ウェビナーツールは何を選べばいいの? 各社のマーケターに“現場の声”を聞いてみた
最近では、新型コロナウイルスの影響もあり、ウェビナー※(オンラインセミナー)に取り組む企業様が増えてきています。
これからウェビナーに取り組もうとされている企業様がまず悩まれるのは「ツール選び」ではないでしょうか。そこで今回は、各社の現役マーケターに聞いた「ウェビナーツールの選び方」をご紹介します。皆さまの参考になれば幸いです。
※ウェビナーとは
ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた造語です。インターネット上で実施するセミナーや講演会・講義、研修のことを意味します。
株式会社ベーシック
河村 和紀(かわむら かずき)
SaaS事業部 マーケティング部 マネージャー
新卒で入った外資系人材紹介会社から、創業期の株式会社ベーシックに転職。サイト運用・商品企画・新規事業立ち上げなどに幅広く携わるなか、イチから手掛けたイベントが、累計来場者数70,000人を超える日本最大級の規模に成長。社長のムチャ振りで担当することになったBtoBセミナーは、今や開催250回以上を数え、気がつけば月に何度も登壇する日々を送っている。
Twitterのアカウントは@Kawamura_KZK
利用しているウェビナーツール
利用を検討したウェビナーツール
Zoom、Google ハングアウト
ウェビナーの撮影場所
自社の会議室
一緒に使用する機材
講師用のPCのみ。PC内蔵のマイクとカメラを使用しています。
ウェビナーツール選定で重要視したポイント
①ログインのしやすさ
②ウェビナー画質・音声
検討の過程と、現在利用しているウェビナーツールのメリット
ウェビナーにおける、一番の課題は「参加者の方のログイン」だと考えています。複雑なログイン方法や、アプリインストールが必要だと、途端に「ウェビナーに申込むまでの敷居」が上がります。仮にお申込みいただけたとしても、参加者の方からのログインに関するお問い合わせ対応が発生して、どうしても業務が煩雑になりがちです。これらが、いわゆる「ウェビナーの壁」と呼ばれるものです。
その点、コクリポは「名前」「メールアドレス」さえあれば、ログイン可能。アプリインストールなども不要です。自社の見込み顧客のネットリテラシーがよほど高くない限り、まずはログインのしやすさでツールを選定することをおすすめします。
ferret Oneが開催するウェビナーの概要
ferret Oneは、通常では「集合型のリアルセミナー」と「ウェビナー」を並行開催していますが、2020年3月からは一部を除きウェビナーでの開催しています。
▼BtoBマーケティングに“課題”を持つ企業様に向けた「ノウハウ提供型セミナー」を開催中!
https://ferret-one.com/seminar
Mtame株式会社
田中 次郎(たなか じろう)
MAコンサルティング部 部長
Mtame株式会社にてWebマーケティングの営業から、マーケ、商材担当を経てMA事業の責任者として活動中。累計50以上のセミナーを新規で作成。得意なテーマはコンテンツマーケティング、MA、インサイドセールス関連。Mtameの認定セミナー講師第一号。(※Mtameではセミナー講師にランクを設けており、認定講師は新テーマのセミナーをストーリーチェックなしで実施可能)
Twitterのアカウントは@MtameTanaka
利用しているウェビナーツール
利用を検討したウェビナーツール
Zoom、YouTubeLive、Googleハングアウト
ウェビナー の撮影場所
自社のセミナールーム
一緒に使用する機材
簡単なPA(音響)機材、プロジェクター、スクリーン、予備のディスプレイを使っています。ヘッドセットはインサイドセールスにて使っているものを併用し、スピーカーも元々持っていた高性能スピーカーを使っています。
ウェビナー ツール選定で重要視したポイント
①ウェビナー参加者視点のアクセシビリティ
②セミナー結果の分析のしやすさ
③セミナー運営業務の軽減
検討の過程と、現在利用しているウェビナーツールのメリット
以前からウェビナーツールを検討しており、今回の新型コロナウイルスの影響で導入を決定しました。
コクリポを選んだ理由は、セミナー参加者の参加(入退出)履歴やチャット履歴などのデータをとれる点と、事前や事後のメール業務が楽になる点が大きかったです。
他のツールは、ウェビナー参加者側に事前のインストールやアカウント作成が必要だったり、閲覧制限がかかる企業があったりと、アクセシビリティの点で何かしら問題がありました。それに対して、コクリポは利用時のストレスの少ないのがメリットだと感じています。
