しとなります。

セキュリティ要件が厳しい企業様への導入実績も豊富

「SAML認証対応」は、大手企業様や金融・IT業界など、高いセキュリティ基準を持つ組織において導入の「必須条件」となることが多々あります。

ferret Oneは、これまで2,000社以上のマーケティング支援を行ってきた実績があり 、その中で培ったノウハウをもとに、BtoBビジネスに求められる高い水準のセキュリティ機能を提供しています 。 実際に、情報システム部門による厳格なセキュリティ審査をクリアし、多くの組織で安定した運用が続けられています 。SAML認証への対応は、まさに「現場が本当に必要としているツール」を、組織のルールに即した形でスムーズに導入するための強力な後押しとなります。

SAML認証機能は、すべてのプランのお客様に有料オプションメニューとしてご提供しております。詳細はお問い合わせください。

まとめ

SAML認証は、現代のBtoBマーケティングにおいて「安心」と「効率」を担保するための基盤です。この仕組みを導入・活用することで、セキュリティを理由に優れたツールの導入を諦める必要がなくなり、組織全体の生産性を向上させることができます。

ferret Oneなら、エンタープライズ水準の高度なセキュリティ要件にも柔軟に対応可能です。 SAML認証によるID一元管理はもちろん、ISMS認証の取得や強固なインフラ基盤など、情報システム部門が重視する安全性を高いレベルでクリアしています。

これにより、マーケティング担当者はツールの管理やセキュリティリスクへの不安から解放され、本来のミッションである「施策の実行」と「成果の最大化」に100%集中できる環境が整います。営業・CS・マーケ・情シスの全員が、共通のプラットフォーム上で安心してデータを活用できる。それがferret Oneが提供する価値の一つです。

本記事のまとめ:

  • ferret OneはSAML認証に対応しており、強固なセキュリティと利便性を両立

  • 退職者のアカウント削除漏れなどのリスクをゼロにし、情シス部門の統制を強化

  • セキュリティ審査が厳しい大手企業でも、スムーズな導入・運用が可能

  • 煩雑なパスワード管理から解放され、現場のマーケティング業務がより加速する

「自社のセキュリティポリシーに適合するか詳しく確認したい」「情シス向けに提示できるセキュリティ仕様を知りたい」という方は、ぜひ一度、ferret Oneの全容がわかるサービス紹介資料をご覧ください。

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ferret(One Tip編集部)
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One Tipは、BtoBマーケティングに特化した支援サービス「ferret」から生まれた、「リード獲得の打ち手が見つかるメディア」です。 BtoBマーケティングにかかわる人にとって、価値あるコンテンツをお届けしていきます。 Twitter:@ferret_One_

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登録番号 IA180169
適用規格 ISO/IEC 27001:2022 / JIS Q 27001:2023