自然検索の流入が4倍に!
一度解散したマーケティング組織が
ferret Oneで「生まれ変わった」理由とは?

組織人事コンサルティング / 株式会社リンクアンドモチベーション

ブランドデザイン室 マーケティンググループ 宇野 正悟 氏


ブランドデザイン室 ブランディンググループ 岩崎 健太 氏


  • 予算削減でコストのかかる施策や外注ができなくなり、マーケティング部隊が一度解散
  • インハウスでWebサイトの制作・運用を行い、成果を出して予算を取りたい
  • 自然検索の流入が4倍・CVRも6倍以上に。経営陣から期待される部隊に生まれ変わる

従業員のモチベーションにフォーカスし、クラウド・コンサルの2軸を展開

御社のサービスと、宇野さま・岩崎さまの役割について教えてください。

宇野 弊社は、モチベーションにフォーカスした組織人事コンサルティング会社です。クラウド事業とコンサル事業の2軸で展開しており、どちらも従業員エンゲージメントの向上を目的としています。2021年3月に、クラウド事業の中核「モチベーションクラウド」のサービスサイトをferret Oneに移管しました。続いて2022年1月に、ソリューション紹介のサイトも移管しています。

その中で私は、リンクアンドモチベーショングループ全体のマーケティングを行う部署におります。Webサイトの運営・保守や広告運用、Webサイト上のコンバージョンから受注までのデータをもとにしたROIの算出。さらには一部インサイドセールス部隊のマネジメントも行うなど、総じて新規リード獲得のための施策を担当しています。

岩崎 私は長期向けのブランディングを担当しています。具体的にはセミナーのコンテンツ作り、ホワイトペーパーの制作、サイト全体のSEO対策の3つがメインです。さらにサイトのコンバージョン率の改善という形で、宇野側から上がってきた改善案を実行するのも私です。

予算縮小で一度はなくなったリード獲得部隊。再集結のきっかけは、Webサイト制作の内製化

ferret One導入前、マーケティング部で大きな変化があったと聞きました。

宇野 新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、2020年にマーケティングの予算に大幅な見直しがありました。Webサイト制作は外部の制作会社に頼んでいましたが、予算の関係で頻繁に更新することができなくなりました。これまでWeb広告など多くの予算をかけて施策を行っていましたが、導入事例のインタビューなど、あまり費用がかからない施策でなんとかやりくりするようになりました。
新規リード獲得を行うマーケティング部隊は、言わば一度なくなってしまったようなものでした。

しかし、当時インサイドセールスを担当していた私としては、新規リード獲得にはリソースを割く必要があると考えていました。そこで2020年の末に、インサイドセールス内にマーケティング部隊を立ち上げ、Webサイトのインハウス制作に着手しました。その後2021年の1月に、岩崎がいた元々のマーケティング部隊と、私が立ち上げたインサイドセールス内のマーケティング部隊を統合して、インハウス部隊として再集結したというような流れです。このとき「これで結果を出せば、またマーケティング予算が取れるだろう」という思いが強くありました。

Webサイトにおける具体的な課題についても教えてください。

宇野 予算が縮小した中、Webサイトだけはどうしても、ある程度の予算を確保して外部の制作会社に依頼せざるをえない状況にありました。
ちょうどその頃にWeb広告の運用を本格化し始めたのですが、どんなに広告を出稿しても、Webサイトが良くならないと成果に繋がらないということに気づきました。しかし、予算が限られていたので、サイト制作や改修・運用を自分達でなんとかしなければいけないという状況になり、ferret Oneの導入を考え始めました。

岩崎 Webサイトの運用において、大きく三つの課題を感じていました。一つ目が金額感です。多少の修正でも費用がかさんでしまうので、そのコストを削減したいと考えていました。二つ目は、複雑なコミュニケーションです。我々と制作会社とでは専門領域が異なるので、要件やイメージを伝えるコミュニケーションがすごく難しいという問題がありました。三つ目がスピード感です。こちらが求めるスピード感に対し、実際の対応スピードに遅れが生じることがあり、課題感を抱いていました。これら三つの問題があり、ferret Oneへの移管を考えました。

操作イメージの動画を一目見て「これだ」と即決。オンリーワンのノーコード

ferret One導入の決め手は何でしょうか?

