【編集部が解説】SEOで狙うべきGoogle検索ボリュームの目安とは


「どのくらいの検索ボリュームがあるキーワードに取り組めばいい?」
「上位表示ができるキーワードの検索ボリュームの目安は?」

検索ボリュームを知ることで、キーワードの難易度を客観的に判断できます。

今回は、検索ボリュームの目安と対策、調べるためのツールについて解説します。

■合わせて活用しよう:5ステップでキーワード選定ができるワークシートです
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目次[非表示]

  1. 1.検索ボリュームの目安と対策
  2. 2.検索ボリュームの調べ方とは?
  3. 3.検索ボリュームのキーワード選定への活かし方
  4. 4.自サイトが取り組むべき検索ワードのボリューム目安を知ろう


検索ボリュームの目安と対策

検索ボリュームの目安と対策


検索キーワードは、検索ボリュームの数値によって3つに分類されます。

数値は明確に定義されていないため、あくまで目安でしかありません。検索ボリュームの目安と特徴を知ることで、自社で取り組むべきキーワードかどうか、上位表示させるためにはどうしたらいいかを判断できます。

以下より、3つのキーワードにおける検索ボリュームの目安と対策、また、検索ボリュームが0の場合の対策を解説します。


スモールキーワードの場合

スモールキーワードは検索ボリュームが約100〜1,000のキーワードをいいます。ロングテールキーワードとも呼ばれます。2〜3の複数の単語を組み合わせたキーワードで、検索者のニーズが明確です。

スモールキーワードで記事を1つ、2つ作っても、サイトへの大幅なアクセス増加は見込めません。そのため、サイトへの流入数を増やすには、スモールキーワードで狙った記事を多く作成して流入の入口となるページを増やす必要があります。

内容はビッグキーワードを深堀した専門性の高い情報が必要です。スモールキーワードはサイトを立ち上げたばかりの頃に取り組むべきキーワードで、競合が少ないため、ドメインパワーが弱くても記事単体で上位表示が狙えます

例)「seo 順位」「検索 キーワード 調べ方」


ミドルキーワードの場合

ミドルキーワードは、約1,000〜10,000の検索ボリュームがあるキーワードです。

スモールキーワード同様、2〜3語の複数からなるキーワードが多く、興味関心が限定されるようなものであれば、単一ワードの場合もあります。ニーズがはっきりしており、検索ボリュームも安定した流入が見込める数値のため、上位表示を狙うべきキーワードです。

ミドルキーワードはディレクトリ構造内のカテゴリーページで対策します。スモールキーワードより難易度が高いため、スモールキーワードで狙った記事の評価が高まってから作成するのがおすすめです。

評価の向上に伴い、ドメインパワーが強くなり始めているため、ミドルキーワードでの上位表示を狙えます。

例)「btob マーケティング」「web ライティング」


ビッグキーワードの場合

ビッグキーワードは、10,000以上の検索ボリュームがあるキーワードです。

1単語の場合が多く、競合も狙っているキーワードのため、簡単には上位表示できません。しかし、ビッグキーワードで上位表示ができれば、アクセス数が大幅に増加し、高いブランディング効果が期待できます。

ビッグキーワードは網羅性の高い、まとめ記事がおすすめです。スモールキーワードやミドルキーワードの記事を増やし、それらを内部リンクでつないで、上位表示を狙います

Googleは良質なリンクを高く評価するため、関連性の高い記事から被リンク数が増えれば、ビッグキーワードで狙った記事の評価を同時にあげられるからです。

ビッグキーワードで上位表ができても、油断しないよう注意が必要です。アクセス数が増えてもコンバージョンに繋がらなければ意味がありません。さらに、すぐに離脱するようなページでは、検索エンジンからの評価が低下し、検索順位は下がってしまいます。

ビッグキーワードの上位表示は長期戦です。こまめに内容を確認し、ユーザーの利便性にあったページを維持する必要があります。

例)「マーケティング」「seo」


検索ボリューム0の場合

キーワードの中には検索ボリュームが0の場合があります。そのキーワードで検索するニーズがない状態です。ニーズがないため、記事を作成し、上位表示されたとしても検索してもらえないため、検索流入が見込めません。

それでも、自社のコンバージョンに繋がりそうであれば書くのがおすすめです。

例えば、検索ボリューム0のキーワードは、潜在層キーワードの可能性があります。人が検索する際、自己の課題を認識した顕在層の場合がほとんどですが、潜在層のキーワードにも対策が必要です。

顕在層の記事から潜在層の記事へリンクを繋ぎ、課題を認識させることで、コンバージョンへの導線を作れます。


検索ボリュームの調べ方とは?

