採用支援サービス業 / 株式会社ベネッセi-キャリア
新卒事業本部 事業推進部 サービス開発課 岩井 研人氏
新卒向け・成長支援型ダイレクトリクルーティング「dodaキャンパス」にて、企業向けの開発ディレクター、マーケティングを担当しています。
既存の手法に頼らず新規リードを開拓できる仕組みが必要だが、そのためのサイト制作やコンテンツ拡充にスピード感が足りない
エンジニアの手を借りず、スピーディにWebサイトを制作する
サービスのLPが元々あったので、そこのコンテンツを充実させてリードを獲得できる仕組みにしようと考えました。
しかし、ワイヤーを作ってデザインを決めてHTML化して……というこれまでのフローでページを制作すると、1記事作るのに1ヶ月以上かかります。これでは旬な情報を提供することができません。
さらに今期からの売上最大化計画へ向けて、今期が始まる前、つまり前期の3末までに新しいサイトを作ってリード獲得の仕組みを固める必要がありました。作り始めた時点で3末までは1ヶ月しかなかったので、そのためにもスピード感が必要でした。
非エンジニアでもページを簡単に作れるというのは非常に大きな要因です。私は簡単な修正を行う程度の経験がありましたが、おそらく経験のないメンバーでも作れると思います。
ページにパーツを組み込みながらラフの構成を画面上で確認できるので、スピーディに制作を進めることができます。デザインのワイヤーなしでここまで作り上げられるのは、結構ミラクルかなと思っています。
ページのひな形を作っておいて中身を入れ替えて使えるようにしたいと思っていたので、一旦そこまでは作り上げることができました。課題や改善したい点はまだまだあるので、今後検討してきたいです。
主要な営業・マーケティングツールと簡単にAPI連携できるのは安心感があります。今まで蓄積してきたデータを有効活用できますし、やってきたことが無駄になりません。これまで使ってきたツールと連携できると導入もスムーズに行えます。
弊社でもSalesforceやPardotを使っているので、順次連携を進めています。まずはSalesforceに入っている顧客データをインポートしてマーケティングに活用しようと考えています。ゆくゆくはPardotとも連携していきたいです。
最初に聞いていたよりも色々な機能があって「こんな機能もあるんだ」「どう使いこなそうか」と考えているところです。
ひとつの試みとして、一旦失注してしまったリードへのフォローが十分でないという課題があるので、ferret Oneのメール機能とSalesforce連携を組み合わせてメールによるナーチャリングを効率化できないかと考えています。
現在メルマガや一括送信メールを送信する際は、Salesforceやその他のCRMに分散している顧客データを経路ごとに抽出し、個別にメール送信ツールで送信しています。ferret Oneの機能を活用すれば、これを一括でできるのではないかと思っています。
メール送信後の効果測定やアクセス解析にも取り組んでいきたいです。メールからの流入数はferret One上で分かりやすく見られるようですし、アクセス解析で見るべきポイントも先日もくもく会(※)で教えていただきましたし。
お客様が同じ空間に集まり、ferret Oneを使って「もくもくと」作業できるイベント。わからないことはその場でサポート担当に確認できます。
※現在は休止中です(22年8月現在)
たくさんの機能があるからこそ、機能を起点として「この機能があるならこれをやろう」「この機能を活用するためにあれをやろう」という発想にならないように気をつけています。
目的とそのためにやるべきことを明確にし、一連のフローを確立してから「どの機能を使えばそれを実現できるか」を考えるのが本来あるべき流れです。
まず課題の洗い出しとフローの構築をしっかり行い、できるところからひとつずつ進めていきたいですね。
本日はいろいろお話しいただき、ありがとうございました
ferret Oneで制作いただいたWebサイト
https://campus.doda.jp/enterprise/business
© Basic Inc. All Rights Reserved.
Powered by ferret One
既存の経路に頼らないリード獲得が急務
今回新たに取り組むことになるまで、我々には法人マーケティングのチームがありませんでした。プロダクト/CS/営業の3チームのみで、営業チームがリード獲得から受注までのフローをすべて担っていました。
リード獲得フローも、既存のアセットを活用した昔ながらのアナログによる手法がメインでした。しかし、既存アセットには限りがあります。また、中長期視点で見ると人海戦術への不安もありました。
そこで、既存のアセットに頼らず新しい顧客を開拓できる仕組みを構築し、受注率および生産性を向上させていこうということになったのです。