初心者でもわかるFacebook広告!費用から成功事例までを解説

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自社のサービス・商品をより多くの人に届けるために、広告は欠かせないツールです。

さまざまなソーシャルプラットフォームから配信される広告が存在していますが、Facebook広告にはどのような特徴があるのでしょうか。

Facebookに広告配信することで得られるメリットや実際の費用、BtoBの成功事例をわかりやすく解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.Facebook広告とは?
  2. 2.Facebook広告のメリットと注意点
  3. 3.Facebook広告の配信先は?
  4. 4.Facebook広告の配置の仕組み
  5. 5.Facebookの広告の種類とは?
  6. 6.Facebook広告の課金方法とは?
  7. 7.Facebook広告のキャンペーンの種類とは?
  8. 8.Facebookへの広告出稿費用は?
  9. 9.Facebook広告のターゲティングの種類
  10. 10.Facebook広告成功事例
  11. 11.Facebook広告を活用して効果的なアプローチを


Facebook広告とは?


Facebook広告とは、Facebookをプラットフォームにした配信型広告です。フィードやストーリーズを活用することで、全世界約26億人へ広告配信されます。

Facebookのユーザー数は世界最大級の利用者数を誇り、日本国内でも2,600万人もの月間アクティブユーザーがいます。非常に強い影響力があるのです。

アカウント情報の高い信頼性から、多くの企業が活用していることも特徴として挙げられます。
また、Facebook以外でも、Instagram、Messenger、audience network(オーディエンスネットワーク)、計4つの媒体へ広告掲載が可能です。


Facebook広告のメリットと注意点

Facebook広告の代表的なメリットは以下の3点です。

  • 質の高いターゲット選定ができる
  • 100円から広告配信ができる
  • 掲載したい広告内容に合わせて豊富なフォーマットが使用できる

特に、質の高いターゲット選定はFacebookならではのメリットです。アカウント設定で実名登録が推奨されていることに加え、性別・年齢・住所・職業など、非常に細かい情報登録を行います。そのため、正確なプロフィール情報を把握した上でターゲッティングが行えるのです。

また、3種類の「広告の目的」によってユーザを選定も可能です。認知・検討・契約のどの層にユーザがいるか判断をして掲載できます。

一方、「Facebook自体の設計変更が多い」点は注意が必要です。より良いサービス提供のため行われる変更ですが、レイアウト変更などが起こるケースもあります。変化に合わせた最適な修正を心がけましょう。


Facebook広告の配信先は?

Facebook広告は、目的に合わせて配信先を選べる特徴が存在します。
配信先として選べるプラットフォームは4つあり、それぞれにどのような特徴が存在するのか説明します。


Facebook広告の配信先①Facebook

まずは、広告の配信母体であるFacebookです。広告は「画面向かって右側の広告枠」と「ストーリー」に掲載されます。

「右側の広告」はタイムラインの横に表示され、パソコンでのみ閲覧できる仕様です。

「ストーリー」は、スマートフォン・パソコンどちらでも視聴ができる動画や写真の広告です。
表示サイズは、写真が6秒間・動画が最大15秒間となります。
Instagramのストーリーズ同様、24時間で削除される特徴をもっています。

Facebookは、目的に合わせてさまざまな配信方法(キャンペーン)で運用ができます。
多様性があるため、企業向けマーケティングに最適といえる配信先でしょう。


Facebook広告の配信先②Messenger

Messengerは、Facebookが作ったメッセージアプリです。
チャットやオンラインミーティングが行え、ビジネス利用のユーザーが多い傾向がみられます。
ブラウザからも使用できる手軽さが特徴です。

チャット内に広告掲載がされており、クリックすることで指定したURL先への誘導が可能。
Messengerアプリをそのまま活用したスレッドを開くことで、広告先の企業とユーザーがそのままやり取りできる設計になっています。


