Web集客の流入チャネル、どこを改善すればいい?


Webサイトを立ち上げたものの、思うように集客ができていない場合、どのチャネル(流入経路)を改善していけばいいでしょうか?

訪問者数を増やすために取れる選択肢は、大きく3つあります。

伸ばす:伸びている流入元からのアクセスをさらに増やす

改善する:落ちている流入元からのアクセスを改善する

はじめる:対策していない流入元からのアクセスを仕掛ける

今回はこの中の「改善する」と「はじめる」ための方法を解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.キーワードボリュームを把握する
  2. 2.競合サイトの集客手法を知る
  3. 3.自社サイトの流入状況を知る
  4. 4.改善すべきチャネルを決める


キーワードボリュームを把握する

まず、自社ビジネスの市場となる領域に、どれくらいの検索ニーズが存在するのかを調べてみましょう。有名なツールとしては、Googleキーワードプランナーがあります。

キーワードの検索されている回数や、関連するワードを調べることで、市場の規模感を調べることができます。自社の事業に結びつくキーワードが、どれくらいのユーザーに検索されているのかを調べてみましょう。

Googleキーワードプランナー

ここで確認するのは、事業にとってメインとなるキーワードの検索ボリュームはどのくらいあるのか、ということです。推奨入札単価などの情報は、この時点では無視してしまっても大丈夫です。

もしキーワードの月間表示が1000回以下のものしか無い場合は、類似キーワードでもボリュームを調べましょう。


競合サイトの集客手法を知る

次に、競合サイトがどのような流入経路でサイト集客をしているのかを調査しましょう。次のようなツールが役に立ちます。

SimilarWeb(シミラーウェブ)


このツールは、どこから(流入チャネル)、どれくらいのユーザーが競合サイトに訪れているか、を把握できます。(※ただし、このツールのデータが100%正しいとは限りません)

調査可能な流入チャネルは下記の6チャネルです。

ここで確認することは、競合サイトの流入数と、チャネル別流入比率です。競合がどのような手法をとっているのかを確認しましょう。


自社サイトの流入状況を知る

キーワードボリュームと、競合の流入状況を調べたら、最後に自社サイトの流入分析をしてみましょう。アクセス解析ツールを使う事で、サイトの成果を把握することができます。

上で行なった競合調査の結果と照らし合わせるために、同様の流入チャネルとチャネル別のCV数、CVRを確認してみましょう。この記事では、アクセス解析ツールの定番とも言える、Google アナリティクスを元に書いていきたいと思います。

Google Analytics


調査可能な流入チャネルは以下の8チャネルです。


ここでは、

  1. 自社サイトの流入数
  2. チャネル別流入比率
  3. チャネル別のCV数とCVR

を調べてみましょう。


改善すべきチャネルを決める

改善のためのステップとして

  1. どのチャネルから施策を行うか
  2. どの施策にどのくらいリソース配分を行うか
  3. それは、いつまでに実行するか

を決めていくのがよいでしょう。


まずは、以下のポイントを考慮しつつ、改善すべきチャネルを決めていきましょう。

  1. オーガニック検索で、今後どのくらい伸びる可能性があるか
  2. 競合が集客に成功していて、自社でできていない集客手法は何か
  3. 競合と比較して、チャネル別で著しくCVRが低いチャネルは何か

キーワードボリュームはあるのに、オーガニック検索での流入が少ない場合は、SEO対策を見直してみましょう。競合が獲得しているキーワードも参考になります。

オーガニックの流入が伸びない原因として、そもそもコンテンツ数が少ないことも考えられるので、コンテンツの定期的な更新はしていきたいところです。また、オーガニック検索の順位は、記事を公開してもすぐには上がらないので、見るタイミングは気をつける必要があります。


競合が集客に成功していて、自社でできていない手法がある場合、まずは自社で取り入れられるかから検討してみましょう。例えば、莫大な広告費などをかけていそうな場合は、自社での取り組みは難しい、といったパターンもあるでしょう。

競合と同じような手法を取っていても、CVRが低いものがあれば、「なぜうまくいっているのか」の視点で見てみましょう。ヒントが見つかるかもしれません。


改善すべきチャネルが決まれば、あとはリソース配分と期日の設定です。効果測定をする期間を定めて、PDCAを回していきましょう。

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One Tip編集部
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One Tipは、Webマーケティングツール「ferret One」から生まれた、「リード獲得の打ち手が見つかるメディア」です。 BtoBマーケティングにかかわる人にとって、価値あるコンテンツをお届けしていきます。 Twitter:@ferret_One_

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