検索ボリュームの調べ方とは?おすすめツール5選
検索ボリュームは、GoogleやYahoo! などの検索エンジンで検索された回数のことです。
キーワードのポテンシャルを計るための指標で、通常月ごとの「月間検索ボリューム」を用いて表示されます。検索ボリュームの大きなキーワードで上位表示できれば、多くのアクセス獲得につながります。
企業の決算の時期には導入を検討しているサービスの検索ボリュームが増加したり、季節に関するキーワードであれば、その時期になると検索ボリュームが増加したりと、検索ボリュームの量は常に一定ではありません。そのため、現在の数字だけでなく推移を踏まえた調査が重要です。
この記事では、検索ボリュームを調べる方法やキーワードの選定方法などを解説しています。
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目次[非表示]
検索ボリュームの調べ方①Googleキーワードプランナー
Google広告の管理画面から利用でき、月間平均検索ボリュームや競合性・入札単価などが表示されます。Googleが提供しているため、高い信頼性があると認識されています。
注意すべき点は、一定以上の広告を出稿していない場合は検索ボリュームの正確な数値がわからないことです。また、「1,000~1万」など、おおよその数値しかわからない点もデメリットと言えます。
【利用手順】
- Google広告アカウントを取得しログイン
- ツールからキーワードプランナーを選択
- 「新しいキーワードを見つける」を選択
- 調べたいキーワードを入力
- 「結果を表示」をクリック
【費用】
Google広告に出稿していれば全機能無料で使える
【公式サイト】
リサーチツールを使って適切なキーワードを選びましょう | Google 広告
関連記事:【無料で使える】Googleキーワードプランナーの使い方とは?検索ボリュームの調べ方
検索ボリュームの調べ方②Ubersuggest
検索ボリュームやSEOでの上位が表示する際の難易度を、数値として割り出します。
1度に複数のキーワードの検索ボリュームは調べられません。無料会員の場合、検索できるのは1日に3回までです。数多く調べたい場合には、無料版より検索可能回数の多いGoogle Chromeの拡張機能版を導入するか、月額2,999円~の有料会員契約が必要です。
検索したいキーワードが多い場合には、「キーワードプランナー」や「aramakijake.jp」などの利用をおすすめします。
【費用】
無料版の検索回数は1日3回。7日間の無料お試しあり
- パーソナル :月額2,999円 買切り29,990円
- ビジネス :月額4,999円 買切り49,990円
- エンタープライズ:月額9,999円 買切り99,990円
【公式サイト】
無料キーワード提案ツール UbersuggestでSEO対策 (neilpatel.com)
検索ボリュームの調べ方③aramakijake.jp
ブラウザ上で利用できる、無料のツールです。
Googleだけでなく、Yahoo! の検索ボリュームも調べられます。使い方がわかりやすく、専門的な知識がなくでも操作に困らない傾向があります。ただし、1度に複数のキーワードは調べられません。
キーワードごとの1〜50位の月間検索ボリュームや、「関連語」「月間推定検索数」「検索順位別の月間検索アクセス予測数」を確認できることが特徴です。
【費用】
完全無料
【公式サイト】
キーワード検索数 チェックツール|無料SEOツール aramakijake.jp
検索ボリュームの調べ方④ruri-co(ルリコ)
ブラウザ上で利用できる無料のツールで、キーワードの選定に役立ちます。
検索キーワードと類似するキーワードの検索ボリュームが一覧で表示されるとともに、競合サイトが抑えていないキーワードを認識できることが特徴です。
検索回数の制限がなく、会員登録などの手間もありません。ただし、キーワードによっては、検索ボリュームが表示されない場合があります。
【費用】
完全無料
【公式サイト】
【ruri-co(るりこ)】コンテンツマーケティング・SEO用記事の調査ツール (biz-samurai.com)
検索ボリュームの調べ方⑤ahrefs(エイチレフス)
サイトの被リンク調査など、SEO分析が可能なツールです。自サイトの改善点や、他サイトの施策などを見つけるのに役立ちます。独自のクローラーの運用により、他では把握できないデータを得られることが特徴です。
ツール使用料は各プランで異なり、一番安いプランは月額$99です。検索ボリュームだけを知りたい人には向きません。
【費用】
- ライト :月額99$
- スタンダード :月額199$
- アドバンス :月額399$
- エンタープライズ:月額999$
【公式サイト】
SEOの被リンク分析・競合調査ツール | Ahrefs(エイチレフス)
キーワード選定のための検索ボリュームの調べ方
検索ボリュームは、SEO対策に活用できます。ここでは、キーワード選定を目的とした検索ボリュームの調べ方のを紹介します。