Facebook広告の配信先③Instagram

Instagramの「ストーリーズ」や「フィード(タイムライン)」にもFacebook広告は掲載可能です。

Facebookとの大きな違いは、利用ユーザー層です。
Instagramは若年層ユーザーが非常に多く、女性の使用率が57%を占めています。他のSNSと比べても、女性ユーザーがここまで多いことは非常に珍しい特徴です。

広告のフォーマットも豊富で、「写真」「動画」「ストーリーズ」「カルーセル」を目的に合わせて使いわけられます。

アプリの特徴であるビジュアル面、いわゆる「映え」を活かすことで企業サービスのイメージ付けを図れるでしょう。

国内月間アクティブユーザーは約3,300万人で、Facebookよりも約600万人ほど多い(Facebookは約2,600万人)ので、より高い発信力が望めます。

女性ユーザーが多いため、ファッション、美容系広告と親和性が高く、比較的BtoC向けの広告が多い点も特徴といえそうです。


Facebook広告の配信先④Audience Network

Audience Networkは、Facebookの審査を通り、提携しているスマホアプリとウェブサイトに広告配信が行えるネットワークです。

飲食店の情報サイト「食べログ」は、Audience Networkの代表的な一例でしょう。

Facebookのユーザー分析機能や、豊富なフォーマットを活用して、幅広いツールで広告掲載が行えます。Facebookの管理画面から掲載の操作ができるのも、手間が省けるメリットです。

最大の特徴は、「パブリッシャーリスト」を確認できること。パブリッシャーリストとは、広告が掲載されると予想されるアプリやサイトの一覧を示したリストです。

このリストが、自社のイメージとズレたアプリやサイトへの広告掲載を防ぐために役立ちます。
広告掲載をしたくない媒体のリストを作り、更新することで、望まないツールへの広告配信を避けられるのです。

イメージとかけ離れた場所に広告掲載がされると、企業の印象を悪くしてしまう可能性もあるため、非常に有効な機能でしょう。


Facebook広告の配置の仕組み


Facebook広告は、広告の配置で情報が届く相手も変化する特徴があります。
具体的にどのような違いが生じるのか説明します。


Facebook広告はどこに表示されるの?

Facebook広告の表示場所は、「画面右側の広告枠」と「フィード(タイムライン)」の 2つです。

画面右側の広告枠は、パソコンユーザーのみに表示される仕組みです。スマートフォンなどのモバイル端末ユーザーは、広告を見ることができません。

パソコン使用中に閲覧できるため、ターゲットとして考えられているのは勤務中のユーザーです。広告内容も、ビジネスパーソンに向けたものが多くなっています。


Facebook広告の配置は自動配置がおすすめ

Facebook広告は「自動配置」の機能がついています。

広告の配信目的や予算に応じて、Facebookの分析機能が最適なターゲットを見極め、最適な配信先に広告掲載をしてくれるのです。広告掲載に慣れていない企業におすすめの方法といえます。

本来は、手動で広告掲載の設定を行わなければなりません。項目は複数にのぼるため、作業は手間となります。加えて、効果がでるような設定をするには、マーケティングの知識も必要です。

そのため、できるだけ負担を避けつつ、円滑な広告配置をおこなえる自動配置は、大いに役立つ機能です。


Facebookの広告の種類とは?

配信の目的によって、効果をもたらす広告の種類も異なります。
それぞれの特徴と、どのような内容に向いているか、特徴を踏まえて紹介します。


写真

画像1枚だけで作成できる非常にシンプルな広告が、写真広告です。

画像にテキスト入力などの工夫を凝らすことも可能。サービスや商品の詳しい説明よりも、認知度や話題性を高めることに適しています。

ビジュアルインパクトでクリックを稼ぐことで、ユーザーを指定のURL先へ導きます。


動画

音や動きで掲載内容を伝えられるのが、動画広告です。

自動再生の設定もできる機能があり、ユーザーの意識を引きつけやすい点がメリットです。

動画広告の需要は高まり続け、Facebookでは「インストーリー」「フィード」「ストーリーズ」の3種類が使用できます。


カルーセル

1つの広告に対して、10件までの画像と動画を設定できるのが、カルーセル広告です。

1件ごとに異なるURLリンクを貼り付けられる特徴があるため、1つの商品に対して複数の項目を紹介したり、同サービス内の別メニューを紹介することができます。

スマートフォンアプリの広告にもよく使用され、広告をタップするとインストール画面に誘導されるようになっています。スマートフォン表示に向いている広告ともいえるでしょう。