宇野 (ferret OneのWebサイトの)トップページの操作イメージ動画を見て、すぐに上申しました。会社名とかも見ずに、「これ買いたいです」とURLだけ送って(笑)。「これは簡単に使えそうだ」と思い、事業のフェーズ的にもばっちりだと感じました。

当時はhtmlを組んで実装するCMSしかなく、「専門知識がない人間が見ても編集できるか」を判断軸にするとferret Oneがオンリーワンだと感じました。最近は「ノーコード」を謳うツールも増えてきましたが、結局一部分だけノーコードで作ることができても、サイト全部を作れるわけではないというのが現実だと思っています。
弊社にもコードを組もうと思えば組める人間はいますが、人事異動があったときのことを考えると、属人化のリスクは避けたいと思っていました。そのため「誰でも編集できるか」という基準はとても比重を大きくして検討していました。

圧倒的にわかりやすいUI・UX。使いながらWebサイトの仕組みがわかる

実際にferret Oneを導入してみていかがですか?

岩崎 「使いやすい」の一言に限ります。直感的に「ここにあるだろうな」と思ったものが実際にそこにある使いやすさは、類似サービスの中でも圧倒的だと思います。

サービスの一番の肝となるのはUI・UXの使いやすさです。フリマアプリでメルカリが一強なのは、細かいUI・UXにこだわって作っているからだと言われていますが、
ferret Oneを使っていて同じことを感じました。

宇野 私は逆に、最初は思ったより難しいと感じました。初心者なので、ボタンをドラッグ&ドロップで配置すればもうそれで動くと思っていたのですが、裏で遷移先URLなどを設定しないといけないことなどは、そこで初めて知りました。最初はページ作成のチェックリストを自分で作ったり、苦労した部分もあったなとは思います。

しかしその苦労の一方で、Webサイトの仕組みを実体験から学ぶことができたので良かったと思っています。操作するという体験がそのまま学びに直結するので、難しい言語のコードやクエリを使いながら学ぶよりもはるかに早いと感じました。一所懸命本を読んで、コードを試しても結局業務が前に進まなければ意味がないので。業務を進めながらこのトライアンドエラーができて、かつWebサイトのインプットにもなるというのは、一石三鳥ぐらいの価値があったと思います。昔は外部の制作会社の方との専門用語を使ったコミュニケーションに苦労していましたが、今では同じ解像度で話ができるようになりました。

岩崎 あとはカスタマーサポートが充実しています。いつでもすぐ対応してくれますし、他社の活用事例も教えてくださるのでとても安心感があります。会議予約システムも使いやすく、日程調整に無駄なコミュニケーションがかからないのもとても好感が持てるポイントです。

自然検索流入数が4倍に! 定量的な成果に加え、情理の面でも大きな変化が

ferret Oneを導入してどのような成果が上がりましたか?

岩崎 モチベーションクラウドサイトの自然検索流入数は、2021年末時点でferret One導入以前の4倍になりました。記事掲載の工数が削減でき、コンテンツを量産できるようになったのがSEO的に大きかったと思います。

さらに、施策を実施した数も1つの指標になると思います。2021年4月から12月末で、合計約250もの施策をWebサイト上で実施できました。外注していた頃は更新頻度が決まっていたので、施策の数にも限りがありましたが、今は自分達で3日程度で更新できるので、スピードが段違いに上がったと思います。

宇野 2018年のデータでは問い合わせフォームのCVRは0.5%でしたが、(インタビューの)前日時点で6%になっています。予算が縮小されて自分たちで改善していく中で、約6倍ぐらいの成果を出すことができています。フォームや画像、テキストを細かく変えた改善を徹底的に行っているので、その成果だと思います。

岩崎 さらに、合理的な数値改善に加えて、情理の面でも大きな変化があったと思います。我々で200何件も改善を施す中で、「自分達でこんなにサイトを変えられるんだ」「数字を作れるんだ」という自信に繋がったのが、ferret Oneを使って一番良かった点だと思っています。

生まれ変わった組織。今やグループ全体のマーケティングを任せられるように

ferret Oneを導入して、マーケティング組織はどのように変化しましたか?