- メインキーワードの選定
- 複合キーワードのリストアップ
- 検索ボリュームの調査
①メインキーワードの選定
サイトのテーマを明確にして、テーマと関連性の高い1語のメインキーワードを挙げます。
メインキーワードは検索ボリュームが非常に多いため、検索結果で上位を獲得するのは困難です。メインキーワードと関連性があり、検索ボリュームがあまり多くないキーワードの組み合わせを探すのがおすすめです。
②複合キーワードのリストアップ
2~3語の複合キーワードをリストアップするには、無料のキーワードリサーチツール「ラッコキーワード」が役立ちます。
キーワードを入力し検索すると、入力ワードに関連した複合キーワードが数多く表示されます。このリストを保存することで、検索ボリュームの調査が可能です。
③検索ボリュームの調査
Googleキーワードプランナーなど、検索ボリュームを調べられるツールを活用します。検索上位が目指せそうな複合キーワードが見つかれば、それをテーマに記事を作成しましょう。
どのような検索ボリュームの複合キーワードをテーマにするかは、サイトの運営状況で決めることをおすすめします。
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関連記事:Googleの月間検索ボリュームとは?データを生かしたキーワード選定方法
【サイト状況別】検索ボリュームを活用したキーワード選定方法
キーワードを洗いだして検索ボリュームを調べたら、サイトの状況に応じて、どのキーワードから対策するのか優先順位を決めなければなりません。
サイトの状況とは、運営状況や成長フェーズのことです。サイト開設直後に、検索ボリュームの非常に大きなキーワードをテーマに記事を作成しても上位表示されづらく、アクセス数が見込めません。
ここでは、サイトの状況に応じたキーワードの選定方法を紹介します。
- サイトを立ち上げてすぐはロングテールキーワード優先
- アクセスが増えてきたらミドルキーワードにも挑戦
- ミドルキーワードで上位表示されるようになればビッグキーワードに挑戦
①サイトを立ち上げてすぐはロングテールキーワード優先
サイトを立ち上げてすぐの時期は、検索ボリュームの小さな「ロングテールキーワード」で上位表示を狙いましょう。実績が少なく、評価の低い時期にビッグキーワードの記事を書いても、上位表示される可能性は低い傾向があります。
まずはキーワードごとの検索ボリュームを調べて、検索ボリュームが「100〜300」程度のロングテールキーワードで上位表示されるよう実績を重ねましょう。
成果が現れたらミドルキーワード、ビッグキーワードと段階を重ねていくことをおすすめします。
ロングテールキーワードの明確な定義はありませんが、一般的に検索ボリュームが「100~300」程度のものです。サイトを訪れるユーザーの数は少ないものの、上位表示の難易度は低いため、確実に一定数の流入が見込めます。また、ロングテールキーワードは具体的なニーズに近く、コンバージョンが高い傾向があります。
②アクセスが増えてきたらミドルキーワードにも挑戦
ロングテールキーワードの記事で上位表示されるケースが増加し始めたら、徐々に難易度が高いミドルキーワードに挑戦しましょう。
ロングテールキーワードとビッグキーワードの間に位置する、キーワードのことです。検索ボリュームは「1,000」程度が目安です。
③ミドルキーワードで上位表示されるようになればビッグキーワードに挑戦
ミドルキーワードの上位表示は、検索エンジンからのサイト評価が高い証明です。検索ボリュームが1,000を超える、ビッグキーワードへの挑戦を検討しましょう。
ビッグキーワードで上位表示を狙うには、これまでに作成して上位表示された個別記事へのリンクを束ねて紹介する「まとめ記事」がおすすめです。
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関連記事:【編集部が解説】SEOで狙うべきGoogle検索ボリュームの目安とは
関連記事:文章が苦手な人でも書ける!Webマーケティングのためのライティングポイントまとめ
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まとめ:検索ボリュームの調べ方はツールでOK
検索ボリュームを調べられるツールは、主に以下のとおりです。
- Googleキーワードプランナー
- aramakijake.jp
- ruri-co
- Ubersuggest(無料版あり)
- ahrefs
今回紹介した5つのツールはahrefsを除いて、無料で利用できます。機能面は有料のツールには及ばないものの、検索ボリュームを調べることでキーワードの抽出が可能です。検索ボリュームの正確な数字が知りたい場合は、Google広告に出稿してGoogleキーワードプランナーを利用しましょう。
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