スライドショー

画像、音、テキストを3枚から10枚組み合わせて、動画のような広告制作をするのがスライドショーです。

動画広告よりも少ないコストで製作ができ、広告再生の容量も、動画の5分の1で済みます。
通信環境問わず閲覧してもらいやすい広告でしょう。

ストーリー仕立てで紹介したい、商品・サービス向きの広告といえます。


コレクション

コレクションは、「メインの動画または画像」と「4つの商品画像」を組み合わせて作り上げる広告です。

大きく表示されるメインビジュアルの下に、4つの商品画像が掲載されることで、内容を詳しく伝えることができます。商品カタログや、Webショップ向きの広告です。

サービスの認知度を高めるとともに、商品購入やカタログ請求などのコンバージョン率も増やせます。
広告表示されるのは、スマートフォンなどモバイル端末のみとなっています。


Facebook広告の課金方法とは?

Facebook広告は、自社の予算に合わせた課金方法で広告運用が可能です。

費用相場は、10~30万円程度ですが、少ない金額から運用を始めることをおすすめします。
掲載方法の改善などを繰り返し、広告の質を高めながら予算も増加させていきましょう。

自社が理想とする効果が達成できたら予算を増やす、など工夫をすることで、効果的な広告運用を目指せます。


CPM

CPMとは、インプレッション課金のことです。媒体に広告が表示されるたびに料金が発生します。

広告表示1000回ごとに課金が必要となる仕組みで、クリック課金と比べて高いコストパフォーマンスが特徴です。

平均単価は、100~500円程度といわれており、サービス・商品を知ってもらいたい、ブランドのイメージ付けがしたいと考えている企業に適した課金方法でしょう。


CPC

CPCとは、クリック課金のことです。ユーザーが広告クリックすることで料金が発生する仕組みで、1回ごとに課金が発生します。

通常、サービスに興味関心がある人しか、広告をクリックしません。そのため、広告を届けたいターゲットに効率的な広告配信が運用できる課金方法といえます。

平均単価は100~200円程度で、資料請求などの申し込みや商品購入などに適した課金方法です。

インプレッション課金よりもさらに踏み込んだ、具体的な行動をユーザーに取ってもらう目的で広告運用をする企業におすすめの方法といえるでしょう。


Facebook広告のキャンペーンの種類とは?


Facebook広告のキャンペーンの種類について説明する前に、「キャンペーン」について知っておく必要があります。

キャンペーンとは、なぜ広告を運用するかの目的を定める指針です。​​広告配信の目的は企業によって異なります。

いいね!など質の高い顧客の反応がほしい、広告内容を多くの人に認知してほしい、資料請求など行動をとってほしいなど、さまざまです。

サービス契約だけが広告運用の目的でないため、企業がどのような成果を望んでいるかでキャンペーンを使い分ける必要があるのです。

目的に合わせたキャンペーンの種類を把握することが、ユーザーに効果的な配信をするために欠かせない要素となります。


「キャンペーン」とは?

