プロダクトアウト
プロダクトアウトとは
プロダクトアウトの一般的な定義は、企業の方針や作りたいモノ、作れるモノを基準に商品開発を行うことを指します。商品やサービスを作ってから、どのように販売していくかを考えます。
換言すると、作り手が良いと思うモノを作り、作ったモノを売るということ。商品ありきの販売戦略です。
プロダクトアウトのメリット・デメリット
プロダクトアウトのメリットは、自社の強みや技術が開発と上手く結び付き、画期的な製品やサービスによって大きな市場を作り出すことができ、高収益を得られる可能性がある点です。
一方、デメリットとしては、顧客に対して新しい商品やサービスの価値を伝えて購買まで結び付ける必要があるため、マーケティングのコスト負担が大きくなります。
マーケットイン
よくプロダクトアウトと対で使われるのが、買い手の立場になり買い手が必要するものを提供する「マーケットイン」です。
一見、マーケットインのほうが優れた考え方のように思われがちですが、そうではありません。開発のきっかけが自社の強みにあっても、顧客ニーズにあっても、自社の商品やサービスを選んでもらうための違いをどこに見出すかという視点が不可欠です。プロダクトアウトもマーケットインも社会に必要な概念と言えます。