503エラーとは?発生する原因と事前にできる3つの対策


「503エラーってなんだか対応が大変そう…」と思っていませんか?

503エラーは、出る前からしっかりと対策をしておくことで防げるものもあります。503エラーが出ることは、機会損失にもつながるので、事前に対策しておくと安心です。

そこで、この記事では503エラーが出てしまう原因や対策について解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.503エラーとは?
  2. 2.503エラーが出てしまう主な原因はアクセス集中
  3. 3.503エラーを防止する3つの対策
  4. 4.503エラーが出た際の解決策とは?すぐに復旧可能か
  5. 5.503エラーを理解し、日々対策をしておこう!


503エラーとは?


503エラーとは、Webサーバーへの負担が大きすぎることで停止してしまい、閲覧できなくなってしまったときに表示されるエラーです。

サービスが一時的に利用不可の状態になっている場合、機会損失にもつながってしまいます。自社サイトは、503エラーが出ないように対策しておくべきでしょう。


503エラーが出てしまう主な原因はアクセス集中


503エラーが出てしまう主な原因は、Webサーバーへのアクセスが集中して、負荷がかかりすぎることによってリクエストを処理できないことです。

特定のサイトへ同時アクセスがあり、Webサーバーがキャパオーバーになってしまった状態に、多く発生します。

例えば、SNSでバズったり、テレビやニュースで取り上げられたりすることによって、多くのユーザーが瞬間的に特定のサイトへアクセスしようとした時などです。


503エラーを防止する3つの対策

503エラーを出さないようにするには、日々の対策が重要です。主な対策を3つ紹介します。


サーバーを強化する

まずはサーバーの強化が503エラー対策に有効です。適切なスペックへ強化することで、サーバーのスペックの同時接続数が多くなります。

格安のサーバーを利用している場合、サーバースペックが低くなるので、同時接続可能数が少なくなってしまいます。そのため、503エラーが出やすくなってしまうのです。自社の規模やアクセス数に適したサーバーへの強化が重要です。

また、利用しているサーバーが共有サーバーではないかも確認しましょう。共用サーバーを利用している場合、自社サイト以外のアクセス数の影響を受けてしまい、503エラーの原因となります。共有サーバーを利用している場合は、専用サーバーなどへの移行を検討しましょう。

サーバーの強化を行う際には、過去のアクセス数の推移を踏まえて、余裕があるものを選択するようにしましょう。


データ転送量を軽量化する

データ転送量の軽量化も503エラーの対策となります。

転送量とは、サイトへアクセスしたユーザーへサーバーから送信するデータの量です。つまり、1ユーザーがサイトへアクセスした際にサーバーから送信するデータの量が多いほど、サーバーへの負荷が大きくなります。

サーバーの負荷が大きいと、同時接続可能数が減り、503エラーが出やすくなってしまいます。

データ転送量の軽量化は、使用する画像の枚数を減らしたり、サイズを小さくしたりすることで対策可能です。また、HTML/CSSなどの最適化や圧縮もデータ転送量の軽量化につながります。


キャッシュ機能を活用する

503エラーの対策として、キャッシュ機能を活用するのも有効な対策です。

キャッシュとは、一度アクセスしたページを一時的に保存しておき、次にアクセスした時にサイトの読み込みを速くするものです。簡単に言い換えると、1回閲覧したサイトをパソコンやスマホ内に仮保存しておいてくれることになります。これによって、ユーザーは再アクセスするサイトをスムーズな閲覧が可能です。

キャッシュ機能を利用していないサイトの場合、読み込み完了までに時間がかかります。このような状態だと、サイトの入口で渋滞が発生しやすくなってしまい、503エラーの原因となりかねません。

しかし、キャッシュを活用することにより、サーバーへの負荷を軽減でき、503エラーの対策につながります。


503エラーが出た際の解決策とは?すぐに復旧可能か


503エラーが出てしまった場合、ほとんどはすぐに復旧しません。

基本的にはアクセス数が落ち着くのを待つしかないのです。なるべく早く復旧するためにできる解決策は2つありますが、基本的にすぐに復旧はできず、機会損失へとつながってしまいます。そのため、事前にできるだけの対策を講じておきましょう。


キャンペーンや期間限定商品のページへ移動させるとき

メインページは残したまま、一時的に指定したページに転送したい場合に便利です。

たとえば、キャンペーンや期間限定商品を打ち出したい場合によいでしょう。「一時的」というのは一般的に1か月以内と言われています。1か月以上転送させる予定であれば、301リダイレクトを使いましょう。


サーバー強化を行う

503エラーが出てしまった時はサーバーの強化が1つの解決策です。

共有サーバーを使用しているとどうしても503エラーが出やすくなってしまうため、まずは利用しているサーバーを確認しましょう。その後、適切なスペックのサーバーへの強化が503エラーの解決につながります。

ただし、迅速にサーバー強化の対応を行っても、すぐにサーバー強化はできず、少なくとも数日はかかってしまう場合が多いので、日頃からサイトに見合ったスペックのサーバーを契約しておくのがおすすめです。


サイト構造の見直しを行う

サイト構造を見直すことで、サイトの読み込みにかかる時間を短縮でき、503エラーを解消できる可能性があります。

サイト構造は具体的に以下の対処法が有効です。

  • 適切な画像サイズへの変更
  • 使用画像を減らす
  • HTML/CSSの最適化・圧縮
  • キャッシュ機能の設定の見直し
  • 最新のPHPのバージョンに更新


特に画像は簡単に見直せるので、必要以上に大きいサイズのものを使用していないか確認してみましょう。


【サイト制作のワークシート付き】サイト構造を見直すにあたり、押さえておくべき7つのポイントをお伝えします。是非合わせてご覧ください。                                  →BtoBマーケターの心得!サイトリニューアルに失敗しないための3ステップ


503エラーを理解し、日々対策をしておこう!

503エラーは事前に対策を講じておけば、ある程度は防げるものです。しかし、503エラーへの対策を怠り、エラーとなってしまうとすぐに復旧することが難しくなっています。503エラーによって、サイトが表示されないと機会損失にもつながるため、事前に対策しておくべきです。

503エラーが出てしまわないように、事前にできる3つの対策をしっかりと行うようにしましょう。


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One Tip編集部
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