500エラーの原因とは? 突然起きてしまったときの対処法
500エラーは、サーバー内部でエラーが発生し、アクセスは行えているものの処理が完了しない場合に表示されます。起こっていることや、発生の原因は見た目ではわかりません。そのため、どこがおかしいのか調べて修正しなければなりません。
この記事では、500エラーの原因と対処法について詳しく解説します。
■あわせて読みたい資料:“BtoBマーケティング”を本格的に行いたいという方向け
→BtoBマーケティング実践ガイド
500エラーが起こる原因とは?
500エラーが起こる原因はいくつか考えられます。主なものを紹介します。
PHP やCGI、 .htaccess の記述に誤りがある
PHPやCGI、htaccessの記述ミスによりエラーを発生させることがあります。
PHPとは、プログラミング言語の一種です。CGIとは、WebサーバーがWebブラウザなどからの要求に応じてプログラムを実行する仕組みを指します。.htaccessとは、Webサーバーの動作をディレクトリ単位で指定・制御できる設定ファイルです。
これらの記述に間違いがあると、小さなミスでもエラーが発生する要因になってしまいます。
サーバーの空き容量がわずかである
サーバーに空き容量がほとんどない場合、500エラーの原因になることがあります。
500エラーにならなかった場合も、動作に支障が出てしまうため、空き容量には注意を払わなければなりません。
自動バックアップを使用し、気付かない間に画像や動画などの容量が大きくなっているケースもありますので、定期的に確認する必要があります。
サーバーのメモリが不足している
サーバーには、メモリの設定値が設定されています。これを知らずに、設定されているメモリより大きなファイルをアップロードしようとすると、500エラーが発生します。
容量の大きなファイルをアップロードする前には、設定値がいくつなのかを確認しておきましょう。
アクセスが集中している
アクセスが集中している場合は、503エラーが発生することが多いのですが、500エラーが起こることもあります。具体的には、人気イベントのチケット予約などサーバーへのアクセスが集中している場合にエラーが多く起こります。
サーバーへ過剰な負荷がかかっていることが原因で、サーバー側が自ら落とそうとしている場合に起こるものです。
サーバー側がメンテナンスや再起動を行っている
サーバー会社側のWebサーバーに問題が生じ、500エラーが発生している場合があります。
サーバーのメンテナンスが行われている可能性もあります。これらの事態が起き、再起動が完了するまでの間にアクセスされると、エラーが表示されるのです。
500エラーを解決する方法とは?
500エラーを解決するためには、原因に応じた方法を行なう必要があります。原因別に解決策を紹介します。
プログラムのエラーの場合
編集した記述にミスがあった場合や、バージョンが新しくなりプログラムが動作していない場合に500エラーが発生します。そのため、プログラムの記述を確認し、問題があれば修正しましょう。
バージョンが原因であれば、以前のバージョンに戻すことで解決を図りましょう。
PHP や .htaccess の記述に誤りがある場合
内容を確認し、記述ミスがあれば修正しましょう。WordPressを使用している場合は、プラグインやツールによって自動的に書き換えられていることも考えられます。
ミスの場所が見つけられない場合は、バックアップを取り、.htaccessの初期化によって解消できることがあります。またはアクセス制限の設定やApacheの設定ミス、Digest認証の設定方法などを確認しましょう。
サーバーの空き容量が少ない場合
不要なファイルの削除によって、サーバーの空き容量を増やせます。容量の多いサーバーに変更することによっても、解消が可能です。
どんなサーバーであっても、空き容量が少ないと支障が出てしまいます。まずはデータの整理をし、なお余裕がないのであれば、容量の大きなプランへ契約を変えましょう。
サーバーのメモリが不足している場合
サーバーで設定しているメモリ設定値を確認しましょう。memory_limitの項目がこれにあたります。
メモリの変更方法は、サーバーによって異なります。この値を大きくすることで解消できます。
ただし上限を大きくしすぎてもエラーになるため、変更したあとには反映されているか確認しましょう。memory_limitの項目がない場合には、追記し上限を設定してください。
アクセスが集中している場合
アクセスが減少すれば自然に解消されるため、数分〜数十分程度時間を置いてみるといいでしょう。
頻繁に発生する場合は、高耐久のサーバーに乗り換えるのが一番簡単な解決策です。または負担を減らすためにCDNを使い、アクセスを分散させることでも解消できます。
サーバーがメンテナンスや再起動を行っている場合
メンテナンスや再起動が原因の場合、サーバーのホームページやTwitterアカウントに障害やメンテナンスの情報が掲載されます。まずは掲載がないか確認しましょう。
これが原因であれば改善させる方法はなく、サーバー側の対応や復旧を待つしかありません。
500エラーのSEOへの影響は?
500エラーが短時間であれば、問題ありません。しかし、長時間放置すると、Googleがページの問題だけでなく、Webサイト全体が問題を放置していると捉えてしまいます。品質の低いWebサイトだと判断されてしまい、検索順位を大きく落としてしまう可能性があるのです。今後の評価にも、悪影響を及ぼす可能性もあります。500エラーの原因を特定し、対処を行わねばなりません。
500エラーが起こった時は、原因を突き止め対処しよう
500エラーが起こった場合、原因を突き止め適切な対処をする必要があります。
慌ててしまいがちですが短時間のエラーであれば大きな影響はありません。落ち着いて原因を探し、改善を行いましょう。
弊社「ferret」はBtoBマーケティングを総合的にサポート。マーケティングツールやコンサル・代行支援など、幅広いサービスの中から貴社に最適な解決策を柔軟にご提案します。
CMSやMAなどのツール、戦略設計、Webサイト制作、コンテンツ制作など、マーケティングにお困りごとがある方はぜひ資料をご覧ください。