ちなみに、参加者データのセールスフォースとの連携は、手動で行なっています。
Mtameが開催するウェビナーの概要
▼詳細はこちらから
https://mtame.jp/seminar/2020/
アライドアーキテクツ株式会社
藤田 佳佑(ふじた けいすけ)
SaaS本部 本部長
証券会社でリテール営業3.5年、人材会社で営業1年を経験後、2013年にアライドアーキテクツ株式会社に入社。2018年にインサイドセールス部門を立ち上げ、SaaSプロダクト事業のビジネスサイドを統括。
Twitterのアカウントは@sato310sss
利用しているウェビナーツール
利用を検討したウェビナーツール
なし
ウェビナー の撮影場所
自社のセミナースペース
一緒に使用する機材
講師用のPCのみ。今後、デジタルカメラ、スマートフォンでの配信も検討中。
ウェビナー ツール選定で重要視したポイント
①セミナー応募者がストレスなく参加できること
②自社社員がスムーズに操作できること
③ウェビナーの画質・音声
検討の過程と、現在利用しているウェビナーツールのメリット
もともとオンライン商談でZoomを使用しており、ウェビナーもやってみたところ上記3つのポイントをクリアしていました。参加していただくセミナー応募者の方が、どれだけストレスなく参加していただけるかが最重要ポイントだったため、社内でさまざまな環境やデバイスでテストをしました。
正直に申し上げると、Zoomの初期設定に最初は少々苦労しました。何回か社内テストをして、セミナー応募者の方にスムーズに参加していただける方法がわかり、安定して運営できるようになりました。「ログインの仕方がわからない」というお問い合わせもないため、やり方がわかりさえすれば良いツールだと思います。
アライドアーキテクツが開催するウェビナーの概要
3月26日(木)13:30〜14:45【※ 過去に実施したものです】
【LIVE配信】EC×デジタルマーケ最前線
規制厳格化?脱cookie?な時代にEC企業が取り組むデジタルマーケ施策を語るhttps://service.aainc.co.jp/product/seminar/202003_ec-digital-discussion
昨今、デジタルマーケティングの環境は激変しています。これまで主流だった施策が通用しなくなる。そんな環境と施策の変化を、EC企業でデジタルマーケティングを担う方々からお話ししていただきます。
ベルフェイス株式会社
堀 大貴(ほり だいき)
マーケティンググループ オフラインマーケティング専任
新卒でデル株式会社に入社。法人営業部に所属し、宮崎支社にて全国のお客様向けにインサイドセールスで製品を売り切る。本社異動なども挟み、対応したお客様数も3,000社を超える。インサイドセールスの働き方に魅力を感じ、世の中に広めたいという思いからベルフェイス株式会社に入社。インサイドセールスを経験後、オフラインマーケティングに異動。オフラインマーケティングを担当し、半年で60回以上のセミナー/イベント企画/運営する。
Twitterのアカウントは@H0ri123
利用しているウェビナーツール
利用を検討したウェビナーツール
GigaCast、Webexなど複数
ウェビナーの撮影場所
シェアオフィスの会議室
一緒に使用する機材
講師用のPCのみ
ウェビナーツール選定で重要視したポイント
①接続のしやすさ
②タイムラグの少なさ
検討の過程と、現在利用しているウェビナーツールのメリット
ウェビナーは発信側からの一方的なものになりがちです。そのため、チャット機能やQ&Aボタンなどお客様側からもコミュニケーションが取りやすい点を重視しました。
また、コミュニケーションをスムーズにするために、タイムラグの少なさも重視しました。
ベルフェイスが開催するウェビナーの概要
▼詳細はこちらから
https://event.bell-face.com/
ウェビナーツール選びの参考に
以上、4社の現役マーケターに聞いた「ウェビナーツールの選び方」をご紹介しました。
株式会社ベーシックとMtame株式会社が利用しているのは
Cocripo(コクリポ)
アライドアーキテクツ株式会社とベルフェイス株式会社が利用しているのは
Zoom(ズーム)
今回は偶然にも2社ずつ同じツールを使っているという結果になりました。検討の過程やメリットなどが、ウェビナーの実施を検討されている皆さまの参考になれば幸いです。
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