放送事業 / 株式会社フジテレビジョン
コロナ禍でスポンサーや広告会社とリアルで
会う機会が激減、オンライン窓口が必要に
放送局がスポンサーに提供できる価値を、
責任を持って自分達の言葉で発信していきたい
テレビCMの分析や情報発信は、広告会社さんやマーケティング会社さんの専門領域です。しかし、我々放送局もスポンサーさんの大切なテレビCMを預かる立場にあります。CMを放送したら任務完了とするのではなく、CMという商品が提供できる価値について、弊社自身の言葉で情報発信をしていかないといけないという課題は常に持っていました。
放送局目線でのCM情報をわかりやすく世の中に伝えたいというのも、サービスサイト立ち上げの理由のひとつでした。
サービスサイトを作るにあたり、BtoBサイト制作の比較サイトを参考に業者やサービスをピックアップしました。その中から、サービスサイトの情報が見やすく整理されていると感じたところを5社程度まで絞り込みました。自社のサイトをわかりやすく作れているところに、我々のサイトもお願いしたいですからね。
そして、その中にferret One(ベーシック)がありました。元々、他社のオウンドメディア構築セミナーで成功例として紹介されていた「ferret」のことが頭に残っていたので、そこでつながった形です。
5社の中で、一番問い合わせの返答が早かったのがベーシックさんでした。問い合わせて2営業日後くらいにはもう初回の打ち合わせをセッティングしてくれました。サイト公開までのスケジュールがタイトだったので、リアクションの早さはプラスに感じましたね。
また、私はノウハウやセオリーのわからない初心者なので、サイト設計の進め方やスケジュール感等を最初の打ち合わせからわかりやすく説明してくれたのが心強かったです。ターゲット設計やBtoBサイトのセオリー、重要になるコンテンツも整理して教えていただき、圧倒的な安心感でした。
また、サイトを作って終わりではなくその後も伴走してもらえるので、そういったサポートの内容も込みで費用を考えると、制作会社と比べてコストパフォーマンスも良いと感じました。
事前に説明していただいた通りで、初心者でも感覚的に使いやすいUIだと思います。特にダッシュボードに訪問数やPV数等、いろいろなスコアの項目がわかりやすく並んでいるのがいいですね。
GoogleAnalytics等では複雑で用語もわかりづらく、どこを見ていいのかわからなくなってしまいます。それが面倒で見なくなってしまったりもしました。一方ferret Oneのダッシュボードは「今日はどうかな」とつい見たくなるようなビジュアルで、2日に1回は見ています。
課題を見つけ出しながら平均滞在時間や平均ページビューといったスコアを改善していくのが、今の私の楽しみのひとつです。
初心者向けのウェビナーが2週間に1回ぐらい開催されていて、非常にありがたいと思いました(※)。初心者目線でとてもわかりやすい内容で、合計4~5回ぐらい参加させていただきました。
ヘルプページもしっかりしているので、壁にぶつかったときもその通りにやればほぼ解決することができました。どうしても解決できない場合はヘルプデスクに問い合わせると素早く的確なレスポンスがもらえたので非常に嬉しかったです。
ローンチから2カ月が経過し、アクセスは安定してきました。サービスサイトからの資料ダウンロードや問い合わせ、商談も早速発生しています。
スポンサーさんや広告会社さん向けオンライン窓口としての役割は果たせており、コロナ禍による接点の激減や満足な対応ができないという当初の課題は解決されました。今後は問い合わせ数を増やしていけると、さらにこのサイトを有効活用できると思います。
※現在は「マーケティング講座」という形で、契約者さま用サイトに動画を常設しているため、ウェビナーは実施しておりません。
現在サイトに掲載している事例記事3件は私がインタビューを行い、執筆も担当しました。「テレビCMをどのように活用しているか」「どこが良かったか」といったスポンサーさんの生の声を直接お伺いする機会は貴重です。記事を作る過程が非常に勉強になりました。
スポンサーさんと直接対話し、顧客理解を深める上でもとてもいい取り組みだと思いますので、今後も記事は自分で作っていきたいと思います。いろいろなスポンサーさんにお声掛けして、事例記事を拡充していきたいですね。
テレビCMがスポンサーさんに提供できる価値をデータで可視化した、レポート記事を公開しました。「テレビCMをやってみたいけど、どのくらい効果があるか分からないから不安」「テレビCMを流してみたけど、どれくらい効果があったのか分からない」というスポンサーさん向けの情報発信コンテンツです。
放送局が発信しているデータは信頼性もあり、社内に説明する材料にもなりやすいのではないでしょうか。我々がそういう情報提供をすることによって、テレビCMに関心を持ってくださるスポンサーさんが増えたり、あるいは社内稟議を通すのをより簡単にする、といった部分までお手伝いできるといいなと思っています。結果、その情報を見て納得してくれた企業さんが広告会社さんにテレビCMを発注してくださったり、いくつかの提案の中からテレビCMを選んでくれやすくなったりすると嬉しいです。
我々が情報発信することで、よりテレビCM市場を活性化させていきたいです。
▼ferret Oneで制作いただいたWebサイトはこちら
https://biz.fujitv.co.jp/
© Basic Inc. All Rights Reserved.
Powered by ferret One
コロナ禍でスポンサーや広告会社との
コミュニケーションに課題
テレビCMは基本的に、スポンサーさんとの間に広告会社さんに入っていただき商談を進めるビジネスモデルで、広告会社さんに大きく支えてもらっています。ただ、場合によってはスポンサーさんから直接お問い合わせをいただき、商談をするというケースもあります。実際、これまでは月に数件ほど、会社の電話に直接お問い合わせをいただくことがありました。
しかしコロナ禍により、スポンサーさんや新規の広告会社さんと直接会って商談をする機会が激減してしまいました。リモートワークで自宅にいることも増えてしまったので、スポンサーさんからお電話をいただいても、担当者がその場におらず、満足に対応できないケースが続いていたのです。
そこで、スポンサーさん並びに広告会社さん向けのオンライン窓口となるサービスサイトをしっかり作ることになりました。