宇野 私がインサイドセールス内に立ち上げたマーケティング部隊に、ブランディングを担っていた岩崎達の部隊が合流し、Webサイトのインハウス部隊として再集結しました。言わばマーケティング部隊の「Reborn(リボーン)」と言えると思います。これは2021年の弊社のスローガンでもありました。

ferret Oneの導入によってコンテンツの発信スピードが上がり、成果も上がると共に組織も拡大してきました。メンバーも増えて、アルバイトも現在5名雇っています。新メンバーに操作を教える際も1回1時間で済むので、通常のサイト制作ツールと比べてインプットのコストはおそらく10分の1程度だと思います。そのおかげで、ホワイトペーパーの公開数も増やすことができています。

岩崎 マーケティング組織が生まれ変わって以来、マーケティングに対する会社からの期待が非常に上がったのを感じています。今までは、何をしているのかあまり周囲に伝わりづらい状態でしたが、今や役割範囲がどんどん広がり、リンクアンドモチベーショングループ全体のマーケティングを任せたいと言ってもらえるようになりました。

宇野 グループの組織図的にも、これまではリンクアンドモチベーションの特定の法人に紐づくマーケティング部隊でしたが、2022年から全社にまたがる形に変わり、全ての事業のマーケティングを持つ部署に生まれ変わりました。ferret Oneの機動性の高さが経営陣からも評価され、期待されていると感じます。

グループ全体で導入を進め、マーケティングの中核に

御社にとって、ferret Oneとはどのような存在ですか?

宇野 一言で言えば「マーケティングにおける、イノベーションの原点」ですかね。

デザイナーがワイヤーを組んで、その通りにサイトを作り上げていく方法では、デザイナーが当初想定した域を越えることはできません。ferret Oneを使って自分達で試行錯誤しながらサイトを改善する過程で生み出される、新しいデザインや機能・導線・施策があると思います。「Webサイトをこう作れるから、この施策をやりたい」というロジックでアイデアが出てくるので、マーケティング活動におけるイノベーションがWebサイトから出てくるとなったときに、ferret Oneがその原点になるかなと思いました。

岩崎 私は「自分達で会社づくりを実現するツール」ですね。やはりホームページの制作やマーケティングは専門家の知識を借りないといけないとか、自分達で何かアクションをすることができないと思っている企業の担当者の方は世の中多いのではと思います。

ホームページは言わば会社の顔ですので、ferret Oneがあれば、その会社の顔を自分達の手で作ることができます。すなわち、従業員が「自分達がこの事業・会社を伸ばしていくんだ」と実感できる、そんなツールなんだと思います。

最後に今後ferret Oneでやりたいことをお伺いできますか?

岩崎 短期のコンバージョン獲得と長期のブランディング、どちらもできるサイトにしていきたいですね。そしてモチベーションエンジニアリングをさらに世の中に広めていきたいと思っています。

宇野 今後については、ferret Oneを使って各マーケティング施策に最適なページを制作していこうと思っています。リスティング広告を例に挙げると、訴求したいキーワードの半分程度しか実際のWebサイトには記載されず、残りのキーワードは成果が出づらくなります。
そのため、広告上で訴求したいキーワードごとに個別のページを作成し、成果の最大化をはかっていきたいと考えています。また他のマーケティング施策においても同様に、個別最適なページ制作を進めて、各施策の効果最大化に向けて取り組んでいきたいと考えています。

本日はたくさんお話しいただき、ありがとうございました

ferret Oneで運用されているサービスサイト

モチベーションクラウド
https://www.motivation-cloud.com/

ソリューションサイト
https://solution.lmi.ne.jp/

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登録番号 IA180169 適用規格 ISO/IEC 27001:2013 / JIS Q 27001:2014