コーポレートサイトにおすすめのテンプレートとは?失敗しない構成のポイント


コーポレートサイトは、経営理念や採用情報、どのような取り組みを行っているのかなどを社内外へ向けて発信するWebサイトのことです。Web上での名刺のような役割を果たしてくれ、企業のイメージアップや信頼感に繋がります。

ここでは、コーポレートサイトを作成するのに適したテンプレートや構成について説明します。

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目次[非表示]

  1. 1.コーポレートサイトのテンプレートを選ぶ基準
  2. 2.コーポレートサイトにおすすめのテンプレート
  3. 3.テンプレートでコーポレートサイト制作する3つのポイント
  4. 4.テンプレートを使ってコーポレートサイト制作した事例3選
  5. 5.まとめ:CMSのテンプレートを利用して効果的なコーポレートサイトを制作しよう


コーポレートサイトのテンプレートを選ぶ基準

テンプレートは、ページ全体のレイアウトやデザインを変更するツールやひな形のことで、誰でも簡単に統一感のあるWebサイトを作成できる便利なものです。

コーポレートサイト用のテンプレートを選ぶ時にはさまざまな基準があります。


日本語対応している

テンプレートには海外で作られたものもあります。英語で説明が記載されている場合、簡単な使い方はよくても、カスタマイズなどの複雑な機能に関しては、理解するのに時間がかかってしまいます。

また、日本語に対応していないものを使うとフォントが崩れることもあるので、事前に確認をしておきましょう。


操作性が高い

テンプレートは初心者でも利用しやすい作りになっている場合がほとんどです。しかし、欲しい機能にプラグインが必要となると、ある程度の専門知識がないと作成や更新ができなくなってしまいます。

ユーザーにとっての操作性も重要です。デザインに捉われて、文章が読みずらい、問い合わせページに辿り着けないとなっては本末転倒です。


レスポンシブ対応している

レスポンシブ対応は、パソコンやスマートフォンなど、アクセスしたデバイスに合わせて自動で画面サイズが変更される機能のことです。限られたデバイスにしか対応していないテンプレートを選んでしまうと、正しく表示がされず、ユーザーはサイトを離脱していきます。

企業にとっても、PC用とスマホ用でサイトを別々に2つ作成するとなると、コストも2倍になってしまいます。はじめからレスポンシブ対応のものを選ぶのがおすすめです。


商用利用が可能である

テンプレートも、営利目的で利用する際は必ず商用利用が可能か確認が必要です。

商用利用可能と記載があっても、初めからテンプレートの中にクレジットが表記されていたり、サイト内にリンクを貼り付ける条件付きのテンプレートもあります。

サイトが完成した時に、イメージしていたものと雰囲気が変わってしまった、とならないよう、利用する前には利用規約にしっかり目を通しましょう


SEOに対応できる

SEOは、Googleなどの自然検索結果で上位に表示されるように行うマーケティングのひとつです。SEOに対応しているテンプレートでは、レスポンシブデザイン対応だったり、ページの表示速度が速いなどの機能が付帯しています。

しかし、検索上位に表示されるにはコンテンツの質が最も重要です。SEO対応のテンプレートを使っておけば大丈夫ということではなく、対策が行いやすくなるものとして利用しましょう。


デザイン性が高い

テンプレートの強みは、簡単におしゃれで統一感のあるWebサイトが作成できることです。人は視覚からの多くの情報を得るため、テンプレートに使われている色彩やデザインで自社へのイメージを印象づけることもできます。

特に海外のテンプレートは、独創的で日本製にはないカラフルなデザインも多く、他の企業と被らないコーポレートを作成したい時におすすめです。


コーポレートサイトにおすすめのテンプレート


テンプレートはたくさん配信されており、機能や適した業種もさまざまです。ここでは、コーポレートサイトで使いやすいおすすめのテンプレートを紹介します。


WordPress(ワードプレス)

まずはWordPressのテンプレートを3つ紹介します。


TCD:幅広い業界で利用される国内シェアトップクラスのテンプレート

TCDは、国内でもっとも多く利用されています。テンプレートが豊富で、法律事務所や飲食店など業種別にテーマ分けされています。自社のイメージに合うものがきっと見つかるでしょう。

自社のサイトであれば、一度購入したテンプレートの使い回しも可能なので、コーポレートサイト以外でも活用ができます。

サイトに訪れたユーザーのコンバージョン率アップも考えて作られているため、会社の認知度をあげたい企業にもおすすめです。


Emanon:中小企業が簡単に作成できるビジネスサイト用テンプレート

Emanonは、中小企業や個人事業主に向けたWordPressテンプレートです。

集客ができないという悩みに対応して、簡単にメルマガ登録フォームを設置出来るなど初心者にも操作しやすい仕様になっています。レスポンシブにも対応しているので、サイトを複数作成する必要もありません。

プランは4つありますが、無料版でも有料版のテンプレートを試してみることができます。


LIQUID PRESS:コーポレートサイト用のWordPress公式テンプレート

LIQUID PRESSは、WordPressが定めたセキュリティなどの基準をクリアしたWordPress公式有料サポートテーマに認定されています。

テンプレートテーマには、コーポレート用も用意されています。企業ロゴはもちろん、Google Mapsの地図やコンテンツ、SNSアカウントなども表示できるので、初めてのコーポレート作成でも迷いません。

プラグイン不要で多言語に対応できるのも、グローバルに活動している企業には嬉しい機能のひとつです。


Wix(ウィックス)