先程述べたように、キャンペーンとは「なぜ広告を運用するかの目的を定める指針」のことです。

広告を通して、ユーザーにとってもらいたい行動をゴールに定め、そこに向け発信の仕方を考えることを総称した用語です。

キャンペーンは、広告セットと広告の3段階で構成されており、各キャンペーンごとに広告の配信、または停止設定ができます。


リーチ

とにかくサービスを認知してもらうことが目的のキャンペーンです。
新しいサービス・商品の発売、店舗の開店やリニューアルなどの情報を広めたいときに適しています。

ターゲット層に属している多くのユーザーに、広告を配信、表示をすることで成果を狙います。
課金方法は、CPMがおすすめです。


ブランド認知度アップ

自社の経営方針に興味を抱きそうなユーザーに向けた配信で、ブランド認知度を高めたい企業に向いています。

ターゲットを絞ることで、効率的に自社広告をユーザーへ届けることができます。
課金方法は、CPMがおすすめです。


トラフィック

広告のクリック数を増加させ、ブランドやサービスをより多くの人に知ってもらうことを目的としています。

サービスへ興味・関心が強いユーザーを、自社サイトなどのリンク先のURLへ導くために使用されることが多いです。
課金方法は、CPM・CPCどちらでもかまいません。


動画の再生数アップ

広告をより多く再生してもらうことを目的としています。
ストーリー仕立ての動画やサービスの使用イメージを配信することで、サービスをわかりやすく身近に感じてもらえます

狙ったターゲット層に広告配信をすることで、効率的にサービス認知度を高められるでしょう。
課金方法は、CPMがおすすめです。


エンゲージメント

投稿に対して、いいね!やコメントなど、反応を示す確率の高いユーザーに、広告配信することが目的です。

いいね!、コメント、シェアなどの行動を分析することで、よりターゲット層に寄り添ったコンテンツ制作が可能になります。
課金方法は、CPM・CPCどちらでも問題ないでしょう。


アプリのインストール

AppStoreやGoogle Playなどで掲載している広告を配信します。
これにより、アプリのインストールを効率的に高める目的があります。

ターゲット層をアプリストアへ導くことで、ユーザーは手間を感じずにアプリのインストールが行えるようになります。
課金方法は、CPM・CPCどちらも適しています。


リード獲得

メルマガなどのコンテンツを通して、自社サービスに関心があるユーザーの情報を登録してもらうことが目的です。

名前・メールアドレス・電話番号・住所などの細かな情報は、キャンペーンと連動しているFacebookに登録されているので、入力作業をカットできます。
そのため、ユーザーにストレスを与えないリード獲得が可能となるのです。
課金方法は、CPMがおすすめでしょう。


メッセージ

Messengerにユーザーを導くことを狙ったキャンペーンです。
ユーザーと直接やり取りをすることで、自社サービスへ高い興味を持ってもらえます。
課金方法は、CPMがおすすめです。

直接コミュニケーションを取れるため、潜在層・顕在層に関わらず、ユーザーに適した情報発信がおこなえます。

その結果、カスタマーサポートのような役割を果たすことができ、資料請求や契約などのコンバージョンへつなげられるのです。


コンバージョン

広告をきっかけに、ユーザーに起こしてほしい行動を促すことが目的の配信です。
具体的な例として、資料請求、問い合わせ、サービス契約などがあげられます。

コンバージョンにつながりそうなターゲット層へ広告発信することで、効率的な成果を望めます。
課金方法は、CPM・CPC両方とも最適といえるでしょう。


カタログ販売

Facebook内で、商品カタログ情報を広告として配信します。広告と連動されることで、Webサイトへの誘導や売上につなげられるのです。

ホテル予約、不動産関係、eコマースなど、複数の販売物を取り扱っているサービスに適したキャンペーンです。
課金方法は、CPM・CPCどちらも適しています。


来店数の増加

実在している店舗へ、来店数増加を目的としたキャンペーンです。

住所情報などで、店舗近隣のユーザーにターゲットを絞り広告配信を行います。
近隣店舗はユーザーにとって身近な存在になりやすく、訪れやすいため、来店数増加に繋げやすい傾向があります。

こちらの課金方法は、CPMがおすすめでしょう。


Facebookへの広告出稿費用は?

