お問い合わせ数1.23倍・セッション数昨対比400%超!施策の実行から数値の振り返りまで一気通貫できる状態へ

株式会社システナ

山口 温海 氏

武藤 佑奈 氏

導入前の課題

・サービス情報を露出する場が展示会に限られていてタイムリーな情報発信できる環境がなかった

導入した目的

・お客様へ情報発信してリードを獲得するインバウンドセールスに注力するため

取り組んだ施策

・サービスページの作成
・ホワイトペーパーの作成
・ウェビナーの企画 / 実施
 

御社のサービスと役割について教えてください

ITの総合商社として、システム開発~PCやITまわりの物販~クラウド事業~運用保守まで幅広く事業展開をしています。

山口がサービス企画・マーケティング部門責任者 をしております。武藤がマーケティングチーム立ち上げメンバーとして参画し、現在は技術担当エキスパート職としてマーケティング施策立案、仮説立案・分析、コンテンツ品質管理を担当しています。
 

ferret One導入前はどんな課題を抱えていたのでしょうか

弊社は常に100プロジェクト以上のお客様へ常時ITサポートをしている立場だからこそ、身近なお客様のお困りごとを拾い、素早くニーズをキャッチし、形にしてサービス化していくことを得意としている部隊です。
サービスリリースの露出機会は大きな展示会への出展を主流としており、新サービスやマーケティング施策についてタイムリーにお客様に知ってもらう場所が作れていない状態でした。そんな最中にコロナ禍となってしまったため、従来のフィールドセールスのみではなく、お客様の方からタイムリーに私たちを知って頂けるインバウンドセールスに本格的に注力することになりました。
会社の公式サイトを充実化させていくことも検討しましたが、リードの獲得数やそのあとの数値分析から成果率にこだわるためにも、商材の販売時期に合わせてフレキシブルにサイト更新できる環境を求めて、サービスサイトの内製化に踏み切りました。
 

ferret One導入の決め手はなんでしょうか?

企画開発も兼任している部署のため、LPを自分達で作成してサービスリリースを行ったあと、LPを見たユーザーの反応を確認して改善できるPDCAサイクルを早いスピードで回せる環境であることが、ツール選定の条件でした。
ローコードでLP制作ができるツールを複数検討していましたが、マーケチームを立ち上げたばかりだったので、有識者からコンサルティングを受けられる点が他社サービスにはない魅力だったため、ferret Oneの導入を決めました。

以前からferret Oneのウェビナーは情報収集でよく受講しており、ノウハウの品質についてはウェビナーの内容を見ていたためある程度信頼感もありました。
 

ferret Oneを実際に使ってみていかがですか?

使い始めた当初から、初心者でも分かりやすいUI/UXのため習熟までに時間がかからず、全員同じレベルで扱えてページの内容について一定の品質を担保できました。また、ユーザーの声を拾いながら随時UIや機能の更新ができたので、業務品質・スピードの向上にもつながりました。特にページ編集画面でコピーできるクリップボード機能を用いて、他ページで使用したパーツを複製して効率的にページ制作が行えるのが便利です。

ferret One上でサイトの数値や流入データ、KPIの設定まで、ダッシュボードやレポートで確認・設定して一元管理ができるため、ツール画面を共有しながらチーム全体で可視化した各種データの分析や進捗確認ができ、業務を進めやすくなりました。
操作について不明点がわからなかったときの問い合わせ体制や、ferret One契約者限定のBtoBマーケティングに関する資料、ferret One上での編集作業をオンライン上で進めながらその場で質問ができるもくもく会など、伴走サポート以外の細かなサポートが豊富で、チーム全員が必要な知識をつけながら柔軟にやりたいことを実現できました。

また、伴走サポートについても、社内の状況(社内方針/リソース面)等も踏まえた上で、実現できる範囲の施策提案、社内運用面(各施策の目標設計/指標の立て方から管理方法)のアドバイスや他社の取り組みを多く共有いただいたおかげで、より効果的に社内で自走ができるようサポートいただけました。