自社が取り組もうと思っているキーワードがどれくらいの検索ボリュームなのか、ツールを使って調査できます。

以下より、人気のあるツールを3つ紹介します。それぞれの特徴を知り、自分が使いやすいツールを見つけてください。


Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Google提供の信頼性が高いツールです。検索ボリュームの他にも競合性、関連キーワード、入札単価などが調査できます。関連キーワードは検索ボリュームまで一気に確認できるため効率的です。

Google広告出稿者向けに提供されているツールのため、競合性はリスティング広告における競合性として表示されます。

キーワードプランナーで競合性が低いからといって、必ずしも自然検索でも競合性が低いわけではありません。

検索ボリュームは、Google広告に出稿していなければ、100〜1,000のように曖昧な数字で表示されますが、初心者の方で、キーワードの上位表示がどのくらい難しいかを把握するには十分です。

URL:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/


aramakijake


aramakijakeは、キーワードを検索画面に入力するだけで、GoogleとYahoo! 両方の検索ボリュームを確認できます。

キーワードプランナーと違い、検索ボリュームは具体的な数値で表示されます。

GoogleとYahoo! の月間検索数を予想する「検索数予測ツール」や、競合サイトが特定のキーワードでどのくらいアクセスされているかがわかる「競合検索数予測ツール」など幅広い情報を獲得可能です。

キーワードが一つずつしか調べられず、手間がかかってしまうデメリットはあります。

URL:https://aramakijake.jp/


Ubersuggest


Ubersuggestは、SEO分析に役立つ機能が充実したキーワード提案ツールです。

検索ボリューム、サジェストワード、難易度、競合ページの被リンク数、ドメインランクなどさまざまな情報を調査できます。

SEO難易度は数値で把握でき、初心者にもおすすめです。

無料利用の場合は1日3回までしか検索できません。表示される数値も限定的です。頻繁に検索する場合や、SEOに関する多くの情報を知りたい場合には有料で利用しましょう。

URL:https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/


▼検索ボリュームの調べ方について、詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください
検索ボリュームの調べ方とは?おすすめツール5選


検索ボリュームのキーワード選定への活かし方

検索ボリュームをキーワード選定にどのように活かしていくかを解説します。ポイントは以下の2点です。

  • 検索ボリュームが少なくてもコンバージョン率が高いものから始める
  • 検索ボリュームの多さにとらわれすぎない

ポイントを理解し、自社のキーワード選定に役立ててください。


検索ボリュームが少なくてコンバージョン率が高いものから始める

記事を作成する以上、最終的にはコンバージョンにつなげることが重要です。キーワードを選定する際には、検索ボリュームが少なく、競合に勝って上位表示できるキーワードから始めましょう。

その中でも、自社のコンバージョンにつながるものを選びます。検索ボリュームが10,000あって流入が増えても、コンバージョン0なら意味がありません。検索ボリュームが100でコンバージョンが50%の方が、高い効果を得られます

特にBtoBは検討期間が長く、その間に課題解決のために検索するキーワード数は多くなります。そのため、「SEO 対策 自分で」「SEO キーワード 選び方」「SEO 被リンク」など、必然的にボリュームの少ないロングテールキーワードを狙うのが一般的です。

それらのキーワードを検索しているのは顕在層のため、少ない検索ボリュームでもコンバージョンにつながりやすいメリットがあります。

検索ボリュームが少ないキーワードは、十分に上位表示が狙えるキーワードです。ツールの数値だけで判断するのではなく、検索ユーザーのニーズをしっかり読み取りましょう。


検索ボリュームの多さにとらわれすぎない

検索ボリュームが多ければ、必ず流入が見込めるというわけではありません。検索ボリュームが多いキーワードは、競合も強く、上位表示が困難です。豊富な資金と人材をかけてSEOを施してくる大企業が相手では敵いません。

その結果、検索者が多くいても、自社サイトへの流入はまったく増えない可能性があります。

また、検索ボリュームが多いキーワードは、さまざまなニーズを持った人が検索するため、コンバージョンにつながりにくい特徴があります。検索ボリュームの多さにとらわれすぎず、デメリットを理解しておきましょう。


自サイトが取り組むべき検索ワードのボリューム目安を知ろう

キーワードは検索ボリュームの数によって3つに分類されます。それぞれのキーワードで上位表示を目指すための対策は以下の通りです。

  • スモールキーワードは専門性の高い記事をできるだけ多く作成し、Googleからの評価をあげ る
  • ミドルキーワードは、スモールキーワード記事の評価が高まってから作成する
  • ビッグキーワードは、スモールキーワードとミドルキーワードの記事から内部リンクを貼ることで、上位表示を目指す

自社のサイト運営状況によって、取り組むべきキーワードのボリューム目安は異なります。今回の記事を参考に、自社のキーワード選定に活かし、サイトの上位表示を目指しましょう。

また、上皮表示には、そもそも正しいキーワード選定ができているかも重要です。こちらのシートで選定のコツも把握しておくとさらに効果的です。ぜひご活用ください!
直接記入して使える!SEOキーワード選定シート

  直接記入して使える!SEOキーワード選定シート キーワード選定は、サイトの構造決定やコンテンツの作成などあらゆる工程における土台となるため、SEOにおいて欠かせないタスクです。 本書では、初心者の方向けに『具体的な手順』や『キーワードをどのように選ぶのか』について、フレームワークを用いて解説しております。 ぜひお気軽にご覧くださいませ。 BtoBマーケティングのお困りごとをまるっと解決「ferret」



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