Facebook広告を出稿するための費用は、自社の目的や目標とする数値から考えて導きだすといわれています。

実際どのような形式で費用設定がおこなわれているか、把握しておきましょう。


Facebookへの広告費はオークション形式

Facebookの広告費は、必ず「オークション」で落札されます。
広告の価値は、「入札価格」「行動予想値」「広告内容の質」の3項目です。

  • 入札価格:広告主が広告配信のために用意している金額
  • 行動予測値:広告をみたターゲット層が、どれくらいの割合で目的の行動をとるかの推定値
  • 広告内容の質:広告を閲覧したユーザの反応(コメントや非表示設定など)から判断される広告の品質

Facebook広告で重要とされるのは、「行動予測値」と「広告内容の質」です。この2項目から、広告とユーザーが求めている内容の関連度が判断されます。

そのため、予算をあまりかけられない場合でも、高い関連度を作り出せればオークションで落札される可能性が増すのです。

一方で、入札価格が高くとも関連度の低い広告と判断されたら、配信の可能性が減ることも念頭にいれておきましょう。


Facebook広告費は上限が設定できる

Facebook広告費は、アカウントで上限予算の設定ができます。

上限予算の設定をしない場合、際限なく多くのユーザに広告配信できますが、予算の兼ね合いもあるはずです。キャンペーン予算の設定を実施することで、広告費の上限を決められます

自社が特に力を注いでいるキャンペーン内容はどれか、どのキャンペーンに注力することで企業全体の効果が望めるか、などを検討して設定を行うといいでしょう。


Facebook広告のターゲティングの種類

Facebookはユーザの詳細な情報が得られるツールのため、広告のターゲティングも細かく行えます。
実際に使用されている、3種類のターゲット分類を紹介します。


Facebook広告ターゲティング①コアオーディエンス

Facebookに登録されたプロフィール情報、アプリ上での行動履歴、などから制作されたオーディエンスが、「コアオーディエンス」です。

  • 年齢・性別などの利用者データ
  • 国や地域の位置情報
  • ユーザが興味や関心を示しているジャンル
  • サービスの購入履歴やデバイス利用状況
  • Facebook内の交友関係(いいね!をした、フォローしているなど)
  • 子どもがいる・半年以内に転職した

など、ユーザを細かく分けることで、より集中的なターゲティングができます。


Facebook広告ターゲティング②カスタムオーディエンス

広告主が所有する顧客データ、もしくはFacebookのアカウント情報をもとに設定されたオーディエンスが、「カスタムオーディエンス」です。

  • メールアドレスなどの顧客情報
  • 自社サイトに訪れたユーザーの行動履歴
  • アプリのインストール、起動情報
  • Facebook、Instagramなどのアカウントデータ
  • 企業への問い合わせや来店など、オフラインの行動情報

以上の5項目を利用してターゲッティングを行います。


Facebook広告ターゲティング③類似オーディエンス

カスタムオーディエンスをベースとして、既存ユーザーや自社サイトの閲覧ユーザに類似しているオーディエンスを、「類似オーディエンス」といいます。
既存ユーザーとの類似性の高さから、新規ユーザの選定に役立ちます。

オーディエンスサイズと呼ばれるターゲットの絞り込み機能があり、1~10%まで設定可能です。
数値を下げターゲットを絞り込むほど、既存ユーザーとの類似性が高まりますが、ユーザー数が減少するデメリットもあります。

