アーリーマジョリティ
アーリーマジョリティとは
アーリーマジョリティとは、イノベーター理論で分類されている消費者グループの一つです。前期追随者とも呼ばれます。
イノベーター理論の中では、新しいサービスや商品に反応する消費者を５つに分類しています。その中で「アーリーマジョリティ」は革新的な「イノベーター」と周囲の人に商品を紹介するオピニオンリーダーとも呼ばれる「アーリーアダプター」に次いで、３番目に新しい商品やサービスを採用する層です。
「アーリーアダプター」の反応を見てから採用するので、比較的慎重な層と言えますが、社会の平均よりはわずかに早く反応します。
アーリーマジョリティが重要視される理由
新商品やサービスが拡がっていくには、越えなければならない壁が存在します。その壁がどこにあるのかを示しているのが「キャズム理論」です。
「キャズム理論」の中で、「イノベーター」と「アーリーアダプター」で構成される市場を初期市場、「アーリーマジョリティ」や、その後に採用する「レイトマジョリティ」によって構成される市場をメインストリーム市場と呼びます。この中で越えなければいけない壁（キャズム）は、「アーリーアダプター」と「アーリーマジョリティ」の間に存在しているのです。
「アーリーマジョリティ」に伝わったということは、商品を広げていく上でのキャズムを乗り越えたと解釈できます。キャズムを越えたことを確認するため、「アーリーマジョリティ」の数は重要視されているのです。