続いては、Wix(ウィックス)のテンプレートを3つ紹介します。


広告&マーケティング:シンプルな配色とスマートなデザインのテンプレート

シンプルなデザインがですが、配色や画像で目を引くテンプレートが多いです。

文字が読みやすいので、多くの情報を伝えたい企業コーポレートサイトにおすすめです。

広告&マーケティングホームページテンプレート|Wix


IT&アプリ:IT企業やコンサルタントに適したスタイリッシュなテンプレート

大胆な色使いと、テキストが強調されたテンプレートです。

落ち着いた印象なので、IT企業など信頼感を得たい企業はチェックしてみてください。

IT &アプリホームページテンプレート|Wix


不動産:建設会社に最適なデザイン性の高いテンプレート

不動産関係の企業向けのテンプレートです。

戸建て・マンション・内装など、さまざまな画像を使ったテンプレートが用意されています。不動産関係以外の企業でも利用しやすくなっています。

不動産ホームページテンプレート|Wix


Drupal(ドルーパル)

最後に、Drupal(ドルーパル)よりおすすめのテンプレートを3つ紹介します。


skeleton:初心者でも扱いやすいシンプルなテンプレート

skeletonは、Drupalの中でもシンプルでカスタムがしやすいテーマです。

Wordpressのskeletonに似せたテーマとなっているので、利用したことがある方であればスムーズに操作できるでしょう。

14個のリージョン設定とColorモジュール設定で比較的に自由にデザインを決められるため、同じテーマを利用しても独自のコーポレートが作成できます。


Business:ビジネスに必要な機能が十分に実装されたテンプレート

Businessは、ビジネスサイト向けに作られたシンプルなテーマです。

12個のリージョン設定となっており、skeletonと比べて見やすさを追及したデザインとなっています。

複数のドロップダウンメニューやパンくずリストなど、ビジネス用サイトに必要な機能に対応していますが、920px固定幅や1〜2カラムの設定条件もあるので選ぶときには注意しましょう。


Corporate Clean:最高品質のサイト制作も可能

Corporate Cleanは、名前の通りコーポレートサイトにおすすめのテーマです。

Colorモジュール設定対応で、コーポレートカラーでサイトを作成することもできます。レスポンシブ対応やパンくずリスト・ドロップダウンメニューなど、上記のBusinessに付帯していた機能はこちらでも利用可能です。

サイトを作成する時に必要な機能は備わっているので、テンプレートで迷っている方は検討してみてください。


テンプレートでコーポレートサイト制作する3つのポイント


コーポレートは、ただ企業情報を掲載すればいいものではありません。テンプレートを使ってコーポレートサイトを作る時に注意してほしいポイントを3つ解説します。


1.サイト制作の目的を明確にする

コーポレートサイトの目的は「どのような企業かを知ってもらう」ことです。所在地や業務内容と合わせて、コラムやお客様の声を掲載することで、企業イメージのアップになります。

紙媒体とは異なり、Web上での発信はリアルタイムで更新ができ、常に新しい情報を提供することができます。


2.ターゲット・ペルソナを明確にする

自社の情報を発信したい相手によって、どんな情報を掲載する必要があるのかも変わってきます。

潜在顧客にはサービス内容、求職者には社風、というように、ターゲットとなるユーザーを明確に設定することで、コーポレートサイトの重点をどこに置くべきかはっきりさせましょう。


3.SEO対策をする

コーポレートサイトから即座に利益に繋がることはほぼありません。しかし、自社の名刺でもあるサイトを見てもらうことで、興味や安心感を持ってもらうことができます。

そのためには、SEO対策を行ってサイトへのアクセス数を上げることが必要になります。レスポンシブ設定以外にも、上位キーワードを意識したコンテンツ作成や、パンくずリストなどの内部リンクを設定するなど、多くのユーザーにアクセスしてもらいやすい環境を整えていきましょう。


テンプレートを使ってコーポレートサイト制作した事例3選


ここでは、テンプレートを使用したコーポレートサイトの事例を3つ紹介します。


WordPress:株式会社カカクコム

「価格.com」や「食べログ」でお馴染みの株式会社カカクコムは、サイト全体にWordPressを導入しています。コーポレートサイトには投資家向けにIRニュースを掲載しています。

Webサイト:株式会社カカクコム


Wix:イデタ株式会社

商業施設開発や再生コンサルティングなどを行っているイデタ株式会社のコーポレートサイトです。日本語の文章の下に英語での表記をしたり、洗練されたデザインで印象に残るテーマです。

Webサイト:イデタ株式会社


Drupal:パナソニックコネクト株式会社(旧:コネクティッドソリューションズ社)

パナソニック機器の開発・製造・販売を行っているパナソニックコネクト株式会社の、Drupalのテーマを利用したコーポレートサイトです。色彩の統一と適所に画像や動画を取り入れることで、ユーザーにとって見やすいページになっています。

参考:導入事例: パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社様|Drupal


まとめ:CMSのテンプレートを利用して効果的なコーポレートサイトを制作しよう

テンプレートを利用すれば、簡単にデザイン性のあるコーポレートサイトが作成できます。

見栄えだけに意識を向けずに、機能や操作性にも注目してテンプレートを選ぶことで、企業の魅力を多くのユーザーに伝えることができます。

この記事を参考にして、利益に繋がるようなコーポレートサイトを作成してみてください。

▼コーポレートサイトについては、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
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ferret(One Tip編集部)
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