類似オーディエンスを活用するには、元データとなるユーザーが100人以上、より正確な分類を目指すには1,000~50,000人のソースが必要です。

ターゲティングで重要なポイントは、「誰に」「どんな目的」で広告を配信するのかです。

ターゲット層は新規ユーザーなのか、既存ユーザーとより深い関係を築きたいのかなど、広告を届けたい相手を具体的に描いてみましょう。

分析と深掘りを繰り返すことで、自社に合ったターゲッティングの詳細がみえてくるはずです。


Facebook広告成功事例

それでは、Facebook広告を活用した成功事例を3つご紹介します。


Facebook広告成功事例①CVR率2.3倍アップ「アントレ」

独立・開業支援のプラットフォーム「アントレ」は、フランチャイズや代理店の募集情報を提供する日本最大級の情報サイトです。

より多くのリード獲得と、開業希望者用の1日セミナー申込み増加を目指し、Messengerに誘導する広告配信を行いました。

ユーザーと密なコミュニケーションを図るとともに、広告ターゲットもかなり絞りこみました。
「30代以上」「日本人」「独立・開業に関心がある」「過去30日以内で自社Webサイトを閲覧したユーザー」に向けて配信して、Messengerを有効活用し、コミュニケーションの効率化を実施しました。

その結果、

  • 申込数:44%アップ
  • リード獲得単価:70%削減
  • CV(コンバージョン)率:2.3倍アップ
  • フォーム完了率:60%アップ

と大幅な改善が達成されました。

ユーザーとコミュニケーションをとることで、セミナー参加に対する不安やハードルの高さを解消できたことが成功につながったといえそうです。

▼参考
アントレ:Messengerボットの活用でリード転換を促進


Facebook広告成功事例②申し込み率2倍にアップ「サイボウズ株式会社」

データベース型クラウドビジネスアプリ「Kintone」を提供している「サイボウズ株式会社」。
「Kintone」はアプリ開発に縁がない企業でも、自社の業務に合わせてシステム構築を行えるツールです。

30日間の無料お試しを利用してもらうことで、無料期間以降も継続したサービス契約をしてもらうべく、Facebook広告を掲載しました。

管理職やリーダー向けのターゲッティングを行うとともに、類似オーディエンスも活用
目指したのは、新規ユーザーの獲得です。

また、過去に「Kintone」のサイトを閲覧したユーザーへのアクションも欠かしません。
ツール使用のイメージを高めてもらうため、動画広告を配信

その結果、

  • 無料お試しへの申し込み数:2倍アップ
  • CPA(コンバージョン単価): 30%削減

といった結果を得ることに成功したのです。

ターゲットのユーザーに合わせた適切なイメージ広告を打ち出しアプローチした点が、成功のポイントといえるでしょう。

▼参考
サイボウズ株式会社:BtoBビジネスでCV数2倍を達成


Facebook広告成功事例③CVR7倍アップ「ユビレジ」

飲食店などに向け、クラウドPOSレジアプリを提供している「ユビレジ」。

無料お試しをしてもらうことで、競合サービスとの検討から一歩抜け出すことを目標に、ターゲットを店長、オーナー、シェフなどの職種で絞り込みます。

サービスを実際に使用している場面をイメージしやすくするために、画像、動画、使用感想を広告配信しました。

その結果、

  • リード獲得単価:64%削減
  • CV(コンバージョン)率:7倍アップ

を達成することができました。

サービスに関心のあるユーザーの取りこぼしを防ぎ、サービス契約後の使用イメージを掴みやすくしたことが成功につながる要因といえます。

▼参考
ユビレジ:目的別の広告を組み合わせ、リード獲得数の最大化を実現


広告制作を行うときは、上記の成功事例に加えて、「広告ライブラリ」を活用するといいでしょう。

「広告ライブラリ」とは、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkへ配信されているすべての広告を閲覧できるサービスです。

成果を得ている広告にどのような特徴があるかを参考にすることで、より効果的な広告制作が可能となります。


Facebook広告を活用して効果的なアプローチを

本人が正確な情報を登録・活用するFacebookは、BtoBマーケティングにおいて貴重なデータになります。

自社サービスを提供したいユーザに適した配信方法を見極め、情報発信をすることで、費用対効果の高い広告運営をしていきましょう。


弊社では、Webサイトの制作から集客、顧客管理まで、BtoBマーケティングに必要な機能をそろえたツール「ferret One」を提供しています。長年の実績に基づいたノウハウをセットで提供することで、Webマーケティングを成功に導きます。
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