施策についても、弊社に見合ったタイミングでステップごとに提案いただいたお陰で、想定よりもスムーズにBtoBマーケティングの内製化に至ることができました。気軽に毎月相談ができ、施策のフィードバックを第3者視点でアドバイスいただけるため、社内だけの知識・ノウハウで進めるよりも効果的な施策を打つことができ、結果的に業務工数の削減にも繋がりました。

他社様と話す機会でも、マーケティングの話題に触れることが以前よりも多くなり、施策について情報共有する機会があったりと共通の話題になることも少なくないです。日本でも企業にマーケティングが浸透してきていることを感じます。そういった意味でも、有識者の育成や内製を見据えて取り組んでよかったと思います。

ferret Oneを使ってどのような施策に取り組まれましたか?その結果どのような成果が生まれましたか?

  • 数値でわかる成果について
    導入当初と比べてHPやWebサイトからの問い合わせ件数が1.23倍セッション数が昨対比462.8%(※広告を除くと昨対比269.9%)を達成しました。これまで取引のない業種や拠点のお客様や、自分達のなかでも想定していなかったお客様にも私たちを知っていただけ、サイトを訪問していただけるようになりました。
  • BtoBマーケティングに取り組むチーム体制や考え方について
    また、BtoBマーケティングに取り組む上で、私たちがお客様のことを考えて生み出したアイディアや施策が世の中でどんな反応を頂けるのか?という仮説と検証のスピードが上がりました。リリース後のサービスの評価がアクセス数やCVといった形で定量的に把握できるようになったため、集客状況やユーザーの行動履歴(チャネル、流入元、獲得キーワード、ユーザー属性等)を週次、月次分析することで、サービスを創出するだけではなく、ブラッシュアップするスピードも向上し、品質改善に繋げることができました。お客様の課題や市場動向に合わせた企画・イベントなど高速PDCAを回せる成果主義のチーム体制を構築できたことで、結果としてWebマーケを始めてから企画リリースまでのスピードは約2~3倍に変化しています。

     
  • 成果が出た施策 / 改善の余地がある施策 / 営業との連携について
    LP制作にあたり、他社との差別化ポイントや伝わりやすさを磨くための分析・言語化を行いました。その過程で、組織内で一気通貫した訴求メッセージとして、共通認識をもつことができました

    SEO記事制作に関しては、安定的なリード/アクセス数獲得を視野に入れて取り組んでみたものの、長期的な取り組みで効果が見えづらい点や、制作に関してリソース/ナレッジ不足もあり、CVやアクセス数などの成果はまだこれからの状態です。

    また、リード獲得した際、行動履歴(サイト導線・回遊情報)からユーザーの興味・関心度を把握・収集できるので、ハウスリストを対象としたナーチャリング施策(メルマガ)や営業チームへ顧客情報を共有することができました。

    全体を通して受け皿となるページができたことで、オンライン上でウェビナーなどの集客や、プレスリリースやリスティング広告などの広告媒体の活用、営業提案時の活用など、社内外に向けあらゆる施策を投じることができました。結果的にシステナ全体のブランディングにも繋がり、社内で取り組みへの評価や、他部署からお声をいただく機会も増えるなど、マーケティング活動に対する理解や、協力体制を得られました。またマーケティングに関する知識を持った社員の育成や、魅力を感じてくれる採用人材の増加にも繋がっています。

最後に、今後ferret Oneでやりたいことをお伺いできますか?

Web上でのお客様との「接点」の最前線として、システナのファンが日々訪れてくれるようなサイトへ成長させることです。

展示会に来て下さったお客様がLPに来訪して資料請求してくださったり、他本部でしか取引のなかったお客様が、能動的に我々の事業部のサービスサイトを見てくださるという機会が増えてきており、サイトの認知度が上がっている実感があります。

当初は新規顧客開拓を一番の目的に立ちあげたサイトでしたが、サービスの訴求内容やウェビナー等のコンテンツ通して、一度接点を獲得したお客様との「つながり」を強固にしていくサイトとしても成長させていきたいと考えています。
 

本日はいろいろとお話いただきありがとうございました

ferret Oneで制作したサイトはこちら
https://www.systena-itlink.jp/

 

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登録番号 IA180169 適用規格 ISO/IEC 27001:2013 / JIS Q 27001:2014